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二章
217話
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新しいハーブがあったからルルゥ特製ブレンドがまた進化しそうだな。
って言うか普段厨房にいつでも居るし味の探求もやってて睡眠時間あるのかなぁ?
私はなんとかニーナにお願いして離れに行くことにした。
久しぶりの離れ、埃溜まってるかもと思ったけどちゃんと掃除されてた。
そもそも私が掃除してたわけじゃないから普通にお掃除してもらってたわけで。
なぜ離れにきたかと言えば、魔道具をね。
ちょっと忘れてたけどホットプレートを電気ストーブに応用するやつね。
火傷しないように安全装置も付けないとなのでまず見本を作ってあとは量産して貰えるように設計図を用意する。
お世話になってる方達の分は私が作るし、一般向けよりは機能をつける。
温度調整と温風の強弱。魔石消費が一般より多いけど、お祖父様たちもホーン家の方達も大丈夫だろうし。
ついでにお義母さまのご実家関係の人の分も。
設計図と素材だけあれば錬金術で一気にいける。
これは魔力回路の状況が変わったっていうのがはっきり実感出来るほど簡単に制作できた。
ちょっと凄すぎたので下級ポーション作りを試してみた。
錬金釜に魔力を通したら明らかに以前より魔力量を調整しやすい。
なんてこった!!!
ヘドロポーションが出来ない!!!!
元お父様に素敵な贈り物が出来ないYO!!
「リーシャさま?失敗なのですか?」
ニーナが心配そうに聞いてくれるけど、大成功が逆に大失敗に感じる日が来るなんて。
「成功だよ。今までで一番透き通って良い色合いでしょ?」
「ええ、きれいですね?」
怪訝そうに見てくれるけど、嬉しいけど嬉しくない。でも嬉しいって複雑な気持ちなの。
アランたちにも手伝って貰ってポーションを瓶に入れてもらおうか・・・って。
ここで大切なことを思い出したよね。
私が作るポーション、上位互換しちゃう件。
今までの状況より調子が良くなった私が作っちゃったポーションはさて何等級でせう?
背中に冷や汗たっぷり出た。
どうしようか。
バレたらリックさまもサーキスさまは一体どんな顔しちゃうの!?
わざとじゃ無いの!
誰か見てる時って約束もニーナとアランとジェイクもいたし!!!
「ニニニニ・・・ニーナァ!これポイです!!」
「「「ええ!?」」」
「ヤババババ!!!」
顎がガクガクしちゃう。誰か助けて。
〈鑑定〉なんかしないもん!!
しないったらしない!!
『主、それ要らぬなら我に飲ませよ』
「キュ!」
「キュ!」
「ピギャ!」
え!?
いつの間にかいたアズライト。
ポムもティムもぶりっ子ポーズでおねだり。
訳もわかってなさそうなのにディディエも首を傾げ羽を胸元に出してる。
証拠隠滅になる!?
「そっか。何も問題ない時に飲んだらエナジードリンクみたいなのだよね!!」
よし!みんなで飲もう!
アズライトたちには錬金釜からスープ皿になみなみと。
「アランたちも栄養ドリンク飲む?」
さりげなくコップを差し出してみる。
「え?それポーションですよね?」
誤魔化せなかった!
「かなり上等な感じですが」
く!普段からポーションに馴染みがあるからダメだった。
「下級ポーション作ったの」
「下級ポーションはもう少し濃い色ですよ」
アランもジェイクも可哀想な子を見るように私を見てる。
断頭台が見える。
サーキスさまがブリザードなスマイルで鎌を落とすんだ。
『うむ、喉越し良く爽やかだ』
「プキュゥーン」
「モキューウン」
「ピギャギャ~」
美味しいらしい。
空気は読まないアズライトたちはおかわりを要求してニーナに注いでもらってる。
あれ?全部飲んでくれるの!?
「プ!!?」
「モキュ!?」
「ピギャーン!!」
いきなりポムたちが光って光が収まったら色艶がいいと言うかオーラが違う感じに。
なんで!?
『ほう、レベルアップじゃの』
は!?
『特級ポーションを飲んでどこにも異常がない状態だったからその効能が能力向上に使われたようだの』
なんだってーー!?
ちょ、待てよ!!
特級ってなんだ!?
素材のレア度からして違うのに!
アズライトはひかってないじゃん!?
『我はあの釜いっぱい飲んでも無理じゃの。次のレベルまで必要経験が果てしないからの』
それ相当レベルが高いんじゃ。
って普通にレベルアップがあるんだ。
「プッキューン!!」
「モッキューン!!」
ポムとティムが窓から外に魔力を放つと大きな風が吹いて、地面がちょっと揺らめいて木々がグンっと成長した。
ディディエは体が少し変わった。これルルゥがしょんぼりしちゃうよね。成長見逃したなんて。
あかん。これは報告しないと余計にヤバくなるやつ。
もう二度とポーション作らないから許して欲しい。
ってアランがしれっと瓶詰めしてる。
「これ以上はポムたちが暴走しちゃいますから片付けましょう」
『あ、下手な酒より美味いのに』
アズライトがしょんぼりしちゃった。私の方がかなり凹んでるけどね。
ああ~、無茶する気はなかったし、してもいないはずなのになぁ。
って言うか普段厨房にいつでも居るし味の探求もやってて睡眠時間あるのかなぁ?
私はなんとかニーナにお願いして離れに行くことにした。
久しぶりの離れ、埃溜まってるかもと思ったけどちゃんと掃除されてた。
そもそも私が掃除してたわけじゃないから普通にお掃除してもらってたわけで。
なぜ離れにきたかと言えば、魔道具をね。
ちょっと忘れてたけどホットプレートを電気ストーブに応用するやつね。
火傷しないように安全装置も付けないとなのでまず見本を作ってあとは量産して貰えるように設計図を用意する。
お世話になってる方達の分は私が作るし、一般向けよりは機能をつける。
温度調整と温風の強弱。魔石消費が一般より多いけど、お祖父様たちもホーン家の方達も大丈夫だろうし。
ついでにお義母さまのご実家関係の人の分も。
設計図と素材だけあれば錬金術で一気にいける。
これは魔力回路の状況が変わったっていうのがはっきり実感出来るほど簡単に制作できた。
ちょっと凄すぎたので下級ポーション作りを試してみた。
錬金釜に魔力を通したら明らかに以前より魔力量を調整しやすい。
なんてこった!!!
ヘドロポーションが出来ない!!!!
元お父様に素敵な贈り物が出来ないYO!!
「リーシャさま?失敗なのですか?」
ニーナが心配そうに聞いてくれるけど、大成功が逆に大失敗に感じる日が来るなんて。
「成功だよ。今までで一番透き通って良い色合いでしょ?」
「ええ、きれいですね?」
怪訝そうに見てくれるけど、嬉しいけど嬉しくない。でも嬉しいって複雑な気持ちなの。
アランたちにも手伝って貰ってポーションを瓶に入れてもらおうか・・・って。
ここで大切なことを思い出したよね。
私が作るポーション、上位互換しちゃう件。
今までの状況より調子が良くなった私が作っちゃったポーションはさて何等級でせう?
背中に冷や汗たっぷり出た。
どうしようか。
バレたらリックさまもサーキスさまは一体どんな顔しちゃうの!?
わざとじゃ無いの!
誰か見てる時って約束もニーナとアランとジェイクもいたし!!!
「ニニニニ・・・ニーナァ!これポイです!!」
「「「ええ!?」」」
「ヤババババ!!!」
顎がガクガクしちゃう。誰か助けて。
〈鑑定〉なんかしないもん!!
しないったらしない!!
『主、それ要らぬなら我に飲ませよ』
「キュ!」
「キュ!」
「ピギャ!」
え!?
いつの間にかいたアズライト。
ポムもティムもぶりっ子ポーズでおねだり。
訳もわかってなさそうなのにディディエも首を傾げ羽を胸元に出してる。
証拠隠滅になる!?
「そっか。何も問題ない時に飲んだらエナジードリンクみたいなのだよね!!」
よし!みんなで飲もう!
アズライトたちには錬金釜からスープ皿になみなみと。
「アランたちも栄養ドリンク飲む?」
さりげなくコップを差し出してみる。
「え?それポーションですよね?」
誤魔化せなかった!
「かなり上等な感じですが」
く!普段からポーションに馴染みがあるからダメだった。
「下級ポーション作ったの」
「下級ポーションはもう少し濃い色ですよ」
アランもジェイクも可哀想な子を見るように私を見てる。
断頭台が見える。
サーキスさまがブリザードなスマイルで鎌を落とすんだ。
『うむ、喉越し良く爽やかだ』
「プキュゥーン」
「モキューウン」
「ピギャギャ~」
美味しいらしい。
空気は読まないアズライトたちはおかわりを要求してニーナに注いでもらってる。
あれ?全部飲んでくれるの!?
「プ!!?」
「モキュ!?」
「ピギャーン!!」
いきなりポムたちが光って光が収まったら色艶がいいと言うかオーラが違う感じに。
なんで!?
『ほう、レベルアップじゃの』
は!?
『特級ポーションを飲んでどこにも異常がない状態だったからその効能が能力向上に使われたようだの』
なんだってーー!?
ちょ、待てよ!!
特級ってなんだ!?
素材のレア度からして違うのに!
アズライトはひかってないじゃん!?
『我はあの釜いっぱい飲んでも無理じゃの。次のレベルまで必要経験が果てしないからの』
それ相当レベルが高いんじゃ。
って普通にレベルアップがあるんだ。
「プッキューン!!」
「モッキューン!!」
ポムとティムが窓から外に魔力を放つと大きな風が吹いて、地面がちょっと揺らめいて木々がグンっと成長した。
ディディエは体が少し変わった。これルルゥがしょんぼりしちゃうよね。成長見逃したなんて。
あかん。これは報告しないと余計にヤバくなるやつ。
もう二度とポーション作らないから許して欲しい。
ってアランがしれっと瓶詰めしてる。
「これ以上はポムたちが暴走しちゃいますから片付けましょう」
『あ、下手な酒より美味いのに』
アズライトがしょんぼりしちゃった。私の方がかなり凹んでるけどね。
ああ~、無茶する気はなかったし、してもいないはずなのになぁ。
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