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二章
166話
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女性陣がいるからかテラスも解放していつもより多少?配慮のされた準備がされていた。
ジュリアスさまたちが帰宅して、アンゼリカさまの部隊の人たち、朝突撃して来た女性騎士さんたち以外にも騎士団本部に帰還していたのでその人たちも呼ばれて合計30名くらい集まって来た。
今日は彼女たちだけらしいのでいつもより規模は小さい。
アンゼリカさまたち以外の貴族出身の一部にの騎士さんたち以外は団服のままで。
少し気になったので声をかけてみた。なぜ子供が?って思ったようだけど、親戚の子とか思って流したようで答えてくれた。
「主さまの前でラフな格好はいけません」
なんだそうだ。
彼女たちはほとんどがグレーデン生まれグレーデン育ちの平民なので体格に恵まれ、基礎能力が高いそう。
アンゼリカさまやマデリーさんのような貴族令嬢ではないと身なりにも体型維持にも気を使わないので、ゴツく女性らしくない(自称)ので祝いの席でラフな格好ではいられないって。
別にめっちゃゴツいわけでなく騎士さんだけあって姿勢もいいし見栄えが悪いなんてないんだけど、彼女たちは騎士団にいる誇りもあるから団服でいいのですって言われたら無理にとは言えない。
私はお義父さまたちが庭に出て来たので、ジュリアスさまの側に行った。
アンゼリカさまたちが望むので彼女たちの相手は基本的にお義父さまが受け持っているらしい。
お義父さまが庭に集まってる面々をみると宴の開会の挨拶をする。
「皆のもの、長い間よう頑張ってくれたな、皆が無事に帰ってくれて嬉しいぞ」
どうやら彼女たちはお義父さまを信仰に近いレベルで崇拝してるみたいで、お義父さまが開幕の挨拶をしたら、「私たちを労ってくださった」とか呟いて身を捩らせて喜んでる。
乙女の恥じらいではないそうな。
「皆が離れておる間にジュリアスがリーシャと言う伴侶を迎えた。リーシャの助言や魔道具の発明によって、食料事情が良くなったこと、また食事が美味しくなってことを実感してもらいたい。無礼講じゃ!皆好きに食べ飲んでくれ!!」
お義父さまがそう紹介してくれると、ジュリアスさまと私を比べみて「?」と首を傾げる。けど、年の差婚なら少し幼なげな相手も有り得るのかとなんとなく流すことにしたようだ。
「パンも柔らかくなったしピザもうまいぞ」
お義父さまが彼女たちの気を食べ物にそらしてくれたのでジュリアスさまとテラスの方でゆっくり食事することにした。
ちなみにダレスさまもレオルカさまも参加している。
「こら!これはワシが焼くんじゃ!!」
「おまえはいつでも出来るであろうが!!」
たこ焼きの焼くのをお義父さまとダレスさまでまた争っている。ほんとよく似た兄弟ダレスね。
「もう!もう一台用意したのでそちら使ってちょうだい!!」
ルルゥがたこ焼きの鉄板を追加で作ったようでニックスたちがささっと土台を用意して火を起こして鉄板を嵌め込む。
その様子をお義父さま大好きな彼女たちは楽しげにみている。
いつもの騎士さんたちのバーベキューとは雰囲気が全く違う。
でもって用意されたハジャンク(タコ)を見て少し引いてた。見慣れないと不味そうだよね。
鉄板でイェンゲもヅモヴィ、貝も焼かれて良い匂いがしてる。
クランゴも他の魚も干した物が用意されて炙られたらもうお酒が飲みたくて仕方がないよ。
「さぁ焼けたわよ~」
ルルゥが厨房で焼いた分を運んできた。
魚だけじゃなくお肉もたくさん用意してある。
アンゼリカさまはルルゥが持って来た魚を手に取って匂いを嗅いでから食べた。
お得意のハーブも使ってるだろうから臭みとかは気にならないはず。
「これもうまいな」
アンゼリカさまはブッフェ用のテーブルに並んでた料理をほとんど食べて特に気に入ったらしいものをお皿にたっぷり乗せて持ってて、食いしん坊みたい。
「おい、次の遠征に料理ができるのを連れて行きたい。誰か寄越せ」
「誰が大事なうちの子たちを地獄にやるんだよ」
アンゼリカさまがルルゥに言うとルルゥがいつもより低い声で呆れたように返す。
「あ“!?何が地獄だよ?」
「お前ら強行軍すぎるだろうが」
「はぁん?ルークやテメェほどじゃねえだろうが」
「俺らは少人数だからやれんだよ」
うほー!アンゼリカさまもだけどルルゥも柄が悪いぞ!
「それに今のところ女のコックはうちにいねぇんだわ」
そうね~、マッチョの楽園みたいな厨房だもんね。アンゼリカさまの部隊は女性だけみたいだから無理だね~。
「おい、ルーデウス、リーシャさまの前で地が出てるぞ」
「あ”!?」
少し離れたところでマデリーさんと仲良く食事していたレオルカさまがこちらに来てルルゥに注意した。
ギギギっと視線を下にして私を確認するとルルゥは顔のパーツをギュッと中央に寄せて、
「地じゃないわよ!私はこっちが地なのよ!!」
ってマデリーさんに言ってから厨房に戻っちゃった。
たまにオッサン出てくるのは知ってるし、オネェが後天的に纏った武装なんだろうと思ってるけど、別に過ごしやすい方でいいよね。
女だって気が高ぶると人格変わったり、ぶりっ子がヤンキーになったりなんてよくあるんだからルルゥがたまにオッサン出しても気にならないよ。
「どうもアンゼリカさまとルーデウスさまは気が合わないようでしてね」
「姉上と気が合う男なんてそうそういないだろ・・・」
「なんか言ったのか?」
「ナンデモアリマセン」
ジュリアスさまが、「ルルゥは学園時代の知り合いが相手だとよく言葉が荒れるんだ」って説してくれた。
「それでリーシャさま、アッガスの海には今日出て来た獲物(魚介類)がいるんですか?」
マデリーさんがアッガス行きに前向きになったようだ。
「同じとは言い切れませんが海中に魔素の多い場が見つかればそれなりに獲物が豊富だと思います」
「ならば早めに調査を入れたいですね」
「まぁ婚礼式まではゆっくりしてくれ」
ジュリアスさまがそう言うマデリーさんが、
「三ヶ月も休めと!?」
ってかなり驚いた。
「いや仕事はともかく遠征は無理だろう。式の準備やアッガスへの引越しの準備もあるのだから」
アンゼリカさまたちの部隊は派遣、遠征が多いって言ってたもんね。さすがに婚礼式の前に行っちゃったら大変だ。
「アッガスは外国船をほとんで受け入れてなかったが今後は受け入れをする。騎士団の仕事も増えるだろうがお前たちならうまく采配できるだろう」
レオドラアース国には海に面した領が三つあるけどアッガスだけは比較的穏やかな海にも関わらず外国船の受け入れを拒絶していた。騎士団など維持費がかかると置かずに自警団や傭兵で回していたため、治安も悪かったようで、受け入れる余力もなかったようだ。
国からの騎士の派遣は断ってきたらしく、今となっては領内の現状を知られたくなかった想像している。
「まぁ頑張ってみます」
「セリウスをしばらく貸して欲しい」
レオルカさまがボソッと言う。
「ああ、セリウスとクラウスには定期的にアッガスに行って貰うつもりだ」
「いいのか?」
「俺の仕事が増えるが二人には色々経験してもらいたい」
やりとりを聞いていたら、「わぁ」と聞こえてきて目を向けるとルルゥがケーキやプリンなどを運んできていた。
「甘いのですね」
「甘いのだな」
アンゼリカさまとマデリーさんは二人で頷き合ってケーキに突撃しに行った。
「やはり肉や魚より甘味がいいようだな」
「そりゃ野営や遠征ではなかなか食べられないから」
うーん。海のプレゼンがイマイチだったなぁ。
「負けず嫌いのマデリーちゃんはアッガスっていう難題に心を躍らせてるから多分大丈夫だよ・・・」
レオルカさまが黄昏気味にぼやく。
なるほど。レオルカさまに覚悟を持ってもらうよりマデリーさんが楽しそうとかやり甲斐を感じてもらう方が早いのね。
「リーシャちゃん、明日訓練場を借りても良いかの?」
お義父さまが聞いて来たので頷いた。
グレーデン家で建ててもらったものだし、使う頻度が低いから宝の持ち腐れもいいとこで勿体無いもん。
「父上が訓練されるんですか?」
「この人ったらあの子達におねだりされちゃってね。手合わせをするのですってぇ」
お義母さまが楽しそうに教えてくれたけど、ジュリアスさまが微妙な顔をしてる。
「加減はしてくださいよ」
「ああ、魔法はなしじゃ」
うーん。お義父さま、かなり強いみたいだから加減してもって思ったら建物を壊さないようにって意味だそうで。
リックさまがかなり堅固にしてくれたから大丈夫ではって言ったら、ますます渋面になった。一体どんな手合わせなんだ?
まだまだ慰労会は続くようだけど私はジュリアスさまと一緒早めに下がった。
ジュリアスさまたちが帰宅して、アンゼリカさまの部隊の人たち、朝突撃して来た女性騎士さんたち以外にも騎士団本部に帰還していたのでその人たちも呼ばれて合計30名くらい集まって来た。
今日は彼女たちだけらしいのでいつもより規模は小さい。
アンゼリカさまたち以外の貴族出身の一部にの騎士さんたち以外は団服のままで。
少し気になったので声をかけてみた。なぜ子供が?って思ったようだけど、親戚の子とか思って流したようで答えてくれた。
「主さまの前でラフな格好はいけません」
なんだそうだ。
彼女たちはほとんどがグレーデン生まれグレーデン育ちの平民なので体格に恵まれ、基礎能力が高いそう。
アンゼリカさまやマデリーさんのような貴族令嬢ではないと身なりにも体型維持にも気を使わないので、ゴツく女性らしくない(自称)ので祝いの席でラフな格好ではいられないって。
別にめっちゃゴツいわけでなく騎士さんだけあって姿勢もいいし見栄えが悪いなんてないんだけど、彼女たちは騎士団にいる誇りもあるから団服でいいのですって言われたら無理にとは言えない。
私はお義父さまたちが庭に出て来たので、ジュリアスさまの側に行った。
アンゼリカさまたちが望むので彼女たちの相手は基本的にお義父さまが受け持っているらしい。
お義父さまが庭に集まってる面々をみると宴の開会の挨拶をする。
「皆のもの、長い間よう頑張ってくれたな、皆が無事に帰ってくれて嬉しいぞ」
どうやら彼女たちはお義父さまを信仰に近いレベルで崇拝してるみたいで、お義父さまが開幕の挨拶をしたら、「私たちを労ってくださった」とか呟いて身を捩らせて喜んでる。
乙女の恥じらいではないそうな。
「皆が離れておる間にジュリアスがリーシャと言う伴侶を迎えた。リーシャの助言や魔道具の発明によって、食料事情が良くなったこと、また食事が美味しくなってことを実感してもらいたい。無礼講じゃ!皆好きに食べ飲んでくれ!!」
お義父さまがそう紹介してくれると、ジュリアスさまと私を比べみて「?」と首を傾げる。けど、年の差婚なら少し幼なげな相手も有り得るのかとなんとなく流すことにしたようだ。
「パンも柔らかくなったしピザもうまいぞ」
お義父さまが彼女たちの気を食べ物にそらしてくれたのでジュリアスさまとテラスの方でゆっくり食事することにした。
ちなみにダレスさまもレオルカさまも参加している。
「こら!これはワシが焼くんじゃ!!」
「おまえはいつでも出来るであろうが!!」
たこ焼きの焼くのをお義父さまとダレスさまでまた争っている。ほんとよく似た兄弟ダレスね。
「もう!もう一台用意したのでそちら使ってちょうだい!!」
ルルゥがたこ焼きの鉄板を追加で作ったようでニックスたちがささっと土台を用意して火を起こして鉄板を嵌め込む。
その様子をお義父さま大好きな彼女たちは楽しげにみている。
いつもの騎士さんたちのバーベキューとは雰囲気が全く違う。
でもって用意されたハジャンク(タコ)を見て少し引いてた。見慣れないと不味そうだよね。
鉄板でイェンゲもヅモヴィ、貝も焼かれて良い匂いがしてる。
クランゴも他の魚も干した物が用意されて炙られたらもうお酒が飲みたくて仕方がないよ。
「さぁ焼けたわよ~」
ルルゥが厨房で焼いた分を運んできた。
魚だけじゃなくお肉もたくさん用意してある。
アンゼリカさまはルルゥが持って来た魚を手に取って匂いを嗅いでから食べた。
お得意のハーブも使ってるだろうから臭みとかは気にならないはず。
「これもうまいな」
アンゼリカさまはブッフェ用のテーブルに並んでた料理をほとんど食べて特に気に入ったらしいものをお皿にたっぷり乗せて持ってて、食いしん坊みたい。
「おい、次の遠征に料理ができるのを連れて行きたい。誰か寄越せ」
「誰が大事なうちの子たちを地獄にやるんだよ」
アンゼリカさまがルルゥに言うとルルゥがいつもより低い声で呆れたように返す。
「あ“!?何が地獄だよ?」
「お前ら強行軍すぎるだろうが」
「はぁん?ルークやテメェほどじゃねえだろうが」
「俺らは少人数だからやれんだよ」
うほー!アンゼリカさまもだけどルルゥも柄が悪いぞ!
「それに今のところ女のコックはうちにいねぇんだわ」
そうね~、マッチョの楽園みたいな厨房だもんね。アンゼリカさまの部隊は女性だけみたいだから無理だね~。
「おい、ルーデウス、リーシャさまの前で地が出てるぞ」
「あ”!?」
少し離れたところでマデリーさんと仲良く食事していたレオルカさまがこちらに来てルルゥに注意した。
ギギギっと視線を下にして私を確認するとルルゥは顔のパーツをギュッと中央に寄せて、
「地じゃないわよ!私はこっちが地なのよ!!」
ってマデリーさんに言ってから厨房に戻っちゃった。
たまにオッサン出てくるのは知ってるし、オネェが後天的に纏った武装なんだろうと思ってるけど、別に過ごしやすい方でいいよね。
女だって気が高ぶると人格変わったり、ぶりっ子がヤンキーになったりなんてよくあるんだからルルゥがたまにオッサン出しても気にならないよ。
「どうもアンゼリカさまとルーデウスさまは気が合わないようでしてね」
「姉上と気が合う男なんてそうそういないだろ・・・」
「なんか言ったのか?」
「ナンデモアリマセン」
ジュリアスさまが、「ルルゥは学園時代の知り合いが相手だとよく言葉が荒れるんだ」って説してくれた。
「それでリーシャさま、アッガスの海には今日出て来た獲物(魚介類)がいるんですか?」
マデリーさんがアッガス行きに前向きになったようだ。
「同じとは言い切れませんが海中に魔素の多い場が見つかればそれなりに獲物が豊富だと思います」
「ならば早めに調査を入れたいですね」
「まぁ婚礼式まではゆっくりしてくれ」
ジュリアスさまがそう言うマデリーさんが、
「三ヶ月も休めと!?」
ってかなり驚いた。
「いや仕事はともかく遠征は無理だろう。式の準備やアッガスへの引越しの準備もあるのだから」
アンゼリカさまたちの部隊は派遣、遠征が多いって言ってたもんね。さすがに婚礼式の前に行っちゃったら大変だ。
「アッガスは外国船をほとんで受け入れてなかったが今後は受け入れをする。騎士団の仕事も増えるだろうがお前たちならうまく采配できるだろう」
レオドラアース国には海に面した領が三つあるけどアッガスだけは比較的穏やかな海にも関わらず外国船の受け入れを拒絶していた。騎士団など維持費がかかると置かずに自警団や傭兵で回していたため、治安も悪かったようで、受け入れる余力もなかったようだ。
国からの騎士の派遣は断ってきたらしく、今となっては領内の現状を知られたくなかった想像している。
「まぁ頑張ってみます」
「セリウスをしばらく貸して欲しい」
レオルカさまがボソッと言う。
「ああ、セリウスとクラウスには定期的にアッガスに行って貰うつもりだ」
「いいのか?」
「俺の仕事が増えるが二人には色々経験してもらいたい」
やりとりを聞いていたら、「わぁ」と聞こえてきて目を向けるとルルゥがケーキやプリンなどを運んできていた。
「甘いのですね」
「甘いのだな」
アンゼリカさまとマデリーさんは二人で頷き合ってケーキに突撃しに行った。
「やはり肉や魚より甘味がいいようだな」
「そりゃ野営や遠征ではなかなか食べられないから」
うーん。海のプレゼンがイマイチだったなぁ。
「負けず嫌いのマデリーちゃんはアッガスっていう難題に心を躍らせてるから多分大丈夫だよ・・・」
レオルカさまが黄昏気味にぼやく。
なるほど。レオルカさまに覚悟を持ってもらうよりマデリーさんが楽しそうとかやり甲斐を感じてもらう方が早いのね。
「リーシャちゃん、明日訓練場を借りても良いかの?」
お義父さまが聞いて来たので頷いた。
グレーデン家で建ててもらったものだし、使う頻度が低いから宝の持ち腐れもいいとこで勿体無いもん。
「父上が訓練されるんですか?」
「この人ったらあの子達におねだりされちゃってね。手合わせをするのですってぇ」
お義母さまが楽しそうに教えてくれたけど、ジュリアスさまが微妙な顔をしてる。
「加減はしてくださいよ」
「ああ、魔法はなしじゃ」
うーん。お義父さま、かなり強いみたいだから加減してもって思ったら建物を壊さないようにって意味だそうで。
リックさまがかなり堅固にしてくれたから大丈夫ではって言ったら、ますます渋面になった。一体どんな手合わせなんだ?
まだまだ慰労会は続くようだけど私はジュリアスさまと一緒早めに下がった。
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