128 / 710
二章
123話
しおりを挟む
海にギャングって言ってもこの海じゃ10mくらいって小物なんじゃ?って思ったけど、漁師さんは狙わないみたいだから凶暴なのかな?
まぁサクッとサーキスさまが解体してルルゥが滑りをとって蒲焼きと唐揚げにしちゃった。
男性陣はほぼ徹夜で海で過ごすと言い張った。
「俺たちは二、三日寝ずに過ごすのはしょっちゅうなんだわ」
「こんな楽しい場所で寝るなんてあり得ません」
グレーデンの脳筋ヤバい。
「加減せずに動けるのは久しぶりです」
森は大きくても木々が有るから相手もこちらも制限があるもんね。
ジュリアスさまも目が輝いてるし、微妙に体が揺れてて子供が動きたくてうずうずしてるみたいな状態。
「リーシャは寝てるか?」
「何が出るかちょっと見たいです」
邪魔にならないなら見たいかな。
ニーナたち女性陣は各自自由に過ごすようにしてもらった。
私が見に行くなら付いてくるって言い張ってたけど、時間外労働も甚だしいからね。
ニーナは普段から私につきっきりでブラックすぎるんだもの。
ジュリアスさまが私の体調を気遣って深夜までは一緒に仮眠を取ると言う。
そんなワクワクしてるのに寝れるのかしら?
本当はね、ほんのちょっぴりハネムーンベイビーを授かる展開を期待していた旅行だったけど、そんな気にもならない島だったしね。思い切り楽しんで過ごそう。
まぁまだまだ完全に手を出す気はないらしい。過保護で真面目すぎるんだ。
寝付くまではちょっとだけイチャイチャしたけどね☆
お月さまが天に登り切った頃、海の方から雄叫びと騎士さんたちの歓声が響いた。
「リーシャ、起きれるか?」
ジュリアスさまがすでに準備万端で私もチュニックワンピと下にカーゴに着替えて抱き抱えられて海岸まで向かった。
なんだっけ?人外魔境?
妖怪・・・じゃなくて海獣大戦争?
すでに海には大きな双頭蛇と足がいっぱいのイカとガ○ラみたいな亀が暴れてて。
サーキスさまが足場を凍らせながらめっちゃキラキラしながらイカの足を切り落として、チェイスさんとアモンさんが剣に闘気を纏わせて大剣にして?急所らしきところを攻めてる。
蛇はルルゥが風を操りながら切りつけてる。
海なのにどう戦うのかと思ってたんだけど華麗に飛んでるんだよ。
セバスチャンも水魔法で翻弄させてる。
アランたちは他のちらほら出てくるのを嬉々としてやっつけてる。
「大漁だぁ!」
いや、なんだ。どれだけ持って帰る気なんだ。
「出遅れたな」
ちょっとしょんぼりなジュリアスさまが私に簡易結界を張って参加しに行った。
岩場でずっと見物していたらしいアズライトがそばに来てサイズダウンしてから私に乗ってきた。
『我が参加すると逃げてしまうからの』
だろうね。
「この海普段からこんななのかな」
『其方らの魔力に釣られてだけで普段は滅多に浮上してこないんだろうの』
うーむ?魔力抑えたら来なくなるんかなぁ。
そういえばイカって夜行性なのに昼にいっぱい出たから、やっぱり地球のとは違うんだろうね。魔力に釣られるってなんだ。
『なんだ?魚が食べたかったんだろう?』
アズライトが不可解だと首を傾げる。
「うーん?魚がって言うか料理に使える素材とか色々探したかったんだ」
『見つからぬのか?』
「わかんない。それに製造法を知ってる訳じゃないし手に入らないのかも」
『諦めずとも良い。世界は広い。海もここだけでもないぞ』
「そうだねぇ」
アズライトと話してる間も波飛沫が舞い、海獣たちがどんどん倒される。
サーキスさまがとんでもないとは聞いてたけど、鬼神とか氷鬼とか言われてても仕方ないほど容赦がない。
ルルゥもわりとそう。
サイズが大きいし相手もそれなりに強いみたいだから一撃では通らないみたいだけど、結構あっさり勝ってる。
ジュリアスさまは基本的には炎使いらしいけど今回や魔の森で獲物を狩る時は燃やせないから剣に風の魔力を纏わせるらしい。
属性が一つじゃないから困らないらしいけど得意な方で使えないのは不便だね。
でもめっちゃ強い。
アラン達の加勢をしていたと思ったら新たに出てきたムカデ?ゴカイ?めちゃデカーーーい!!
いやっっっ!!!!私、足が多い虫嫌い!!
最悪だと思ってたら見事に一刀両断。
ジュリアスさまかっこいい!!
ゾゾっと身震いしたけどすぐに処理してもらえて安心。
万が一美味しくても却下だ。
カニや蜘蛛までしか許さない。
『あれは悪くない味だが嫌いなのか?』
え?私アズライトとは分かり合えそうにないよ!
『イェンゲとそう変わらぬだろ』
・・・食べたいなら食べれば良いけど見えないとこで食べて。
ここまで見てきてやっぱりタコはいないな。
アラン達が仕留めた物の中にもそれっぽいのはいない。
でもイカとカニっぽいのは手に入れたし、貝もいっぱい獲れたから贅沢言わない。
なんか超不細工な顔のサメや謎のブヨブヨな子豚みたいな海獣も出た。
みんな大した苦もなく倒して。
明け方には海鳥?
ロック鳥みたいなおっきいのが飛来してきたの。
「うっは!肉頂き!!」
「「やりィ!!!」」
テンション上がったままのサーキスさまがキャラ変したかのような喜びようで手から氷の矢を放って撃ち落とした。
「・・・」
トンビみたいに油揚げ取りに来たら返り討ちに遭ったみたいな感じ?
「もっと来ないかなぁ」
クラウスさまとチェイスさん達のお肉に対する期待がすごい。
「おーい、こっちの収納してくれ」
「おぅ」
グレーデンは普段から食料を大量に必要としているから食料調達のマジックバッグは大容量らしいんだけど流石にこれは多すぎるんじゃないかな。
私も近づける範囲の獲物は回収した。
足が多いアイツは気分的に嫌なので入れないけど。
「そろそろ一回中に戻ろうか」
え、一回?まだ獲りたいの?
「そうねぇ、朝食作らなくちゃ~☆」
「腹が減ってたらチカラはいんねぇしな」
・・・寝ないのは良いけど食事抜きはダメなんだ。
「リーシャちゃんこれ、イェンゲみたいな身なんだけどどうやって食べる?」
ゲ!やっぱり食べるんだ。
「イェンゲみたいな扱いで大丈夫だよ」
それ調理手伝わせないでね。
「あら?リーシャちゃんはこれ苦手?」
「・・・足が多いの嫌い」
「ふふ、女の子ねぇ♡」
・・・どこからどう見ても女の子だよ!?
「魔の森と一緒で獲物が尽きないのは良いわねぇ。ストレス発散になるわぁ」
海の中って魔の森みたく発生源なの?
「この島周辺に発生するスポットが出来てるのよ。それをアルジェさまや騎士達が定期的に狩ってるんでしょうね」
海じゃ行動範囲が広すぎるじゃん。怖。
「今回は俺たちが掃討したが普通は任せてもらえないんだ」
「外部からの人手を借りて討伐となると予算が出るが俺たちは遊びに来た体だからな。アルジェさまはラッキーだとか言ってくれて良かったな」
「普段ここまで出ないんでしょ?」
「潜在的に潜んでいた魔物を処理した形になるな」
ふえー、わざわざ寝てた子を起こしたよ。
「アルジェは手間が省けた上に急に襲われる心配も無くなって、俺たちは食料たくさん手に入った。お互いにいい話だろう」
そう言う物なのか~。
私はまたジュリアスさまの抱っこでお屋敷に戻った。
ルルゥが早速蛇をおろして蒲焼にし始める。
素材も高く売れるらしいから綺麗に皮を剥いでるし、骨も取っておくらしい。
ダシにしても良くない?
イカは足と体を分けて干す。なんか色合い的にも形的にもグロテスクでまずそう。
でも味は普通に〈美味しいイカ〉らしい。
イカスミも取れるけど、なんとなくいらないので売ってもらおう。加工したらインクにもなるらしい。
亀は甲羅が高級素材ならしく解体して売るんだって。身は滋養強壮にいいよって伝えたら売る方向になった。
ニーナ達が起きてて、パンとお米を用意してくれてたのでみんなで朝食。
『おい!これ!!これにパバブを乗せてくれ』
アズライトは蒲焼に山盛りパバプを乗せて美味しそうに食べてる。
ニーナ達に預かってもらっていたポムとティムもパバプを食べてシビビとなるのを繰り返してる。
「リーシャ、仮眠を取ったら森に行こう」
まぁサクッとサーキスさまが解体してルルゥが滑りをとって蒲焼きと唐揚げにしちゃった。
男性陣はほぼ徹夜で海で過ごすと言い張った。
「俺たちは二、三日寝ずに過ごすのはしょっちゅうなんだわ」
「こんな楽しい場所で寝るなんてあり得ません」
グレーデンの脳筋ヤバい。
「加減せずに動けるのは久しぶりです」
森は大きくても木々が有るから相手もこちらも制限があるもんね。
ジュリアスさまも目が輝いてるし、微妙に体が揺れてて子供が動きたくてうずうずしてるみたいな状態。
「リーシャは寝てるか?」
「何が出るかちょっと見たいです」
邪魔にならないなら見たいかな。
ニーナたち女性陣は各自自由に過ごすようにしてもらった。
私が見に行くなら付いてくるって言い張ってたけど、時間外労働も甚だしいからね。
ニーナは普段から私につきっきりでブラックすぎるんだもの。
ジュリアスさまが私の体調を気遣って深夜までは一緒に仮眠を取ると言う。
そんなワクワクしてるのに寝れるのかしら?
本当はね、ほんのちょっぴりハネムーンベイビーを授かる展開を期待していた旅行だったけど、そんな気にもならない島だったしね。思い切り楽しんで過ごそう。
まぁまだまだ完全に手を出す気はないらしい。過保護で真面目すぎるんだ。
寝付くまではちょっとだけイチャイチャしたけどね☆
お月さまが天に登り切った頃、海の方から雄叫びと騎士さんたちの歓声が響いた。
「リーシャ、起きれるか?」
ジュリアスさまがすでに準備万端で私もチュニックワンピと下にカーゴに着替えて抱き抱えられて海岸まで向かった。
なんだっけ?人外魔境?
妖怪・・・じゃなくて海獣大戦争?
すでに海には大きな双頭蛇と足がいっぱいのイカとガ○ラみたいな亀が暴れてて。
サーキスさまが足場を凍らせながらめっちゃキラキラしながらイカの足を切り落として、チェイスさんとアモンさんが剣に闘気を纏わせて大剣にして?急所らしきところを攻めてる。
蛇はルルゥが風を操りながら切りつけてる。
海なのにどう戦うのかと思ってたんだけど華麗に飛んでるんだよ。
セバスチャンも水魔法で翻弄させてる。
アランたちは他のちらほら出てくるのを嬉々としてやっつけてる。
「大漁だぁ!」
いや、なんだ。どれだけ持って帰る気なんだ。
「出遅れたな」
ちょっとしょんぼりなジュリアスさまが私に簡易結界を張って参加しに行った。
岩場でずっと見物していたらしいアズライトがそばに来てサイズダウンしてから私に乗ってきた。
『我が参加すると逃げてしまうからの』
だろうね。
「この海普段からこんななのかな」
『其方らの魔力に釣られてだけで普段は滅多に浮上してこないんだろうの』
うーむ?魔力抑えたら来なくなるんかなぁ。
そういえばイカって夜行性なのに昼にいっぱい出たから、やっぱり地球のとは違うんだろうね。魔力に釣られるってなんだ。
『なんだ?魚が食べたかったんだろう?』
アズライトが不可解だと首を傾げる。
「うーん?魚がって言うか料理に使える素材とか色々探したかったんだ」
『見つからぬのか?』
「わかんない。それに製造法を知ってる訳じゃないし手に入らないのかも」
『諦めずとも良い。世界は広い。海もここだけでもないぞ』
「そうだねぇ」
アズライトと話してる間も波飛沫が舞い、海獣たちがどんどん倒される。
サーキスさまがとんでもないとは聞いてたけど、鬼神とか氷鬼とか言われてても仕方ないほど容赦がない。
ルルゥもわりとそう。
サイズが大きいし相手もそれなりに強いみたいだから一撃では通らないみたいだけど、結構あっさり勝ってる。
ジュリアスさまは基本的には炎使いらしいけど今回や魔の森で獲物を狩る時は燃やせないから剣に風の魔力を纏わせるらしい。
属性が一つじゃないから困らないらしいけど得意な方で使えないのは不便だね。
でもめっちゃ強い。
アラン達の加勢をしていたと思ったら新たに出てきたムカデ?ゴカイ?めちゃデカーーーい!!
いやっっっ!!!!私、足が多い虫嫌い!!
最悪だと思ってたら見事に一刀両断。
ジュリアスさまかっこいい!!
ゾゾっと身震いしたけどすぐに処理してもらえて安心。
万が一美味しくても却下だ。
カニや蜘蛛までしか許さない。
『あれは悪くない味だが嫌いなのか?』
え?私アズライトとは分かり合えそうにないよ!
『イェンゲとそう変わらぬだろ』
・・・食べたいなら食べれば良いけど見えないとこで食べて。
ここまで見てきてやっぱりタコはいないな。
アラン達が仕留めた物の中にもそれっぽいのはいない。
でもイカとカニっぽいのは手に入れたし、貝もいっぱい獲れたから贅沢言わない。
なんか超不細工な顔のサメや謎のブヨブヨな子豚みたいな海獣も出た。
みんな大した苦もなく倒して。
明け方には海鳥?
ロック鳥みたいなおっきいのが飛来してきたの。
「うっは!肉頂き!!」
「「やりィ!!!」」
テンション上がったままのサーキスさまがキャラ変したかのような喜びようで手から氷の矢を放って撃ち落とした。
「・・・」
トンビみたいに油揚げ取りに来たら返り討ちに遭ったみたいな感じ?
「もっと来ないかなぁ」
クラウスさまとチェイスさん達のお肉に対する期待がすごい。
「おーい、こっちの収納してくれ」
「おぅ」
グレーデンは普段から食料を大量に必要としているから食料調達のマジックバッグは大容量らしいんだけど流石にこれは多すぎるんじゃないかな。
私も近づける範囲の獲物は回収した。
足が多いアイツは気分的に嫌なので入れないけど。
「そろそろ一回中に戻ろうか」
え、一回?まだ獲りたいの?
「そうねぇ、朝食作らなくちゃ~☆」
「腹が減ってたらチカラはいんねぇしな」
・・・寝ないのは良いけど食事抜きはダメなんだ。
「リーシャちゃんこれ、イェンゲみたいな身なんだけどどうやって食べる?」
ゲ!やっぱり食べるんだ。
「イェンゲみたいな扱いで大丈夫だよ」
それ調理手伝わせないでね。
「あら?リーシャちゃんはこれ苦手?」
「・・・足が多いの嫌い」
「ふふ、女の子ねぇ♡」
・・・どこからどう見ても女の子だよ!?
「魔の森と一緒で獲物が尽きないのは良いわねぇ。ストレス発散になるわぁ」
海の中って魔の森みたく発生源なの?
「この島周辺に発生するスポットが出来てるのよ。それをアルジェさまや騎士達が定期的に狩ってるんでしょうね」
海じゃ行動範囲が広すぎるじゃん。怖。
「今回は俺たちが掃討したが普通は任せてもらえないんだ」
「外部からの人手を借りて討伐となると予算が出るが俺たちは遊びに来た体だからな。アルジェさまはラッキーだとか言ってくれて良かったな」
「普段ここまで出ないんでしょ?」
「潜在的に潜んでいた魔物を処理した形になるな」
ふえー、わざわざ寝てた子を起こしたよ。
「アルジェは手間が省けた上に急に襲われる心配も無くなって、俺たちは食料たくさん手に入った。お互いにいい話だろう」
そう言う物なのか~。
私はまたジュリアスさまの抱っこでお屋敷に戻った。
ルルゥが早速蛇をおろして蒲焼にし始める。
素材も高く売れるらしいから綺麗に皮を剥いでるし、骨も取っておくらしい。
ダシにしても良くない?
イカは足と体を分けて干す。なんか色合い的にも形的にもグロテスクでまずそう。
でも味は普通に〈美味しいイカ〉らしい。
イカスミも取れるけど、なんとなくいらないので売ってもらおう。加工したらインクにもなるらしい。
亀は甲羅が高級素材ならしく解体して売るんだって。身は滋養強壮にいいよって伝えたら売る方向になった。
ニーナ達が起きてて、パンとお米を用意してくれてたのでみんなで朝食。
『おい!これ!!これにパバブを乗せてくれ』
アズライトは蒲焼に山盛りパバプを乗せて美味しそうに食べてる。
ニーナ達に預かってもらっていたポムとティムもパバプを食べてシビビとなるのを繰り返してる。
「リーシャ、仮眠を取ったら森に行こう」
498
お気に入りに追加
1,792
あなたにおすすめの小説
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
三回も婚約破棄された小リス令嬢は黒豹騎士に睨まれる~実は溺愛されてるようですが怖すぎて気づきません~
鳥花風星
恋愛
常に何かを食べていなければ魔力が枯渇してしまい命も危うい令嬢ヴィオラ。小柄でいつも両頬に食べ物を詰めこみモグモグと食べてばかりいるのでついたあだ名が「小リス令嬢」だった。
大食いのせいで三度も婚約破棄されてしまい家族にも疎まれるヴィオラは、ひょんなことからとある騎士に縁談を申し込まれる。
見た目は申し分ないのに全身黒づくめの服装でいつも無表情。手足が長く戦いの際にとても俊敏なことからついたあだ名が「黒豹騎士」だ。
黒豹に睨まれ怯える小リスだったが、どうやら睨まれているわけではないようで…?
対照的な二人が距離を縮めていくハッピーエンドストーリー。
愛なんてどこにもないと知っている
紫楼
恋愛
私は親の選んだ相手と政略結婚をさせられた。
相手には長年の恋人がいて婚約時から全てを諦め、貴族の娘として割り切った。
白い結婚でも社交界でどんなに噂されてもどうでも良い。
結局は追い出されて、家に帰された。
両親には叱られ、兄にはため息を吐かれる。
一年もしないうちに再婚を命じられた。
彼は兄の親友で、兄が私の初恋だと勘違いした人。
私は何も期待できないことを知っている。
彼は私を愛さない。
主人公以外が愛や恋に迷走して暴走しているので、主人公は最後の方しか、トキメキがないです。
作者の脳内の世界観なので現実世界の法律や常識とは重ねないでお読むください。
誤字脱字は多いと思われますので、先にごめんなさい。
他サイトにも載せています。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
【完結】悪役令嬢だったみたいなので婚約から回避してみた
もふきゅな
恋愛
春風に彩られた王国で、名門貴族ロゼリア家の娘ナタリアは、ある日見た悪夢によって人生が一変する。夢の中、彼女は「悪役令嬢」として婚約を破棄され、王国から追放される未来を目撃する。それを避けるため、彼女は最愛の王太子アレクサンダーから距離を置き、自らを守ろうとするが、彼の深い愛と執着が彼女の運命を変えていく。
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
転生先が意地悪な王妃でした。うちの子が可愛いので今日から優しいママになります! ~陛下、もしかして一緒に遊びたいのですか?
朱音ゆうひ
恋愛
転生したら、我が子に冷たくする酷い王妃になってしまった!
「お母様、謝るわ。お母様、今日から変わる。あなたを一生懸命愛して、優しくして、幸せにするからね……っ」
王子を抱きしめて誓った私は、その日から愛情をたっぷりと注ぐ。
不仲だった夫(国王)は、そんな私と息子にそわそわと近づいてくる。
もしかして一緒に遊びたいのですか、あなた?
他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5296ig/)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる