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二章
421話
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食後、梅酒その他を飲んでいるときに、使用人棟用の温泉スパと本邸の大浴場にサウナと岩盤浴を設置する工事の予定を聞かされた。
展開が早いな!
「サウナはスッキリしていいからのぅ」
「僕は岩盤浴試したんだけど、速攻で寝たよねー」
クラウスさまってばいつの間に。
「セバスチャンがずっと打たせ湯でブツブツ言ってて怖かったよー」
セリウスさまも入っていたんだね。
って言うかセバスチャン、修行僧か。
「スピネルとマルゴはサウナから出てこんかったな」
まぁ気に入って貰えてるんなら良かったね。日サロとかでも喜びそうだな。
「じゃから明日は使用人棟の方に顔を出してくれるかのぉ」
「わかりました」
ウメ○シュはセリウスさまとクラウスさま、梅ワインはお義母さま、お祖母様がグイグイと飲んでる。
お義父さまとお祖父様はブランデーやウォッカが一緒にあると梅酒より手が伸びる。
ガツンとくる方が好きなのかな。
チーズの燻製と生ハムがおつまみだったのでちょっと幸せ。
お酒が進んだあとはあんま食べ物いらないんだけどエンジンかからない時はおつまみ大事。
「プッキュ」
「モッキュ」
「グッギャ」
ポムたちがチーズを持ち上げて踊ってる。いい気分なんだね。
ジャスパーも猫尻尾フリフリでお尻が可愛いぞ。
『チーズ、あの丸いのに顔を埋めたいんだぞ』
ジャスパーは厨房の窓口に置いてあるチーズの塊をうっとり見る。
それはとても素晴らしいね。
私もちょっとやってみたい。
ウメ○シュはあっちの世界は缶チューハイ枠だからアルコール度数が私的には物足りなかったけど、このウメ○シュは濃い。んー、梅酒をそのままシュワシュワさせた感じかな。
「リーシャ、これは濃いからもうおしまい」
「うぁい」
ぐすん。ジュリアスさまも付き合って同じ量くらいしか飲まないから文句言えない。
みんなにおやすみなさいして、お部屋に戻る。
最近はジャスパー以外はお義父さまたちと酒とつまみをたっぷり楽しむらしくて夜は来ない。ズルいんだー。
まぁジャスパーの卵が孵る前に戻っただけだ。
ジュリアスさまと軽くお風呂であったまる。
「忙しくさせてすまないな」
「私が言い出したことですから」
「父上たちは興味を持つと一直線だから」
その性格がこのグレーデンの安全な暮らしを守ってきたんじゃないかなぁ。
「おかげさまでお酒も化粧品も魔道具工房もあっという間に出来上がって、欲しい物がすぐ手に入るので私は嬉しいです」
「そうか」
畑もお米やコーン、サトウキビ、いろんな物が手に入り易くなって。
「そうだな、俺は領地のことはあまりしないで済んでるな」
クラウスさまもセリウスさまも分担してくれてるし、今はお祖父様たちもいるからありがたいね。
お風呂から出るとサラとメルがフリフリ寝着を用意してくれて。今日はなぜかホットパンツタイプで足が出てる。
風邪を引くってジュリアスさまにストールを腰に巻かれた。
「他のはないのか?」
「これはこう言うデザインで可愛いんですよ」
「そういうものか?」
とっても不服そうなんだけど、この人本当に27歳かな。
私がお子様ちっくすぎるだけ?
ジュリアスさまがサクサクっと髪を乾かして速攻でベッドに私ごと寝ちゃう。
『なんだ?いつもの甘々タイムはないのだ?』
甘々タイムって!
ジャスパーがするりと私たちの間に入り込む。
「あれ?ジャスパー少し大きくなった?」
『日々成長なんだぞ。そのうち主を乗せてシサツ?をするんだぞ』
可愛い野望だなぁ。
ジュリアスさまを乗せるサイズになったらベッドで一緒にねれないかも。
「ラヴァが拗ねちゃうからほどほどにね」
「ラヴァと飛ぶ時は遠い場所に行く時だから近くなら拗ねたりしないだろう」
そうかな?
『魔素と魔力をいっぱい吸収して大きくなるんだぞ!』
「しばらくは抱っこできるサイズでいて欲しいな」
いや、大きくなったジャスパーを枕に寝るっていうのも捨てがたいかも。
最近は魔力を結構使って移動もしてるからか、スヤっと寝てしまった。
「ふぐ!」
ふぐ・・・鍋と唐揚げが美味しいよね・・・ん?
起きたらジュリアスさまが何か呻いていた。
私とジャスパーがベッドから頭が落ちそうになってて足がジュリアス様の腿に乗ってたからもしかして蹴っちゃった?
「ジュリアスさま、私蹴っちゃっいましたか?」
「いや大丈夫だ。リーシャこそ首大丈夫か?」
ちょっとイナバウアーしてたけど大丈夫そう。
ジャスパーはお腹がビィヨーンと伸びたまま寝てる。
「おはよう、リーシャ」
私とジャスパーを抱き上げて朝のハグとキスをもらった。
蹴ってないのかな?
「おはようございます」
着替えのためにジュリアスさまがベルを鳴らして呼び入れるとニーナが入ってきた。
「おはようございます。長くお休みいただきました。本日よりまたよろしくお願いします」
久しぶりに見たニーナは少しシュっとしてて雰囲気が柔らかく思えた。
「ニーナ!」
ベッドから飛び降りてニーナに飛びつく。
「ニーナ、こちらこそよろしくね」
新婚さんにお休みは必要だからって休んでもらったけど、寂しかったよ。
「リーシャさま?その寝着は?」
「あ!サラとメルがね、可愛いのを中心に選んでくれるもんだから最近お嬢様ちっくだったんだよ」
「そうでしたか。今日はどうなさいますか?」
「工事を見に行くから楽な格好で」
そんなわけで長めのチュニックワンピースにカーゴを用意してもらえた。
着替えを済ませたジュリアスさまがジャスパーと私を抱き上げて、ニーナの先導で食堂に向かった。
展開が早いな!
「サウナはスッキリしていいからのぅ」
「僕は岩盤浴試したんだけど、速攻で寝たよねー」
クラウスさまってばいつの間に。
「セバスチャンがずっと打たせ湯でブツブツ言ってて怖かったよー」
セリウスさまも入っていたんだね。
って言うかセバスチャン、修行僧か。
「スピネルとマルゴはサウナから出てこんかったな」
まぁ気に入って貰えてるんなら良かったね。日サロとかでも喜びそうだな。
「じゃから明日は使用人棟の方に顔を出してくれるかのぉ」
「わかりました」
ウメ○シュはセリウスさまとクラウスさま、梅ワインはお義母さま、お祖母様がグイグイと飲んでる。
お義父さまとお祖父様はブランデーやウォッカが一緒にあると梅酒より手が伸びる。
ガツンとくる方が好きなのかな。
チーズの燻製と生ハムがおつまみだったのでちょっと幸せ。
お酒が進んだあとはあんま食べ物いらないんだけどエンジンかからない時はおつまみ大事。
「プッキュ」
「モッキュ」
「グッギャ」
ポムたちがチーズを持ち上げて踊ってる。いい気分なんだね。
ジャスパーも猫尻尾フリフリでお尻が可愛いぞ。
『チーズ、あの丸いのに顔を埋めたいんだぞ』
ジャスパーは厨房の窓口に置いてあるチーズの塊をうっとり見る。
それはとても素晴らしいね。
私もちょっとやってみたい。
ウメ○シュはあっちの世界は缶チューハイ枠だからアルコール度数が私的には物足りなかったけど、このウメ○シュは濃い。んー、梅酒をそのままシュワシュワさせた感じかな。
「リーシャ、これは濃いからもうおしまい」
「うぁい」
ぐすん。ジュリアスさまも付き合って同じ量くらいしか飲まないから文句言えない。
みんなにおやすみなさいして、お部屋に戻る。
最近はジャスパー以外はお義父さまたちと酒とつまみをたっぷり楽しむらしくて夜は来ない。ズルいんだー。
まぁジャスパーの卵が孵る前に戻っただけだ。
ジュリアスさまと軽くお風呂であったまる。
「忙しくさせてすまないな」
「私が言い出したことですから」
「父上たちは興味を持つと一直線だから」
その性格がこのグレーデンの安全な暮らしを守ってきたんじゃないかなぁ。
「おかげさまでお酒も化粧品も魔道具工房もあっという間に出来上がって、欲しい物がすぐ手に入るので私は嬉しいです」
「そうか」
畑もお米やコーン、サトウキビ、いろんな物が手に入り易くなって。
「そうだな、俺は領地のことはあまりしないで済んでるな」
クラウスさまもセリウスさまも分担してくれてるし、今はお祖父様たちもいるからありがたいね。
お風呂から出るとサラとメルがフリフリ寝着を用意してくれて。今日はなぜかホットパンツタイプで足が出てる。
風邪を引くってジュリアスさまにストールを腰に巻かれた。
「他のはないのか?」
「これはこう言うデザインで可愛いんですよ」
「そういうものか?」
とっても不服そうなんだけど、この人本当に27歳かな。
私がお子様ちっくすぎるだけ?
ジュリアスさまがサクサクっと髪を乾かして速攻でベッドに私ごと寝ちゃう。
『なんだ?いつもの甘々タイムはないのだ?』
甘々タイムって!
ジャスパーがするりと私たちの間に入り込む。
「あれ?ジャスパー少し大きくなった?」
『日々成長なんだぞ。そのうち主を乗せてシサツ?をするんだぞ』
可愛い野望だなぁ。
ジュリアスさまを乗せるサイズになったらベッドで一緒にねれないかも。
「ラヴァが拗ねちゃうからほどほどにね」
「ラヴァと飛ぶ時は遠い場所に行く時だから近くなら拗ねたりしないだろう」
そうかな?
『魔素と魔力をいっぱい吸収して大きくなるんだぞ!』
「しばらくは抱っこできるサイズでいて欲しいな」
いや、大きくなったジャスパーを枕に寝るっていうのも捨てがたいかも。
最近は魔力を結構使って移動もしてるからか、スヤっと寝てしまった。
「ふぐ!」
ふぐ・・・鍋と唐揚げが美味しいよね・・・ん?
起きたらジュリアスさまが何か呻いていた。
私とジャスパーがベッドから頭が落ちそうになってて足がジュリアス様の腿に乗ってたからもしかして蹴っちゃった?
「ジュリアスさま、私蹴っちゃっいましたか?」
「いや大丈夫だ。リーシャこそ首大丈夫か?」
ちょっとイナバウアーしてたけど大丈夫そう。
ジャスパーはお腹がビィヨーンと伸びたまま寝てる。
「おはよう、リーシャ」
私とジャスパーを抱き上げて朝のハグとキスをもらった。
蹴ってないのかな?
「おはようございます」
着替えのためにジュリアスさまがベルを鳴らして呼び入れるとニーナが入ってきた。
「おはようございます。長くお休みいただきました。本日よりまたよろしくお願いします」
久しぶりに見たニーナは少しシュっとしてて雰囲気が柔らかく思えた。
「ニーナ!」
ベッドから飛び降りてニーナに飛びつく。
「ニーナ、こちらこそよろしくね」
新婚さんにお休みは必要だからって休んでもらったけど、寂しかったよ。
「リーシャさま?その寝着は?」
「あ!サラとメルがね、可愛いのを中心に選んでくれるもんだから最近お嬢様ちっくだったんだよ」
「そうでしたか。今日はどうなさいますか?」
「工事を見に行くから楽な格好で」
そんなわけで長めのチュニックワンピースにカーゴを用意してもらえた。
着替えを済ませたジュリアスさまがジャスパーと私を抱き上げて、ニーナの先導で食堂に向かった。
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