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二章
455話
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みんなで楽しく朝食を食べて、ほとんどの人がそのままお仕事だ。
仮眠とった人もいるけど完徹組もいる。
前にセリウスさまたちがが「騎士は数日寝なくても平気」って言ってたけど、おじいちゃんたちもなの?
引退騎士なおじちゃん、おじいちゃんたちが元気いっぱいに朝食食べてバーベキューセットを片付け、必要ない大きな釜を壊した。
わずかに残ったお供え物なお菓子は子供達に配るそう。
新年祝いにお休みがあるかと思えば、騎士団、畑、工場、使用人って交代でしか休めない職業ばかりなので、みんな祝日だから休むって言う前提がない。
がむしゃらに働き続けてるわけじゃないらしいけど、ニーナを見てるといつ休むのって感じだし、みんな働き者すぎる。
ジュリアスさまやお義父さまとお祖父様たちは、新年の祝いを伝えに回って、つ親戚にもあってくるそう。
お祖母様もまだ帰還後に会えてない親戚に会ってくるそう。
うちでもお義母さまが後日親戚の夫人たちを呼んでお茶会をするからって言われた。
こういうことは私も身に付けていかないといけないので、お義母さまとお祖母様に学ぶのだ。
とはいえ、お義母さまと私はお昼まで寝ることになった。
体力がない女性は無理しなくて良いんだって。
侍女さんたちは「体力?有り余ってますが何か?」です年若いメイドさんたちを休ませてあげる。優しい先輩たち。
お義母さまは、
「おほほ、私は体力はないとは言わないけどお肌にために休ませてもらうわぁ」
って、ことです。
あの腹筋と上腕を持つお義母さまが、只者じゃないのを物語ってるもん。でも私は空気読めるので何も言わないよ!
「リーシャちゃんのちゃんと寝るのよぉ~」
そういうことなのでニーナに着替えを手伝ってもらって、ニーナにも休むように言う。
「私を追い出して何かする気では?」
とっても疑いの眼差しを向けられたけど、さすがにちょっとは寝るよ。
ほぼ起きてたので眠いもの。
アズライトたちはまた島に行ってしまった。
一番良い神気、霊気が満ちてる間にいっぱい浴びたいそうだ。
「じゃぁ、寝るまでそばにいて?」
ちょっと甘えてベッド脇に座ってお話ししてもらう。
「去年の今頃は先が見えなかったけど今年はきっと楽しいこといっぱいだね。ニーナ、一緒にいてくれてありがと。今年もよろしくね」
「はい。今日という日を一緒に迎えられて幸いです。こちらこそよろしくお願いします」
昼食の時間には起きるって伝えて、ニーナの優しい声に安心してスッと眠りにつけた。
ガッ!!
「いた!!!!?」
頭に衝撃を受けてびっくりして目が覚めた。
ベッドの脇の柱に頭をぶつけたようだ。
なぜ頭が足側に来てたのかな??
掛けてたカバーシーツがグッシャグシャなので寝相が悪かったかも。
証拠隠滅のために広げて整える。
ん!シワが隠しきれない。
魔法でフワーっとさせちゃおう。
多分なんとかなったかな。
お昼まではあと少し時間があったので、とりあえず簡易ワンピースに着替えよう。
自分で着れるんだよ。一応。
髪の毛は出来ない。不器用なのでおさげで。
リーシャは若いのであんまり気にならないけど寝不足なはずなので、百目ポーション入りの化粧水と特製ハーブのクリームを使った。
良い香り。ほんのりラベンダーっぽい優しいのにした甲斐があった。
いっぱい放出したからお酒のチェックに行きたいなぁ。あとたくさんもらった素材も。
お肉部分と騎士団に必要な分以外のほとんどを私にくれちゃうの。素材。
グレーデンの儲けなはずなのに、今は工場と畑で潤ってるし、魔道具の権利金の一部も入ってるからって。
私のもらってる魔道具の権利金とは別にグレーデンにも入るって、魔道具ぼったくりになってないかなぁ?
何かあれば調整入るかな。
留学、苦学生のための基金にも他の貴族から突出しない程度で私の貯金が使えることになってるので、死蔵金じゃなくなったのは良かった。
誰のお金でも良いじゃんって出来ないのは辛い。卒業後の進路に口出しにくくなるって。
まぁ、今はいいや。
寝室を出て、私のお部屋に入るとテーブルに、お王様と王妃様と、祖父様と伯父様たちとアーロンお兄様、アウロラさまからのお手紙があった。
新年の挨拶と近況報告だった。
私からも一応出してあってセーフ。
精霊さんたちへのお菓子を作ってる時に教えられて慌てた。
去年まで差し出す相手がいなかったんだもん!!!
お誕生日も兼ねてるので親しい人にはちょっとした贈り物を手紙と共に贈る。
お互いのことなので気持ち程度ってことで。
が、貴族同士だと少しばかり見栄もあるのでそこそこ。
私は男性にはお酒とお茶の詰め合わせ、女性には化粧水とクッキーの詰め合わせを贈った。無難。
王様と王妃様からは、お祝いの言葉と遊びに来いと書いてあるお手紙と、花籠にタンザナイトを使った髪飾りだった。
これは高価なんでは!?
次の機会にお返しに悩むぞ。
お祖父様と伯父様たちからもお祝いの言葉と十七年分とばかりに装飾品が。
おおおぅ!大変なことにぃ!!
「自己満足だから気にしないように」
って、添えられてるけどムリィ!
あとでジュリアスさまに相談しよう。
お兄様からのは少しホッとした。
お祝いの言葉と細かな宝石を散りばめた可愛いブローチに、最近の薬草育成状況を観察してまとめたものが。業務連絡込み!
アウロラさまからは、お祝いの言葉とグレーデンにまた伺いたいってこと、もう少しでもお子何生まれることとか近況に、ホーンのお菓子だった。とても安心な贈り物。
もうじきかぁ。
フレイさまとアウロラさまのお子ならとっても美形だろうな。何かお祝い用意しよう。
お手紙をまとめていたら、ニーナから声がかかった。
仮眠とった人もいるけど完徹組もいる。
前にセリウスさまたちがが「騎士は数日寝なくても平気」って言ってたけど、おじいちゃんたちもなの?
引退騎士なおじちゃん、おじいちゃんたちが元気いっぱいに朝食食べてバーベキューセットを片付け、必要ない大きな釜を壊した。
わずかに残ったお供え物なお菓子は子供達に配るそう。
新年祝いにお休みがあるかと思えば、騎士団、畑、工場、使用人って交代でしか休めない職業ばかりなので、みんな祝日だから休むって言う前提がない。
がむしゃらに働き続けてるわけじゃないらしいけど、ニーナを見てるといつ休むのって感じだし、みんな働き者すぎる。
ジュリアスさまやお義父さまとお祖父様たちは、新年の祝いを伝えに回って、つ親戚にもあってくるそう。
お祖母様もまだ帰還後に会えてない親戚に会ってくるそう。
うちでもお義母さまが後日親戚の夫人たちを呼んでお茶会をするからって言われた。
こういうことは私も身に付けていかないといけないので、お義母さまとお祖母様に学ぶのだ。
とはいえ、お義母さまと私はお昼まで寝ることになった。
体力がない女性は無理しなくて良いんだって。
侍女さんたちは「体力?有り余ってますが何か?」です年若いメイドさんたちを休ませてあげる。優しい先輩たち。
お義母さまは、
「おほほ、私は体力はないとは言わないけどお肌にために休ませてもらうわぁ」
って、ことです。
あの腹筋と上腕を持つお義母さまが、只者じゃないのを物語ってるもん。でも私は空気読めるので何も言わないよ!
「リーシャちゃんのちゃんと寝るのよぉ~」
そういうことなのでニーナに着替えを手伝ってもらって、ニーナにも休むように言う。
「私を追い出して何かする気では?」
とっても疑いの眼差しを向けられたけど、さすがにちょっとは寝るよ。
ほぼ起きてたので眠いもの。
アズライトたちはまた島に行ってしまった。
一番良い神気、霊気が満ちてる間にいっぱい浴びたいそうだ。
「じゃぁ、寝るまでそばにいて?」
ちょっと甘えてベッド脇に座ってお話ししてもらう。
「去年の今頃は先が見えなかったけど今年はきっと楽しいこといっぱいだね。ニーナ、一緒にいてくれてありがと。今年もよろしくね」
「はい。今日という日を一緒に迎えられて幸いです。こちらこそよろしくお願いします」
昼食の時間には起きるって伝えて、ニーナの優しい声に安心してスッと眠りにつけた。
ガッ!!
「いた!!!!?」
頭に衝撃を受けてびっくりして目が覚めた。
ベッドの脇の柱に頭をぶつけたようだ。
なぜ頭が足側に来てたのかな??
掛けてたカバーシーツがグッシャグシャなので寝相が悪かったかも。
証拠隠滅のために広げて整える。
ん!シワが隠しきれない。
魔法でフワーっとさせちゃおう。
多分なんとかなったかな。
お昼まではあと少し時間があったので、とりあえず簡易ワンピースに着替えよう。
自分で着れるんだよ。一応。
髪の毛は出来ない。不器用なのでおさげで。
リーシャは若いのであんまり気にならないけど寝不足なはずなので、百目ポーション入りの化粧水と特製ハーブのクリームを使った。
良い香り。ほんのりラベンダーっぽい優しいのにした甲斐があった。
いっぱい放出したからお酒のチェックに行きたいなぁ。あとたくさんもらった素材も。
お肉部分と騎士団に必要な分以外のほとんどを私にくれちゃうの。素材。
グレーデンの儲けなはずなのに、今は工場と畑で潤ってるし、魔道具の権利金の一部も入ってるからって。
私のもらってる魔道具の権利金とは別にグレーデンにも入るって、魔道具ぼったくりになってないかなぁ?
何かあれば調整入るかな。
留学、苦学生のための基金にも他の貴族から突出しない程度で私の貯金が使えることになってるので、死蔵金じゃなくなったのは良かった。
誰のお金でも良いじゃんって出来ないのは辛い。卒業後の進路に口出しにくくなるって。
まぁ、今はいいや。
寝室を出て、私のお部屋に入るとテーブルに、お王様と王妃様と、祖父様と伯父様たちとアーロンお兄様、アウロラさまからのお手紙があった。
新年の挨拶と近況報告だった。
私からも一応出してあってセーフ。
精霊さんたちへのお菓子を作ってる時に教えられて慌てた。
去年まで差し出す相手がいなかったんだもん!!!
お誕生日も兼ねてるので親しい人にはちょっとした贈り物を手紙と共に贈る。
お互いのことなので気持ち程度ってことで。
が、貴族同士だと少しばかり見栄もあるのでそこそこ。
私は男性にはお酒とお茶の詰め合わせ、女性には化粧水とクッキーの詰め合わせを贈った。無難。
王様と王妃様からは、お祝いの言葉と遊びに来いと書いてあるお手紙と、花籠にタンザナイトを使った髪飾りだった。
これは高価なんでは!?
次の機会にお返しに悩むぞ。
お祖父様と伯父様たちからもお祝いの言葉と十七年分とばかりに装飾品が。
おおおぅ!大変なことにぃ!!
「自己満足だから気にしないように」
って、添えられてるけどムリィ!
あとでジュリアスさまに相談しよう。
お兄様からのは少しホッとした。
お祝いの言葉と細かな宝石を散りばめた可愛いブローチに、最近の薬草育成状況を観察してまとめたものが。業務連絡込み!
アウロラさまからは、お祝いの言葉とグレーデンにまた伺いたいってこと、もう少しでもお子何生まれることとか近況に、ホーンのお菓子だった。とても安心な贈り物。
もうじきかぁ。
フレイさまとアウロラさまのお子ならとっても美形だろうな。何かお祝い用意しよう。
お手紙をまとめていたら、ニーナから声がかかった。
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