160 / 764
二章
155話
しおりを挟む
離れにいくついでについでに池を見ようと向かってみた。
さらに進化してた。
アランとジェイクはすでに知ってたみたいだけど、私とニーナはビックリだよ。
大きさと小島と浮遊島?
百歩くらい譲ってサイズアップと小島はまぁアリだなって思うだけど。
浮いてる島ってなんだろうか?
しかも浮いてる島から水が流れ落ちててファンタジー感満載だよ。
ポカーンとしちゃうよね。
『どうじゃ!我の庭は最高であろ!』
庭?池じゃなくて庭なのね。
って言うかもう湖だよね。
いくら土地が余ってるからって自由にしすぎじゃん!
「すごいけどやりすぎじゃない~?」
『せっかく水脈があるのに使ってなかったなど勿体無かろ』
うーん?地図見た範囲だとたしかに川も池もあんまり無さげだったけど水不足とかは聞いてないから困ってはなかったと思うんだけど。
『まぁ地盤が硬かったから人間には難しいかったろの』
あー、うん?ここの人たち多分拳で大地かち割るくらいしそうだけど。
今までやらなかったなら問題なかったんじゃないかな?
水が表面に出てきて、気温や湿度、天候に影響ないのかしら?
『ふむ。今よりは空気も地面も潤うからの。多少は変わるであろうが人間が暮らしやすくなると思うがの』
そうなのかな。
『畑周りに水路も作っっておるし、ますます豊穣になるだろうし我は良い事をしたぞ』
今日は1メートルくらいの白いイグアナっぽい風体でいるアズライトはなぜか胸を張ってる。
まぁ水路作ってくれたなら偉いね。
『深い位置にある地下水だけで育っていた作物は旱魃に強いから今後も上手く残した方が良いぞ』
たしかに。めちゃくちゃ強いね。
『魔素が濃いからこそだがの』
ここらは魔素が弱かったらただの不毛の地だったのかな。
『主、これは見たことがあるかの?』
アズライトが透明なプルプルしたのを咥えて運んできた。
「これなあに?」
私の手に落としてもらったら、ひんやりしててプルプルで柔らかくて感触がゼリーっぽい感じ?
「ああ、プルルの実ですね」
そのまんま!
アランが教えてくれた。ファンタジー名物?のスライムじゃなかったのか。
「これ外側が多少丈夫で中身が少しとろみのある水なんで野営なんかで見かけると採るんです。でも1日で弾けちゃうんで忘れてると荷物がべちゃべちゃになって綺麗に落ちないんですよ」
うーん?とろみが気になる。
鑑定してみようか。
〈プルルの実。プルル草に成る。外殻は失敗したゼリーのような固さ。そのままかじると無味。乾燥してパウダーにするとゼラチンみたいに使える。内容物は外殻が溶け込んだ水〉
相変わらず変な鑑定さん。
ん?ゼリー?ゼラチン?!
フロマージュとかジュレとか使える!!
「アズライト、これたくさん採れる?」
『ぬ?あの小島にたくさんあるぞ』
池(湖?)の中にいくつか配置されてる島の一つを尻尾で指す。
「もしかして全部の島に色々植えたの?」
『うむ。お気に入りの植物をいくつか見繕って植えたの』
マジかー!!
「うはぁ、見に行きたいな」
島はそれぞれ違う形で見える木々も違うんだよ。
『我が乗せていこうか?』
行きたい!!思わずアズライトに飛びつきかけたら、アランが抱っこから降ろしてくれない。
「ダメです。旦那さまか大旦那さまの許可を取ってからにしてください」
デスヨネー。
「ボートを用意せねばですね」
ジェイクは許可をもらって島に行く前提に提案してくれた。アズライトにみんな乗せてもらおうと思ったらかなり大きくなってもらわないとだしね。
「プルルは何かに使えるのですか?」
アランが質問してきたので簡単に説明をする。
「料理にとろみをつけたり、ぷるんと涼しげなお菓子を作ったりできるの」
葛じゃないけど羊羹とかもしてみたい。
「涼しげなお菓子?」
「作ってみないとわからないねぇ」
みたことないのを説明してもピンとこないだろう。
「遅くなっちゃった。教授たちが待ってるから離れに入ろう」
忘れちゃってたけど。
魔力調整や攻撃魔法もそれなりにできるようになってきたから、魔導書の翻訳と教授たちと古代魔法と現代魔法の解釈の違いを考えるのだ。
ぶっちゃけ、そんなの使えれば古代でも現代でもどうでも良いんだけど。
研究者にとっては大問題らしい。
お母さまやお祖母様が生きてたら押し付けちゃうのにね。
私のお勉強というより研究のお手伝いな体になってきちゃったよ。
教授達、食事のために寝には帰るけどほとんど離れにいるんだよね。
お昼のお弁当をみんなで食べてから私はクラウスさまとお仕事に。
おちびさんたち用の知育玩具はデザインを見せて職人さん丸投げが容易になってきた。
大人用は一般的に必要な知識がどのレベルかを知ることが優先。クラウスさまが騎士仲間に色々聞いてきてくれる。
手探りながら、子供たちの延長線上のお勉強をしてもらってる。
大人は仕事があるから、勉強する習慣が身についてないからと言う面もあって1日1時間、お昼休憩のあとって感じに落ち着いた。
「なんかね。僕らは学園って仕方なく行ってた部分あるでしょ~?彼らはそう思う機会が無かったんだと思うと自分が情けないよ~」
楽しそうにお勉強してるの見ちゃうと切ないよね。
私は現地にはなかなか行けない。少しでも見に行けたら良いな。
「そういえば子供たちから料理を学びたいって声も出てるよ」
家庭科?もいるんだ。音楽とか図工も必要かな?
「手伝いで畑仕事をしてお昼にその収穫物を使った料理が出るから料理がどうできるのか気になるらしい」
「コックさんの仕込みを見るんじゃなくて作ってたいのですか?」
「そうみたい。騎士以外の選択肢が出来たのかな?」
あんまり小さい子だと心配だけど、10歳くらいの子たちなら大丈夫かな。
「コックさんたちが良いなら空き時間に簡単なものから教えてもらうのはどうですか?」
「そうだね~」
料理の先生役の人が確保 できたら様子を見ながら進めることになった。
夕刻前にクラウスさまと本邸に戻って、ルルゥにプルルの実を使ってみたいと話す。
「あらぁ、久しぶりに見たわ~」
破裂しちゃうからあまり出回らないそう。
でも乾燥した皮を使いたいって言ったらそれなら頼めば採って来てもらえるだろうって。
「アズライトの池でそれなりに採れるみたい」
「!?そうなの?乾燥してるところで見た記憶があるけど水場でもできるのねぇ」
おお、そうなんだ。たっぷり水を含んでるのに乾燥してる場所に生えてるなんて優しい草だな。
「乾燥させてどう使うの?」
とりあえずお湯で溶かして砂糖と果物でゼリーを作ってもらった。
プルルン!
お皿の上で揺れるゼリー可愛いなぁ。
すでにポムとティム、アズライト、お義母さまがゼリーの前でスプーンを持って待ち構えてる。
「夕飯前なので少しにしてください」
いや無意味って知っているけど一応ね。
お義母さまもルルゥもゼリーの食感に驚いたみたいでお口の中でプルプルしてるのを確認してるよう。
ポムたちはいつものように頬袋に詰めたいみたいなんだけど入れる側から口の隅にムリムリっとゼリーがはみ出てくる。諦めて飲み込んじゃいなさい。
『あの無味の実は味付けして使うんじゃのう』
出汁やカラシを混ぜてジュレにしてたのも美味しくて好きだったな。
ルルゥに料理に使う場合とか簡単に説明。
「アズライトの池に行けばいつでも手に入るのね?」
ここの住人、全員分って結構な量なんだけどいつでもはどうかな?
『ふむう。別の島にも植えようかの』
アズライトが前向きだった。
「素敵なのはたくさん植えてねぇ☆」
ルルゥはおねだりが上手だな。
そんなわけでゼラチンをゲットだぜ。
骨の髄から取る方法で悩んでたけど、アズライトのおかげでラッキーだった。
さらに進化してた。
アランとジェイクはすでに知ってたみたいだけど、私とニーナはビックリだよ。
大きさと小島と浮遊島?
百歩くらい譲ってサイズアップと小島はまぁアリだなって思うだけど。
浮いてる島ってなんだろうか?
しかも浮いてる島から水が流れ落ちててファンタジー感満載だよ。
ポカーンとしちゃうよね。
『どうじゃ!我の庭は最高であろ!』
庭?池じゃなくて庭なのね。
って言うかもう湖だよね。
いくら土地が余ってるからって自由にしすぎじゃん!
「すごいけどやりすぎじゃない~?」
『せっかく水脈があるのに使ってなかったなど勿体無かろ』
うーん?地図見た範囲だとたしかに川も池もあんまり無さげだったけど水不足とかは聞いてないから困ってはなかったと思うんだけど。
『まぁ地盤が硬かったから人間には難しいかったろの』
あー、うん?ここの人たち多分拳で大地かち割るくらいしそうだけど。
今までやらなかったなら問題なかったんじゃないかな?
水が表面に出てきて、気温や湿度、天候に影響ないのかしら?
『ふむ。今よりは空気も地面も潤うからの。多少は変わるであろうが人間が暮らしやすくなると思うがの』
そうなのかな。
『畑周りに水路も作っっておるし、ますます豊穣になるだろうし我は良い事をしたぞ』
今日は1メートルくらいの白いイグアナっぽい風体でいるアズライトはなぜか胸を張ってる。
まぁ水路作ってくれたなら偉いね。
『深い位置にある地下水だけで育っていた作物は旱魃に強いから今後も上手く残した方が良いぞ』
たしかに。めちゃくちゃ強いね。
『魔素が濃いからこそだがの』
ここらは魔素が弱かったらただの不毛の地だったのかな。
『主、これは見たことがあるかの?』
アズライトが透明なプルプルしたのを咥えて運んできた。
「これなあに?」
私の手に落としてもらったら、ひんやりしててプルプルで柔らかくて感触がゼリーっぽい感じ?
「ああ、プルルの実ですね」
そのまんま!
アランが教えてくれた。ファンタジー名物?のスライムじゃなかったのか。
「これ外側が多少丈夫で中身が少しとろみのある水なんで野営なんかで見かけると採るんです。でも1日で弾けちゃうんで忘れてると荷物がべちゃべちゃになって綺麗に落ちないんですよ」
うーん?とろみが気になる。
鑑定してみようか。
〈プルルの実。プルル草に成る。外殻は失敗したゼリーのような固さ。そのままかじると無味。乾燥してパウダーにするとゼラチンみたいに使える。内容物は外殻が溶け込んだ水〉
相変わらず変な鑑定さん。
ん?ゼリー?ゼラチン?!
フロマージュとかジュレとか使える!!
「アズライト、これたくさん採れる?」
『ぬ?あの小島にたくさんあるぞ』
池(湖?)の中にいくつか配置されてる島の一つを尻尾で指す。
「もしかして全部の島に色々植えたの?」
『うむ。お気に入りの植物をいくつか見繕って植えたの』
マジかー!!
「うはぁ、見に行きたいな」
島はそれぞれ違う形で見える木々も違うんだよ。
『我が乗せていこうか?』
行きたい!!思わずアズライトに飛びつきかけたら、アランが抱っこから降ろしてくれない。
「ダメです。旦那さまか大旦那さまの許可を取ってからにしてください」
デスヨネー。
「ボートを用意せねばですね」
ジェイクは許可をもらって島に行く前提に提案してくれた。アズライトにみんな乗せてもらおうと思ったらかなり大きくなってもらわないとだしね。
「プルルは何かに使えるのですか?」
アランが質問してきたので簡単に説明をする。
「料理にとろみをつけたり、ぷるんと涼しげなお菓子を作ったりできるの」
葛じゃないけど羊羹とかもしてみたい。
「涼しげなお菓子?」
「作ってみないとわからないねぇ」
みたことないのを説明してもピンとこないだろう。
「遅くなっちゃった。教授たちが待ってるから離れに入ろう」
忘れちゃってたけど。
魔力調整や攻撃魔法もそれなりにできるようになってきたから、魔導書の翻訳と教授たちと古代魔法と現代魔法の解釈の違いを考えるのだ。
ぶっちゃけ、そんなの使えれば古代でも現代でもどうでも良いんだけど。
研究者にとっては大問題らしい。
お母さまやお祖母様が生きてたら押し付けちゃうのにね。
私のお勉強というより研究のお手伝いな体になってきちゃったよ。
教授達、食事のために寝には帰るけどほとんど離れにいるんだよね。
お昼のお弁当をみんなで食べてから私はクラウスさまとお仕事に。
おちびさんたち用の知育玩具はデザインを見せて職人さん丸投げが容易になってきた。
大人用は一般的に必要な知識がどのレベルかを知ることが優先。クラウスさまが騎士仲間に色々聞いてきてくれる。
手探りながら、子供たちの延長線上のお勉強をしてもらってる。
大人は仕事があるから、勉強する習慣が身についてないからと言う面もあって1日1時間、お昼休憩のあとって感じに落ち着いた。
「なんかね。僕らは学園って仕方なく行ってた部分あるでしょ~?彼らはそう思う機会が無かったんだと思うと自分が情けないよ~」
楽しそうにお勉強してるの見ちゃうと切ないよね。
私は現地にはなかなか行けない。少しでも見に行けたら良いな。
「そういえば子供たちから料理を学びたいって声も出てるよ」
家庭科?もいるんだ。音楽とか図工も必要かな?
「手伝いで畑仕事をしてお昼にその収穫物を使った料理が出るから料理がどうできるのか気になるらしい」
「コックさんの仕込みを見るんじゃなくて作ってたいのですか?」
「そうみたい。騎士以外の選択肢が出来たのかな?」
あんまり小さい子だと心配だけど、10歳くらいの子たちなら大丈夫かな。
「コックさんたちが良いなら空き時間に簡単なものから教えてもらうのはどうですか?」
「そうだね~」
料理の先生役の人が確保 できたら様子を見ながら進めることになった。
夕刻前にクラウスさまと本邸に戻って、ルルゥにプルルの実を使ってみたいと話す。
「あらぁ、久しぶりに見たわ~」
破裂しちゃうからあまり出回らないそう。
でも乾燥した皮を使いたいって言ったらそれなら頼めば採って来てもらえるだろうって。
「アズライトの池でそれなりに採れるみたい」
「!?そうなの?乾燥してるところで見た記憶があるけど水場でもできるのねぇ」
おお、そうなんだ。たっぷり水を含んでるのに乾燥してる場所に生えてるなんて優しい草だな。
「乾燥させてどう使うの?」
とりあえずお湯で溶かして砂糖と果物でゼリーを作ってもらった。
プルルン!
お皿の上で揺れるゼリー可愛いなぁ。
すでにポムとティム、アズライト、お義母さまがゼリーの前でスプーンを持って待ち構えてる。
「夕飯前なので少しにしてください」
いや無意味って知っているけど一応ね。
お義母さまもルルゥもゼリーの食感に驚いたみたいでお口の中でプルプルしてるのを確認してるよう。
ポムたちはいつものように頬袋に詰めたいみたいなんだけど入れる側から口の隅にムリムリっとゼリーがはみ出てくる。諦めて飲み込んじゃいなさい。
『あの無味の実は味付けして使うんじゃのう』
出汁やカラシを混ぜてジュレにしてたのも美味しくて好きだったな。
ルルゥに料理に使う場合とか簡単に説明。
「アズライトの池に行けばいつでも手に入るのね?」
ここの住人、全員分って結構な量なんだけどいつでもはどうかな?
『ふむう。別の島にも植えようかの』
アズライトが前向きだった。
「素敵なのはたくさん植えてねぇ☆」
ルルゥはおねだりが上手だな。
そんなわけでゼラチンをゲットだぜ。
骨の髄から取る方法で悩んでたけど、アズライトのおかげでラッキーだった。
551
お気に入りに追加
1,875
あなたにおすすめの小説
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
ぼっちな幼女は異世界で愛し愛され幸せになりたい
珂里
ファンタジー
ある日、仲の良かった友達が突然いなくなってしまった。
本当に、急に、目の前から消えてしまった友達には、二度と会えなかった。
…………私も消えることができるかな。
私が消えても、きっと、誰も何とも思わない。
私は、邪魔な子だから。
私は、いらない子だから。
だからきっと、誰も悲しまない。
どこかに、私を必要としてくれる人がいないかな。
そんな人がいたら、絶対に側を離れないのに……。
異世界に迷い込んだ少女と、孤独な獣人の少年が徐々に心を通わせ成長していく物語。
☆「神隠し令嬢は騎士様と幸せになりたいんです」と同じ世界です。
彩菜が神隠しに遭う時に、公園で一緒に遊んでいた「ゆうちゃん」こと優香の、もう一つの神隠し物語です。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!

今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。

聖女転生? だが断る
日村透
恋愛
生まれ変わったら、勝ち逃げ確定の悪役聖女になっていた―――
形ばかりと思っていた聖女召喚の儀式で、本当に異世界の少女が訪れてしまった。
それがきっかけで聖女セレスティーヌは思い出す。
この世界はどうも、前世の母親が書いた恋愛小説の世界ではないか。
しかも自分は、本物の聖女をいじめて陥れる悪役聖女に転生してしまったらしい。
若くして生涯を終えるものの、断罪されることなく悠々自適に暮らし、苦しみのない最期を迎えるのだが……
本当にそうだろうか?
「怪しいですわね。話がうますぎですわ」
何やらあの召喚聖女も怪しい臭いがプンプンする。
セレスティーヌは逃亡を決意した。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる