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二章
465話
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お祖父様たちとお義父さまたちのいない二日目。
ダンジョンに行ってたり、討伐があったりでたまにあることだけど、なんか物足りないねぇ。
お義母さまは留守中に美を追求するわぁって夜はスペシャルエステと薬湯で身体を磨いてるらしい。
まだ輝きたいと。貪欲だぁ。
「母上、それ以上磨いたら肌がズル剥けしちゃわないー?」
「いやぁねぇ!そこまでしないわよぉ~」
母と末息子が楽しそうだ。
「あなたたちもちゃんと使いなさいな。清潔感と美肌は人の印象を良く見せるのよぉ~」
私は殿方のメイクやケアはそこまでしなくても派だけど、清潔感は大事だと思う。
臭いのと無精髭(整えてない)は、小汚いなって。
幸い魔法のあるこの世界では体臭が厳しいといった人には出会ってない。
香水や口臭はあるけどね。
ん?誰のことかって元父であのハゲ伯父でござるよ。
まぁ、奴らは清潔感は無くて香水で誤魔化してた気もするけど。
「汗臭いのと足に臭いには気をつけてるけどさぁ。男所帯に意味ないよねー」
セリウスさまたちは汗かいてても臭くなかったと思うけど、汗引く前に〈洗浄〉使ってたのかな。
「女騎士もいるじゃないですか?」
私がそう聞くと三兄弟も控えていた侍従さんたちがそっと目を逸らした。
「俺たちの臭いが気になったらはっきり言う連中だから問題ない」
みんな遠い目をしてるけど、何があったんだ。
「うふふ、アンゼリカちゃんもマデリーちゃんも自分に厳しい分、他人にも厳しいから、臭かったら臭いと言うし、汚かったら汚いと川にぶん投げちゃうわねぇ」
あ、臭い人も過去にいたのね。
「川がない時は・・・」
「水魔法で竜巻のように洗濯されるよー」
〈洗浄〉使ってあげてー!!
「今は汗かいたらすぐ〈洗浄〉使うし、使えないやつには使ってあげてるから大丈夫ー」
荒療治!!
「さすがに返り血とか砂被っちゃったらすぐ〈洗浄〉するけどさぁー?ちょっと汗かいたくらいだとねー?」
私はその状態の匂いが想像できないので何とも言えないけど、同じような訓練受けてたアンゼリカさまたちがキレたなら臭かったんだろうと思うかな?
「皮パン蒸れるしねー」
「暑い日はちょっとねー」
あーーー!!あのパツパツの騎士団制服ズボンか!
〈速乾〉とか付与してなかったっけ。
〈防御率アップ〉とか戦闘向きのだけかな?
「訓練用は何も対策してないからやばいよねー」
あらまぁ!下半身の蒸れはお気の毒だ。
「新品に限りますが付与魔法やりますよ?」
さすがにいくらマッチョ好きでも履き古しの漢のズボンは触りたくない。
「やったー!」
「良いのか?」
〈速乾〉〈消臭〉くらいなら簡単だし。
「めっちゃうれし~、早速新調の依頼だそうー」
「そうだな。消耗品だ。順番に仕入れよう」
団服も何でも新品なら引き受けよう。
気持ちよく働いて貰わなきゃ。
あ、私が忙しいとか病気でやれない場合もあるか。
付与を施したワッペンみたいなのを縫い付ける方が一気にやれるかも。
「ちょっと量産の方法考えるんで注文は予約みたいな感じで待ってもらってください」
「おおー、次回の心配がなくなるなら全然待つよー」
セリウスさまがテンション上がってる。皮パンかっこいいけど蒸れちゃうのか。
なんか皮以外に良い素材があると良いねぇ。ストレッチがあって丈夫なの。
でもトレーナー生地とかじゃ騎士団服ダサいな。
「急がずとも良いぞ」
「はい」
そんなわけで、旅館のレシピと料理学校の企画書、制服の付与魔法の方法と今日のお仕事が決まった。
料理学校はジュリアスさまが良い考えだとお義父さまが戻ったら話をしようって。
領地運営は、お義父さまに任せてる分が多いんだそう。
騎士団を纏めるのが最優先で、少しずつジュリアスさまが領地運営の仕事も学んできたけど、私が色々やるもんだから新規立ち上げは、お義父さま任せ。
忙しくしちゃったもんね。
ジュリアスさまたちをお見送りしてから、訓練場に向かった。
まずはレシピと企画書だなっと書斎に籠るので、今日もアランとジェイクは訓練。
お宿用も旅館用、エステ客用、療養食かぁ。
これは結構な大仕事だ。
日々思いついたら書き溜めないと多分レシピ足りない。
ザッとすぐ出てくるレシピと盛り付け案としての落書きをガリガリ。
ニーナは今日もぬいぐるみ作り。どんどん上手になってて、もうオークションに出したら高額になりそう。
ちなみにポムたちは畑の見回りで、アズライトは庭で日向ぼっこ中。鱗のためにやってるそう。
ずっと食べ物のこと考えてるとお腹空くね。
あとジャンキーな食べ物食べたくなる。
それっぽいのは作れるけど、味は再現は微妙。
だってさ、フランチャイズなバーガーを思い浮かべても、なぜかご当地バーガーみたいにゴツくなるって言うかね。
ハァ、いつでもコンビニに行けちゃうって本当ありがたいことだったよねぇ。
全部一から作るなんてあの頃考えてなかったから。
チキ○ラーメンとかカップ○ードルや赤いの食べたいな。
和食、洋食と考えてるのに即席な食べ物思い出す。
んー、サラダチキンも食べたいな。
あ、ジム用食べ物もいいかも。
仕事増やしてどうするんだろ。
ダンジョンに行ってたり、討伐があったりでたまにあることだけど、なんか物足りないねぇ。
お義母さまは留守中に美を追求するわぁって夜はスペシャルエステと薬湯で身体を磨いてるらしい。
まだ輝きたいと。貪欲だぁ。
「母上、それ以上磨いたら肌がズル剥けしちゃわないー?」
「いやぁねぇ!そこまでしないわよぉ~」
母と末息子が楽しそうだ。
「あなたたちもちゃんと使いなさいな。清潔感と美肌は人の印象を良く見せるのよぉ~」
私は殿方のメイクやケアはそこまでしなくても派だけど、清潔感は大事だと思う。
臭いのと無精髭(整えてない)は、小汚いなって。
幸い魔法のあるこの世界では体臭が厳しいといった人には出会ってない。
香水や口臭はあるけどね。
ん?誰のことかって元父であのハゲ伯父でござるよ。
まぁ、奴らは清潔感は無くて香水で誤魔化してた気もするけど。
「汗臭いのと足に臭いには気をつけてるけどさぁ。男所帯に意味ないよねー」
セリウスさまたちは汗かいてても臭くなかったと思うけど、汗引く前に〈洗浄〉使ってたのかな。
「女騎士もいるじゃないですか?」
私がそう聞くと三兄弟も控えていた侍従さんたちがそっと目を逸らした。
「俺たちの臭いが気になったらはっきり言う連中だから問題ない」
みんな遠い目をしてるけど、何があったんだ。
「うふふ、アンゼリカちゃんもマデリーちゃんも自分に厳しい分、他人にも厳しいから、臭かったら臭いと言うし、汚かったら汚いと川にぶん投げちゃうわねぇ」
あ、臭い人も過去にいたのね。
「川がない時は・・・」
「水魔法で竜巻のように洗濯されるよー」
〈洗浄〉使ってあげてー!!
「今は汗かいたらすぐ〈洗浄〉使うし、使えないやつには使ってあげてるから大丈夫ー」
荒療治!!
「さすがに返り血とか砂被っちゃったらすぐ〈洗浄〉するけどさぁー?ちょっと汗かいたくらいだとねー?」
私はその状態の匂いが想像できないので何とも言えないけど、同じような訓練受けてたアンゼリカさまたちがキレたなら臭かったんだろうと思うかな?
「皮パン蒸れるしねー」
「暑い日はちょっとねー」
あーーー!!あのパツパツの騎士団制服ズボンか!
〈速乾〉とか付与してなかったっけ。
〈防御率アップ〉とか戦闘向きのだけかな?
「訓練用は何も対策してないからやばいよねー」
あらまぁ!下半身の蒸れはお気の毒だ。
「新品に限りますが付与魔法やりますよ?」
さすがにいくらマッチョ好きでも履き古しの漢のズボンは触りたくない。
「やったー!」
「良いのか?」
〈速乾〉〈消臭〉くらいなら簡単だし。
「めっちゃうれし~、早速新調の依頼だそうー」
「そうだな。消耗品だ。順番に仕入れよう」
団服も何でも新品なら引き受けよう。
気持ちよく働いて貰わなきゃ。
あ、私が忙しいとか病気でやれない場合もあるか。
付与を施したワッペンみたいなのを縫い付ける方が一気にやれるかも。
「ちょっと量産の方法考えるんで注文は予約みたいな感じで待ってもらってください」
「おおー、次回の心配がなくなるなら全然待つよー」
セリウスさまがテンション上がってる。皮パンかっこいいけど蒸れちゃうのか。
なんか皮以外に良い素材があると良いねぇ。ストレッチがあって丈夫なの。
でもトレーナー生地とかじゃ騎士団服ダサいな。
「急がずとも良いぞ」
「はい」
そんなわけで、旅館のレシピと料理学校の企画書、制服の付与魔法の方法と今日のお仕事が決まった。
料理学校はジュリアスさまが良い考えだとお義父さまが戻ったら話をしようって。
領地運営は、お義父さまに任せてる分が多いんだそう。
騎士団を纏めるのが最優先で、少しずつジュリアスさまが領地運営の仕事も学んできたけど、私が色々やるもんだから新規立ち上げは、お義父さま任せ。
忙しくしちゃったもんね。
ジュリアスさまたちをお見送りしてから、訓練場に向かった。
まずはレシピと企画書だなっと書斎に籠るので、今日もアランとジェイクは訓練。
お宿用も旅館用、エステ客用、療養食かぁ。
これは結構な大仕事だ。
日々思いついたら書き溜めないと多分レシピ足りない。
ザッとすぐ出てくるレシピと盛り付け案としての落書きをガリガリ。
ニーナは今日もぬいぐるみ作り。どんどん上手になってて、もうオークションに出したら高額になりそう。
ちなみにポムたちは畑の見回りで、アズライトは庭で日向ぼっこ中。鱗のためにやってるそう。
ずっと食べ物のこと考えてるとお腹空くね。
あとジャンキーな食べ物食べたくなる。
それっぽいのは作れるけど、味は再現は微妙。
だってさ、フランチャイズなバーガーを思い浮かべても、なぜかご当地バーガーみたいにゴツくなるって言うかね。
ハァ、いつでもコンビニに行けちゃうって本当ありがたいことだったよねぇ。
全部一から作るなんてあの頃考えてなかったから。
チキ○ラーメンとかカップ○ードルや赤いの食べたいな。
和食、洋食と考えてるのに即席な食べ物思い出す。
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