128 / 764
二章
123話
しおりを挟む
海にギャングって言ってもこの海じゃ10mくらいって小物なんじゃ?って思ったけど、漁師さんは狙わないみたいだから凶暴なのかな?
まぁサクッとサーキスさまが解体してルルゥが滑りをとって蒲焼きと唐揚げにしちゃった。
男性陣はほぼ徹夜で海で過ごすと言い張った。
「俺たちは二、三日寝ずに過ごすのはしょっちゅうなんだわ」
「こんな楽しい場所で寝るなんてあり得ません」
グレーデンの脳筋ヤバい。
「加減せずに動けるのは久しぶりです」
森は大きくても木々が有るから相手もこちらも制限があるもんね。
ジュリアスさまも目が輝いてるし、微妙に体が揺れてて子供が動きたくてうずうずしてるみたいな状態。
「リーシャは寝てるか?」
「何が出るかちょっと見たいです」
邪魔にならないなら見たいかな。
ニーナたち女性陣は各自自由に過ごすようにしてもらった。
私が見に行くなら付いてくるって言い張ってたけど、時間外労働も甚だしいからね。
ニーナは普段から私につきっきりでブラックすぎるんだもの。
ジュリアスさまが私の体調を気遣って深夜までは一緒に仮眠を取ると言う。
そんなワクワクしてるのに寝れるのかしら?
本当はね、ほんのちょっぴりハネムーンベイビーを授かる展開を期待していた旅行だったけど、そんな気にもならない島だったしね。思い切り楽しんで過ごそう。
まぁまだまだ完全に手を出す気はないらしい。過保護で真面目すぎるんだ。
寝付くまではちょっとだけイチャイチャしたけどね☆
お月さまが天に登り切った頃、海の方から雄叫びと騎士さんたちの歓声が響いた。
「リーシャ、起きれるか?」
ジュリアスさまがすでに準備万端で私もチュニックワンピと下にカーゴに着替えて抱き抱えられて海岸まで向かった。
なんだっけ?人外魔境?
妖怪・・・じゃなくて海獣大戦争?
すでに海には大きな双頭蛇と足がいっぱいのイカとガ○ラみたいな亀が暴れてて。
サーキスさまが足場を凍らせながらめっちゃキラキラしながらイカの足を切り落として、チェイスさんとアモンさんが剣に闘気を纏わせて大剣にして?急所らしきところを攻めてる。
蛇はルルゥが風を操りながら切りつけてる。
海なのにどう戦うのかと思ってたんだけど華麗に飛んでるんだよ。
セバスチャンも水魔法で翻弄させてる。
アランたちは他のちらほら出てくるのを嬉々としてやっつけてる。
「大漁だぁ!」
いや、なんだ。どれだけ持って帰る気なんだ。
「出遅れたな」
ちょっとしょんぼりなジュリアスさまが私に簡易結界を張って参加しに行った。
岩場でずっと見物していたらしいアズライトがそばに来てサイズダウンしてから私に乗ってきた。
『我が参加すると逃げてしまうからの』
だろうね。
「この海普段からこんななのかな」
『其方らの魔力に釣られてだけで普段は滅多に浮上してこないんだろうの』
うーむ?魔力抑えたら来なくなるんかなぁ。
そういえばイカって夜行性なのに昼にいっぱい出たから、やっぱり地球のとは違うんだろうね。魔力に釣られるってなんだ。
『なんだ?魚が食べたかったんだろう?』
アズライトが不可解だと首を傾げる。
「うーん?魚がって言うか料理に使える素材とか色々探したかったんだ」
『見つからぬのか?』
「わかんない。それに製造法を知ってる訳じゃないし手に入らないのかも」
『諦めずとも良い。世界は広い。海もここだけでもないぞ』
「そうだねぇ」
アズライトと話してる間も波飛沫が舞い、海獣たちがどんどん倒される。
サーキスさまがとんでもないとは聞いてたけど、鬼神とか氷鬼とか言われてても仕方ないほど容赦がない。
ルルゥもわりとそう。
サイズが大きいし相手もそれなりに強いみたいだから一撃では通らないみたいだけど、結構あっさり勝ってる。
ジュリアスさまは基本的には炎使いらしいけど今回や魔の森で獲物を狩る時は燃やせないから剣に風の魔力を纏わせるらしい。
属性が一つじゃないから困らないらしいけど得意な方で使えないのは不便だね。
でもめっちゃ強い。
アラン達の加勢をしていたと思ったら新たに出てきたムカデ?ゴカイ?めちゃデカーーーい!!
いやっっっ!!!!私、足が多い虫嫌い!!
最悪だと思ってたら見事に一刀両断。
ジュリアスさまかっこいい!!
ゾゾっと身震いしたけどすぐに処理してもらえて安心。
万が一美味しくても却下だ。
カニや蜘蛛までしか許さない。
『あれは悪くない味だが嫌いなのか?』
え?私アズライトとは分かり合えそうにないよ!
『イェンゲとそう変わらぬだろ』
・・・食べたいなら食べれば良いけど見えないとこで食べて。
ここまで見てきてやっぱりタコはいないな。
アラン達が仕留めた物の中にもそれっぽいのはいない。
でもイカとカニっぽいのは手に入れたし、貝もいっぱい獲れたから贅沢言わない。
なんか超不細工な顔のサメや謎のブヨブヨな子豚みたいな海獣も出た。
みんな大した苦もなく倒して。
明け方には海鳥?
ロック鳥みたいなおっきいのが飛来してきたの。
「うっは!肉頂き!!」
「「やりィ!!!」」
テンション上がったままのサーキスさまがキャラ変したかのような喜びようで手から氷の矢を放って撃ち落とした。
「・・・」
トンビみたいに油揚げ取りに来たら返り討ちに遭ったみたいな感じ?
「もっと来ないかなぁ」
クラウスさまとチェイスさん達のお肉に対する期待がすごい。
「おーい、こっちの収納してくれ」
「おぅ」
グレーデンは普段から食料を大量に必要としているから食料調達のマジックバッグは大容量らしいんだけど流石にこれは多すぎるんじゃないかな。
私も近づける範囲の獲物は回収した。
足が多いアイツは気分的に嫌なので入れないけど。
「そろそろ一回中に戻ろうか」
え、一回?まだ獲りたいの?
「そうねぇ、朝食作らなくちゃ~☆」
「腹が減ってたらチカラはいんねぇしな」
・・・寝ないのは良いけど食事抜きはダメなんだ。
「リーシャちゃんこれ、イェンゲみたいな身なんだけどどうやって食べる?」
ゲ!やっぱり食べるんだ。
「イェンゲみたいな扱いで大丈夫だよ」
それ調理手伝わせないでね。
「あら?リーシャちゃんはこれ苦手?」
「・・・足が多いの嫌い」
「ふふ、女の子ねぇ♡」
・・・どこからどう見ても女の子だよ!?
「魔の森と一緒で獲物が尽きないのは良いわねぇ。ストレス発散になるわぁ」
海の中って魔の森みたく発生源なの?
「この島周辺に発生するスポットが出来てるのよ。それをアルジェさまや騎士達が定期的に狩ってるんでしょうね」
海じゃ行動範囲が広すぎるじゃん。怖。
「今回は俺たちが掃討したが普通は任せてもらえないんだ」
「外部からの人手を借りて討伐となると予算が出るが俺たちは遊びに来た体だからな。アルジェさまはラッキーだとか言ってくれて良かったな」
「普段ここまで出ないんでしょ?」
「潜在的に潜んでいた魔物を処理した形になるな」
ふえー、わざわざ寝てた子を起こしたよ。
「アルジェは手間が省けた上に急に襲われる心配も無くなって、俺たちは食料たくさん手に入った。お互いにいい話だろう」
そう言う物なのか~。
私はまたジュリアスさまの抱っこでお屋敷に戻った。
ルルゥが早速蛇をおろして蒲焼にし始める。
素材も高く売れるらしいから綺麗に皮を剥いでるし、骨も取っておくらしい。
ダシにしても良くない?
イカは足と体を分けて干す。なんか色合い的にも形的にもグロテスクでまずそう。
でも味は普通に〈美味しいイカ〉らしい。
イカスミも取れるけど、なんとなくいらないので売ってもらおう。加工したらインクにもなるらしい。
亀は甲羅が高級素材ならしく解体して売るんだって。身は滋養強壮にいいよって伝えたら売る方向になった。
ニーナ達が起きてて、パンとお米を用意してくれてたのでみんなで朝食。
『おい!これ!!これにパバブを乗せてくれ』
アズライトは蒲焼に山盛りパバプを乗せて美味しそうに食べてる。
ニーナ達に預かってもらっていたポムとティムもパバプを食べてシビビとなるのを繰り返してる。
「リーシャ、仮眠を取ったら森に行こう」
まぁサクッとサーキスさまが解体してルルゥが滑りをとって蒲焼きと唐揚げにしちゃった。
男性陣はほぼ徹夜で海で過ごすと言い張った。
「俺たちは二、三日寝ずに過ごすのはしょっちゅうなんだわ」
「こんな楽しい場所で寝るなんてあり得ません」
グレーデンの脳筋ヤバい。
「加減せずに動けるのは久しぶりです」
森は大きくても木々が有るから相手もこちらも制限があるもんね。
ジュリアスさまも目が輝いてるし、微妙に体が揺れてて子供が動きたくてうずうずしてるみたいな状態。
「リーシャは寝てるか?」
「何が出るかちょっと見たいです」
邪魔にならないなら見たいかな。
ニーナたち女性陣は各自自由に過ごすようにしてもらった。
私が見に行くなら付いてくるって言い張ってたけど、時間外労働も甚だしいからね。
ニーナは普段から私につきっきりでブラックすぎるんだもの。
ジュリアスさまが私の体調を気遣って深夜までは一緒に仮眠を取ると言う。
そんなワクワクしてるのに寝れるのかしら?
本当はね、ほんのちょっぴりハネムーンベイビーを授かる展開を期待していた旅行だったけど、そんな気にもならない島だったしね。思い切り楽しんで過ごそう。
まぁまだまだ完全に手を出す気はないらしい。過保護で真面目すぎるんだ。
寝付くまではちょっとだけイチャイチャしたけどね☆
お月さまが天に登り切った頃、海の方から雄叫びと騎士さんたちの歓声が響いた。
「リーシャ、起きれるか?」
ジュリアスさまがすでに準備万端で私もチュニックワンピと下にカーゴに着替えて抱き抱えられて海岸まで向かった。
なんだっけ?人外魔境?
妖怪・・・じゃなくて海獣大戦争?
すでに海には大きな双頭蛇と足がいっぱいのイカとガ○ラみたいな亀が暴れてて。
サーキスさまが足場を凍らせながらめっちゃキラキラしながらイカの足を切り落として、チェイスさんとアモンさんが剣に闘気を纏わせて大剣にして?急所らしきところを攻めてる。
蛇はルルゥが風を操りながら切りつけてる。
海なのにどう戦うのかと思ってたんだけど華麗に飛んでるんだよ。
セバスチャンも水魔法で翻弄させてる。
アランたちは他のちらほら出てくるのを嬉々としてやっつけてる。
「大漁だぁ!」
いや、なんだ。どれだけ持って帰る気なんだ。
「出遅れたな」
ちょっとしょんぼりなジュリアスさまが私に簡易結界を張って参加しに行った。
岩場でずっと見物していたらしいアズライトがそばに来てサイズダウンしてから私に乗ってきた。
『我が参加すると逃げてしまうからの』
だろうね。
「この海普段からこんななのかな」
『其方らの魔力に釣られてだけで普段は滅多に浮上してこないんだろうの』
うーむ?魔力抑えたら来なくなるんかなぁ。
そういえばイカって夜行性なのに昼にいっぱい出たから、やっぱり地球のとは違うんだろうね。魔力に釣られるってなんだ。
『なんだ?魚が食べたかったんだろう?』
アズライトが不可解だと首を傾げる。
「うーん?魚がって言うか料理に使える素材とか色々探したかったんだ」
『見つからぬのか?』
「わかんない。それに製造法を知ってる訳じゃないし手に入らないのかも」
『諦めずとも良い。世界は広い。海もここだけでもないぞ』
「そうだねぇ」
アズライトと話してる間も波飛沫が舞い、海獣たちがどんどん倒される。
サーキスさまがとんでもないとは聞いてたけど、鬼神とか氷鬼とか言われてても仕方ないほど容赦がない。
ルルゥもわりとそう。
サイズが大きいし相手もそれなりに強いみたいだから一撃では通らないみたいだけど、結構あっさり勝ってる。
ジュリアスさまは基本的には炎使いらしいけど今回や魔の森で獲物を狩る時は燃やせないから剣に風の魔力を纏わせるらしい。
属性が一つじゃないから困らないらしいけど得意な方で使えないのは不便だね。
でもめっちゃ強い。
アラン達の加勢をしていたと思ったら新たに出てきたムカデ?ゴカイ?めちゃデカーーーい!!
いやっっっ!!!!私、足が多い虫嫌い!!
最悪だと思ってたら見事に一刀両断。
ジュリアスさまかっこいい!!
ゾゾっと身震いしたけどすぐに処理してもらえて安心。
万が一美味しくても却下だ。
カニや蜘蛛までしか許さない。
『あれは悪くない味だが嫌いなのか?』
え?私アズライトとは分かり合えそうにないよ!
『イェンゲとそう変わらぬだろ』
・・・食べたいなら食べれば良いけど見えないとこで食べて。
ここまで見てきてやっぱりタコはいないな。
アラン達が仕留めた物の中にもそれっぽいのはいない。
でもイカとカニっぽいのは手に入れたし、貝もいっぱい獲れたから贅沢言わない。
なんか超不細工な顔のサメや謎のブヨブヨな子豚みたいな海獣も出た。
みんな大した苦もなく倒して。
明け方には海鳥?
ロック鳥みたいなおっきいのが飛来してきたの。
「うっは!肉頂き!!」
「「やりィ!!!」」
テンション上がったままのサーキスさまがキャラ変したかのような喜びようで手から氷の矢を放って撃ち落とした。
「・・・」
トンビみたいに油揚げ取りに来たら返り討ちに遭ったみたいな感じ?
「もっと来ないかなぁ」
クラウスさまとチェイスさん達のお肉に対する期待がすごい。
「おーい、こっちの収納してくれ」
「おぅ」
グレーデンは普段から食料を大量に必要としているから食料調達のマジックバッグは大容量らしいんだけど流石にこれは多すぎるんじゃないかな。
私も近づける範囲の獲物は回収した。
足が多いアイツは気分的に嫌なので入れないけど。
「そろそろ一回中に戻ろうか」
え、一回?まだ獲りたいの?
「そうねぇ、朝食作らなくちゃ~☆」
「腹が減ってたらチカラはいんねぇしな」
・・・寝ないのは良いけど食事抜きはダメなんだ。
「リーシャちゃんこれ、イェンゲみたいな身なんだけどどうやって食べる?」
ゲ!やっぱり食べるんだ。
「イェンゲみたいな扱いで大丈夫だよ」
それ調理手伝わせないでね。
「あら?リーシャちゃんはこれ苦手?」
「・・・足が多いの嫌い」
「ふふ、女の子ねぇ♡」
・・・どこからどう見ても女の子だよ!?
「魔の森と一緒で獲物が尽きないのは良いわねぇ。ストレス発散になるわぁ」
海の中って魔の森みたく発生源なの?
「この島周辺に発生するスポットが出来てるのよ。それをアルジェさまや騎士達が定期的に狩ってるんでしょうね」
海じゃ行動範囲が広すぎるじゃん。怖。
「今回は俺たちが掃討したが普通は任せてもらえないんだ」
「外部からの人手を借りて討伐となると予算が出るが俺たちは遊びに来た体だからな。アルジェさまはラッキーだとか言ってくれて良かったな」
「普段ここまで出ないんでしょ?」
「潜在的に潜んでいた魔物を処理した形になるな」
ふえー、わざわざ寝てた子を起こしたよ。
「アルジェは手間が省けた上に急に襲われる心配も無くなって、俺たちは食料たくさん手に入った。お互いにいい話だろう」
そう言う物なのか~。
私はまたジュリアスさまの抱っこでお屋敷に戻った。
ルルゥが早速蛇をおろして蒲焼にし始める。
素材も高く売れるらしいから綺麗に皮を剥いでるし、骨も取っておくらしい。
ダシにしても良くない?
イカは足と体を分けて干す。なんか色合い的にも形的にもグロテスクでまずそう。
でも味は普通に〈美味しいイカ〉らしい。
イカスミも取れるけど、なんとなくいらないので売ってもらおう。加工したらインクにもなるらしい。
亀は甲羅が高級素材ならしく解体して売るんだって。身は滋養強壮にいいよって伝えたら売る方向になった。
ニーナ達が起きてて、パンとお米を用意してくれてたのでみんなで朝食。
『おい!これ!!これにパバブを乗せてくれ』
アズライトは蒲焼に山盛りパバプを乗せて美味しそうに食べてる。
ニーナ達に預かってもらっていたポムとティムもパバプを食べてシビビとなるのを繰り返してる。
「リーシャ、仮眠を取ったら森に行こう」
599
お気に入りに追加
1,875
あなたにおすすめの小説
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
ぼっちな幼女は異世界で愛し愛され幸せになりたい
珂里
ファンタジー
ある日、仲の良かった友達が突然いなくなってしまった。
本当に、急に、目の前から消えてしまった友達には、二度と会えなかった。
…………私も消えることができるかな。
私が消えても、きっと、誰も何とも思わない。
私は、邪魔な子だから。
私は、いらない子だから。
だからきっと、誰も悲しまない。
どこかに、私を必要としてくれる人がいないかな。
そんな人がいたら、絶対に側を離れないのに……。
異世界に迷い込んだ少女と、孤独な獣人の少年が徐々に心を通わせ成長していく物語。
☆「神隠し令嬢は騎士様と幸せになりたいんです」と同じ世界です。
彩菜が神隠しに遭う時に、公園で一緒に遊んでいた「ゆうちゃん」こと優香の、もう一つの神隠し物語です。

聖女転生? だが断る
日村透
恋愛
生まれ変わったら、勝ち逃げ確定の悪役聖女になっていた―――
形ばかりと思っていた聖女召喚の儀式で、本当に異世界の少女が訪れてしまった。
それがきっかけで聖女セレスティーヌは思い出す。
この世界はどうも、前世の母親が書いた恋愛小説の世界ではないか。
しかも自分は、本物の聖女をいじめて陥れる悪役聖女に転生してしまったらしい。
若くして生涯を終えるものの、断罪されることなく悠々自適に暮らし、苦しみのない最期を迎えるのだが……
本当にそうだろうか?
「怪しいですわね。話がうますぎですわ」
何やらあの召喚聖女も怪しい臭いがプンプンする。
セレスティーヌは逃亡を決意した。
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!

ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
望月かれん
ファンタジー
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中

異世界リナトリオン〜平凡な田舎娘だと思った私、実は転生者でした?!〜
青山喜太
ファンタジー
ある日、母が死んだ
孤独に暮らす少女、エイダは今日も1人分の食器を片付ける、1人で食べる朝食も慣れたものだ。
そしてそれは母が死んでからいつもと変わらない日常だった、ドアがノックされるその時までは。
これは1人の少女が世界を巻き込む巨大な秘密に立ち向かうお話。
小説家になろう様からの転載です!
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる