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二章
437話
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ダンジョンに行きたい人ばかりなので、ジュリアスさまがお休みを取って、ウォレス領に向かえるのはいつのことか。
食後に、人生ゲームもどきで順番を決めるんだと大盛り上がり。
ポム、ティム、アズライト、ジャスパーまで混ざってるの。君らその勝負しなくてもついていけるじゃん?
ディディエはルルゥが不参加なら行かないって。
ジュリアスさまは参加しないって私を連れて引き上げだよ。
「リーシャもダンジョンに興味あるんだな」
「どんな感じか気になります」
「ダンジョンの種類によるが岩場だったり草原だったりで別に楽しくはないぞ」
宝探しとか迷路とかが先に出てこない!ジュリアスさまはロマンを求めてないのかな。
「じゃぁ、アズライトの池の方が色々あって面白いですね?」
「そうだな。肉や宝は手に入らないがな?」
お風呂上がりに髪を乾かし合って、抱っこちゃんになってみた。
「ダンジョンはいつか行けたらでいいので、温泉の宿でゆっくりしましょ?」
家具と布団を入れたらすぐに。
「ん?そうだな。その日は休みを取ろう」
「二人きりで私がご飯作ってってしてみたいな」
ニーナたちもいない状態は無理かな。
さすがに護衛なしはダメだよね。
でもご飯は良いよね。
ルルゥほど上手に手際良くは無理だけど、ちゃんと和食でお膳で出したい。
「常に人がいるのに慣れてしまったがリーシャはそうでもなかったんだよな。宿の中はなるべく離れて過ごしてもらおうか」
警備は外にも付くし、多少はいいだろうって言ってくれた。
ジュリアスさま自身が強いのもあるね。
「リーシャが作ってくれる食事か。楽しみだ」
旅館の食事っぽいのだと量が足りなそうだから間食にお肉用意しなくちゃだね!
ジュリアスさまがいっぱいキスしてくれて私もいっぱいお返しで、イチャイチャ気分で寝た。
ジャスパーが寝る時にいないのはちょっと寂しいけど、二人きりも久しぶりだから目一杯堪能だ。
目が覚めたらジャスパーもアズライトもポムとティムもいた。
もふもふにサンドされてた!!
ジャスパーが寝ぼけてジュリアスさまの口付近で尻尾をブンブン振って、
「ブッシュ!」
どこかの大統領のようなくしゃみをしたよ。
「プキュキュ」
「モキュキュ」
ポムとティムが面白がって尻尾をジュリアスさまにポンポン当てた。
さすがに二度目は無理だよ。
「は・・・、くすぐったい」
ジュリアスさまがポムとティムを捕まえてこしょこしょと腹を掻いてやる。
「プッキュー」
「モッキュー」
『ずるいんだぞ!我の腹も撫でるんだぞ!』
仕返しをおねだりって。可愛いから私が掻いてあげよう。
ってアズライトまでお腹出さなくて良いって。
着替えにニーナを招き入れるとベッドの家でもふもふがお腹を出して撫でろ攻撃遠しているのを見てヨロめいた。
侍女の矜持で踏ん張ったよ。さすがだ。ニーナ!
「おはようございます。羨ましい光景ですね」
「ジュリアスさまが寝起きに尻尾で鼻をくすぐられたんだよ」
「まぁ、こそばゆそうです」
「すごいくしゃみした」
「それは大変でしたね」
私の簡易ワンピースを着せてる時もポムとティムのお腹をチラチラ。
「ポム、ティム、ニーナがお腹掻いてくれるよ」
「・・・♡」
「プッキュ?」
「モッキュ?」
ポムとティムが飛んできた。
そして、ジャスパーまでニーナの前でゴロン。
野生を捨てたやつらめ。あ、ジャスパーは精霊だから野生でもないか。
撫でろ攻撃から解放されたジュリアスさまがサッと着替えると、ポムたちがやっと納得してくれた。
ニーナはテクニシャンだ。蕩けたモニパルがニーナのお胸でくったりだ。
食堂ではやっぱり元気溌剌なみんなが揃っている。
寝不足とか知らないんだろうか。
「ワシは百人子供ができたぞう」
「俺はギャンブル王になった」
勝敗関係なく楽しんじゃったみたい。
「はぁい!今日のスープは一日元気になるわよぉ~」
ドーンと出てきたのは、アレですね。
お仕事元気にって感じなんだろうけど、スピネルさんとザイルさんが「ヒャッホー」しちゃったよ。
どんだけ元気になりたいの。
思わずじっくりスープの具を確認しちゃう。
見た目ではわからないな。出汁取っただけ?
「ちゃんと蒸して刻んであるわよぉ~」
あんまり事細かに聞かなくて良いって。
「・・・スピネル師、俺の分もどうぞ」
「お?うまいぞ?要らんのか?」
「俺は必要ない」
「お?嫌味か?いじけるぞ」
「苦手なもんもあるさね」
お祖母様がスッと私の分も引いてお祖父様に差し出した。
「あんまり滋養強壮とか効果あると魔の森まで行って体力発散しなくちゃだからそんな飲めないよねー」
「今日は魔の森行く予定じゃないー」
若い人に元気溌剌は必要ないよね。
「若くいられるのは人生のほんのひとときなんだぞ」
「二十年余分に若さ保ててるじゃないかー」
その二十年って二十年分の時間軸がどうなってるのか謎だよ。
「訓練で発散すればよかろう」
騎士団の皆さん、本日フルパワーな訓練だそうです。
合掌。
食後に、人生ゲームもどきで順番を決めるんだと大盛り上がり。
ポム、ティム、アズライト、ジャスパーまで混ざってるの。君らその勝負しなくてもついていけるじゃん?
ディディエはルルゥが不参加なら行かないって。
ジュリアスさまは参加しないって私を連れて引き上げだよ。
「リーシャもダンジョンに興味あるんだな」
「どんな感じか気になります」
「ダンジョンの種類によるが岩場だったり草原だったりで別に楽しくはないぞ」
宝探しとか迷路とかが先に出てこない!ジュリアスさまはロマンを求めてないのかな。
「じゃぁ、アズライトの池の方が色々あって面白いですね?」
「そうだな。肉や宝は手に入らないがな?」
お風呂上がりに髪を乾かし合って、抱っこちゃんになってみた。
「ダンジョンはいつか行けたらでいいので、温泉の宿でゆっくりしましょ?」
家具と布団を入れたらすぐに。
「ん?そうだな。その日は休みを取ろう」
「二人きりで私がご飯作ってってしてみたいな」
ニーナたちもいない状態は無理かな。
さすがに護衛なしはダメだよね。
でもご飯は良いよね。
ルルゥほど上手に手際良くは無理だけど、ちゃんと和食でお膳で出したい。
「常に人がいるのに慣れてしまったがリーシャはそうでもなかったんだよな。宿の中はなるべく離れて過ごしてもらおうか」
警備は外にも付くし、多少はいいだろうって言ってくれた。
ジュリアスさま自身が強いのもあるね。
「リーシャが作ってくれる食事か。楽しみだ」
旅館の食事っぽいのだと量が足りなそうだから間食にお肉用意しなくちゃだね!
ジュリアスさまがいっぱいキスしてくれて私もいっぱいお返しで、イチャイチャ気分で寝た。
ジャスパーが寝る時にいないのはちょっと寂しいけど、二人きりも久しぶりだから目一杯堪能だ。
目が覚めたらジャスパーもアズライトもポムとティムもいた。
もふもふにサンドされてた!!
ジャスパーが寝ぼけてジュリアスさまの口付近で尻尾をブンブン振って、
「ブッシュ!」
どこかの大統領のようなくしゃみをしたよ。
「プキュキュ」
「モキュキュ」
ポムとティムが面白がって尻尾をジュリアスさまにポンポン当てた。
さすがに二度目は無理だよ。
「は・・・、くすぐったい」
ジュリアスさまがポムとティムを捕まえてこしょこしょと腹を掻いてやる。
「プッキュー」
「モッキュー」
『ずるいんだぞ!我の腹も撫でるんだぞ!』
仕返しをおねだりって。可愛いから私が掻いてあげよう。
ってアズライトまでお腹出さなくて良いって。
着替えにニーナを招き入れるとベッドの家でもふもふがお腹を出して撫でろ攻撃遠しているのを見てヨロめいた。
侍女の矜持で踏ん張ったよ。さすがだ。ニーナ!
「おはようございます。羨ましい光景ですね」
「ジュリアスさまが寝起きに尻尾で鼻をくすぐられたんだよ」
「まぁ、こそばゆそうです」
「すごいくしゃみした」
「それは大変でしたね」
私の簡易ワンピースを着せてる時もポムとティムのお腹をチラチラ。
「ポム、ティム、ニーナがお腹掻いてくれるよ」
「・・・♡」
「プッキュ?」
「モッキュ?」
ポムとティムが飛んできた。
そして、ジャスパーまでニーナの前でゴロン。
野生を捨てたやつらめ。あ、ジャスパーは精霊だから野生でもないか。
撫でろ攻撃から解放されたジュリアスさまがサッと着替えると、ポムたちがやっと納得してくれた。
ニーナはテクニシャンだ。蕩けたモニパルがニーナのお胸でくったりだ。
食堂ではやっぱり元気溌剌なみんなが揃っている。
寝不足とか知らないんだろうか。
「ワシは百人子供ができたぞう」
「俺はギャンブル王になった」
勝敗関係なく楽しんじゃったみたい。
「はぁい!今日のスープは一日元気になるわよぉ~」
ドーンと出てきたのは、アレですね。
お仕事元気にって感じなんだろうけど、スピネルさんとザイルさんが「ヒャッホー」しちゃったよ。
どんだけ元気になりたいの。
思わずじっくりスープの具を確認しちゃう。
見た目ではわからないな。出汁取っただけ?
「ちゃんと蒸して刻んであるわよぉ~」
あんまり事細かに聞かなくて良いって。
「・・・スピネル師、俺の分もどうぞ」
「お?うまいぞ?要らんのか?」
「俺は必要ない」
「お?嫌味か?いじけるぞ」
「苦手なもんもあるさね」
お祖母様がスッと私の分も引いてお祖父様に差し出した。
「あんまり滋養強壮とか効果あると魔の森まで行って体力発散しなくちゃだからそんな飲めないよねー」
「今日は魔の森行く予定じゃないー」
若い人に元気溌剌は必要ないよね。
「若くいられるのは人生のほんのひとときなんだぞ」
「二十年余分に若さ保ててるじゃないかー」
その二十年って二十年分の時間軸がどうなってるのか謎だよ。
「訓練で発散すればよかろう」
騎士団の皆さん、本日フルパワーな訓練だそうです。
合掌。
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