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二章
264話
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グレーデンの自室よりはるかに高価っぽいベッドで目覚める朝。
お布団の具合はグレーデンのが勝ち。
なぜならスプリングが付いてるから。
お義父さまが特許云々って言ってたから広まってるとは思うんだけど客室までは間に合ってないのかな?
ぬぼーっと起きたらジュリアスさまはもう起きててニーナを呼んでくれた。
ちょいと良いドレスに着替えて「お食事です」ってメイドさんたちがテーブルにセットしてくれたらルルゥが入って来た。
心なしかお疲れな顔でそれがちょっとセクシー。
「出発まで拘束されそうになったわよぉ!逃げて来たわぁ」
っておかず系パンケーキを作ってくれたらしい。
スープはカレー風味。
デレード国の人たち向けに作ったそう。
セリウスさまたちも私たちの部屋に揃ってみんなでご飯。
「あー、今夜も宴に出なくちゃだからうんざりだー」
「親戚とだけ踊って逃げる~」
二人とも王都嫌いなんだな。
食事を終えた頃に王国騎士団の人たちがやって来て何事かと思ったら、ジュリアスさまたちに「どうかお手合わせを~」って懇願してた。
最初はやんわり断っていたんだけど、泣き落としに近い感じでジュリアスさまが折れた。
私も見学について行くことに。
みんな、持って来ている騎士服に着替えて来た。
ルルゥも見学って普通の礼服だったので混ざればいいのにって言ったら、「私はもう一線引いてるからぁ」だって。
めちゃくちゃ強いくせにねぇ。
騎士団の訓練場にはジュリアスさまの抱っこで行ったので目立ち目立つ。
「ラブラブなのを見せつけておけば変なのも減るよね~」
って、クラウスさまとルルゥに揶揄われた。
私は特等席みたいな場所でルルゥとアランとジェイクに護衛されてジュリアスさまの応援をするよ。
話を聞きつけた若手の騎士さんたちがワイワイ騒いでて。
ホーン家とリュフェリー家も参加だ。
グレーデン辺境軍からはジュリアスさまとセリウスさま、クラウスさま、アンゼリカさま、サーキスさま、チェイスさんとアモンさんが付き合うようだ。
対する王国騎士団の騎士さんたちは見た目はサーキスさまくらいの細マッチョが多い。
王国騎士団、ジュリアスさまの鍛えられたムキムキに対抗できそうな人いるんかな?
「始め!!!」
剣を撃ち合う音が場内を行き交う。
チェイスさんとアモンさんは攻撃的な動きで、ジュリアスさまとサーキスさまは迎撃する感じ。個性があるねぇ。
セリウスさまとクラウスさまは揶揄う感じに動いてる。意地悪だ。
アンゼリカさまは「女は呼んでない」って言われて静かにキレて、一撃必殺で沈めちゃって。
やっぱり戦闘スタイルがお義父さまタイプなんだろうなって感じでブワッと闘気が出て一瞬なんだもの。
ジュリアスさまは訓練だからか包容力がある感じで受け入れてからこうしろって誘導してる気がする。
サーキスさまは相手の動きをうまいこと流して返す一撃が早すぎて見えない。
やっぱり常に魔獣とやり合う辺境騎士と王都で警備中心の王国騎士とでは実力が違いすぎる。
何人かがヘコたれて交代した時に、私を護衛してくれた人が出て来た。
クラウスさまと対戦。
途中までとは言え、魔獣と遭遇する可能性のある場に護衛してくれただけあって結構強い。
クラウスさまがちょっと押されたけど勝った。
アモンさんも余裕そうだし、チェイスさんは笑いながら攻めてる。
ホーン家の人たちも強い。なんて言うかちょっと荒っぽい。
大剣で薙ぎ払ってバンバン飛ばしてく。
リュフェリー家の人たちはチェイスさんたちに近い動き。
辺境の三家と王国、こんなに実力差があって良いのかしら?
「平和ボケよねぇ、まぁ団長たちは強いのよぉ~?」
ルルゥが隣でちょいちょい突っ込みつつ、騎士さんたちの弱点とか言ってたと思ったら、少しフォロー?
団長が弱かったら困るよ。
「ジュリアスさまたちが強すぎなんじゃ?」
「それもあるけど、王族の警護に付いてるんだからこれじゃぁねぇ」
そうねぇ。
朝早いので令嬢の野次馬とかいないけど、これ見てたら王国騎士団に不安持っちゃうかも?
「ルーデウスさん、王国騎士団普通に強いですよ。あの人たちが次元が違うだけですって」
ジェイクが突っ込む。
「弱いわよぅ、私たちがいた時はもっと強かったわよぉ」
うーむ。比べようがないのでノーコメントで。
アンゼリカさまは五人ほど相手をしてたけど機嫌悪そうに戻ってきた。
みんな一撃だったので消化不良みたい。「女だからと侮る奴は戦場で真っ先に散る。魔獣がランクが低いからと舐めてかかって死ぬ奴らと同じだ」
結構お怒りだよ。男尊女卑ってどこの世界でもあるんだね。
女の腹から生まれて育てられてるの忘れちゃうのかな?
お昼前になって、ホーン家、リュフェリー家の人たちはまだ付き合うそうだけど、私に予定があるのでグレーデン家は引き上げです。
「私はジュリアスさまかサーキスさまがいればお話しまとめれますよ?」
残っても良いですよ?って遠回しに言ったら、
「今夜も夜会に出なくちゃなんだからゆっくりするよ~」
って。セリウスさまもクラウスさまも肩をすくめてる。
訓練に参加したジュリアスさまたちは汗を流して着替えた。
みんなでお昼ご飯を食べたら、セリウスさまたちは部屋に戻って行った。
侍従さんがお迎えに来たので、ジュリアスさまとサーキスさま、なぜかルルゥとでお話し合いの場に向かった。
お布団の具合はグレーデンのが勝ち。
なぜならスプリングが付いてるから。
お義父さまが特許云々って言ってたから広まってるとは思うんだけど客室までは間に合ってないのかな?
ぬぼーっと起きたらジュリアスさまはもう起きててニーナを呼んでくれた。
ちょいと良いドレスに着替えて「お食事です」ってメイドさんたちがテーブルにセットしてくれたらルルゥが入って来た。
心なしかお疲れな顔でそれがちょっとセクシー。
「出発まで拘束されそうになったわよぉ!逃げて来たわぁ」
っておかず系パンケーキを作ってくれたらしい。
スープはカレー風味。
デレード国の人たち向けに作ったそう。
セリウスさまたちも私たちの部屋に揃ってみんなでご飯。
「あー、今夜も宴に出なくちゃだからうんざりだー」
「親戚とだけ踊って逃げる~」
二人とも王都嫌いなんだな。
食事を終えた頃に王国騎士団の人たちがやって来て何事かと思ったら、ジュリアスさまたちに「どうかお手合わせを~」って懇願してた。
最初はやんわり断っていたんだけど、泣き落としに近い感じでジュリアスさまが折れた。
私も見学について行くことに。
みんな、持って来ている騎士服に着替えて来た。
ルルゥも見学って普通の礼服だったので混ざればいいのにって言ったら、「私はもう一線引いてるからぁ」だって。
めちゃくちゃ強いくせにねぇ。
騎士団の訓練場にはジュリアスさまの抱っこで行ったので目立ち目立つ。
「ラブラブなのを見せつけておけば変なのも減るよね~」
って、クラウスさまとルルゥに揶揄われた。
私は特等席みたいな場所でルルゥとアランとジェイクに護衛されてジュリアスさまの応援をするよ。
話を聞きつけた若手の騎士さんたちがワイワイ騒いでて。
ホーン家とリュフェリー家も参加だ。
グレーデン辺境軍からはジュリアスさまとセリウスさま、クラウスさま、アンゼリカさま、サーキスさま、チェイスさんとアモンさんが付き合うようだ。
対する王国騎士団の騎士さんたちは見た目はサーキスさまくらいの細マッチョが多い。
王国騎士団、ジュリアスさまの鍛えられたムキムキに対抗できそうな人いるんかな?
「始め!!!」
剣を撃ち合う音が場内を行き交う。
チェイスさんとアモンさんは攻撃的な動きで、ジュリアスさまとサーキスさまは迎撃する感じ。個性があるねぇ。
セリウスさまとクラウスさまは揶揄う感じに動いてる。意地悪だ。
アンゼリカさまは「女は呼んでない」って言われて静かにキレて、一撃必殺で沈めちゃって。
やっぱり戦闘スタイルがお義父さまタイプなんだろうなって感じでブワッと闘気が出て一瞬なんだもの。
ジュリアスさまは訓練だからか包容力がある感じで受け入れてからこうしろって誘導してる気がする。
サーキスさまは相手の動きをうまいこと流して返す一撃が早すぎて見えない。
やっぱり常に魔獣とやり合う辺境騎士と王都で警備中心の王国騎士とでは実力が違いすぎる。
何人かがヘコたれて交代した時に、私を護衛してくれた人が出て来た。
クラウスさまと対戦。
途中までとは言え、魔獣と遭遇する可能性のある場に護衛してくれただけあって結構強い。
クラウスさまがちょっと押されたけど勝った。
アモンさんも余裕そうだし、チェイスさんは笑いながら攻めてる。
ホーン家の人たちも強い。なんて言うかちょっと荒っぽい。
大剣で薙ぎ払ってバンバン飛ばしてく。
リュフェリー家の人たちはチェイスさんたちに近い動き。
辺境の三家と王国、こんなに実力差があって良いのかしら?
「平和ボケよねぇ、まぁ団長たちは強いのよぉ~?」
ルルゥが隣でちょいちょい突っ込みつつ、騎士さんたちの弱点とか言ってたと思ったら、少しフォロー?
団長が弱かったら困るよ。
「ジュリアスさまたちが強すぎなんじゃ?」
「それもあるけど、王族の警護に付いてるんだからこれじゃぁねぇ」
そうねぇ。
朝早いので令嬢の野次馬とかいないけど、これ見てたら王国騎士団に不安持っちゃうかも?
「ルーデウスさん、王国騎士団普通に強いですよ。あの人たちが次元が違うだけですって」
ジェイクが突っ込む。
「弱いわよぅ、私たちがいた時はもっと強かったわよぉ」
うーむ。比べようがないのでノーコメントで。
アンゼリカさまは五人ほど相手をしてたけど機嫌悪そうに戻ってきた。
みんな一撃だったので消化不良みたい。「女だからと侮る奴は戦場で真っ先に散る。魔獣がランクが低いからと舐めてかかって死ぬ奴らと同じだ」
結構お怒りだよ。男尊女卑ってどこの世界でもあるんだね。
女の腹から生まれて育てられてるの忘れちゃうのかな?
お昼前になって、ホーン家、リュフェリー家の人たちはまだ付き合うそうだけど、私に予定があるのでグレーデン家は引き上げです。
「私はジュリアスさまかサーキスさまがいればお話しまとめれますよ?」
残っても良いですよ?って遠回しに言ったら、
「今夜も夜会に出なくちゃなんだからゆっくりするよ~」
って。セリウスさまもクラウスさまも肩をすくめてる。
訓練に参加したジュリアスさまたちは汗を流して着替えた。
みんなでお昼ご飯を食べたら、セリウスさまたちは部屋に戻って行った。
侍従さんがお迎えに来たので、ジュリアスさまとサーキスさま、なぜかルルゥとでお話し合いの場に向かった。
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