116 / 764
二章
112話 アズライトはとにかく痺れたい。
しおりを挟む
声の方を見てみたら、大きいトカゲ?
「あら、水トカゲかしら?それにしてはデッカいわね」
「バジリスクか?」
「害意は無さそうだが・・・」
ジュリアスさまたちが繁々と見つめてる中、トカゲは何か怒ってる。
『失敬な小童ども!我は古代種の水龍ぞ!!雑魚扱いするでないぞ!!』
どうも私以外に声が聴こえてないっぽい。
腕と尻尾でお怒りを顕にしてるけど、チェイスさんが尻尾持ち上げたもんだから、怒りのトカゲに腕を噛まれちゃった。
「あぅち!!」
「チェイスさん、離してあげて。その子、ご飯が食べたいんだって」
「え?」
「は?」
気が逸れた隙にチェイスさんの顔を尻尾でバシンと叩いてから私の膝に乗ってきた。
「イッてぇ!」
『我の声が聞こえるのは其方だけのようじゃの。ほれ、その根っこを擦ったのを肉に塗って葉っぱを巻いて食わしてくれ』
おねだりが激しいので慌ててお肉を焼いて差し出す。
上手に手で掴んでモキュッっと食べた。
『ふぉ・・・ピリウマじゃ!もっと乗せてくれ!!』
なんて言うかトカゲの動画で目がクリクリのトカゲって可愛いなってよく見てたけど、この子はイカついんだよなぁ。イグアナとかコモドオオトカゲの系統?
必死に食べてるのは可愛いかもだけど、尻尾入れて1mくらいあるからちょっとビビる。
『オヤツに葉っぱばかり食べておったが根っこも美味かったんじゃな』
お浸しももしゃもしゃ食べちゃって。
オヤツに食べてたの?いっぱい採って悪かったかな。
『ふむぅ!よし其方、我は其方について行くぞ!!』
「え!?」
「どうした?リーシャ」
私膝抱っこしてるジュリアスさまがギュッと腕に力を入れて様子を伺う。
「この子、私についてくるって」
「は?」
『この娘の魔力は美味しいし、美味いものも食わせてくれそうだし、小童どもも魔力が豊富だからの。居心地が良さそうだからついて行くぞ』
何勝手に決めてるのぉ!?
『我のオヤツを勝手に奪ったのじゃから拒否は許さぬぞ』
えええ!所有権有ったのか!!
「ジュリアスさま、パバプはこの子のオヤツだからいっぱい採ったのだから連れていけって・・・」
「・・・トカゲがグレーデンで生き抜けるだろうか?」
困り眉になったジュリアスさまの腕を私の膝下からシターンと尻尾で叩いてまた怒り出した。トカゲがポワっと光って光が広がってみんなを一瞬包んだ。
『小僧!!舐めるな!我はエンシェントアクアドラゴンじゃぞ!!どこでも生きていけるわ!!!』
「「「はぁ!!!???」」」
あ、声聴こえるようにしたのか。
「古代種!?」
「このチンチクリンが?」
え、1mはちっさくないと思う。
『こんなところで素で暮らしたら人間がビックリするじゃろうが!擬態しておるに決まっておろう!解除してやろうか!!!』
バシンバシンと尻尾を振るもんだから私もちょっと痛いよ。
「古代種がなんでこんなところに・・・」
『水が豊富で綺麗で葉っぱがあるからの』
どんだけパバプ好きなの!
「ここを離れるのは良いのか?グレーデンはここほど綺麗な水源は無いと思うのだが」
『ここはたまに来るお散歩コースじゃ。場所をくれれば勝手に泉を作って棲家にする。パバプも植えるでの。普段我は魔素の濃いところを転々と暮らしておるのだ』
え、パバプ育ててくれるの?
『魔素が濃いともっと美味いなるぞ』
ん!トカゲの美味いってピリピリ度が上がるってことじゃ!?
『ピリッと痺れるのが美味いに決まっておろう』
やっぱりか!!!って言うか私の心の声と会話してる!!!??
『念話じゃ』
ひぃー!!してやったり顔ムカつく!
「古代種がウチに棲みついて魔物が増えたりしたら困るのだが?」
ジュリアスさまがちょっと困り顔でトカゲに聞く。
『呼び込みたいなら呼んでやるがが別に我が増やす気は無いぞ。追い払ってもやるぞ』
「追い払われると食料が減るからしなくて良いが・・・スタンピードの時は手助けしてくれると言うことか?」
『我がいる場所に襲いかかってくるような雑魚はおるまい。我が負けるような大物が意味なく人を襲うこともないから心配はないと思うぞ』
みんなが考え込んじゃってる。
「今は気配を消してるってこと?」
私が聞いてみたらトカゲはちょっと小馬鹿にした感じで、
『人が魔物を感じる気配と魔物同士が感じる気配は違うのじゃ』
って。
『もちろん人が畏怖するから人が感じるような気配は消しておるぞ』
消してるじゃん!!
「まぁ暴れないなら良いか」
ジュリアスさま、良いの!?
「パバプ作ってくれるなら良いんじゃなぁい?」
ルルゥも軽い!!
「ドラゴンが領地に居るってなんかカッコいいかも?」
ってジェイク!!!
ポムもティムも受け入れちゃう人たちだった!!ってドラゴンも軽く受け入れるのってどうなの!?
「今は旅行中でまだ領地には戻らないがこのまま着いてくるのか?」
『ほう、人の旅行に着いて行くのも面白そうじゃ』
おっきいトカゲ連れて歩くのってアリなのかな?
『サイズが気に入らぬのか?ならば・・・』
シューンと縮んだ。便利な能力・・・。
あっちの世界のウォータードラゴンみたいな見た目になった。手のひらサイズだけど。
『普段はさっきくらいでも良かろう?』
「暮らしやすい程度で過ごしてくれて構わない。ところでなんと呼べばいい?」
『・・・まだ契約しておらんからのう。娘よ。契約するか?』
「へ!?」
『ふふん、我の長い龍生のほんの一瞬くらいくれてやっても良いぞ』
いきなりドラゴンに名前・・・。
「んン!じゃぁ・・・アズ・・・アズライト」
体の色は白に近い水色、パールブルーとかなんだけど、目は真っ青で綺麗な宝石みたいだから。
『ふむ。アズライトか。良いだろう』
トカゲ改アズライトが私のおでこに鼻チュウして私となぜかジュリアスさまも巻き添えで光に包まれる。
『ついでにお前の番も護ってやる』
おお!
なんか凄いことになっちゃった。
予定よりかなり遅くなったけど山を降りて残っていたみんなと合流。
魔法の鳥で連絡取ってたみたいで心配はされてなかったみたいだけど、待ちぼうけで申し訳ない。
馬も結構休めたから予定の宿を通り越して行くことに。
夜間も進めるだけ進んで、馬の調子を見て休憩して仮眠を取りつつ進むらしい。
「アズライト、お弁当だよ」
馬車に中で腹天で寝てるアズライトを起こして卵巻きおむすびをあげる。
『おお、魔素が絡んでおるな。ピリッとはせんが美味いぞ』
なぜみんな痺れたいのか?
ジュリアスさまと共に物凄い勢いで食べたよ。
私向けのには入ってないけど、ルルゥたちならラー油とかのも食べてるだろうから少し譲ってもらおうかな?
結構なスピードで進んでるけど馬車はさほど揺れず快適に次の街まで進んだ。
途中、野盗や通りすがりのゴブリンが出たらしいけどチェイスさんとか護衛さんたちが馬も止めずに薙ぎ払ってたらしい。
次の休憩の時にシカっぽいのと牛っぽいのがオヤツで出てきたのでビックリ。
狩りに出なくてもお肉ゲットしてるの逞しいね。
アズライトが『食べ放題じゃ!』って大喜びしてた。ヨカッタネ。
「あら、水トカゲかしら?それにしてはデッカいわね」
「バジリスクか?」
「害意は無さそうだが・・・」
ジュリアスさまたちが繁々と見つめてる中、トカゲは何か怒ってる。
『失敬な小童ども!我は古代種の水龍ぞ!!雑魚扱いするでないぞ!!』
どうも私以外に声が聴こえてないっぽい。
腕と尻尾でお怒りを顕にしてるけど、チェイスさんが尻尾持ち上げたもんだから、怒りのトカゲに腕を噛まれちゃった。
「あぅち!!」
「チェイスさん、離してあげて。その子、ご飯が食べたいんだって」
「え?」
「は?」
気が逸れた隙にチェイスさんの顔を尻尾でバシンと叩いてから私の膝に乗ってきた。
「イッてぇ!」
『我の声が聞こえるのは其方だけのようじゃの。ほれ、その根っこを擦ったのを肉に塗って葉っぱを巻いて食わしてくれ』
おねだりが激しいので慌ててお肉を焼いて差し出す。
上手に手で掴んでモキュッっと食べた。
『ふぉ・・・ピリウマじゃ!もっと乗せてくれ!!』
なんて言うかトカゲの動画で目がクリクリのトカゲって可愛いなってよく見てたけど、この子はイカついんだよなぁ。イグアナとかコモドオオトカゲの系統?
必死に食べてるのは可愛いかもだけど、尻尾入れて1mくらいあるからちょっとビビる。
『オヤツに葉っぱばかり食べておったが根っこも美味かったんじゃな』
お浸しももしゃもしゃ食べちゃって。
オヤツに食べてたの?いっぱい採って悪かったかな。
『ふむぅ!よし其方、我は其方について行くぞ!!』
「え!?」
「どうした?リーシャ」
私膝抱っこしてるジュリアスさまがギュッと腕に力を入れて様子を伺う。
「この子、私についてくるって」
「は?」
『この娘の魔力は美味しいし、美味いものも食わせてくれそうだし、小童どもも魔力が豊富だからの。居心地が良さそうだからついて行くぞ』
何勝手に決めてるのぉ!?
『我のオヤツを勝手に奪ったのじゃから拒否は許さぬぞ』
えええ!所有権有ったのか!!
「ジュリアスさま、パバプはこの子のオヤツだからいっぱい採ったのだから連れていけって・・・」
「・・・トカゲがグレーデンで生き抜けるだろうか?」
困り眉になったジュリアスさまの腕を私の膝下からシターンと尻尾で叩いてまた怒り出した。トカゲがポワっと光って光が広がってみんなを一瞬包んだ。
『小僧!!舐めるな!我はエンシェントアクアドラゴンじゃぞ!!どこでも生きていけるわ!!!』
「「「はぁ!!!???」」」
あ、声聴こえるようにしたのか。
「古代種!?」
「このチンチクリンが?」
え、1mはちっさくないと思う。
『こんなところで素で暮らしたら人間がビックリするじゃろうが!擬態しておるに決まっておろう!解除してやろうか!!!』
バシンバシンと尻尾を振るもんだから私もちょっと痛いよ。
「古代種がなんでこんなところに・・・」
『水が豊富で綺麗で葉っぱがあるからの』
どんだけパバプ好きなの!
「ここを離れるのは良いのか?グレーデンはここほど綺麗な水源は無いと思うのだが」
『ここはたまに来るお散歩コースじゃ。場所をくれれば勝手に泉を作って棲家にする。パバプも植えるでの。普段我は魔素の濃いところを転々と暮らしておるのだ』
え、パバプ育ててくれるの?
『魔素が濃いともっと美味いなるぞ』
ん!トカゲの美味いってピリピリ度が上がるってことじゃ!?
『ピリッと痺れるのが美味いに決まっておろう』
やっぱりか!!!って言うか私の心の声と会話してる!!!??
『念話じゃ』
ひぃー!!してやったり顔ムカつく!
「古代種がウチに棲みついて魔物が増えたりしたら困るのだが?」
ジュリアスさまがちょっと困り顔でトカゲに聞く。
『呼び込みたいなら呼んでやるがが別に我が増やす気は無いぞ。追い払ってもやるぞ』
「追い払われると食料が減るからしなくて良いが・・・スタンピードの時は手助けしてくれると言うことか?」
『我がいる場所に襲いかかってくるような雑魚はおるまい。我が負けるような大物が意味なく人を襲うこともないから心配はないと思うぞ』
みんなが考え込んじゃってる。
「今は気配を消してるってこと?」
私が聞いてみたらトカゲはちょっと小馬鹿にした感じで、
『人が魔物を感じる気配と魔物同士が感じる気配は違うのじゃ』
って。
『もちろん人が畏怖するから人が感じるような気配は消しておるぞ』
消してるじゃん!!
「まぁ暴れないなら良いか」
ジュリアスさま、良いの!?
「パバプ作ってくれるなら良いんじゃなぁい?」
ルルゥも軽い!!
「ドラゴンが領地に居るってなんかカッコいいかも?」
ってジェイク!!!
ポムもティムも受け入れちゃう人たちだった!!ってドラゴンも軽く受け入れるのってどうなの!?
「今は旅行中でまだ領地には戻らないがこのまま着いてくるのか?」
『ほう、人の旅行に着いて行くのも面白そうじゃ』
おっきいトカゲ連れて歩くのってアリなのかな?
『サイズが気に入らぬのか?ならば・・・』
シューンと縮んだ。便利な能力・・・。
あっちの世界のウォータードラゴンみたいな見た目になった。手のひらサイズだけど。
『普段はさっきくらいでも良かろう?』
「暮らしやすい程度で過ごしてくれて構わない。ところでなんと呼べばいい?」
『・・・まだ契約しておらんからのう。娘よ。契約するか?』
「へ!?」
『ふふん、我の長い龍生のほんの一瞬くらいくれてやっても良いぞ』
いきなりドラゴンに名前・・・。
「んン!じゃぁ・・・アズ・・・アズライト」
体の色は白に近い水色、パールブルーとかなんだけど、目は真っ青で綺麗な宝石みたいだから。
『ふむ。アズライトか。良いだろう』
トカゲ改アズライトが私のおでこに鼻チュウして私となぜかジュリアスさまも巻き添えで光に包まれる。
『ついでにお前の番も護ってやる』
おお!
なんか凄いことになっちゃった。
予定よりかなり遅くなったけど山を降りて残っていたみんなと合流。
魔法の鳥で連絡取ってたみたいで心配はされてなかったみたいだけど、待ちぼうけで申し訳ない。
馬も結構休めたから予定の宿を通り越して行くことに。
夜間も進めるだけ進んで、馬の調子を見て休憩して仮眠を取りつつ進むらしい。
「アズライト、お弁当だよ」
馬車に中で腹天で寝てるアズライトを起こして卵巻きおむすびをあげる。
『おお、魔素が絡んでおるな。ピリッとはせんが美味いぞ』
なぜみんな痺れたいのか?
ジュリアスさまと共に物凄い勢いで食べたよ。
私向けのには入ってないけど、ルルゥたちならラー油とかのも食べてるだろうから少し譲ってもらおうかな?
結構なスピードで進んでるけど馬車はさほど揺れず快適に次の街まで進んだ。
途中、野盗や通りすがりのゴブリンが出たらしいけどチェイスさんとか護衛さんたちが馬も止めずに薙ぎ払ってたらしい。
次の休憩の時にシカっぽいのと牛っぽいのがオヤツで出てきたのでビックリ。
狩りに出なくてもお肉ゲットしてるの逞しいね。
アズライトが『食べ放題じゃ!』って大喜びしてた。ヨカッタネ。
634
お気に入りに追加
1,875
あなたにおすすめの小説
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!

ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています

今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。

聖女転生? だが断る
日村透
恋愛
生まれ変わったら、勝ち逃げ確定の悪役聖女になっていた―――
形ばかりと思っていた聖女召喚の儀式で、本当に異世界の少女が訪れてしまった。
それがきっかけで聖女セレスティーヌは思い出す。
この世界はどうも、前世の母親が書いた恋愛小説の世界ではないか。
しかも自分は、本物の聖女をいじめて陥れる悪役聖女に転生してしまったらしい。
若くして生涯を終えるものの、断罪されることなく悠々自適に暮らし、苦しみのない最期を迎えるのだが……
本当にそうだろうか?
「怪しいですわね。話がうますぎですわ」
何やらあの召喚聖女も怪しい臭いがプンプンする。
セレスティーヌは逃亡を決意した。
ぼっちな幼女は異世界で愛し愛され幸せになりたい
珂里
ファンタジー
ある日、仲の良かった友達が突然いなくなってしまった。
本当に、急に、目の前から消えてしまった友達には、二度と会えなかった。
…………私も消えることができるかな。
私が消えても、きっと、誰も何とも思わない。
私は、邪魔な子だから。
私は、いらない子だから。
だからきっと、誰も悲しまない。
どこかに、私を必要としてくれる人がいないかな。
そんな人がいたら、絶対に側を離れないのに……。
異世界に迷い込んだ少女と、孤独な獣人の少年が徐々に心を通わせ成長していく物語。
☆「神隠し令嬢は騎士様と幸せになりたいんです」と同じ世界です。
彩菜が神隠しに遭う時に、公園で一緒に遊んでいた「ゆうちゃん」こと優香の、もう一つの神隠し物語です。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる