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二章
466話
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お昼ご飯は、昨日の試食用のお魚を使って、鯛茶漬けもどき。
敏感に匂いを察知したアズライトとポムとティムが窓から入ってきて全裸待機。元々マッパだってば。
アズライトにはパバブを山盛りにしてある。
アランとジェイクが五杯にお肉、ニーナが三杯におにぎり一つ。
ニーナってば、グレーデンの胃袋になってるのよねぇ。
美味しそうに食べてくれるから良いか。
ちなみにニーナとルークは休みの日以外は従者棟で賄いを食べてるそう。
休みにはニーナの手料理が食べれるだと?ってちょっとギリギリしちゃうよ。
でも私のおかげでなんとか料理が出来るって、はにかむ姿が可愛いから良いの。
「プキュー」
「モキュッ」
スプーンを片手にうま~ってやってくれるポムとティム。可愛い。流石にお茶漬けは食べにくいかな。
アズライトは、茶碗口に首を差し入れてバクっとやってる。
パバブもバクって。辛そう。激辛だよ。
「ゴハーンは色々使えて良いですね。炊飯器が家庭にも欲しいです」
んー?今は業務用の大釜みたいなサイズだけだったかな??
「お義父さまに聞いてみるね」
土鍋ご飯もやりたいし、ホームベーカリーも欲しいな。
うちのコックさんが機械使わない系だから、後回しにしてたけど個人宅用なら需要があるよね。
でもグレーデンの家庭は大容量で良さげ??
とりあえず私が料理の試作を作る時用に扱いやすいサイズで考えてみようかな。
一人暮らし用で売ってる設定な家電を思い出せー。
午後からもレシピを書き書きして過ごした。
料理学校については、どんな目的か、規模、かかる費用と、学費など、ざっくりした提案だけ。
講師とかどのくらいのレシピを公開するかみたいなのは、その都度ね。
料理を思い出すのに煮詰まって、制服への付与魔法を考える。
作業部屋に入って、小さめな布に魔法陣を書き込んでみた。
水を掛ければ、濡れたところが一瞬で乾いた。
アランとジェイクに皮パンの内側に布を入れてもらってちょっと走ってきてもらった。
「汗蒸れは感じないですが逆に乾燥しすぎで肌が痛い気がします」
おほー!難しいのね!
ちなみに上半身はしっかり汗かいたそうだ。
同じ生地なら反応したかな。
人間の方の水分も吸収しちゃう勢いがあったのかと調べたかったんだけど、アランとジェイクに下着になれって言うのは事件だ。
セクハラになっちゃうので、困ったぞ。
ジュリアスさまに試してもらうしかないかな。
とりあえず、〈速乾〉を〈乾燥〉くらいに抑えめで術式を変えてみた。
水魔法を少し足すべきか。
「上着に入れて試したらサラッとして気持ちいいです」
私が改良してる間に、上着で試してくれてた。
上着はジャケットが綿生地、シャツが綿麻混合なんだよね。
シャツのポケットに入れてみたらシャツがサラサラでジャケットに張り付かないって。
じゃぁ二種類作ってみるかー。
ついでに〈涼感〉も仕込むか。
生地自体に〈防御〉〈防火〉〈魔法反射〉みたいな戦闘向き付与がされてる。
涼感、速乾みたいなのは魔法の応用なので発想が無かったのかな。
〈洗浄〉を使えば済むって感じで。
行動中の汗とかまではね。
暑さなんか蹴散らせ的なのもあるかな。
魔法陣を書いた布をタグみたいに縫い付ければいい感じにしたいのでさっき書いたのより小さめの布を使ってみたよ。
二回目に作ったのをまた皮パンに挟んで走ってもらった。
「これなら肌がヒリつきません」
いい感じに笑顔だったので、とりあえずお試しでタグ一回目のと二回目のと布の色を変えて千ずつ錬金術で量産した。
配る前にジュリアスさまたちとお義父さまたちのご年配の人にも試してもらおう。
皮膚の感じで使用感が違うかも。
「リーシャさま、私たち使用人にも〈乾燥〉のタグ欲しいです」
は!!!!そりゃそうか。
「そっか。汗かくね。じゃニーナとセバスチャンとハロルドにお試ししてもらうね」
思いやりが足りなかった。
メイド服に脇汗とか嫌だよね。
執事服なんてジャケットにベストだし。
「おそらくですが淑女の間にも流行りますので大量生産になると思います」
ひゃーー!!!
魔導師が足りないよ。すでにスーパーブラックな魔導師工房から死人が出るよ。
「んんーーーーー!とりあえずグレーデンだけで!」
早く魔導師を育ててもらわないと。
領内の騎士団と使用人だけでも多分万単位でいるから商売っ気出せないよ。
「そうですね。コルセットでギシギシになってる夫人たちに知られないようにしませんと」
うぉぉお。それは怖い。
お義母さまには外部に漏らさないようにお伝えしないと。
ゾッとしたので、とりあえずもう千組作った。
完成版じゃないけど。
なぜか〈速乾〉タグをポムとティムがお腹にくっつけて、アズライトが水をかけて遊び出した。
「プッキューーーン」
「モッキューーーウ」
シャワーを気持ちよさそうに浴びたと思えばシュッと乾燥して、毛がふわふわになった。
綿毛!!!!!
それを数回繰り返して、水分含んだと思えばすぐ毛がふわっとするのでニーナが悶えてる。
これはジャスパーにも試したい。
夕刻になったので、ふわふわになったポムとティムをニーナが胸元に抱いて、みんなで本邸に戻った。
敏感に匂いを察知したアズライトとポムとティムが窓から入ってきて全裸待機。元々マッパだってば。
アズライトにはパバブを山盛りにしてある。
アランとジェイクが五杯にお肉、ニーナが三杯におにぎり一つ。
ニーナってば、グレーデンの胃袋になってるのよねぇ。
美味しそうに食べてくれるから良いか。
ちなみにニーナとルークは休みの日以外は従者棟で賄いを食べてるそう。
休みにはニーナの手料理が食べれるだと?ってちょっとギリギリしちゃうよ。
でも私のおかげでなんとか料理が出来るって、はにかむ姿が可愛いから良いの。
「プキュー」
「モキュッ」
スプーンを片手にうま~ってやってくれるポムとティム。可愛い。流石にお茶漬けは食べにくいかな。
アズライトは、茶碗口に首を差し入れてバクっとやってる。
パバブもバクって。辛そう。激辛だよ。
「ゴハーンは色々使えて良いですね。炊飯器が家庭にも欲しいです」
んー?今は業務用の大釜みたいなサイズだけだったかな??
「お義父さまに聞いてみるね」
土鍋ご飯もやりたいし、ホームベーカリーも欲しいな。
うちのコックさんが機械使わない系だから、後回しにしてたけど個人宅用なら需要があるよね。
でもグレーデンの家庭は大容量で良さげ??
とりあえず私が料理の試作を作る時用に扱いやすいサイズで考えてみようかな。
一人暮らし用で売ってる設定な家電を思い出せー。
午後からもレシピを書き書きして過ごした。
料理学校については、どんな目的か、規模、かかる費用と、学費など、ざっくりした提案だけ。
講師とかどのくらいのレシピを公開するかみたいなのは、その都度ね。
料理を思い出すのに煮詰まって、制服への付与魔法を考える。
作業部屋に入って、小さめな布に魔法陣を書き込んでみた。
水を掛ければ、濡れたところが一瞬で乾いた。
アランとジェイクに皮パンの内側に布を入れてもらってちょっと走ってきてもらった。
「汗蒸れは感じないですが逆に乾燥しすぎで肌が痛い気がします」
おほー!難しいのね!
ちなみに上半身はしっかり汗かいたそうだ。
同じ生地なら反応したかな。
人間の方の水分も吸収しちゃう勢いがあったのかと調べたかったんだけど、アランとジェイクに下着になれって言うのは事件だ。
セクハラになっちゃうので、困ったぞ。
ジュリアスさまに試してもらうしかないかな。
とりあえず、〈速乾〉を〈乾燥〉くらいに抑えめで術式を変えてみた。
水魔法を少し足すべきか。
「上着に入れて試したらサラッとして気持ちいいです」
私が改良してる間に、上着で試してくれてた。
上着はジャケットが綿生地、シャツが綿麻混合なんだよね。
シャツのポケットに入れてみたらシャツがサラサラでジャケットに張り付かないって。
じゃぁ二種類作ってみるかー。
ついでに〈涼感〉も仕込むか。
生地自体に〈防御〉〈防火〉〈魔法反射〉みたいな戦闘向き付与がされてる。
涼感、速乾みたいなのは魔法の応用なので発想が無かったのかな。
〈洗浄〉を使えば済むって感じで。
行動中の汗とかまではね。
暑さなんか蹴散らせ的なのもあるかな。
魔法陣を書いた布をタグみたいに縫い付ければいい感じにしたいのでさっき書いたのより小さめの布を使ってみたよ。
二回目に作ったのをまた皮パンに挟んで走ってもらった。
「これなら肌がヒリつきません」
いい感じに笑顔だったので、とりあえずお試しでタグ一回目のと二回目のと布の色を変えて千ずつ錬金術で量産した。
配る前にジュリアスさまたちとお義父さまたちのご年配の人にも試してもらおう。
皮膚の感じで使用感が違うかも。
「リーシャさま、私たち使用人にも〈乾燥〉のタグ欲しいです」
は!!!!そりゃそうか。
「そっか。汗かくね。じゃニーナとセバスチャンとハロルドにお試ししてもらうね」
思いやりが足りなかった。
メイド服に脇汗とか嫌だよね。
執事服なんてジャケットにベストだし。
「おそらくですが淑女の間にも流行りますので大量生産になると思います」
ひゃーー!!!
魔導師が足りないよ。すでにスーパーブラックな魔導師工房から死人が出るよ。
「んんーーーーー!とりあえずグレーデンだけで!」
早く魔導師を育ててもらわないと。
領内の騎士団と使用人だけでも多分万単位でいるから商売っ気出せないよ。
「そうですね。コルセットでギシギシになってる夫人たちに知られないようにしませんと」
うぉぉお。それは怖い。
お義母さまには外部に漏らさないようにお伝えしないと。
ゾッとしたので、とりあえずもう千組作った。
完成版じゃないけど。
なぜか〈速乾〉タグをポムとティムがお腹にくっつけて、アズライトが水をかけて遊び出した。
「プッキューーーン」
「モッキューーーウ」
シャワーを気持ちよさそうに浴びたと思えばシュッと乾燥して、毛がふわふわになった。
綿毛!!!!!
それを数回繰り返して、水分含んだと思えばすぐ毛がふわっとするのでニーナが悶えてる。
これはジャスパーにも試したい。
夕刻になったので、ふわふわになったポムとティムをニーナが胸元に抱いて、みんなで本邸に戻った。
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