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二章
281話
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クラウスさまがいるので遠巻きにアランとジェイクがいて他にも騎士さんたちが貝を獲ってくれたりしてる。
海鮮パスタにしたいなぁ。
ムール貝ちっくなのあるかな?
ってやってたらアランが「キモっ!」って声をあげたので振り返るとなんか筒みたいなのを投げ捨ててた。
「なんだそれ?」
クラウスさまが私を抱き上げて、他の騎士さんと覗くと腕くらいの太さの筒型の貝だった。マテ貝?確かに上下ニョロニョロ蠢いててちょっとグロい。
「んーー、アラン、これ美味しいみたいだからいっぱい探して欲しいな」
近くにいた騎士さんたちがちょっと引いてるけど、蜘蛛とかカエルや蛇とかなんでも食べるんだからそれを思えば普通だと思うよ!
あまり海を活用してなかっただけあってちょっと掘れば色々現れる!
ポムたちも水が来ない岩場で「キュン!!!」って色々採取してる。
フジツボとか持ってくるかも?
私が潮干狩りを楽しんでる中、沖の方では度々水飛沫が立ってるし、ちょっと波がこっちに向かってくる。
「デレードの船来るまでに落ち着くのかな?」
どんだけ大物いるんだ。
「うーん、近海のはあらかた片付くんじゃない~。まぁすぐ増えるよー」
増えるんだ。カマランみたいに海の中に魔素溜まりがあるんだろうなぁ。
「クラウス!ちょっと離れてくれ!!」
ジュリアスさまの声が聞こえて、急に暗くなったと思ったら上空にラヴァが飛んでてでっかい蛇を落としてきた。
ちょっとマジで何すんだ。
八つ目鰻どころか百目くらいある大きな蛇?ウナギ?三十Mありそうなのがドシーンとさ。ちょっとホラーだよ。
すぐにラヴァが降りてきてジュリアスさまがスタッと飛び降りた。
「すまない!ラヴァがどうしてもリーシャにあげたいと言うのでな」
ええ~!お土産!!?
ジュリアスさまが笑顔でラヴァを撫でて褒めてる。
「グァ、ググガガグギャー」
『嫁、栄養足りてない。これ栄養満点!食え!と言っておるの』
アズライトが通訳してくれた。
マジか。デッカいお土産だな。
鑑定さんが、プルプルコリコリした肉が美味い。目はお肌プルプルになる化粧水の素材になる。皮は水を弾く。
えー、美味しいんだ。化粧水は喜ばれそうだけど、現物見ちゃうと使いたくないな。
水を弾くって言うのはビニールの代わりにビニールハウスに使えそうだな。
「えーと、ラヴァ、ありがとう、これラヴァも好きなの?」
グルグルっと喉を鳴らして私に顔を近づけてきたので撫でるとうんうんって首を縦に振る。
「じゃあ後で焼いてあげるね」
目がいっぱいで皮が取りにくそうだけど誰か解体頑張ってください。丸投げ。
なんでも食べれるみたいだから貝もいっぱいお肉もいっぱい盛ろうかな。
ジュリアスさまはまだ狩ってくるってラヴァに乗って飛んでいっちゃった。生き生きしてるなぁ。いっぱいストレス解消してほしい。
「んー、確かこれ胃袋や肝臓が高く売れるから上手に解体しないとなんだよねー」
ほほう、お高いんだ。何に使うのかなー。って見たら胃は水専用のマジックバッグ。限定ってしょぼくない?容量いっぱい持てるなら便利か?温泉運ぶとか出来るかな?
肝臓は、精力剤。蛇系の魔獣は大体そうだね。どんだけ漲らせたいんだ。
目玉が硝子体が化粧水と膜?がお肌パック、水晶体は眼薬ポーションって。
ほほう、ハイパーうる艶パックですか。シワが無くなるとか赤ちゃん肌とかになれるそうだ。目玉見てなきゃ試したけど、見ちゃうと嫌だなー。
「とりあえずバッグに収納ー」
クラウスさまがマジックバッグに入れてくれた。
「焼くのとお鍋かなぁ」
「お鍋ー?」
「プルプルした肉はお鍋に入れたらいいかなって」
「そうなのー?」
再び貝を探しながら。
「お義母さまにもお肉取っておかないとですねー」
「んー?」
「お肌にいいらしいです」
「あー、それは絶対持ち帰りだねー」
派手な貝見つけてテンション上がったところで、また影が。
「クラウスー、避けてー」
今度はセリウスさまが何か獲物を持って降りてきた。
「これー、なんかかっこよくない~?」
めっちゃでかいザリガニ!!ハサミがデカくて強そうだけどすでに締めてあるらしい。
「あー、美味しそうですねぇ」
素直に伊勢海老やオマール海老出てこいやー!
否!見た目はザリガニ、身は伊勢海老かもしれない!!!
「多分イェンゲよりあっさりしてると思うのでまだいたら獲ってほしいです」
「まかせてー」
って再び空に。
「リーシャちゃん、これは絶対美味いよね。今焼かない!?」
え、浜でバーベキュー?パリピっぽい!!
良いかも?
どうせおっきい獲物ばっかりで屋敷の厨房じゃ調理しにくいだろうし。
「今夜はバーベキューですね!」
「その前にちょっと味見ー」
騎士さんたちに浜辺から少し離れた空き地に野営セットや焼き台をいっぱい出してもらう。
「あ、レオルカさまたち夕食用意してくれてるよね?ダメじゃない?」
「んー、これはオヤツー、夕食は夕食で食べよー」
バーベキューがオヤツ!!
まぁ騎士さんたちのお腹は全然平気だろうなぁ。
じゃぁ良いかな?
百目は上手に解体する自信がないって騎士さんたちが拒否したのでとりあえず巨大ザリガニを解体してもらって、クラウスさまのマジックバッグから「美味しそうなの出すよー」って戦利品をもらって。
ナチュラルにクラーケンとか出てきた。クラーケンって災害級じゃないのかなぁ?
浜辺にいた騎士さん総出で解体して。
いつの間にかルルゥが調理に混ざってて。
上から見たら食事の準備ってバレバレなので焼き始めてすぐワイバーン部隊戻ってきちゃって。
バーベキュー開始だよー。
海鮮パスタにしたいなぁ。
ムール貝ちっくなのあるかな?
ってやってたらアランが「キモっ!」って声をあげたので振り返るとなんか筒みたいなのを投げ捨ててた。
「なんだそれ?」
クラウスさまが私を抱き上げて、他の騎士さんと覗くと腕くらいの太さの筒型の貝だった。マテ貝?確かに上下ニョロニョロ蠢いててちょっとグロい。
「んーー、アラン、これ美味しいみたいだからいっぱい探して欲しいな」
近くにいた騎士さんたちがちょっと引いてるけど、蜘蛛とかカエルや蛇とかなんでも食べるんだからそれを思えば普通だと思うよ!
あまり海を活用してなかっただけあってちょっと掘れば色々現れる!
ポムたちも水が来ない岩場で「キュン!!!」って色々採取してる。
フジツボとか持ってくるかも?
私が潮干狩りを楽しんでる中、沖の方では度々水飛沫が立ってるし、ちょっと波がこっちに向かってくる。
「デレードの船来るまでに落ち着くのかな?」
どんだけ大物いるんだ。
「うーん、近海のはあらかた片付くんじゃない~。まぁすぐ増えるよー」
増えるんだ。カマランみたいに海の中に魔素溜まりがあるんだろうなぁ。
「クラウス!ちょっと離れてくれ!!」
ジュリアスさまの声が聞こえて、急に暗くなったと思ったら上空にラヴァが飛んでてでっかい蛇を落としてきた。
ちょっとマジで何すんだ。
八つ目鰻どころか百目くらいある大きな蛇?ウナギ?三十Mありそうなのがドシーンとさ。ちょっとホラーだよ。
すぐにラヴァが降りてきてジュリアスさまがスタッと飛び降りた。
「すまない!ラヴァがどうしてもリーシャにあげたいと言うのでな」
ええ~!お土産!!?
ジュリアスさまが笑顔でラヴァを撫でて褒めてる。
「グァ、ググガガグギャー」
『嫁、栄養足りてない。これ栄養満点!食え!と言っておるの』
アズライトが通訳してくれた。
マジか。デッカいお土産だな。
鑑定さんが、プルプルコリコリした肉が美味い。目はお肌プルプルになる化粧水の素材になる。皮は水を弾く。
えー、美味しいんだ。化粧水は喜ばれそうだけど、現物見ちゃうと使いたくないな。
水を弾くって言うのはビニールの代わりにビニールハウスに使えそうだな。
「えーと、ラヴァ、ありがとう、これラヴァも好きなの?」
グルグルっと喉を鳴らして私に顔を近づけてきたので撫でるとうんうんって首を縦に振る。
「じゃあ後で焼いてあげるね」
目がいっぱいで皮が取りにくそうだけど誰か解体頑張ってください。丸投げ。
なんでも食べれるみたいだから貝もいっぱいお肉もいっぱい盛ろうかな。
ジュリアスさまはまだ狩ってくるってラヴァに乗って飛んでいっちゃった。生き生きしてるなぁ。いっぱいストレス解消してほしい。
「んー、確かこれ胃袋や肝臓が高く売れるから上手に解体しないとなんだよねー」
ほほう、お高いんだ。何に使うのかなー。って見たら胃は水専用のマジックバッグ。限定ってしょぼくない?容量いっぱい持てるなら便利か?温泉運ぶとか出来るかな?
肝臓は、精力剤。蛇系の魔獣は大体そうだね。どんだけ漲らせたいんだ。
目玉が硝子体が化粧水と膜?がお肌パック、水晶体は眼薬ポーションって。
ほほう、ハイパーうる艶パックですか。シワが無くなるとか赤ちゃん肌とかになれるそうだ。目玉見てなきゃ試したけど、見ちゃうと嫌だなー。
「とりあえずバッグに収納ー」
クラウスさまがマジックバッグに入れてくれた。
「焼くのとお鍋かなぁ」
「お鍋ー?」
「プルプルした肉はお鍋に入れたらいいかなって」
「そうなのー?」
再び貝を探しながら。
「お義母さまにもお肉取っておかないとですねー」
「んー?」
「お肌にいいらしいです」
「あー、それは絶対持ち帰りだねー」
派手な貝見つけてテンション上がったところで、また影が。
「クラウスー、避けてー」
今度はセリウスさまが何か獲物を持って降りてきた。
「これー、なんかかっこよくない~?」
めっちゃでかいザリガニ!!ハサミがデカくて強そうだけどすでに締めてあるらしい。
「あー、美味しそうですねぇ」
素直に伊勢海老やオマール海老出てこいやー!
否!見た目はザリガニ、身は伊勢海老かもしれない!!!
「多分イェンゲよりあっさりしてると思うのでまだいたら獲ってほしいです」
「まかせてー」
って再び空に。
「リーシャちゃん、これは絶対美味いよね。今焼かない!?」
え、浜でバーベキュー?パリピっぽい!!
良いかも?
どうせおっきい獲物ばっかりで屋敷の厨房じゃ調理しにくいだろうし。
「今夜はバーベキューですね!」
「その前にちょっと味見ー」
騎士さんたちに浜辺から少し離れた空き地に野営セットや焼き台をいっぱい出してもらう。
「あ、レオルカさまたち夕食用意してくれてるよね?ダメじゃない?」
「んー、これはオヤツー、夕食は夕食で食べよー」
バーベキューがオヤツ!!
まぁ騎士さんたちのお腹は全然平気だろうなぁ。
じゃぁ良いかな?
百目は上手に解体する自信がないって騎士さんたちが拒否したのでとりあえず巨大ザリガニを解体してもらって、クラウスさまのマジックバッグから「美味しそうなの出すよー」って戦利品をもらって。
ナチュラルにクラーケンとか出てきた。クラーケンって災害級じゃないのかなぁ?
浜辺にいた騎士さん総出で解体して。
いつの間にかルルゥが調理に混ざってて。
上から見たら食事の準備ってバレバレなので焼き始めてすぐワイバーン部隊戻ってきちゃって。
バーベキュー開始だよー。
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