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二章
間話 ファティマの苛立ち
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私は現国王の第一子、第一王女として生まれた。
両親の間には長く後継ぎとなる王子が生まれなかった。
男子継承という縛りは無く、私は後を継ぐつもりで、当時王太子であった父のもとで学んできたつもりだった。
私が10歳の時に弟が生まれた。
可愛くて小さくて嬉しかったけれど私と言う存在が意味のないようなモノになった気がして少し寂しくもあった。
「ファティマ、お前がいろいろ考えていた事はわかっている。だが重責をわざわざ背負うこともない」
父がそう言うのは愛情からだとはわかってはいても自分が建てていた将来設計が音もなく崩れたのだから苦い思いはなかなか消せなかった。
母も私が女性として自由に生きられると、弟が生まれたことで私を重荷から解放したのだと心から喜んでくれていた。
その幸せは誰が望んだ幸せなの?
弟が元気に育つのか、王族として正しく成長できるのかもわからないうちからすでに後継者として期待されている。
女性とはそんな頼りにできないのだろうか?私はなぜ男に生まれなかった?
自分というものに酷くがっかりした。
勉学にも身が入らなくなり、ぼんやり庭で過ごすことが増えていた頃、私は従兄弟のアーネストとその学友のルーク・サーキスとルーデウス・フラウと出会った。
「ファティマ殿下、こんなところに1人でどうした」
いつに間にやら王弟の宮近くまで来ていたらしい。
「散歩をしていたの」
「1人でこんな奥まで来たら危ないよ」
アーネストが仕方のない子供を見るように言いながら私を抱き上げた。
「そら、王宮の東屋まで連れて行ってやろう」
「1人で大丈夫です」
「いいや、子供は甘えておれば良い」
王宮に近くなったら私を探していた侍女たちが慌てて集まってきたので、アーネストが東屋にお茶を用意するように言った。
「私も兄弟が生まれた時はなんとなく寂しかったものさ」
何かわかったようなことを言われて心がざわめく。
「私たちも所詮はスペアさ」
「私など三番手四番手ですよ」
「何かしらあれば一番手とてすぐ蹴落とされる」
立場なんていきなりどうとでも変わるのだと言われた。
「今伯父上に何かあれば私の父が王太子だ。君の立場なんてそんなものだよ」
私の想いが大したものではなくどうとでもなる儚いものだと一笑に付された。
お前に何がわかる!と言いたかったがアーネストも私もさして立場が変わらないのだと思い至った。
「アーネストさま、子供相手に辛辣すぎです」
「もう少しソフトにした方がいいな。殿下はそれのせいで評判を下げてる」
「今更好感度などいらないだろう?」
侍女が用意したお茶と菓子が届いて私は初めて年上の男性たちとお茶会をすることになった。
サーキス卿とフラウ卿は17歳、もうじき学園を卒業して騎士団に所属するのだと言う。
「ふたりとも近衛に来ないから私の側に着いてもらえないんだ」
「近衛では暴れられない」
「なんで暴れる前提かな」
「私は辺境に行きたいんだ。グレーデン卿が数年王国騎士団に入るそうだから私もそこに入る」
「私は母上と姉上がうるさいから王都は離れられないけど近衛は堅苦しいから王国騎士団に入ります」
アーネストはもちろん2人も男にしては・・・と言うより騎士になるにしては随分な優男で美しい顔をしていると思う。
それよりも王女を前にして騎士団の話しかしていないこの3人はどうなんだろう。
その後も学園での話や剣の良し悪しなど、おおよそ女性相手にはしない話で盛り上がっていた。
「ファティマ殿下、王にならずとも出来ることはたくさんあるし王ではないからこそ出来ることがあるのですよ。まずは学園で私たちのようなくだらない話をする友人を作れば良い」
アーネストがそう言った。
サーキス卿もフラウ卿も優しく笑った。
3人とも私の知る騎士たちより綺麗で品があって、仕事として接している護衛騎士とは違う砕けた態度で話せたことが嬉しく、まだ子供だった私は単純なことに、従兄弟のアーネストや怜悧なサーキス卿には兄のような気持ちを抱き、少し人の良さを感じるフラウ卿にはほのかに恋心を抱いた。
夕刻が過ぎて乳母のマージが迎えにきたのでお開きになった。
それから2人目の弟が生まれ、数年後、アーネストは爵位をもらってウェルトン公爵になり、サーキス卿は念願叶ってグレーデン辺境騎士団に入ったと聞いた。
フラウ卿は王国騎士団に務めたのちサーキス卿の伝手でグレーデン辺境騎士団に移った。
私はあれ以来彼らと直接会うことは無かったが15の時、17の時にフラウ卿と婚姻を結びたいと父に願い出たが反対された。
弟たちは健康に育ち、私は他国の王家か公爵家に縁談を持ちかけられはしたが気が乗らずに断り続け、22歳になった。
フラウ卿がグレーデン辺境伯家で料理人として過ごしていると聞き、そんな扱いをされているなら私との結婚で爵位を得るのも良いのではと父に言えば、フラウ卿が料理人をしているのは本人の意思だと叱られた。
グレーデン家に王命で結婚を申し付けたと聞いたので私もフラウ卿と王命で結婚しても良いのではといえば。
「幸せにならない結婚など認めるわけにはいかぬ」
父も母も激怒した。
グレーデン家の結婚と何が違うのか?
「本人たちの気質と事情を鑑みた話とお前の一方通行な話とは次元が違う」
「お互い思い合えないような婚姻を貴方にさせたくないのよ」
母も説得にかかってきた。
「貴族の婚姻なんて政略が多いのでしょう?なぜダメなのです」
「フラウ卿はまず辺境を離れる気はない。そしてお前を愛することもないだろう」
「そんなこと、一緒に暮らして時間が経てば・・・」
フラウ卿が結婚相手を無碍に扱うような性格ではないと思う。
「お前は辺境では暮らせないし、フラウ卿は爵位を望まない」
「あの小さな子が暮らせるなら私とて暮らせるでしょう?」
あの頼りない子供のような子が暮らせるなら私だって暮らしていけるはず。出来れば、フラウ卿が王都に戻ってくれた方がいいけれど。
「彼女はグレーデン家の嫁で一族総出で護られるが、フラウ卿の妻は部下の一家族でしかない。状況は全く違う」
「わ、私は王女です!一緒に護って頂けるでしょう?」
「結婚したら降嫁して身分はグレーデン辺境伯夫人の下だ」
そこまで言われてやっと気がついた。私は自分の身分に護られて当たり前だと思っていて今後も当然続くと思っていた。
「フラウ卿は・・・と言うかグレーデンの者は権力には靡かぬ。マーベルハントの娘を引き受けてくれただけでもかなり譲歩されている。お前の気持ちはわからない訳ではないが、夫たる者に愛されずに暮らすようなことだけはさせたくない」
なぜ愛されないと言い切るの?
「フラウ卿の料理を気に入ってるのでしょう?王家に勤めてもらうこともできないのですか?」
確かにグレーデンから預かったコックたちの料理は美味しい。フラウ卿がそれを作り出したと言うなら尚更王都に来て貰えば良いでしょう。
「本人が王都に戻ることを望んでいないし、グレーデン騎士団でも五指にはいる強さを持つ者を引き抜くわけには行かない」
「そんなに強いならなおさら・・・」
「グレーデンに限らず魔の森が発生しやすい土地に国の最高戦力を置くのは防衛のために必然なのだ」
何を言っても父は頷いてくれない。
「お前が王家のため民のために正しく王女であろうとしてくれているのは理解している。お前の願いを叶えてやりたい気持ちはもちろんある。だが人の心はどうにも出来ぬのだ」
燃えるような恋をしている訳じゃない。ただ子供の頃の良い記憶を忘れたくないだけかもしれない。
でも誰かと結婚しなくちゃ行けないならフラウ卿が良い。それの何が行けないの?
「別に結婚にこだわらなくとも良いと思っていたが、そこまで思い詰めるのなら王家の者として国のためになる縁談結ぶことにする」
何も思い通りにならなかった。
でも父が私を不幸にする相手を選ぶことはないだろう。
王女に生まれたから、後がいないなら、弟が生まれたから・・・。
自分の存在価値を自分で固定してきたのだから、王家のためというのならもうそれで良いと思った。
母が悲しそうに目を伏せてしまったけど、別に弟が遅くに生まれたからじゃない。
ただ私が勝手に父の後継ぎだと思い込んで勝手に落ち込んで、諦めただけ。
「・・・お前が幸せになれる相手を見つけるよ」
もしフラウ卿に無理強いをしていたら今私が感じてる思いをさせていたのね。
もっと早くにそれを理解できてたら何か違ったのかしら。
___________
ちょっと海での話が続いたので突然王女さまの話になってすみません。
もっと前に入れたかったんですが今になりました。
王女の気持ちは憧れの延長・・・と環境の拗らせ。うまく表現ができた気がしないのですが今の私の精一杯でした。
次はまた海で島で大騒ぎに戻ります。
両親の間には長く後継ぎとなる王子が生まれなかった。
男子継承という縛りは無く、私は後を継ぐつもりで、当時王太子であった父のもとで学んできたつもりだった。
私が10歳の時に弟が生まれた。
可愛くて小さくて嬉しかったけれど私と言う存在が意味のないようなモノになった気がして少し寂しくもあった。
「ファティマ、お前がいろいろ考えていた事はわかっている。だが重責をわざわざ背負うこともない」
父がそう言うのは愛情からだとはわかってはいても自分が建てていた将来設計が音もなく崩れたのだから苦い思いはなかなか消せなかった。
母も私が女性として自由に生きられると、弟が生まれたことで私を重荷から解放したのだと心から喜んでくれていた。
その幸せは誰が望んだ幸せなの?
弟が元気に育つのか、王族として正しく成長できるのかもわからないうちからすでに後継者として期待されている。
女性とはそんな頼りにできないのだろうか?私はなぜ男に生まれなかった?
自分というものに酷くがっかりした。
勉学にも身が入らなくなり、ぼんやり庭で過ごすことが増えていた頃、私は従兄弟のアーネストとその学友のルーク・サーキスとルーデウス・フラウと出会った。
「ファティマ殿下、こんなところに1人でどうした」
いつに間にやら王弟の宮近くまで来ていたらしい。
「散歩をしていたの」
「1人でこんな奥まで来たら危ないよ」
アーネストが仕方のない子供を見るように言いながら私を抱き上げた。
「そら、王宮の東屋まで連れて行ってやろう」
「1人で大丈夫です」
「いいや、子供は甘えておれば良い」
王宮に近くなったら私を探していた侍女たちが慌てて集まってきたので、アーネストが東屋にお茶を用意するように言った。
「私も兄弟が生まれた時はなんとなく寂しかったものさ」
何かわかったようなことを言われて心がざわめく。
「私たちも所詮はスペアさ」
「私など三番手四番手ですよ」
「何かしらあれば一番手とてすぐ蹴落とされる」
立場なんていきなりどうとでも変わるのだと言われた。
「今伯父上に何かあれば私の父が王太子だ。君の立場なんてそんなものだよ」
私の想いが大したものではなくどうとでもなる儚いものだと一笑に付された。
お前に何がわかる!と言いたかったがアーネストも私もさして立場が変わらないのだと思い至った。
「アーネストさま、子供相手に辛辣すぎです」
「もう少しソフトにした方がいいな。殿下はそれのせいで評判を下げてる」
「今更好感度などいらないだろう?」
侍女が用意したお茶と菓子が届いて私は初めて年上の男性たちとお茶会をすることになった。
サーキス卿とフラウ卿は17歳、もうじき学園を卒業して騎士団に所属するのだと言う。
「ふたりとも近衛に来ないから私の側に着いてもらえないんだ」
「近衛では暴れられない」
「なんで暴れる前提かな」
「私は辺境に行きたいんだ。グレーデン卿が数年王国騎士団に入るそうだから私もそこに入る」
「私は母上と姉上がうるさいから王都は離れられないけど近衛は堅苦しいから王国騎士団に入ります」
アーネストはもちろん2人も男にしては・・・と言うより騎士になるにしては随分な優男で美しい顔をしていると思う。
それよりも王女を前にして騎士団の話しかしていないこの3人はどうなんだろう。
その後も学園での話や剣の良し悪しなど、おおよそ女性相手にはしない話で盛り上がっていた。
「ファティマ殿下、王にならずとも出来ることはたくさんあるし王ではないからこそ出来ることがあるのですよ。まずは学園で私たちのようなくだらない話をする友人を作れば良い」
アーネストがそう言った。
サーキス卿もフラウ卿も優しく笑った。
3人とも私の知る騎士たちより綺麗で品があって、仕事として接している護衛騎士とは違う砕けた態度で話せたことが嬉しく、まだ子供だった私は単純なことに、従兄弟のアーネストや怜悧なサーキス卿には兄のような気持ちを抱き、少し人の良さを感じるフラウ卿にはほのかに恋心を抱いた。
夕刻が過ぎて乳母のマージが迎えにきたのでお開きになった。
それから2人目の弟が生まれ、数年後、アーネストは爵位をもらってウェルトン公爵になり、サーキス卿は念願叶ってグレーデン辺境騎士団に入ったと聞いた。
フラウ卿は王国騎士団に務めたのちサーキス卿の伝手でグレーデン辺境騎士団に移った。
私はあれ以来彼らと直接会うことは無かったが15の時、17の時にフラウ卿と婚姻を結びたいと父に願い出たが反対された。
弟たちは健康に育ち、私は他国の王家か公爵家に縁談を持ちかけられはしたが気が乗らずに断り続け、22歳になった。
フラウ卿がグレーデン辺境伯家で料理人として過ごしていると聞き、そんな扱いをされているなら私との結婚で爵位を得るのも良いのではと父に言えば、フラウ卿が料理人をしているのは本人の意思だと叱られた。
グレーデン家に王命で結婚を申し付けたと聞いたので私もフラウ卿と王命で結婚しても良いのではといえば。
「幸せにならない結婚など認めるわけにはいかぬ」
父も母も激怒した。
グレーデン家の結婚と何が違うのか?
「本人たちの気質と事情を鑑みた話とお前の一方通行な話とは次元が違う」
「お互い思い合えないような婚姻を貴方にさせたくないのよ」
母も説得にかかってきた。
「貴族の婚姻なんて政略が多いのでしょう?なぜダメなのです」
「フラウ卿はまず辺境を離れる気はない。そしてお前を愛することもないだろう」
「そんなこと、一緒に暮らして時間が経てば・・・」
フラウ卿が結婚相手を無碍に扱うような性格ではないと思う。
「お前は辺境では暮らせないし、フラウ卿は爵位を望まない」
「あの小さな子が暮らせるなら私とて暮らせるでしょう?」
あの頼りない子供のような子が暮らせるなら私だって暮らしていけるはず。出来れば、フラウ卿が王都に戻ってくれた方がいいけれど。
「彼女はグレーデン家の嫁で一族総出で護られるが、フラウ卿の妻は部下の一家族でしかない。状況は全く違う」
「わ、私は王女です!一緒に護って頂けるでしょう?」
「結婚したら降嫁して身分はグレーデン辺境伯夫人の下だ」
そこまで言われてやっと気がついた。私は自分の身分に護られて当たり前だと思っていて今後も当然続くと思っていた。
「フラウ卿は・・・と言うかグレーデンの者は権力には靡かぬ。マーベルハントの娘を引き受けてくれただけでもかなり譲歩されている。お前の気持ちはわからない訳ではないが、夫たる者に愛されずに暮らすようなことだけはさせたくない」
なぜ愛されないと言い切るの?
「フラウ卿の料理を気に入ってるのでしょう?王家に勤めてもらうこともできないのですか?」
確かにグレーデンから預かったコックたちの料理は美味しい。フラウ卿がそれを作り出したと言うなら尚更王都に来て貰えば良いでしょう。
「本人が王都に戻ることを望んでいないし、グレーデン騎士団でも五指にはいる強さを持つ者を引き抜くわけには行かない」
「そんなに強いならなおさら・・・」
「グレーデンに限らず魔の森が発生しやすい土地に国の最高戦力を置くのは防衛のために必然なのだ」
何を言っても父は頷いてくれない。
「お前が王家のため民のために正しく王女であろうとしてくれているのは理解している。お前の願いを叶えてやりたい気持ちはもちろんある。だが人の心はどうにも出来ぬのだ」
燃えるような恋をしている訳じゃない。ただ子供の頃の良い記憶を忘れたくないだけかもしれない。
でも誰かと結婚しなくちゃ行けないならフラウ卿が良い。それの何が行けないの?
「別に結婚にこだわらなくとも良いと思っていたが、そこまで思い詰めるのなら王家の者として国のためになる縁談結ぶことにする」
何も思い通りにならなかった。
でも父が私を不幸にする相手を選ぶことはないだろう。
王女に生まれたから、後がいないなら、弟が生まれたから・・・。
自分の存在価値を自分で固定してきたのだから、王家のためというのならもうそれで良いと思った。
母が悲しそうに目を伏せてしまったけど、別に弟が遅くに生まれたからじゃない。
ただ私が勝手に父の後継ぎだと思い込んで勝手に落ち込んで、諦めただけ。
「・・・お前が幸せになれる相手を見つけるよ」
もしフラウ卿に無理強いをしていたら今私が感じてる思いをさせていたのね。
もっと早くにそれを理解できてたら何か違ったのかしら。
___________
ちょっと海での話が続いたので突然王女さまの話になってすみません。
もっと前に入れたかったんですが今になりました。
王女の気持ちは憧れの延長・・・と環境の拗らせ。うまく表現ができた気がしないのですが今の私の精一杯でした。
次はまた海で島で大騒ぎに戻ります。
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