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二章
339話
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数日かけて、すごろくや人生ゲームっぽいのを作った。グレーデンあるあるとかレイドラ神のことも混ぜ込んだりしてアランとジェイク、サラとメルでお試しして貰った。
思ったより盛り上がってたのでこの世界でも人気になるかも。
チェスのようなものはあるので子供用の陣取りゲームっぽいのって感じで受け入れやすいかな。
途中でりんごを八個拾って二個落として一個食べたので減った分を戻るとか入れてみた。
ジェイクが次々と問題を増やそうとか言い出して大変だったよ。
あとクラウスさまとルークにお願いして一緒に基金設立の草案をまとめた。
魔術師育成はやっぱりグレーデンで囲い込みみたいに受け取られると面倒だから基金への協力に応じて奉公働き(給与は出る)の魔導師を雇えるって感じに振り分ける。
魔導師の待遇や先々の就職など魔導師に不利のないように取り決めたりが難しいので、カンガリー教授やリックさまに意見をもらったり協力してもらったりしないとだよ。
基金設立時の資産を私の貯金でって思ってたけどそれもみんなで出し合わないとダメらしい。難しいね。国も関わらないと王宮魔導師団との兼ね合いもあるって。
まぁ留学までしたらエリートの証の王宮魔導師になりたい人が普通だろうし結局は国が出す感じにするのが妥当なのかな。
お抱え魔導師が欲しい貴族は多いらしいけどなら投資しとけって感じだよね。
まぁ結局は私一人で息巻いてても進まないのでやっとこさ偉い人に丸投げ出来るとこまで来たってことかな。
結局丸投げする気満々か!って自己ツッコミ。
だってグレーデン主催とかしちゃダメって言うし。
出せる分の資金は出して協力できる分はもちろんする。
クラウスさまとルークと話してる時に、
「魔導師を増やすのは賛成だけど学園を途中で辞めたり留学先で逃亡したら無駄になるよねー」
って言われた。
そこは違約事項だよね。契約はちゃんとして奉公働き出来ない時は使った金額の違約金が発生って言う。そういう心配に対してだと身元保証人がいるけどそうなるとまたハードルがあるのかー。
有能な人には領主が身元をとかしたいけどリタイヤされたら回収できないもんね。
「その辺りはまた考えましょうか」
ルークの目がキラリりしたからがっちり契約書の項目を固めてくれるはず。
話し合いが済んだ後にすごろくとかやってもらったら、思いの外熱くなって、ルークの負けず嫌いが炸裂した。
なんとなくトランプで七並べとババ抜きをしてみた。
クラウスさまがちょっと意地悪なのが発覚。ゲームって本性が出るね・・・。
ニーナはかなり要領が良かった。
こうしてる時いつもどこからか混じるポムたちが出てこないのでちょっとしょんぼり。アズライトもいないしね。
ディディエはお留守番でルルゥに付いてる。まだ魔獣相手には早いってことらしいけどポムたちは良いの?って感じだよね。
ポムたちは謎にすごい魔法が使えるから心配ないかもだけど。
すごろくや人生ゲームは手書きなので絵師さん協力の元で木の板に作ってサイコロやコマは木彫りで色を付けて貰った。お金は子供銀行みたいに本物をパチモノにして裏面にポムやティムを描いてもらった。何気に可愛い。
ルークの指示でちょっとずつ問題を変えたり、ドボンが増えたりしてたよ。
しばらくしたら、コックさんが空き時間にお酒を賭けて勝負してた。お金じゃないから良いかな?
ボードゲームで一番強かったのはお義母さんだった。セリウスさまはトランプ。
ジュリアスさまは素直過ぎて負けちゃう。実際の騎士団での采配はいいの!?って思ったけどゲームとは別物だよね。
子供達に持っていく前でにいっぱい遊んで内容の調整をしてもらえたので良かった。
筋肉が衰えたので一回休み。
腹筋を鍛えたくなったのでニ回休んで腹筋百回。
特別賞与をもらったのでニマス進む。
鬼上司にサボりがバレたので素振りを十分。その間休み。
妻に浮気がバレてタコ殴り。三回休み。
町娘に告白されたので三マス進む。
って言うマスがっちり増えてた。それは子供向きじゃないね!!
もう少し可愛いのにしてあげて。
鬼上司の絵がどう見てもルークだった。誰が描いたの。
大人も娯楽に飢えてるのがわかったのでもうちょっと何か考えてみよう。
海賊が飛ぶやつとかは飛んだ瞬間に海賊がはたき落とされる気がするので飛ぶ系はダメだ。
金魚釣りとかなら良いかな?
パワーが有り余ってる人たちが安全に遊ぶのって難しいなぁ。
お祖父様たちは予定していた三日ではやっぱり帰って来なくて六日めに戻って来た。
ダンジョンは元の場所の時より深くなってるようでまだ途中で戻って来たそう。
「いやぁ、出てくるのはさして強くも無かったが、森や海があって面白い」
海ですと!?
「ほれ、リーシャちゃんが好きそうなのがあったぞい」
お義父さまが出してくれたのはちょっとグロなんだけどどう見てもタコ!!
紫だけど。
「海にいたのですか?」
「これは砂漠だったか」
WHY?
「モゾモゾっと砂から出て来たぞ。なかなか面白い戦いになった」
お祖父様が嬉しそうに教えてくれた。
鑑定さんに聞いてみたら、タコの味ではあるらしい。海のミネラルとかないタコは美味しいのかしら?
「あとは宝箱から出て来たこれなんかはどうじゃ」
デーンとブロックなお肉が出て来た。
とっても霜降り!!
どうやら和牛A5ランクだよ。この世界でこんなに綺麗な霜降りは今の所見てない。
どっちかと言うとアメリカンなタイプのお肉、噛み応え食べ応えのあるのが美味しいとされてるからね。
口の中で溶けちゃうのをやりたいので薄切りにしよう。
他にも色々あったけどタコとお肉を使いたいのでルルゥと一緒に厨房に。
ダンジョンのお話はまた後でお願いしよう。
思ったより盛り上がってたのでこの世界でも人気になるかも。
チェスのようなものはあるので子供用の陣取りゲームっぽいのって感じで受け入れやすいかな。
途中でりんごを八個拾って二個落として一個食べたので減った分を戻るとか入れてみた。
ジェイクが次々と問題を増やそうとか言い出して大変だったよ。
あとクラウスさまとルークにお願いして一緒に基金設立の草案をまとめた。
魔術師育成はやっぱりグレーデンで囲い込みみたいに受け取られると面倒だから基金への協力に応じて奉公働き(給与は出る)の魔導師を雇えるって感じに振り分ける。
魔導師の待遇や先々の就職など魔導師に不利のないように取り決めたりが難しいので、カンガリー教授やリックさまに意見をもらったり協力してもらったりしないとだよ。
基金設立時の資産を私の貯金でって思ってたけどそれもみんなで出し合わないとダメらしい。難しいね。国も関わらないと王宮魔導師団との兼ね合いもあるって。
まぁ留学までしたらエリートの証の王宮魔導師になりたい人が普通だろうし結局は国が出す感じにするのが妥当なのかな。
お抱え魔導師が欲しい貴族は多いらしいけどなら投資しとけって感じだよね。
まぁ結局は私一人で息巻いてても進まないのでやっとこさ偉い人に丸投げ出来るとこまで来たってことかな。
結局丸投げする気満々か!って自己ツッコミ。
だってグレーデン主催とかしちゃダメって言うし。
出せる分の資金は出して協力できる分はもちろんする。
クラウスさまとルークと話してる時に、
「魔導師を増やすのは賛成だけど学園を途中で辞めたり留学先で逃亡したら無駄になるよねー」
って言われた。
そこは違約事項だよね。契約はちゃんとして奉公働き出来ない時は使った金額の違約金が発生って言う。そういう心配に対してだと身元保証人がいるけどそうなるとまたハードルがあるのかー。
有能な人には領主が身元をとかしたいけどリタイヤされたら回収できないもんね。
「その辺りはまた考えましょうか」
ルークの目がキラリりしたからがっちり契約書の項目を固めてくれるはず。
話し合いが済んだ後にすごろくとかやってもらったら、思いの外熱くなって、ルークの負けず嫌いが炸裂した。
なんとなくトランプで七並べとババ抜きをしてみた。
クラウスさまがちょっと意地悪なのが発覚。ゲームって本性が出るね・・・。
ニーナはかなり要領が良かった。
こうしてる時いつもどこからか混じるポムたちが出てこないのでちょっとしょんぼり。アズライトもいないしね。
ディディエはお留守番でルルゥに付いてる。まだ魔獣相手には早いってことらしいけどポムたちは良いの?って感じだよね。
ポムたちは謎にすごい魔法が使えるから心配ないかもだけど。
すごろくや人生ゲームは手書きなので絵師さん協力の元で木の板に作ってサイコロやコマは木彫りで色を付けて貰った。お金は子供銀行みたいに本物をパチモノにして裏面にポムやティムを描いてもらった。何気に可愛い。
ルークの指示でちょっとずつ問題を変えたり、ドボンが増えたりしてたよ。
しばらくしたら、コックさんが空き時間にお酒を賭けて勝負してた。お金じゃないから良いかな?
ボードゲームで一番強かったのはお義母さんだった。セリウスさまはトランプ。
ジュリアスさまは素直過ぎて負けちゃう。実際の騎士団での采配はいいの!?って思ったけどゲームとは別物だよね。
子供達に持っていく前でにいっぱい遊んで内容の調整をしてもらえたので良かった。
筋肉が衰えたので一回休み。
腹筋を鍛えたくなったのでニ回休んで腹筋百回。
特別賞与をもらったのでニマス進む。
鬼上司にサボりがバレたので素振りを十分。その間休み。
妻に浮気がバレてタコ殴り。三回休み。
町娘に告白されたので三マス進む。
って言うマスがっちり増えてた。それは子供向きじゃないね!!
もう少し可愛いのにしてあげて。
鬼上司の絵がどう見てもルークだった。誰が描いたの。
大人も娯楽に飢えてるのがわかったのでもうちょっと何か考えてみよう。
海賊が飛ぶやつとかは飛んだ瞬間に海賊がはたき落とされる気がするので飛ぶ系はダメだ。
金魚釣りとかなら良いかな?
パワーが有り余ってる人たちが安全に遊ぶのって難しいなぁ。
お祖父様たちは予定していた三日ではやっぱり帰って来なくて六日めに戻って来た。
ダンジョンは元の場所の時より深くなってるようでまだ途中で戻って来たそう。
「いやぁ、出てくるのはさして強くも無かったが、森や海があって面白い」
海ですと!?
「ほれ、リーシャちゃんが好きそうなのがあったぞい」
お義父さまが出してくれたのはちょっとグロなんだけどどう見てもタコ!!
紫だけど。
「海にいたのですか?」
「これは砂漠だったか」
WHY?
「モゾモゾっと砂から出て来たぞ。なかなか面白い戦いになった」
お祖父様が嬉しそうに教えてくれた。
鑑定さんに聞いてみたら、タコの味ではあるらしい。海のミネラルとかないタコは美味しいのかしら?
「あとは宝箱から出て来たこれなんかはどうじゃ」
デーンとブロックなお肉が出て来た。
とっても霜降り!!
どうやら和牛A5ランクだよ。この世界でこんなに綺麗な霜降りは今の所見てない。
どっちかと言うとアメリカンなタイプのお肉、噛み応え食べ応えのあるのが美味しいとされてるからね。
口の中で溶けちゃうのをやりたいので薄切りにしよう。
他にも色々あったけどタコとお肉を使いたいのでルルゥと一緒に厨房に。
ダンジョンのお話はまた後でお願いしよう。
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