116 / 701
二章
112話 アズライトはとにかく痺れたい。
しおりを挟む
声の方を見てみたら、大きいトカゲ?
「あら、水トカゲかしら?それにしてはデッカいわね」
「バジリスクか?」
「害意は無さそうだが・・・」
ジュリアスさまたちが繁々と見つめてる中、トカゲは何か怒ってる。
『失敬な小童ども!我は古代種の水龍ぞ!!雑魚扱いするでないぞ!!』
どうも私以外に声が聴こえてないっぽい。
腕と尻尾でお怒りを顕にしてるけど、チェイスさんが尻尾持ち上げたもんだから、怒りのトカゲに腕を噛まれちゃった。
「あぅち!!」
「チェイスさん、離してあげて。その子、ご飯が食べたいんだって」
「え?」
「は?」
気が逸れた隙にチェイスさんの顔を尻尾でバシンと叩いてから私の膝に乗ってきた。
「イッてぇ!」
『我の声が聞こえるのは其方だけのようじゃの。ほれ、その根っこを擦ったのを肉に塗って葉っぱを巻いて食わしてくれ』
おねだりが激しいので慌ててお肉を焼いて差し出す。
上手に手で掴んでモキュッっと食べた。
『ふぉ・・・ピリウマじゃ!もっと乗せてくれ!!』
なんて言うかトカゲの動画で目がクリクリのトカゲって可愛いなってよく見てたけど、この子はイカついんだよなぁ。イグアナとかコモドオオトカゲの系統?
必死に食べてるのは可愛いかもだけど、尻尾入れて1mくらいあるからちょっとビビる。
『オヤツに葉っぱばかり食べておったが根っこも美味かったんじゃな』
お浸しももしゃもしゃ食べちゃって。
オヤツに食べてたの?いっぱい採って悪かったかな。
『ふむぅ!よし其方、我は其方について行くぞ!!』
「え!?」
「どうした?リーシャ」
私膝抱っこしてるジュリアスさまがギュッと腕に力を入れて様子を伺う。
「この子、私についてくるって」
「は?」
『この娘の魔力は美味しいし、美味いものも食わせてくれそうだし、小童どもも魔力が豊富だからの。居心地が良さそうだからついて行くぞ』
何勝手に決めてるのぉ!?
『我のオヤツを勝手に奪ったのじゃから拒否は許さぬぞ』
えええ!所有権有ったのか!!
「ジュリアスさま、パバプはこの子のオヤツだからいっぱい採ったのだから連れていけって・・・」
「・・・トカゲがグレーデンで生き抜けるだろうか?」
困り眉になったジュリアスさまの腕を私の膝下からシターンと尻尾で叩いてまた怒り出した。トカゲがポワっと光って光が広がってみんなを一瞬包んだ。
『小僧!!舐めるな!我はエンシェントアクアドラゴンじゃぞ!!どこでも生きていけるわ!!!』
「「「はぁ!!!???」」」
あ、声聴こえるようにしたのか。
「古代種!?」
「このチンチクリンが?」
え、1mはちっさくないと思う。
『こんなところで素で暮らしたら人間がビックリするじゃろうが!擬態しておるに決まっておろう!解除してやろうか!!!』
バシンバシンと尻尾を振るもんだから私もちょっと痛いよ。
「古代種がなんでこんなところに・・・」
『水が豊富で綺麗で葉っぱがあるからの』
どんだけパバプ好きなの!
「ここを離れるのは良いのか?グレーデンはここほど綺麗な水源は無いと思うのだが」
『ここはたまに来るお散歩コースじゃ。場所をくれれば勝手に泉を作って棲家にする。パバプも植えるでの。普段我は魔素の濃いところを転々と暮らしておるのだ』
え、パバプ育ててくれるの?
『魔素が濃いともっと美味いなるぞ』
ん!トカゲの美味いってピリピリ度が上がるってことじゃ!?
『ピリッと痺れるのが美味いに決まっておろう』
やっぱりか!!!って言うか私の心の声と会話してる!!!??
『念話じゃ』
ひぃー!!してやったり顔ムカつく!
「古代種がウチに棲みついて魔物が増えたりしたら困るのだが?」
ジュリアスさまがちょっと困り顔でトカゲに聞く。
『呼び込みたいなら呼んでやるがが別に我が増やす気は無いぞ。追い払ってもやるぞ』
「追い払われると食料が減るからしなくて良いが・・・スタンピードの時は手助けしてくれると言うことか?」
『我がいる場所に襲いかかってくるような雑魚はおるまい。我が負けるような大物が意味なく人を襲うこともないから心配はないと思うぞ』
みんなが考え込んじゃってる。
「今は気配を消してるってこと?」
私が聞いてみたらトカゲはちょっと小馬鹿にした感じで、
『人が魔物を感じる気配と魔物同士が感じる気配は違うのじゃ』
って。
『もちろん人が畏怖するから人が感じるような気配は消しておるぞ』
消してるじゃん!!
「まぁ暴れないなら良いか」
ジュリアスさま、良いの!?
「パバプ作ってくれるなら良いんじゃなぁい?」
ルルゥも軽い!!
「ドラゴンが領地に居るってなんかカッコいいかも?」
ってジェイク!!!
ポムもティムも受け入れちゃう人たちだった!!ってドラゴンも軽く受け入れるのってどうなの!?
「今は旅行中でまだ領地には戻らないがこのまま着いてくるのか?」
『ほう、人の旅行に着いて行くのも面白そうじゃ』
おっきいトカゲ連れて歩くのってアリなのかな?
『サイズが気に入らぬのか?ならば・・・』
シューンと縮んだ。便利な能力・・・。
あっちの世界のウォータードラゴンみたいな見た目になった。手のひらサイズだけど。
『普段はさっきくらいでも良かろう?』
「暮らしやすい程度で過ごしてくれて構わない。ところでなんと呼べばいい?」
『・・・まだ契約しておらんからのう。娘よ。契約するか?』
「へ!?」
『ふふん、我の長い龍生のほんの一瞬くらいくれてやっても良いぞ』
いきなりドラゴンに名前・・・。
「んン!じゃぁ・・・アズ・・・アズライト」
体の色は白に近い水色、パールブルーとかなんだけど、目は真っ青で綺麗な宝石みたいだから。
『ふむ。アズライトか。良いだろう』
トカゲ改アズライトが私のおでこに鼻チュウして私となぜかジュリアスさまも巻き添えで光に包まれる。
『ついでにお前の番も護ってやる』
おお!
なんか凄いことになっちゃった。
予定よりかなり遅くなったけど山を降りて残っていたみんなと合流。
魔法の鳥で連絡取ってたみたいで心配はされてなかったみたいだけど、待ちぼうけで申し訳ない。
馬も結構休めたから予定の宿を通り越して行くことに。
夜間も進めるだけ進んで、馬の調子を見て休憩して仮眠を取りつつ進むらしい。
「アズライト、お弁当だよ」
馬車に中で腹天で寝てるアズライトを起こして卵巻きおむすびをあげる。
『おお、魔素が絡んでおるな。ピリッとはせんが美味いぞ』
なぜみんな痺れたいのか?
ジュリアスさまと共に物凄い勢いで食べたよ。
私向けのには入ってないけど、ルルゥたちならラー油とかのも食べてるだろうから少し譲ってもらおうかな?
結構なスピードで進んでるけど馬車はさほど揺れず快適に次の街まで進んだ。
途中、野盗や通りすがりのゴブリンが出たらしいけどチェイスさんとか護衛さんたちが馬も止めずに薙ぎ払ってたらしい。
次の休憩の時にシカっぽいのと牛っぽいのがオヤツで出てきたのでビックリ。
狩りに出なくてもお肉ゲットしてるの逞しいね。
アズライトが『食べ放題じゃ!』って大喜びしてた。ヨカッタネ。
「あら、水トカゲかしら?それにしてはデッカいわね」
「バジリスクか?」
「害意は無さそうだが・・・」
ジュリアスさまたちが繁々と見つめてる中、トカゲは何か怒ってる。
『失敬な小童ども!我は古代種の水龍ぞ!!雑魚扱いするでないぞ!!』
どうも私以外に声が聴こえてないっぽい。
腕と尻尾でお怒りを顕にしてるけど、チェイスさんが尻尾持ち上げたもんだから、怒りのトカゲに腕を噛まれちゃった。
「あぅち!!」
「チェイスさん、離してあげて。その子、ご飯が食べたいんだって」
「え?」
「は?」
気が逸れた隙にチェイスさんの顔を尻尾でバシンと叩いてから私の膝に乗ってきた。
「イッてぇ!」
『我の声が聞こえるのは其方だけのようじゃの。ほれ、その根っこを擦ったのを肉に塗って葉っぱを巻いて食わしてくれ』
おねだりが激しいので慌ててお肉を焼いて差し出す。
上手に手で掴んでモキュッっと食べた。
『ふぉ・・・ピリウマじゃ!もっと乗せてくれ!!』
なんて言うかトカゲの動画で目がクリクリのトカゲって可愛いなってよく見てたけど、この子はイカついんだよなぁ。イグアナとかコモドオオトカゲの系統?
必死に食べてるのは可愛いかもだけど、尻尾入れて1mくらいあるからちょっとビビる。
『オヤツに葉っぱばかり食べておったが根っこも美味かったんじゃな』
お浸しももしゃもしゃ食べちゃって。
オヤツに食べてたの?いっぱい採って悪かったかな。
『ふむぅ!よし其方、我は其方について行くぞ!!』
「え!?」
「どうした?リーシャ」
私膝抱っこしてるジュリアスさまがギュッと腕に力を入れて様子を伺う。
「この子、私についてくるって」
「は?」
『この娘の魔力は美味しいし、美味いものも食わせてくれそうだし、小童どもも魔力が豊富だからの。居心地が良さそうだからついて行くぞ』
何勝手に決めてるのぉ!?
『我のオヤツを勝手に奪ったのじゃから拒否は許さぬぞ』
えええ!所有権有ったのか!!
「ジュリアスさま、パバプはこの子のオヤツだからいっぱい採ったのだから連れていけって・・・」
「・・・トカゲがグレーデンで生き抜けるだろうか?」
困り眉になったジュリアスさまの腕を私の膝下からシターンと尻尾で叩いてまた怒り出した。トカゲがポワっと光って光が広がってみんなを一瞬包んだ。
『小僧!!舐めるな!我はエンシェントアクアドラゴンじゃぞ!!どこでも生きていけるわ!!!』
「「「はぁ!!!???」」」
あ、声聴こえるようにしたのか。
「古代種!?」
「このチンチクリンが?」
え、1mはちっさくないと思う。
『こんなところで素で暮らしたら人間がビックリするじゃろうが!擬態しておるに決まっておろう!解除してやろうか!!!』
バシンバシンと尻尾を振るもんだから私もちょっと痛いよ。
「古代種がなんでこんなところに・・・」
『水が豊富で綺麗で葉っぱがあるからの』
どんだけパバプ好きなの!
「ここを離れるのは良いのか?グレーデンはここほど綺麗な水源は無いと思うのだが」
『ここはたまに来るお散歩コースじゃ。場所をくれれば勝手に泉を作って棲家にする。パバプも植えるでの。普段我は魔素の濃いところを転々と暮らしておるのだ』
え、パバプ育ててくれるの?
『魔素が濃いともっと美味いなるぞ』
ん!トカゲの美味いってピリピリ度が上がるってことじゃ!?
『ピリッと痺れるのが美味いに決まっておろう』
やっぱりか!!!って言うか私の心の声と会話してる!!!??
『念話じゃ』
ひぃー!!してやったり顔ムカつく!
「古代種がウチに棲みついて魔物が増えたりしたら困るのだが?」
ジュリアスさまがちょっと困り顔でトカゲに聞く。
『呼び込みたいなら呼んでやるがが別に我が増やす気は無いぞ。追い払ってもやるぞ』
「追い払われると食料が減るからしなくて良いが・・・スタンピードの時は手助けしてくれると言うことか?」
『我がいる場所に襲いかかってくるような雑魚はおるまい。我が負けるような大物が意味なく人を襲うこともないから心配はないと思うぞ』
みんなが考え込んじゃってる。
「今は気配を消してるってこと?」
私が聞いてみたらトカゲはちょっと小馬鹿にした感じで、
『人が魔物を感じる気配と魔物同士が感じる気配は違うのじゃ』
って。
『もちろん人が畏怖するから人が感じるような気配は消しておるぞ』
消してるじゃん!!
「まぁ暴れないなら良いか」
ジュリアスさま、良いの!?
「パバプ作ってくれるなら良いんじゃなぁい?」
ルルゥも軽い!!
「ドラゴンが領地に居るってなんかカッコいいかも?」
ってジェイク!!!
ポムもティムも受け入れちゃう人たちだった!!ってドラゴンも軽く受け入れるのってどうなの!?
「今は旅行中でまだ領地には戻らないがこのまま着いてくるのか?」
『ほう、人の旅行に着いて行くのも面白そうじゃ』
おっきいトカゲ連れて歩くのってアリなのかな?
『サイズが気に入らぬのか?ならば・・・』
シューンと縮んだ。便利な能力・・・。
あっちの世界のウォータードラゴンみたいな見た目になった。手のひらサイズだけど。
『普段はさっきくらいでも良かろう?』
「暮らしやすい程度で過ごしてくれて構わない。ところでなんと呼べばいい?」
『・・・まだ契約しておらんからのう。娘よ。契約するか?』
「へ!?」
『ふふん、我の長い龍生のほんの一瞬くらいくれてやっても良いぞ』
いきなりドラゴンに名前・・・。
「んン!じゃぁ・・・アズ・・・アズライト」
体の色は白に近い水色、パールブルーとかなんだけど、目は真っ青で綺麗な宝石みたいだから。
『ふむ。アズライトか。良いだろう』
トカゲ改アズライトが私のおでこに鼻チュウして私となぜかジュリアスさまも巻き添えで光に包まれる。
『ついでにお前の番も護ってやる』
おお!
なんか凄いことになっちゃった。
予定よりかなり遅くなったけど山を降りて残っていたみんなと合流。
魔法の鳥で連絡取ってたみたいで心配はされてなかったみたいだけど、待ちぼうけで申し訳ない。
馬も結構休めたから予定の宿を通り越して行くことに。
夜間も進めるだけ進んで、馬の調子を見て休憩して仮眠を取りつつ進むらしい。
「アズライト、お弁当だよ」
馬車に中で腹天で寝てるアズライトを起こして卵巻きおむすびをあげる。
『おお、魔素が絡んでおるな。ピリッとはせんが美味いぞ』
なぜみんな痺れたいのか?
ジュリアスさまと共に物凄い勢いで食べたよ。
私向けのには入ってないけど、ルルゥたちならラー油とかのも食べてるだろうから少し譲ってもらおうかな?
結構なスピードで進んでるけど馬車はさほど揺れず快適に次の街まで進んだ。
途中、野盗や通りすがりのゴブリンが出たらしいけどチェイスさんとか護衛さんたちが馬も止めずに薙ぎ払ってたらしい。
次の休憩の時にシカっぽいのと牛っぽいのがオヤツで出てきたのでビックリ。
狩りに出なくてもお肉ゲットしてるの逞しいね。
アズライトが『食べ放題じゃ!』って大喜びしてた。ヨカッタネ。
529
お気に入りに追加
1,774
あなたにおすすめの小説
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、第一王子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
三回も婚約破棄された小リス令嬢は黒豹騎士に睨まれる~実は溺愛されてるようですが怖すぎて気づきません~
鳥花風星
恋愛
常に何かを食べていなければ魔力が枯渇してしまい命も危うい令嬢ヴィオラ。小柄でいつも両頬に食べ物を詰めこみモグモグと食べてばかりいるのでついたあだ名が「小リス令嬢」だった。
大食いのせいで三度も婚約破棄されてしまい家族にも疎まれるヴィオラは、ひょんなことからとある騎士に縁談を申し込まれる。
見た目は申し分ないのに全身黒づくめの服装でいつも無表情。手足が長く戦いの際にとても俊敏なことからついたあだ名が「黒豹騎士」だ。
黒豹に睨まれ怯える小リスだったが、どうやら睨まれているわけではないようで…?
対照的な二人が距離を縮めていくハッピーエンドストーリー。
卒業パーティーで魅了されている連中がいたから、助けてやった。えっ、どうやって?帝国真拳奥義を使ってな
しげむろ ゆうき
恋愛
卒業パーティーに呼ばれた俺はピンク頭に魅了された連中に気づく
しかも、魅了された連中は令嬢に向かって婚約破棄をするだの色々と暴言を吐いたのだ
おそらく本意ではないのだろうと思った俺はそいつらを助けることにしたのだ
婚約破棄にも寝過ごした
シアノ
恋愛
悪役令嬢なんて面倒くさい。
とにかくひたすら寝ていたい。
三度の飯より睡眠が好きな私、エルミーヌ・バタンテールはある朝不意に、この世界が前世にあったドキラブ夢なんちゃらという乙女ゲームによく似ているなーと気が付いたのだった。
そして私は、悪役令嬢と呼ばれるライバルポジションで、最終的に断罪されて塔に幽閉されて一生を送ることになるらしい。
それって──最高じゃない?
ひたすら寝て過ごすためなら努力も惜しまない!まずは寝るけど!おやすみなさい!
10/25 続きました。3はライオール視点、4はエルミーヌ視点です。
これで完結となります。ありがとうございました!
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。
オバサンが転生しましたが何も持ってないので何もできません!
みさちぃ
恋愛
50歳近くのおばさんが異世界転生した!
転生したら普通チートじゃない?何もありませんがっ!!
前世で苦しい思いをしたのでもう一人で生きて行こうかと思います。
とにかく目指すは自由気ままなスローライフ。
森で調合師して暮らすこと!
ひとまず読み漁った小説に沿って悪役令嬢から国外追放を目指しますが…
無理そうです……
更に隣で笑う幼なじみが気になります…
完結済みです。
なろう様にも掲載しています。
副題に*がついているものはアルファポリス様のみになります。
エピローグで完結です。
番外編になります。
※完結設定してしまい新しい話が追加できませんので、以後番外編載せる場合は別に設けるかなろう様のみになります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる