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二章
344話
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ルルゥとルークので一戦はなんて言うか耽美?いやぶつかり合いなのでエレガントでは無いけど、美しい殿方同士が戦ってるのカッコいいを通り過ぎて眩しい。
足技なしなのでレスリングや柔道っぽいんだけど、お互い絶妙な引きで技が決まらない。
「小狡さがわかるねぇ」
お祖父様やお義父さまはマジで肉弾戦なので計算してる動きがお祖母様には生緩いのかな?
現役であるルークがちょっとした隙を付いて勝った。
ニーナがちゃんとルークを応援してて、それを見ていた騎士さんたちはほっこり派とジェラシー派で分かれてた。
ルルゥはチェイスさんに野太い声で応援されてたけどね!
ジュリアスさまはルルゥとルークと一戦ずつ。
お義父さまと一緒でパワー全開な戦闘スタイルで。二人との対比が面白かった。
ジュリアスさまの俊敏さと柔軟な筋肉の勝利。
ルークとルルゥは普段は魔法を使う戦闘スタイルだしね。ジュリアスさまは複合?
って言うか三人ともシャツは脱がなかった。何故だ。他の人たちが露出狂なだけ?
ほんのちょっぴり誰かがムキムキってしたら服が破けるとかして欲しかったけど当たり前にそんな場面はない。
結局勝ち抜き戦はお祖父様とお義父さま、マルゴさんとアモンさん、ジュリアスさまが残って。
アモンさんって強いのね!って。性格が優しいからチェイスさんより弱そうと思っててごめんね。
でもお義父さまの前ではアモンさんは子猫ちゃんくらい簡単に投げられちゃった。
ジュリアスさまはマルゴさんに押し切られ。
マルゴさんはお祖父様を吹っ飛ばして。
お義父さまとマルゴさんは引きわけ。
ちょっと待って!マルゴさん超パワー系じゃん。
「「「「「わぁーーー!!!!」」」」」
なんだろう。マルゴさんすごくない?あのお義父さまと張り合えるって。
二人で暴れたら・・・。
あ、あの人たち、ホーンのアイスドラゴン倒す時に山もなんかしたんだった。
「結局ルドガーとマルゴかい。やっぱり特訓強化だね!」
「「「「ぇぇええぇーーー」」」」
うーん。お義父さまたちレベルが増えたら大変なんじゃ?
やっぱジムみたいなのがあった方がいいのかな?いやしかし並大抵の鉱物じゃもたないな。
「はぁ、酷い目にあったわぁ」
ルルゥが戻ってきて。
コックコートを抜いてるのでシャツ一枚はちょっとけしからん。セクシー禁止。
「ルーデウス、ちょっと鈍ったんじゃねぇか?」
「ルーデウス言うな。心外ねぇ。あんただって負けたじゃないのぉ」
チェイスさんが揶揄うとルルゥが一瞬デスボイスになった。
「いやマルゴさんに早々に当たっちまったんだよ」
あー。運がないったら。
「負けてもいいから当たりたかったヤツは多いけどねぇ」
ちなみに半裸なのは汗だくでも張り付くのが嫌なのと昔から常態化してるのとで特に意味はないそう。
ルークやルルゥは出し惜しみ?ではなく、汗をかくまでもないと言うことらしい。
ジュリアスさまはルークたちに合わせてならしい。
ま、ジュリアスさまの完璧ボディを見ていいのは私だけってことで!
なぜかエキシビジョンでポムとティムがモニパルファイトを始めた。
小さいもの好きなマッチョたちがめちゃくちゃ沸いた。
ニーナがルークを応援していた時より熱心で頬を染めていたのはルークには黙っておこう。
少し場が落ち着いたら、差し入れのお弁当やオヤツをみんなに振る舞った。
到底足りないとかで騎士団棟の貯蔵庫からお肉を出してきたり、ルルゥがキッチン馬車を出したりで結構な宴になっちゃった。
勤務中だからお酒は出ません。
お義母さま特にお祖母様がいるからかジュリアスさまより年上の騎士さんたちが嬉しそうに囲んでる。
私はルルゥのお手伝いをするよ。騎士団棟のコックさんたちがルルゥに嬉しそうに質問したりしてる。
騒ぎを聞きつけたのか、ラヴァたちも訓練場に来ちゃって。
敷地外にもワイバーンが集まって大変。
慌ててオヤツを用意した。
「ギャォ」
「グルギャ」
お肉も食べたいそうなのでお祖父様たちが貯蔵庫から出してきた肉を大きめに切り分けて空に放るとバクゥって。
物凄い巨体の彼らが首をグルーンと動かしてキャッチは流石に怖いね。
ライオンの餌やりとかワニの餌やりしてるみたいな光景。
他の騎士さんたちも自分の騎獣にあげたりして、わんこにフリスビー取ってきてもらう感じでもちょっとほっこりかも。
ラヴァが私が焼いてたお肉を食べたいらしいので少し冷ましてって思ったら、ジュリアスさまがワイバーンは多少熱くても問題ないぞって。
甘いお菓子も好きだって言うのでクッキーを。サイズが彼らにしたらそこらの石くらいだよね。
クッキーをあげたのをポムたちが目敏く見つけて突撃してきた。
「はいはい、ちゃんとあげるから」
ポムたちがラヴァに登って顔をペシペシ。
食物連鎖・・・じゃなくて、弱肉強食の最上位と最下位くらいの差があるのに気が強すぎない!?
ラヴァたちが穏和?で良かったよ。
ワイバーンたちは混ざれて納得したのかみんなが解散する時には大人しく厩舎に戻った。
お祖母様は訓練に付き合うそうなので私はお義母さまと戻るのだった。
後ろから悲鳴が聞こえたような・・・気のせい気のせい・・・。
足技なしなのでレスリングや柔道っぽいんだけど、お互い絶妙な引きで技が決まらない。
「小狡さがわかるねぇ」
お祖父様やお義父さまはマジで肉弾戦なので計算してる動きがお祖母様には生緩いのかな?
現役であるルークがちょっとした隙を付いて勝った。
ニーナがちゃんとルークを応援してて、それを見ていた騎士さんたちはほっこり派とジェラシー派で分かれてた。
ルルゥはチェイスさんに野太い声で応援されてたけどね!
ジュリアスさまはルルゥとルークと一戦ずつ。
お義父さまと一緒でパワー全開な戦闘スタイルで。二人との対比が面白かった。
ジュリアスさまの俊敏さと柔軟な筋肉の勝利。
ルークとルルゥは普段は魔法を使う戦闘スタイルだしね。ジュリアスさまは複合?
って言うか三人ともシャツは脱がなかった。何故だ。他の人たちが露出狂なだけ?
ほんのちょっぴり誰かがムキムキってしたら服が破けるとかして欲しかったけど当たり前にそんな場面はない。
結局勝ち抜き戦はお祖父様とお義父さま、マルゴさんとアモンさん、ジュリアスさまが残って。
アモンさんって強いのね!って。性格が優しいからチェイスさんより弱そうと思っててごめんね。
でもお義父さまの前ではアモンさんは子猫ちゃんくらい簡単に投げられちゃった。
ジュリアスさまはマルゴさんに押し切られ。
マルゴさんはお祖父様を吹っ飛ばして。
お義父さまとマルゴさんは引きわけ。
ちょっと待って!マルゴさん超パワー系じゃん。
「「「「「わぁーーー!!!!」」」」」
なんだろう。マルゴさんすごくない?あのお義父さまと張り合えるって。
二人で暴れたら・・・。
あ、あの人たち、ホーンのアイスドラゴン倒す時に山もなんかしたんだった。
「結局ルドガーとマルゴかい。やっぱり特訓強化だね!」
「「「「ぇぇええぇーーー」」」」
うーん。お義父さまたちレベルが増えたら大変なんじゃ?
やっぱジムみたいなのがあった方がいいのかな?いやしかし並大抵の鉱物じゃもたないな。
「はぁ、酷い目にあったわぁ」
ルルゥが戻ってきて。
コックコートを抜いてるのでシャツ一枚はちょっとけしからん。セクシー禁止。
「ルーデウス、ちょっと鈍ったんじゃねぇか?」
「ルーデウス言うな。心外ねぇ。あんただって負けたじゃないのぉ」
チェイスさんが揶揄うとルルゥが一瞬デスボイスになった。
「いやマルゴさんに早々に当たっちまったんだよ」
あー。運がないったら。
「負けてもいいから当たりたかったヤツは多いけどねぇ」
ちなみに半裸なのは汗だくでも張り付くのが嫌なのと昔から常態化してるのとで特に意味はないそう。
ルークやルルゥは出し惜しみ?ではなく、汗をかくまでもないと言うことらしい。
ジュリアスさまはルークたちに合わせてならしい。
ま、ジュリアスさまの完璧ボディを見ていいのは私だけってことで!
なぜかエキシビジョンでポムとティムがモニパルファイトを始めた。
小さいもの好きなマッチョたちがめちゃくちゃ沸いた。
ニーナがルークを応援していた時より熱心で頬を染めていたのはルークには黙っておこう。
少し場が落ち着いたら、差し入れのお弁当やオヤツをみんなに振る舞った。
到底足りないとかで騎士団棟の貯蔵庫からお肉を出してきたり、ルルゥがキッチン馬車を出したりで結構な宴になっちゃった。
勤務中だからお酒は出ません。
お義母さま特にお祖母様がいるからかジュリアスさまより年上の騎士さんたちが嬉しそうに囲んでる。
私はルルゥのお手伝いをするよ。騎士団棟のコックさんたちがルルゥに嬉しそうに質問したりしてる。
騒ぎを聞きつけたのか、ラヴァたちも訓練場に来ちゃって。
敷地外にもワイバーンが集まって大変。
慌ててオヤツを用意した。
「ギャォ」
「グルギャ」
お肉も食べたいそうなのでお祖父様たちが貯蔵庫から出してきた肉を大きめに切り分けて空に放るとバクゥって。
物凄い巨体の彼らが首をグルーンと動かしてキャッチは流石に怖いね。
ライオンの餌やりとかワニの餌やりしてるみたいな光景。
他の騎士さんたちも自分の騎獣にあげたりして、わんこにフリスビー取ってきてもらう感じでもちょっとほっこりかも。
ラヴァが私が焼いてたお肉を食べたいらしいので少し冷ましてって思ったら、ジュリアスさまがワイバーンは多少熱くても問題ないぞって。
甘いお菓子も好きだって言うのでクッキーを。サイズが彼らにしたらそこらの石くらいだよね。
クッキーをあげたのをポムたちが目敏く見つけて突撃してきた。
「はいはい、ちゃんとあげるから」
ポムたちがラヴァに登って顔をペシペシ。
食物連鎖・・・じゃなくて、弱肉強食の最上位と最下位くらいの差があるのに気が強すぎない!?
ラヴァたちが穏和?で良かったよ。
ワイバーンたちは混ざれて納得したのかみんなが解散する時には大人しく厩舎に戻った。
お祖母様は訓練に付き合うそうなので私はお義母さまと戻るのだった。
後ろから悲鳴が聞こえたような・・・気のせい気のせい・・・。
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