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二章
360話
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夕食にはリックさまの歓迎とお礼に気持ちを(ルルゥ)が込めてご馳走を用意したよ。
「はぁ、早く隠居してグレーデンに篭りたい」
「リック卿は実家があるでしょー」
「いやだ。魔素が濃くてご飯が美味しいところで好きな研究して余生を過ごしたい」
お酒も結構飲んだらリックさまがウダウダ始めちゃった。
リックさまって見た目がルークくらいだったので同じくらいかな?って思ってたら三十代だそう。若見えするね。まぁ王宮の筆頭魔導師ってくらいだからそれなりかなぁ?
「良いのみつけたからとっとと押し付けてやるんだよ」
ふふふと黒く笑いながらポムのぐいーんと胴体を伸ばして遊んでるのでだいぶ酔っぱらいかも?嫌がらないで楽しんでるポムは大物?
「あ、そう言えば化粧品がかなり話題になってて入手できてない夫人たちがかなりイラついてるから男性陣はツヤツヤしていかないようにね。めっちゃ触られるよ」
ん!?夫人が男性を触る?痴女?
入手したご夫人が旦那さまにも使って美白になったのを見てもみくちゃ質問責めした事件?があったんだって。男のくせにズルいみたいな気持ちで暴走したそう。夫人を引き倒したんじゃなくて良かったのかどうか。
「当然リーシャさまにも視線が集中して接触を図ろうとするだろうから厳重にね」
怖いこと言われた。
「なれば我らもツルツルになって参加すれば良いかもな!」
お祖父様がリックさまのコップに酒を追加してバンバン背中を叩いた。
「男だとて肌が綺麗な方が嬉しいに決まっておる」
「よし!またモテてしまうだろうがやってみよう」
スピネルさんたちまでノリノリでお義母さまとお祖母様が侍女さんたちを呼んで今夜はみんなスペシャルエステをすることに。
しこたま飲んだ後にあのエステされたら寝ちゃうよ。まぁマッチョたちが運んでくれるから良いか。
リックさまとセリウスさまとクラウスさままでノリノリ。
お義父さまは今回王都に行かないけどやるんだそうだ。
ジュリアスさまは「俺がツヤツヤでも誰も近寄れないだろうがやっておこう」だって。
そんなわけで食事が済んだらオジサンたちは珍しく夜通し飲まずに解散になった。
私とジュリアスさまはピッカピカのツヤッツヤになって。
ニーナにもちゃんと受けるようにサラとメルにお願いしておいた。
「ジュリアスさま、赤ちゃん肌です」
頬も胸元もプルツヤしてるので思わず触っちゃう。
「リーシャもサラサラツルツルしてるな」
最近はずっと効果弱めの方の化粧水を使ってて(若返るような方まで必要ないので)コンディションはめちゃくちゃ良いけどエステで浸透率アップなのでいつもよりプルプルー。
ついでにポム、ティム、アズライトもキラピカしてるよ。
辺境が野蛮だなんだって言ってた人たちがぎゃふんってなれば嬉しいね。
「今回はどっちかと言うと化粧水よりルークの婚姻に話題が集中すると思うんだがな」
うーん。それより独身のルルゥやセリウスさま、クラウスさまに目標を切り替えて来るんじゃ?
「ニーナが意地悪されないようにずっと張り付いておかないとです」
ニーナは美人なのでお肌ピカピカにして着飾らせて生意気なご令嬢がいたら鼻で笑わないと。ルークがブリザードで撃退するかな。
化粧水に関してはお義母さまにあちこちからおねだりのお手紙が来てる。ほとんどはお付き合いがない相手なので「もう少ししたら領地で売り出しますのでそちらでどうぞ」って返事を出してる。お店はすでに準備が整ってディゴーとジェイデンだけ一般向けのが開店。徐々に広げていく予定。
仲のいい貴族にだけオーダーメイドなガラス瓶を使った高級品仕立てのを贈ったりする感じに。
なので欲しくてもグレーデン領に使用人を向かわせるしかないけど、グレーデンに来るには護衛がいるので費用がかなり掛かる。
王都で出店も依頼されてるけど今のところ旨みがないと却下してる。グレーデン領にきて欲しいからね!
「百目の生き血を飲んでますって言ったら真似しますかね?」
あんまりうるさくて面倒な人だったらそう言えば逃げないかな?
「・・・まず普通に手に入らないな」
あ、そうだった。
間に受けて海に冒険者向かわせてとかだと大変だ。
「この国の冒険者は海での経験がほとんどないからまず無理だろうな」
グレーデン騎士団はアッガスの海にわりとすぐ慣れちゃったよね。
百目の素材は当分触りたくないな。騎士さんたちが色々狩ってくれるのは嬉しいけど、百目はもういっぱい目があるからいらない。
普段は魔石や薬草いじってるだけで内臓や目玉を使うのは滅多に作らない。正直嫌だもの。食べるお肉は触れても目玉や肝はなんかねぇ?
「この肌を手に入れたいと思うのはわからなくもないが問題を起こしてまでと言うのはどうかと思うな」
私の頬をぷにぷに。
「お義母さまの若返ったかのような効果にはちょっとシミやシワが出来てきた方が羨むのはわかる気がしますが男性を触っちゃうのはちょっとびっくりです」
もしかしてかっこいい人でどさくさに紛れてお触りしたかっただけとか?
王都での祝賀会面倒だなー。休んじゃいたいよ。
「はぁ、早く隠居してグレーデンに篭りたい」
「リック卿は実家があるでしょー」
「いやだ。魔素が濃くてご飯が美味しいところで好きな研究して余生を過ごしたい」
お酒も結構飲んだらリックさまがウダウダ始めちゃった。
リックさまって見た目がルークくらいだったので同じくらいかな?って思ってたら三十代だそう。若見えするね。まぁ王宮の筆頭魔導師ってくらいだからそれなりかなぁ?
「良いのみつけたからとっとと押し付けてやるんだよ」
ふふふと黒く笑いながらポムのぐいーんと胴体を伸ばして遊んでるのでだいぶ酔っぱらいかも?嫌がらないで楽しんでるポムは大物?
「あ、そう言えば化粧品がかなり話題になってて入手できてない夫人たちがかなりイラついてるから男性陣はツヤツヤしていかないようにね。めっちゃ触られるよ」
ん!?夫人が男性を触る?痴女?
入手したご夫人が旦那さまにも使って美白になったのを見てもみくちゃ質問責めした事件?があったんだって。男のくせにズルいみたいな気持ちで暴走したそう。夫人を引き倒したんじゃなくて良かったのかどうか。
「当然リーシャさまにも視線が集中して接触を図ろうとするだろうから厳重にね」
怖いこと言われた。
「なれば我らもツルツルになって参加すれば良いかもな!」
お祖父様がリックさまのコップに酒を追加してバンバン背中を叩いた。
「男だとて肌が綺麗な方が嬉しいに決まっておる」
「よし!またモテてしまうだろうがやってみよう」
スピネルさんたちまでノリノリでお義母さまとお祖母様が侍女さんたちを呼んで今夜はみんなスペシャルエステをすることに。
しこたま飲んだ後にあのエステされたら寝ちゃうよ。まぁマッチョたちが運んでくれるから良いか。
リックさまとセリウスさまとクラウスさままでノリノリ。
お義父さまは今回王都に行かないけどやるんだそうだ。
ジュリアスさまは「俺がツヤツヤでも誰も近寄れないだろうがやっておこう」だって。
そんなわけで食事が済んだらオジサンたちは珍しく夜通し飲まずに解散になった。
私とジュリアスさまはピッカピカのツヤッツヤになって。
ニーナにもちゃんと受けるようにサラとメルにお願いしておいた。
「ジュリアスさま、赤ちゃん肌です」
頬も胸元もプルツヤしてるので思わず触っちゃう。
「リーシャもサラサラツルツルしてるな」
最近はずっと効果弱めの方の化粧水を使ってて(若返るような方まで必要ないので)コンディションはめちゃくちゃ良いけどエステで浸透率アップなのでいつもよりプルプルー。
ついでにポム、ティム、アズライトもキラピカしてるよ。
辺境が野蛮だなんだって言ってた人たちがぎゃふんってなれば嬉しいね。
「今回はどっちかと言うと化粧水よりルークの婚姻に話題が集中すると思うんだがな」
うーん。それより独身のルルゥやセリウスさま、クラウスさまに目標を切り替えて来るんじゃ?
「ニーナが意地悪されないようにずっと張り付いておかないとです」
ニーナは美人なのでお肌ピカピカにして着飾らせて生意気なご令嬢がいたら鼻で笑わないと。ルークがブリザードで撃退するかな。
化粧水に関してはお義母さまにあちこちからおねだりのお手紙が来てる。ほとんどはお付き合いがない相手なので「もう少ししたら領地で売り出しますのでそちらでどうぞ」って返事を出してる。お店はすでに準備が整ってディゴーとジェイデンだけ一般向けのが開店。徐々に広げていく予定。
仲のいい貴族にだけオーダーメイドなガラス瓶を使った高級品仕立てのを贈ったりする感じに。
なので欲しくてもグレーデン領に使用人を向かわせるしかないけど、グレーデンに来るには護衛がいるので費用がかなり掛かる。
王都で出店も依頼されてるけど今のところ旨みがないと却下してる。グレーデン領にきて欲しいからね!
「百目の生き血を飲んでますって言ったら真似しますかね?」
あんまりうるさくて面倒な人だったらそう言えば逃げないかな?
「・・・まず普通に手に入らないな」
あ、そうだった。
間に受けて海に冒険者向かわせてとかだと大変だ。
「この国の冒険者は海での経験がほとんどないからまず無理だろうな」
グレーデン騎士団はアッガスの海にわりとすぐ慣れちゃったよね。
百目の素材は当分触りたくないな。騎士さんたちが色々狩ってくれるのは嬉しいけど、百目はもういっぱい目があるからいらない。
普段は魔石や薬草いじってるだけで内臓や目玉を使うのは滅多に作らない。正直嫌だもの。食べるお肉は触れても目玉や肝はなんかねぇ?
「この肌を手に入れたいと思うのはわからなくもないが問題を起こしてまでと言うのはどうかと思うな」
私の頬をぷにぷに。
「お義母さまの若返ったかのような効果にはちょっとシミやシワが出来てきた方が羨むのはわかる気がしますが男性を触っちゃうのはちょっとびっくりです」
もしかしてかっこいい人でどさくさに紛れてお触りしたかっただけとか?
王都での祝賀会面倒だなー。休んじゃいたいよ。
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