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二章
312話
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ジュリアスさまたちが帰って来てビックリ。
セリウスさまとクラウスさまがチュルーンとうる艶になってるの。
ポーション飲んでないからジュリアスさまほどじゃないんだけど、若さがあるからかピーンと弾けそうなお肌!!
美形のマッチョたちがちゅるんちゅるん!
マッスルコンテストな黒光りじゃなくて白光りの方で。
卵肌~ん!すご。
「まぁまぁまぁ!うちの息子たちが美しくなったわぁ」
お義母さまがクラウスさまを胸に挟んで頬を撫で回しちゃってる。
お義母さま、ちょっとアウト!!
セリウスさまがスススーっと逃げたよ。
ジュリアスさまは私を抱き上げてくれたので私もジュリアスさまのお顔をギュッとしてみた。
「あらぁ!セリウスさまだけ寂しいじゃない~☆」
「やめろぉー!!!」
ってルルゥがセリウスさまの顔を抱きしめちゃった。骨がメキョって言ってるけど大丈夫かなぁ?
おっぱいと雄っぱいはどっちも素敵だけどセリウスさまは嬉しくないかろう。
着替えの時にこっそり眺めたジュリアスさまの背中もピカ~っとしてたよ。良い筋肉にスベスベお肌素敵。
食事の時にお義母さまにサーキスさまとルルゥから親族に化粧水一式を売って欲しいって頼まれたことを話すとお付き合い上の大事な方達を優先してからってことになった。
素敵な瓶を用意して第一弾と第二弾って感じで送って、その後を工場産にしてってことになった。
私個人のお付き合いはほぼ無いのでお義母さまにお任せしておけば間違い無いのだ。
ホッとしてケーキを食べてたらセバスチャンが慌てた様子でジュリアスさまに小声で話しかけて来て、その内容がかなり切羽詰まった感じでビックリ。
「転移陣の間にホーン家より連絡が入り、妊婦と子供達を預かって欲しいとのことです」
セリウスさまもクラウスさまも一気に緊張感を高めた。
「みんな、客間と大広間に準備を!マギーとロジャーを呼んでちょうだい」
お義母さまが指示を出して、ジュリアスさまは私を抱き上げて転移陣のある塔に向かう。頬をパンパンに詰めてたポムたちとアズライトが慌てて私に登って来た。
「リーシャ、すまないが魔力を転移陣に供給してくれないか?」
「魔力ですか?」
ハイスピードで進む中で説明をしてくれる。
「二、三回は動かせる魔力を常に入れているがおそらくそれでは足りないだろうし、ホーン側も足りないと思う」
うはー。だいぶヤバい感じみたい。
侍従さんが追いかけてきて私にマントとジュリアスさまたちには上着と剣が渡される。
転移陣にはすでに何人か迎え入れたみたいで騎士さんたちが顔色の悪いご婦人?と子供達を移動させてる。
「すまない。まずは妊婦を優先してくれ」
「いいえ、今どう言った状態ですか?」
ホーン家の先代のアークさまが一緒に来た騎士さんたちに指示を出して、ジュリアスさまに気が付いて状況を説明してくれた。
ホーン領では雪や氷の魔獣が出てくるのだけど何十年か起きに災害級の魔獣が現れるらしく、今まさに現れてて極寒状態になっていて、身体が出来きっていない子供たちと老人、臨月間近の妊婦さんたちが凍死しかねない状況らしい。
屋内でもそんなことになるのか!!
私は転移陣の魔石に魔力を供給して、こっそりエリアヒール(弱)を掛けた。
「リーシャ、魔力は大丈夫か?」
「はい!」
転移陣の次の作動が始まったので私はホーン側の魔石に魔力を充填するためにジュリアスさまに抱えられて転移陣に入る。
「ありがとう、恩に着る。リーシャ夫人」
アークさまが険しい顔のまま一緒に移動する。
ぐらりと景色が揺らいで着いた瞬間に。
さっむ!!!
あり得ないほど寒くて一瞬で血液が凍りそう!!
ジュリアスさまが火魔法で空気を暖めてくれるけど焼け石に水だ。
転移陣を待ってる間に死ねる!!!
私は慌てて魔石に魔力を注いで、こちらにもう一回とか来なくて済むように手持ちの大きい魔石に魔力を貯め込む。
「これ!追加に使ってください」
「!!??」
アークさまにもホーン家の転移陣番にも驚かれたけど魔石の価値とか今はどうでも良い!!!
グレーデンの騎士さんたちも討伐の応援に入るらしく、セリウスさまとクラウスさまも塔から出ていってしまった。
ここからは見えないけど外は猛吹雪らしい。みんな大丈夫かな。
メグミは日本の冬も耐えられないからウィンタースポーツの一切を拒否してたからこんな寒いの初体験だよ。
とにかく転移陣で移動するまで待ってる間がやばいので簡易でヒーターを作った。
てんわやんわしてるので私が何かしててもあまり気にされないはず。
「キュ!!」
「キュキュ!」
ポムが何か種を出してきた。これは陛下に渡したのと同じ系のかな。
『精霊樹の子株のように育つものだの。今は埋めれる土がなかろうが鉢植えでもマシになるだろうて』
アズライトが言うには精霊の恩恵が受けれるようになるから多少は大地の恵みが受けれるようになって住みやすくなるだろうとのこと。
アークさまに伝えると感謝するって受け取ってもらえた。
次の転移陣にはお年寄りが入る。
私とジュリアスさまはグレーデンに戻って対応することに。
慣れたグレーデンの暖かさにホッとする。
ジュリアスさまは騎士団の指示があるので私だけアランたちに確保されて屋敷に戻った。
お義母さまと侍女長さんたちから妊婦さんたちの衰弱が激しいと聞いて、百目の肝を使おうとお部屋を臨時作業部屋にすることにした。
セリウスさまとクラウスさまがチュルーンとうる艶になってるの。
ポーション飲んでないからジュリアスさまほどじゃないんだけど、若さがあるからかピーンと弾けそうなお肌!!
美形のマッチョたちがちゅるんちゅるん!
マッスルコンテストな黒光りじゃなくて白光りの方で。
卵肌~ん!すご。
「まぁまぁまぁ!うちの息子たちが美しくなったわぁ」
お義母さまがクラウスさまを胸に挟んで頬を撫で回しちゃってる。
お義母さま、ちょっとアウト!!
セリウスさまがスススーっと逃げたよ。
ジュリアスさまは私を抱き上げてくれたので私もジュリアスさまのお顔をギュッとしてみた。
「あらぁ!セリウスさまだけ寂しいじゃない~☆」
「やめろぉー!!!」
ってルルゥがセリウスさまの顔を抱きしめちゃった。骨がメキョって言ってるけど大丈夫かなぁ?
おっぱいと雄っぱいはどっちも素敵だけどセリウスさまは嬉しくないかろう。
着替えの時にこっそり眺めたジュリアスさまの背中もピカ~っとしてたよ。良い筋肉にスベスベお肌素敵。
食事の時にお義母さまにサーキスさまとルルゥから親族に化粧水一式を売って欲しいって頼まれたことを話すとお付き合い上の大事な方達を優先してからってことになった。
素敵な瓶を用意して第一弾と第二弾って感じで送って、その後を工場産にしてってことになった。
私個人のお付き合いはほぼ無いのでお義母さまにお任せしておけば間違い無いのだ。
ホッとしてケーキを食べてたらセバスチャンが慌てた様子でジュリアスさまに小声で話しかけて来て、その内容がかなり切羽詰まった感じでビックリ。
「転移陣の間にホーン家より連絡が入り、妊婦と子供達を預かって欲しいとのことです」
セリウスさまもクラウスさまも一気に緊張感を高めた。
「みんな、客間と大広間に準備を!マギーとロジャーを呼んでちょうだい」
お義母さまが指示を出して、ジュリアスさまは私を抱き上げて転移陣のある塔に向かう。頬をパンパンに詰めてたポムたちとアズライトが慌てて私に登って来た。
「リーシャ、すまないが魔力を転移陣に供給してくれないか?」
「魔力ですか?」
ハイスピードで進む中で説明をしてくれる。
「二、三回は動かせる魔力を常に入れているがおそらくそれでは足りないだろうし、ホーン側も足りないと思う」
うはー。だいぶヤバい感じみたい。
侍従さんが追いかけてきて私にマントとジュリアスさまたちには上着と剣が渡される。
転移陣にはすでに何人か迎え入れたみたいで騎士さんたちが顔色の悪いご婦人?と子供達を移動させてる。
「すまない。まずは妊婦を優先してくれ」
「いいえ、今どう言った状態ですか?」
ホーン家の先代のアークさまが一緒に来た騎士さんたちに指示を出して、ジュリアスさまに気が付いて状況を説明してくれた。
ホーン領では雪や氷の魔獣が出てくるのだけど何十年か起きに災害級の魔獣が現れるらしく、今まさに現れてて極寒状態になっていて、身体が出来きっていない子供たちと老人、臨月間近の妊婦さんたちが凍死しかねない状況らしい。
屋内でもそんなことになるのか!!
私は転移陣の魔石に魔力を供給して、こっそりエリアヒール(弱)を掛けた。
「リーシャ、魔力は大丈夫か?」
「はい!」
転移陣の次の作動が始まったので私はホーン側の魔石に魔力を充填するためにジュリアスさまに抱えられて転移陣に入る。
「ありがとう、恩に着る。リーシャ夫人」
アークさまが険しい顔のまま一緒に移動する。
ぐらりと景色が揺らいで着いた瞬間に。
さっむ!!!
あり得ないほど寒くて一瞬で血液が凍りそう!!
ジュリアスさまが火魔法で空気を暖めてくれるけど焼け石に水だ。
転移陣を待ってる間に死ねる!!!
私は慌てて魔石に魔力を注いで、こちらにもう一回とか来なくて済むように手持ちの大きい魔石に魔力を貯め込む。
「これ!追加に使ってください」
「!!??」
アークさまにもホーン家の転移陣番にも驚かれたけど魔石の価値とか今はどうでも良い!!!
グレーデンの騎士さんたちも討伐の応援に入るらしく、セリウスさまとクラウスさまも塔から出ていってしまった。
ここからは見えないけど外は猛吹雪らしい。みんな大丈夫かな。
メグミは日本の冬も耐えられないからウィンタースポーツの一切を拒否してたからこんな寒いの初体験だよ。
とにかく転移陣で移動するまで待ってる間がやばいので簡易でヒーターを作った。
てんわやんわしてるので私が何かしててもあまり気にされないはず。
「キュ!!」
「キュキュ!」
ポムが何か種を出してきた。これは陛下に渡したのと同じ系のかな。
『精霊樹の子株のように育つものだの。今は埋めれる土がなかろうが鉢植えでもマシになるだろうて』
アズライトが言うには精霊の恩恵が受けれるようになるから多少は大地の恵みが受けれるようになって住みやすくなるだろうとのこと。
アークさまに伝えると感謝するって受け取ってもらえた。
次の転移陣にはお年寄りが入る。
私とジュリアスさまはグレーデンに戻って対応することに。
慣れたグレーデンの暖かさにホッとする。
ジュリアスさまは騎士団の指示があるので私だけアランたちに確保されて屋敷に戻った。
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