221 / 764
二章
215話
しおりを挟む
ポムとティムはニーナに抱っこされてポムのやつ、胸にしがみついてるんだよ。ティムは前向きにプラーンってなってるから確信犯だ。
ニーナはモフに騙されて嬉しそうだけど。
私はジュリアスさまに抱っこされて、なぜかアランがディディエに髪をグシャってされてる。
頭からどかそうと引っ張ろうとすると脚で爪を立てて髪を噛んで拒否するから諦めた。痛そう。ルルゥには悪さしないっぽいのにねぇ?
アズライトはトカゲサイズになって私のスカートにくっついてる。
食堂に入るとアンゼリカさまがいた。
「おう!久しぶりだな」
わざわざ私の方に来てくれて挨拶してくれるので私もジュリアスさまに降ろしてもらって礼を取る。
「相変わらず小さいな!剣より軽いんじゃないか!」
ええ?さすがにそれはないよね!鉄板のギャグかな!?
「ははは!リーシャちゃんは羽より軽いぞ」
お義父さま!!やっぱギャグなんだ。
「リーシャちゃん、ご飯普通がいい?」
「パン食べたい」
ルルゥがまたお粥にするか聞いてきた。
お粥も美味しいけど毎日はいいや。
席についてみんな揃ったのでいただきます。
「リーシャちゃん聞いてよー、アンゼリカ、ダンジョン行くんだよー」
おや?
「セリウスと交代で行くんだ」
おお?
「あれ?マデリーさまの婚姻式に間に合いますか?」
「ん?ワイバーンで行くから問題がなければ間に合うだろう」
刹那的ー!?
なんでもない感じで漫画肉食べてる!豪快だな。
「マデリーも行きたがってたがさすがにレオルカが止めた」
レオルカさま泣いちゃうでしょー?
「もう!僕が行った方が良いって言ってんのにー」
ダンジョンってそんな魅力的なのかな?
「まぁ大したダンジョンじゃないから3回くらい調査に入れば問題ないじゃろう」
お義父さまの前にもデカい骨が積み上がっていく。競走始めちゃったのかな?
「アンゼリカ、勢いでコア壊すなよ」
コアってなんだろう?
「そこまで間抜けじゃない」
「えー、ガダールの中級ダンジョン潰したじゃーん」
ダンジョンを潰す!?
「コアを壊すとダンジョンが消滅するんだ。ダンジョンは領地の収入源になるから残したいが程よく魔獣を退治しないとスタンピードを起こす。戦力のない領地に出来た場合は潰すか温存かを調査するんだ」
ほえ~。それって普通の戦力で維持できるか調べるってことなら、グレーデンの騎士さんだと普通レベルが最狂だったりしないかな?
「基本は最終チェックに新人を入れるから戦力差は考えてるぞ」
また顔に出てたかな。
「何階層かダミー通路や罠がないか色々調べるから時間はかかるけどー出来たばかりのダンジョンは何が出てくるかわからないから楽しいんだよー」
お化け屋敷のスリル!!命懸けバージョン!!
いつか行って・・・みなくても良いかな。
「調べ終わってから行っても楽しくないよー」
クラウスさま、めっちゃごねる。
「しつこい。お前はアッガスの海域調査で海の藻屑になれ」
アンゼリカさまがうんざりしちゃった。
「そっちも楽しそうだけど~そっちはレオルカの部隊がやるんだろー」
まぁアッガス領のお仕事だね。グレーデンからも出るだろうけど。
「アンゼリカさま、女性騎士だけでダンジョンに?」
「ああ、基本は自分の隊を連れて行く。今回は他に3部隊入るから、結果混成だ」
「マデリーが抜けてるんだ。無茶はするなよ」
「はん!お前がルーク抜きで行ったら無茶すんのかよ」
ジュリアスさまが無茶をする姿は思い浮かばないけど、アンゼリカさまだと普通に思い浮かんじゃう。
「アンゼリカ、いくらなんでも口が悪いわよ。いつでも取り繕えるように気を配りなさいな」
「・・・はい」
完全に直せとは言わず適度に猫かぶれって言う諌め方、お義母さまはやっぱりかっこいい。
「母上もアンゼリカも見習わなくて良いからな」
ジュリアスさまが耳元で小声で呟いた。表情を見たらめちゃくちゃげんなりだ。強い女性はお嫌いなのか?
食後のデザートはモンブランタルトとアップルパイとプリンタルトだ。おお~!!
お義母さまとアンゼリカさまの前にホールで五台ずつ並んだ。
アンゼリカさまもデザート鬼喰いなの!?
「リーシャちゃん、薄めだけどブランデーケーキよ」
ルルゥがコソッと私の前にだけ持ってきてくれた。ジュリアスさまが3/4で私が1/4だけど食べる量的には正解なので嬉しい~。
「ルルゥ、ありがとう」
「ええ」
お皿に生クリームとマカロンまで添えてある。
「良かったな」
「はい」
早速ジュリアスさまが切り分けて口元に持ってきてくれる。うま~。ほわっと香るブランデーの香り。
「ん、うまいな」
ジュリアスさまも甘過ぎずお酒風味のケーキは好きみたい。
「あー、兄さん何食べてるの~」
「リーシャの回復祝いだ」
「あー、お酒か~なら仕方ない」
以前ブランデーケーキをセリウスさまに食べられて癇癪起こしたの覚えてるからかすぐ引いた。
「もうークラウスさま、こっちのドライフルーツの方もあるからぁ」
ルルゥがすかさず他のパウンドケーキを持ってきた。さすがだ。
「おかわり!!」
「私もモンブランの方を」
ええ、この合間に五台食べちゃったの!?
かなり甘いのにねぇ。
「プキュー」
「モキュー」
「ピギャー」
ポムたちが自分たちの食事を終えてぱんぱんのほっぺでお義母さまとアンゼリカさまのケーキ早食いを応援している。あ、早食いじゃなかった。食べ放題か。
「やはり騎士棟より本邸の方がレベルが高いな」
まぁルルゥにニックスにベンって言う凄腕と側で学べるコックさんたちが作ってるしね。
騎士棟も従者棟もコックさんたちよくこっちに勉強に来てるみたいだけど。
「ダンジョン行ったらうまい以前に兵糧になるよー」
クラウスさまってばまだ根に持ってる。
「マジックバッグにたくさん食べ物持って行くから良い」
そう言いつつまだまだ食べてる。さっきの漫画肉の骨が十本はお皿にあったと思うんだけど。胃袋はブラックホールなんだろうか?
「あ、リーシャちゃん、デイジー・スコット嬢がディゴーに戻ってきたから研修にバーベラのところに行かせるねー」
外部からの就職してくれる人は初だ。丁重に・・・。
「あ、子供達に絶対カマ投げないように徹底してくださいね」
「えー、前回平気だったそうだから大丈夫だよー」
OHー。クラウスさまの女性の扱いよ・・・。
「クラウス、せっかく遥々来てくださる女性なのだから居心地の良い環境になるように気を配りなさい」
お義母さまもちょっと呆れ気味。私には気を遣ってくれたのにねぇ?子供っぽ過ぎて女性枠じゃないからかな。
「クラウス、お前流石にないわ」
アンゼリカさまにも呆れられたよ。
「ええ~そんなにー?」
「・・・」
ジュリアスさまとお義父さまが居心地悪そうに目をウロウロさせてた。
ニーナはモフに騙されて嬉しそうだけど。
私はジュリアスさまに抱っこされて、なぜかアランがディディエに髪をグシャってされてる。
頭からどかそうと引っ張ろうとすると脚で爪を立てて髪を噛んで拒否するから諦めた。痛そう。ルルゥには悪さしないっぽいのにねぇ?
アズライトはトカゲサイズになって私のスカートにくっついてる。
食堂に入るとアンゼリカさまがいた。
「おう!久しぶりだな」
わざわざ私の方に来てくれて挨拶してくれるので私もジュリアスさまに降ろしてもらって礼を取る。
「相変わらず小さいな!剣より軽いんじゃないか!」
ええ?さすがにそれはないよね!鉄板のギャグかな!?
「ははは!リーシャちゃんは羽より軽いぞ」
お義父さま!!やっぱギャグなんだ。
「リーシャちゃん、ご飯普通がいい?」
「パン食べたい」
ルルゥがまたお粥にするか聞いてきた。
お粥も美味しいけど毎日はいいや。
席についてみんな揃ったのでいただきます。
「リーシャちゃん聞いてよー、アンゼリカ、ダンジョン行くんだよー」
おや?
「セリウスと交代で行くんだ」
おお?
「あれ?マデリーさまの婚姻式に間に合いますか?」
「ん?ワイバーンで行くから問題がなければ間に合うだろう」
刹那的ー!?
なんでもない感じで漫画肉食べてる!豪快だな。
「マデリーも行きたがってたがさすがにレオルカが止めた」
レオルカさま泣いちゃうでしょー?
「もう!僕が行った方が良いって言ってんのにー」
ダンジョンってそんな魅力的なのかな?
「まぁ大したダンジョンじゃないから3回くらい調査に入れば問題ないじゃろう」
お義父さまの前にもデカい骨が積み上がっていく。競走始めちゃったのかな?
「アンゼリカ、勢いでコア壊すなよ」
コアってなんだろう?
「そこまで間抜けじゃない」
「えー、ガダールの中級ダンジョン潰したじゃーん」
ダンジョンを潰す!?
「コアを壊すとダンジョンが消滅するんだ。ダンジョンは領地の収入源になるから残したいが程よく魔獣を退治しないとスタンピードを起こす。戦力のない領地に出来た場合は潰すか温存かを調査するんだ」
ほえ~。それって普通の戦力で維持できるか調べるってことなら、グレーデンの騎士さんだと普通レベルが最狂だったりしないかな?
「基本は最終チェックに新人を入れるから戦力差は考えてるぞ」
また顔に出てたかな。
「何階層かダミー通路や罠がないか色々調べるから時間はかかるけどー出来たばかりのダンジョンは何が出てくるかわからないから楽しいんだよー」
お化け屋敷のスリル!!命懸けバージョン!!
いつか行って・・・みなくても良いかな。
「調べ終わってから行っても楽しくないよー」
クラウスさま、めっちゃごねる。
「しつこい。お前はアッガスの海域調査で海の藻屑になれ」
アンゼリカさまがうんざりしちゃった。
「そっちも楽しそうだけど~そっちはレオルカの部隊がやるんだろー」
まぁアッガス領のお仕事だね。グレーデンからも出るだろうけど。
「アンゼリカさま、女性騎士だけでダンジョンに?」
「ああ、基本は自分の隊を連れて行く。今回は他に3部隊入るから、結果混成だ」
「マデリーが抜けてるんだ。無茶はするなよ」
「はん!お前がルーク抜きで行ったら無茶すんのかよ」
ジュリアスさまが無茶をする姿は思い浮かばないけど、アンゼリカさまだと普通に思い浮かんじゃう。
「アンゼリカ、いくらなんでも口が悪いわよ。いつでも取り繕えるように気を配りなさいな」
「・・・はい」
完全に直せとは言わず適度に猫かぶれって言う諌め方、お義母さまはやっぱりかっこいい。
「母上もアンゼリカも見習わなくて良いからな」
ジュリアスさまが耳元で小声で呟いた。表情を見たらめちゃくちゃげんなりだ。強い女性はお嫌いなのか?
食後のデザートはモンブランタルトとアップルパイとプリンタルトだ。おお~!!
お義母さまとアンゼリカさまの前にホールで五台ずつ並んだ。
アンゼリカさまもデザート鬼喰いなの!?
「リーシャちゃん、薄めだけどブランデーケーキよ」
ルルゥがコソッと私の前にだけ持ってきてくれた。ジュリアスさまが3/4で私が1/4だけど食べる量的には正解なので嬉しい~。
「ルルゥ、ありがとう」
「ええ」
お皿に生クリームとマカロンまで添えてある。
「良かったな」
「はい」
早速ジュリアスさまが切り分けて口元に持ってきてくれる。うま~。ほわっと香るブランデーの香り。
「ん、うまいな」
ジュリアスさまも甘過ぎずお酒風味のケーキは好きみたい。
「あー、兄さん何食べてるの~」
「リーシャの回復祝いだ」
「あー、お酒か~なら仕方ない」
以前ブランデーケーキをセリウスさまに食べられて癇癪起こしたの覚えてるからかすぐ引いた。
「もうークラウスさま、こっちのドライフルーツの方もあるからぁ」
ルルゥがすかさず他のパウンドケーキを持ってきた。さすがだ。
「おかわり!!」
「私もモンブランの方を」
ええ、この合間に五台食べちゃったの!?
かなり甘いのにねぇ。
「プキュー」
「モキュー」
「ピギャー」
ポムたちが自分たちの食事を終えてぱんぱんのほっぺでお義母さまとアンゼリカさまのケーキ早食いを応援している。あ、早食いじゃなかった。食べ放題か。
「やはり騎士棟より本邸の方がレベルが高いな」
まぁルルゥにニックスにベンって言う凄腕と側で学べるコックさんたちが作ってるしね。
騎士棟も従者棟もコックさんたちよくこっちに勉強に来てるみたいだけど。
「ダンジョン行ったらうまい以前に兵糧になるよー」
クラウスさまってばまだ根に持ってる。
「マジックバッグにたくさん食べ物持って行くから良い」
そう言いつつまだまだ食べてる。さっきの漫画肉の骨が十本はお皿にあったと思うんだけど。胃袋はブラックホールなんだろうか?
「あ、リーシャちゃん、デイジー・スコット嬢がディゴーに戻ってきたから研修にバーベラのところに行かせるねー」
外部からの就職してくれる人は初だ。丁重に・・・。
「あ、子供達に絶対カマ投げないように徹底してくださいね」
「えー、前回平気だったそうだから大丈夫だよー」
OHー。クラウスさまの女性の扱いよ・・・。
「クラウス、せっかく遥々来てくださる女性なのだから居心地の良い環境になるように気を配りなさい」
お義母さまもちょっと呆れ気味。私には気を遣ってくれたのにねぇ?子供っぽ過ぎて女性枠じゃないからかな。
「クラウス、お前流石にないわ」
アンゼリカさまにも呆れられたよ。
「ええ~そんなにー?」
「・・・」
ジュリアスさまとお義父さまが居心地悪そうに目をウロウロさせてた。
492
お気に入りに追加
1,875
あなたにおすすめの小説
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています

今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。

聖女転生? だが断る
日村透
恋愛
生まれ変わったら、勝ち逃げ確定の悪役聖女になっていた―――
形ばかりと思っていた聖女召喚の儀式で、本当に異世界の少女が訪れてしまった。
それがきっかけで聖女セレスティーヌは思い出す。
この世界はどうも、前世の母親が書いた恋愛小説の世界ではないか。
しかも自分は、本物の聖女をいじめて陥れる悪役聖女に転生してしまったらしい。
若くして生涯を終えるものの、断罪されることなく悠々自適に暮らし、苦しみのない最期を迎えるのだが……
本当にそうだろうか?
「怪しいですわね。話がうますぎですわ」
何やらあの召喚聖女も怪しい臭いがプンプンする。
セレスティーヌは逃亡を決意した。
ぼっちな幼女は異世界で愛し愛され幸せになりたい
珂里
ファンタジー
ある日、仲の良かった友達が突然いなくなってしまった。
本当に、急に、目の前から消えてしまった友達には、二度と会えなかった。
…………私も消えることができるかな。
私が消えても、きっと、誰も何とも思わない。
私は、邪魔な子だから。
私は、いらない子だから。
だからきっと、誰も悲しまない。
どこかに、私を必要としてくれる人がいないかな。
そんな人がいたら、絶対に側を離れないのに……。
異世界に迷い込んだ少女と、孤独な獣人の少年が徐々に心を通わせ成長していく物語。
☆「神隠し令嬢は騎士様と幸せになりたいんです」と同じ世界です。
彩菜が神隠しに遭う時に、公園で一緒に遊んでいた「ゆうちゃん」こと優香の、もう一つの神隠し物語です。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる