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二章
427話
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「お義母さま、ラヴァたちが飛んでます。ジュリアスさまです!」
青空にラヴァの紅い身体が映える。カッコいいぞ。
「まぁ、お祖父様たちの子も来てくれてるわぁ。みんな集まってくれてるのねぇ」
おお!お祖父様の留守中(二十年)は自分たちに棲家からほとんど出てこなかったらしいのに。
「キューーーーウェエエエエエエエエッッッ」
「ギャァオアアアアグォオオオォォ」
「ギェエエェエエー」
ワイバーンたちと魔獣との声の違いがわからん!
大きな魔獣が落ちてくる様子が見えるのでハラハラなんだけど、風魔法で空き地に運ばれる。
「私は三回目だけれどいつも半日もかからないから心配ないわぁ」
んー、半日も戦うのしんどそうだけど、戦争とかだと下手したら何年もかかるから大変じゃないであってるの?
外は何気に楽しそうで、空の怪獣大戦争の様子が実は遊びだって言われたら納得しちゃいそう。
「今夜は領内全域でバーベキューになりそうね。残っているコックに出来るだけの準備をしてもらいましょうねぇ」
マジか。領内ってグレーデン全域?アッガスやジェイデン込み!?
魔獣どんだけ出てるの。
ニックスもベンもいないけど、若い子と年配で脚が悪い人などいっぱいいるので人手は大丈夫。
お義母さまはここで様子を見てるそうなのでポムとティムをお願いして私も厨房で作業する。
パン生地ピザ生地は日々結構な量用意してあるけど、今日ばかりは足りないので追加を作ってもらう。
肉は狩ったのを食べるから、野菜カットと魚介と。
ソース類はカサ増ししないとだ。
アズライトのご褒美にパバブのみじん切りとすりおろしはたくさん用意。
カレーとかもいるかな。
あとゴハーンだ。おにぎりをたくさん用意。
おやつはいるかな、いるな。
外で食べるならクレープとかがいいかな。
いろいろ用意してる間も外から「キョエー」って聞こえてる。
魔物避けの範囲外を飛んでるからかなり上空なはずなのにルルゥたちはどうやって!?
あ、魔法飛ばせるんだった。
ワイバーンたちと合流したかも?
私も魔法飛ばせるようになってるんだけど戦力外なんだもん。
即座にお家に仕舞われちゃったし。
しょんぼりなのでピタパン用の生地をバチコーーーンと叩きつける。
「ぺち」
音が予想外だ。
コックさんたちがプルプルしてる。
「バッシン!!」
「バァン!!!」
あ、喧嘩売られた。若造め、これみよがしに良い音だしよってからに。
ちくせう!!渾身の一撃!
「ぺっしーーん」
「「「「・・・」」」」
「ペタン!」
「パチン!」
ああ!!私に合わせてきた。同情するなら筋肉をくれ!!!!!!!!
私専用にパン捏ね機がいる。
そのうち作ろう。ぐすん。
「もう!!思いっきりやんなきゃ出来上がらないんだから気を遣わないで!」
優しさが痛いよ。
「ぺっちん」
「ぺちーん」
ん?音のする方を見たらポムとティムがパン捏ねてた。
君たち外見るのに飽きた?
身体のサイズ分くらいの生地をぐるぐる回してから「ぺしーん」とさせる。
私を見て「気にすんな」とサムズアップしたから励ましてくれたんだろう。
逆に切ないって。
ピタパン用の具を作る方にするよ。
カレーのとミートソースにしようかな。
香味野菜のドレッシング風味もたくさん欲しい。
お酒はまだ取りに行けそうにないので従来のエールを貯蔵庫から出してもらう。
庭に出しやすい場所に食材と樽が集められる。
みんな今夜が楽しみらしくて楽しそうです今の状態に全く悲観してない。
慣れすぎぃ!
「リーシャさま、あとは用意しますから休んでてください」
上の者がずっといるのはウザいってわかってるので大人しく戻る。
って、ポムたちはまだ生地捏ねてる。
「プッキュ」
「モッキュ」
楽しそうなのでそのままにしよう。
あとでクッキーあげよ。
お義母さまのところに戻るとお義母さまは手紙を読んでた。
「あらおかえり」
手招きされてお義母さまさまの隣に座った。
「王都に滅多に行かないって言ってるのに王都のお茶会に呼ぼうってちょっとお馬鹿さんよね?」
せめて近隣の領地ならねぇ?
「こっちはグレーデンに来たいけれど護衛を用意して欲しいんですって」
えーと、無料でってことかな。
グレーデンが権力に阿らないのも怒らせたら厄介なのも有名なのにけっこう無茶言う人が多い。
マナーとか上下関係とかを理解出来ないヤバい人が多すぎない?
「でも今日の情報がすぐ広がるからしばらくは静かになりそうねぇ」
それは良かった・・・あ、宿が閑古鳥に!!
「今日みたいなのは滅多にないけどたまにはあるのよ。でもグレーデン騎士団が全部処理できるのも知られてるから別にお馬鹿さん以外はわりとここを恐れてないのよぉ」
王様みたいに気軽に来ちゃう人もいるってことかな。
お義母さまの言い方だと高位貴族のごく一部以外はみんなお馬鹿さんだなぁ。
王様も大変なわけだよ。
「ギヨーーーーォ」
「キュエエエエエエ」
「あらあら元気いっぱいねぇ」
これはワイバーンたちの声らしい。
全然差がわからない。
昼食は少し遅めの時間にお義母さまに言われてサンドイッチを少し摘んだ。
お義母さまの食事量が、いつもより食べないから、やっぱり心配はしてるんじゃないかなって思った。
青空にラヴァの紅い身体が映える。カッコいいぞ。
「まぁ、お祖父様たちの子も来てくれてるわぁ。みんな集まってくれてるのねぇ」
おお!お祖父様の留守中(二十年)は自分たちに棲家からほとんど出てこなかったらしいのに。
「キューーーーウェエエエエエエエエッッッ」
「ギャァオアアアアグォオオオォォ」
「ギェエエェエエー」
ワイバーンたちと魔獣との声の違いがわからん!
大きな魔獣が落ちてくる様子が見えるのでハラハラなんだけど、風魔法で空き地に運ばれる。
「私は三回目だけれどいつも半日もかからないから心配ないわぁ」
んー、半日も戦うのしんどそうだけど、戦争とかだと下手したら何年もかかるから大変じゃないであってるの?
外は何気に楽しそうで、空の怪獣大戦争の様子が実は遊びだって言われたら納得しちゃいそう。
「今夜は領内全域でバーベキューになりそうね。残っているコックに出来るだけの準備をしてもらいましょうねぇ」
マジか。領内ってグレーデン全域?アッガスやジェイデン込み!?
魔獣どんだけ出てるの。
ニックスもベンもいないけど、若い子と年配で脚が悪い人などいっぱいいるので人手は大丈夫。
お義母さまはここで様子を見てるそうなのでポムとティムをお願いして私も厨房で作業する。
パン生地ピザ生地は日々結構な量用意してあるけど、今日ばかりは足りないので追加を作ってもらう。
肉は狩ったのを食べるから、野菜カットと魚介と。
ソース類はカサ増ししないとだ。
アズライトのご褒美にパバブのみじん切りとすりおろしはたくさん用意。
カレーとかもいるかな。
あとゴハーンだ。おにぎりをたくさん用意。
おやつはいるかな、いるな。
外で食べるならクレープとかがいいかな。
いろいろ用意してる間も外から「キョエー」って聞こえてる。
魔物避けの範囲外を飛んでるからかなり上空なはずなのにルルゥたちはどうやって!?
あ、魔法飛ばせるんだった。
ワイバーンたちと合流したかも?
私も魔法飛ばせるようになってるんだけど戦力外なんだもん。
即座にお家に仕舞われちゃったし。
しょんぼりなのでピタパン用の生地をバチコーーーンと叩きつける。
「ぺち」
音が予想外だ。
コックさんたちがプルプルしてる。
「バッシン!!」
「バァン!!!」
あ、喧嘩売られた。若造め、これみよがしに良い音だしよってからに。
ちくせう!!渾身の一撃!
「ぺっしーーん」
「「「「・・・」」」」
「ペタン!」
「パチン!」
ああ!!私に合わせてきた。同情するなら筋肉をくれ!!!!!!!!
私専用にパン捏ね機がいる。
そのうち作ろう。ぐすん。
「もう!!思いっきりやんなきゃ出来上がらないんだから気を遣わないで!」
優しさが痛いよ。
「ぺっちん」
「ぺちーん」
ん?音のする方を見たらポムとティムがパン捏ねてた。
君たち外見るのに飽きた?
身体のサイズ分くらいの生地をぐるぐる回してから「ぺしーん」とさせる。
私を見て「気にすんな」とサムズアップしたから励ましてくれたんだろう。
逆に切ないって。
ピタパン用の具を作る方にするよ。
カレーのとミートソースにしようかな。
香味野菜のドレッシング風味もたくさん欲しい。
お酒はまだ取りに行けそうにないので従来のエールを貯蔵庫から出してもらう。
庭に出しやすい場所に食材と樽が集められる。
みんな今夜が楽しみらしくて楽しそうです今の状態に全く悲観してない。
慣れすぎぃ!
「リーシャさま、あとは用意しますから休んでてください」
上の者がずっといるのはウザいってわかってるので大人しく戻る。
って、ポムたちはまだ生地捏ねてる。
「プッキュ」
「モッキュ」
楽しそうなのでそのままにしよう。
あとでクッキーあげよ。
お義母さまのところに戻るとお義母さまは手紙を読んでた。
「あらおかえり」
手招きされてお義母さまさまの隣に座った。
「王都に滅多に行かないって言ってるのに王都のお茶会に呼ぼうってちょっとお馬鹿さんよね?」
せめて近隣の領地ならねぇ?
「こっちはグレーデンに来たいけれど護衛を用意して欲しいんですって」
えーと、無料でってことかな。
グレーデンが権力に阿らないのも怒らせたら厄介なのも有名なのにけっこう無茶言う人が多い。
マナーとか上下関係とかを理解出来ないヤバい人が多すぎない?
「でも今日の情報がすぐ広がるからしばらくは静かになりそうねぇ」
それは良かった・・・あ、宿が閑古鳥に!!
「今日みたいなのは滅多にないけどたまにはあるのよ。でもグレーデン騎士団が全部処理できるのも知られてるから別にお馬鹿さん以外はわりとここを恐れてないのよぉ」
王様みたいに気軽に来ちゃう人もいるってことかな。
お義母さまの言い方だと高位貴族のごく一部以外はみんなお馬鹿さんだなぁ。
王様も大変なわけだよ。
「ギヨーーーーォ」
「キュエエエエエエ」
「あらあら元気いっぱいねぇ」
これはワイバーンたちの声らしい。
全然差がわからない。
昼食は少し遅めの時間にお義母さまに言われてサンドイッチを少し摘んだ。
お義母さまの食事量が、いつもより食べないから、やっぱり心配はしてるんじゃないかなって思った。
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