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二章
441話
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アズライトから精霊や精霊王からのリクエストを聞いた。
神秘的存在からリクエスト!!?
甘いパンと琥珀糖と薬湯の素、サシェ、龍涎香を使った香水などなど。
俗っぽくないかな。
精霊たちは木やお花の匂いは自由に使えるけど、海の匂いとかは使えないから興味があるそうだ。
ジャスパーやアズライト、ポムたちは嫌がってたのにね。
温泉スパにつけた天井の扇風機も欲しいんだって。
どこで使うんだろ。
魔道具関係も好きなら余ってるのも出しちゃう?
完成品だけね。途中でやめたやつとかお祖母様の失敗作は危ないからあげないよ。
朝は家族揃っていて、今日もあちこち回るって言ってたので夜はまたいないのかも。
お見送りしてから、訓練場の作業場に向かった。
アズライトたちには龍涎香使うからって遊びに行ってもらった。
匂いが広がらないように〈遮断〉魔法使ってみた。
音や匂いが漏れない感じ。
ニーナも見える位置にはいるけど範囲外にいてもらう。
香水を作ったことはないので錬金術で仕上げようかな。
削った龍涎香から抽出してプルル草から精製水を作る。
ついでに練り香も。
魔物避けに使うお香もやっちゃおう。
カイダールの宿なら使ってもいいよね。
一気にやっちゃわないとアズライトたちに嫌われるから。
塊を半分くらい使って量産した。
香水と練り香の入れ物はは錬金術でそれっぽいのを作った。青に銀の模様。
お高い感じに仕上がったので、魔物避けに使えるよって、贈り物に使おう。
流石に遮断した分、自分は強烈に臭くなったぞ。
〈洗浄〉〈清浄〉で機材ごと自分も丸洗いした。
ふぃー。
ニーナがさっぱりしたハーブ水を用意してくれた。
「嫌われちゃうのは使えないから残念ですねぇ」
ニーナも龍涎香の香りを思い出して少し残念みたい。ほわっと匂うと素敵な気分になれるのに。
「さ、サシェ作ろう」
精霊のリクエスト。
ニーナが手縫いで小袋を作ってくれる。
これはたくさん作れない!
ちょっと考えて。
布の真ん中に材料置いて纏めてリボン結びはどうだ。
ん~、これも大変だ。
侍女さんメイドさんたちに内職お願いしようかなぁ。
ニーナに聞いてみれば「いい考えです」って。でも精霊への贈り物なので賃金じゃなくてオヤツなどで交渉しましょうって。
お金は受け取らないだろうってことみたい。
クッキーで良いかなぁ??
色々考えたら、アロマワックスサシェっていうのもあったなってことで、アランに蜜蝋を入手してって頼んだ。
多分いろんな材料が貯蓄されてるから買い出しまでは行かないはず。
アズライトに頼めば、蜜ミツバチから譲ってもらえるかも。
作り方だけニーナに伝えておいて、内職できるようならやってもらおう。
琥珀糖やパンはコックさんたちに任せちゃおう。
他に変わったお菓子ないかなぁ?
チョコにドライフルーツ乗っけるか。
グッドアイデアに気がする。
庭で果物を採って魔法で乾燥させよう。
庭に出るとポムとティムがケビンたちに甘えていた。
種を植えてくれよーって感じらしい。
そんなことしてるから畑が拡張してるんだね!
いいよ。存分に広げたまえよ。
って言うか、種う○ちをケビンの放置にグイグイしてるのか。恐ろしい子!
ケビンによると刺々しい果物が増えたそう。
前に種か苗を手に入れたパイナップルかアロエかな?
今採り時なのはデカいマンゴーもどきと苺もどきだった。
マンゴーとチョコって合うんだっけ?
いちごチョコは好き。
マンゴーは後で運んでくれるそうなので、みんなでいちご狩りだ。
いちご畑に着けば、ポムとティムが早速口に詰め始める。
ビニールハウスじゃなく育つのすごいなぁ。
ティムとアズライトが朝昼で魔法で温度調整したりしてるんだって。すごい。
食べ物への意欲凄すぎる!
イチゴはケーキにも使いたいし。
って言うかこのイチゴもでかいなぁ。
手のひらサイズ。あっちの世界だったらじゃ一粒五百円とか一万円とかでニュースの話題になってるよ。
お宝畑じゃん。
あと、青いのとピンク色とかイチゴっぽくない色なんだよ。
赤いのもあるけど。
ポムとティムがいくつ詰め込めるか勝負みたいになってる。
口から汁が出るだけだってば。勿体無いな。
デェディエが飛びながら応援してるよ。
ん?デェディエがいる?
さっきまでいなかったのに。
『そろそろ戻ろうかと思うての』
アズライトまでいた。池の方で遊んでたらしい。
『池は楽しみすぎて騒いでいる精霊でいっぱいだ。夜は賑やかすぎるんじゃ』
おぅ。それは美しい現象が見られそうだけど、さぞかし騒がしいだろうねぇ。
精霊樹がある時点で逃げられないからねぇ。
イチゴを口に入れてあげるとアズライトは『今はパバブが食べたいの』って。
仕方ないから今夜のサラダにパバブの葉っぱとすりおろしとみじん切りをいっぱい用意してもらうね。
山ほどイチゴを採って本邸に戻った。
神秘的存在からリクエスト!!?
甘いパンと琥珀糖と薬湯の素、サシェ、龍涎香を使った香水などなど。
俗っぽくないかな。
精霊たちは木やお花の匂いは自由に使えるけど、海の匂いとかは使えないから興味があるそうだ。
ジャスパーやアズライト、ポムたちは嫌がってたのにね。
温泉スパにつけた天井の扇風機も欲しいんだって。
どこで使うんだろ。
魔道具関係も好きなら余ってるのも出しちゃう?
完成品だけね。途中でやめたやつとかお祖母様の失敗作は危ないからあげないよ。
朝は家族揃っていて、今日もあちこち回るって言ってたので夜はまたいないのかも。
お見送りしてから、訓練場の作業場に向かった。
アズライトたちには龍涎香使うからって遊びに行ってもらった。
匂いが広がらないように〈遮断〉魔法使ってみた。
音や匂いが漏れない感じ。
ニーナも見える位置にはいるけど範囲外にいてもらう。
香水を作ったことはないので錬金術で仕上げようかな。
削った龍涎香から抽出してプルル草から精製水を作る。
ついでに練り香も。
魔物避けに使うお香もやっちゃおう。
カイダールの宿なら使ってもいいよね。
一気にやっちゃわないとアズライトたちに嫌われるから。
塊を半分くらい使って量産した。
香水と練り香の入れ物はは錬金術でそれっぽいのを作った。青に銀の模様。
お高い感じに仕上がったので、魔物避けに使えるよって、贈り物に使おう。
流石に遮断した分、自分は強烈に臭くなったぞ。
〈洗浄〉〈清浄〉で機材ごと自分も丸洗いした。
ふぃー。
ニーナがさっぱりしたハーブ水を用意してくれた。
「嫌われちゃうのは使えないから残念ですねぇ」
ニーナも龍涎香の香りを思い出して少し残念みたい。ほわっと匂うと素敵な気分になれるのに。
「さ、サシェ作ろう」
精霊のリクエスト。
ニーナが手縫いで小袋を作ってくれる。
これはたくさん作れない!
ちょっと考えて。
布の真ん中に材料置いて纏めてリボン結びはどうだ。
ん~、これも大変だ。
侍女さんメイドさんたちに内職お願いしようかなぁ。
ニーナに聞いてみれば「いい考えです」って。でも精霊への贈り物なので賃金じゃなくてオヤツなどで交渉しましょうって。
お金は受け取らないだろうってことみたい。
クッキーで良いかなぁ??
色々考えたら、アロマワックスサシェっていうのもあったなってことで、アランに蜜蝋を入手してって頼んだ。
多分いろんな材料が貯蓄されてるから買い出しまでは行かないはず。
アズライトに頼めば、蜜ミツバチから譲ってもらえるかも。
作り方だけニーナに伝えておいて、内職できるようならやってもらおう。
琥珀糖やパンはコックさんたちに任せちゃおう。
他に変わったお菓子ないかなぁ?
チョコにドライフルーツ乗っけるか。
グッドアイデアに気がする。
庭で果物を採って魔法で乾燥させよう。
庭に出るとポムとティムがケビンたちに甘えていた。
種を植えてくれよーって感じらしい。
そんなことしてるから畑が拡張してるんだね!
いいよ。存分に広げたまえよ。
って言うか、種う○ちをケビンの放置にグイグイしてるのか。恐ろしい子!
ケビンによると刺々しい果物が増えたそう。
前に種か苗を手に入れたパイナップルかアロエかな?
今採り時なのはデカいマンゴーもどきと苺もどきだった。
マンゴーとチョコって合うんだっけ?
いちごチョコは好き。
マンゴーは後で運んでくれるそうなので、みんなでいちご狩りだ。
いちご畑に着けば、ポムとティムが早速口に詰め始める。
ビニールハウスじゃなく育つのすごいなぁ。
ティムとアズライトが朝昼で魔法で温度調整したりしてるんだって。すごい。
食べ物への意欲凄すぎる!
イチゴはケーキにも使いたいし。
って言うかこのイチゴもでかいなぁ。
手のひらサイズ。あっちの世界だったらじゃ一粒五百円とか一万円とかでニュースの話題になってるよ。
お宝畑じゃん。
あと、青いのとピンク色とかイチゴっぽくない色なんだよ。
赤いのもあるけど。
ポムとティムがいくつ詰め込めるか勝負みたいになってる。
口から汁が出るだけだってば。勿体無いな。
デェディエが飛びながら応援してるよ。
ん?デェディエがいる?
さっきまでいなかったのに。
『そろそろ戻ろうかと思うての』
アズライトまでいた。池の方で遊んでたらしい。
『池は楽しみすぎて騒いでいる精霊でいっぱいだ。夜は賑やかすぎるんじゃ』
おぅ。それは美しい現象が見られそうだけど、さぞかし騒がしいだろうねぇ。
精霊樹がある時点で逃げられないからねぇ。
イチゴを口に入れてあげるとアズライトは『今はパバブが食べたいの』って。
仕方ないから今夜のサラダにパバブの葉っぱとすりおろしとみじん切りをいっぱい用意してもらうね。
山ほどイチゴを採って本邸に戻った。
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