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二章
111話 滝と光る洞窟。
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お布団がいつもと違うから起きた時少し違和感。
まぁ基本的にジュリアスさまを下敷きにしてるんだけどね☆
「おはよう」
ハグとキスをしてからすぐにニーナを呼んでくれて洗顔とお着替え。
早めに出るから朝ご飯は断ってあるそう。
宿を出るとすでに馬たちと馬車が待機していて出発です~。
中にバスケットが置いてあって朝ご飯にありつけたよ。
ルルゥがタウンハウスで数食分作ってマジックボックスに入れてくれてたらしい。
「流石にずっと宿の料理は切ないからな」
毎食が塩味の焼いただけ系は辛い。昨日のチーズ料理は大当たりだったけどね。
「このサンドイッチに昨日買った柔らかめのチーズ合いそうです♪」
私は二つ食べただけで後はジュリアスさまのお腹に納まった。
馬車はしばらく街道沿いを走っていたんだけど、道が地面剥き出しになって来たあたりで外れはじめた。
「少し山に入るんだ」
話してくれてた絶景スポットに寄り道は山だったのね。
「途中から馬車は入れないから馬で入る」
グレーデンで見た魔の森とは違った明るい感じの森道を進んで少し登った辺りで停車した。
少し開けていて野営の後っぽい煤けた場所がチラホラ。
騎士さんたちが休憩用に簡易テントを組んだり馬を繋いでお世話をしてる。
「ではしばらく待っていてくれ」
護衛にはルルゥとチェイスさんと騎士の一人でアモンさんでニーナをチェイスさんの馬に同乗させて出発。
しばらく細い山道を登っていくと水の香りがして来たので沢があるのかなぁと思ってたらドンドン水音が激しくなって来たので滝かな?
道が開けてきたらまあまあな高さから流れ落ちてる滝が現れた。
ザザザザザザーーーッ!!
横幅が結構あるから水のカーテンみたいになってて。光加減も相待って幻想的な風景。
「わぁ・・・」
水面に舞う水飛沫も反射して虹みたいなのが現れてる。
「滝の裏に行こうか?」
ジュリアスさまに抱き抱えられて岩場を飛ぶように、霧状になった水の中を進んで滝の横?から洞窟みたいなってる滝の裏側に入った。
ここにはルルゥたちは付き添わないらしい。
「リーシャ、ここは綺麗だろう?」
滝を見上げてみたら光がいろんな方向から差し込んで乱反射してるみたい。
うっすらと森の木々も見えてファンタジーのアニメとかで観た妖精とか出てきそうな幻想的な風景。
音はうるさいけどね!
濡れたままの服は辛いのでジュリアスさまが〈温風〉で乾かしてくれた。
抱っこされたまま今度は奥の方に進む。
外からの光が届かなくなってきて少し不安に感じた頃、今度は壁や天井がキラキラ光ってる場所に着いた。
「綺麗・・・」
「これは淡蛍石と言って石自体はほんの少し光るだけで宝石としての価値はないんだが、ここでは密集しているからこれだけ光って見えるんだ」
価値ないんだ!!でも光る石が鍾乳洞みたいに育って伸びてるみたいでおっきいし綺麗なのにねぇ。
少しだとあまり光らないならランプにも出来ないから採石しないのかな。
「リーシャ、そこの草は母上が喜ぶからお土産に採って行くか?」
ん?
〈鑑定〉してみたらお肌が綺麗になる薬が出来るって!しかもレアだった。
もちろんいっぱい採取だよ。
「くしゅん」
「寒かったか?」
ジュリアスさまが慌ててマジックバッグからマントを出してぐるぐるに巻いてくれた。
乾かしても空気が湿ってるし、地面も壁から滲みてる水で割と濡れてるしちょっと冷えるかも?
採取も結構頑張っちゃったので外に向かうことに。
来た道を戻って行ってもう一回滝の裏の景色を楽しんでからまた岩場を移動してみんなの元に戻った。
「楽しめたぁ?」
ルルゥが何やらお肉を捌きながら聞いてきた。
「お肉どうしたの?」
「たまたま出会したのをチェイスが狩ったからオヤツに焼こうって思って」
採れたての猪っぽいのをオヤツに・・・。
ルルゥはサクサクと処理して、滝の影響が少ない水場で皮と内蔵を洗いに向かった。
「リーシャちゃん!ちょっと良い!?」
川縁からルルゥが呼ぶもんだからまたジュリアスさまに抱き上げられて運ばれる。
「どうした?」
「これ!これは食べられそうな気がするのよぉ☆」
指差された先には水場に青々と茂った葉っぱ。
もしかして?って鑑定したらば。
《パバブ・葉や根茎は食用。ピリピリした味。ワサビより辛め。初めて食べた人が「パバブッーッハブェウェェーと咽せたのでパバブと名付けられた」》
・・・地球の誰か、翻訳ありがとう?ヒデブじゃなくて良かったよ?
「ルルゥ、これ根っこからたくさん採って欲しなぁ」
「あら♡」
「胡椒の木くらいの素敵食材なの」
「「!!!!????」」
二人とも一瞬ピシャーンと電流受けたみたいになって、チェイスさんたちに採取を頼んだ。
「うへぇ、水つめてぇ!!」
チェイスさんは文句言いながらも結構なスピードで引き抜いていく。
ジュリアスさまも私を降ろしてから水辺に入って行った。
「これどうやって使うの?」
ルルゥが採取しながら聞いてきたので簡単に説明。
お刺身やステーキにちょっとつけて食べたりしか思いつかないけど。
葉っぱはお浸しっぽく食べる。
「へぇ、じゃあさっきのお肉で試してみましょうねぇ」
みんなで80%くらいの採取したら終了。
ホットプレートを出して温めてる間にルルゥがアモンさんのお手伝いで肉を切り分けてアランとジェイクが焼く。
パバブの根茎の皮を軽く剥いてチーズのおろし器で擦る。
サメ皮とかないからね。
ツーンとした匂いが漂ってきた。
みんなちょっと眉間に皺寄ったよ☆
葉っぱは湯通しして、ルルゥが持ってきたフリュアの実を煮詰めた醤油もどきで浸してもらって。
ステーキは岩塩で。
別皿にフリュアソースとパバブを乗せて。
本当は牛肉で試してみたかったけど、猪っぽいのもきっと合うはず。
「では食べてみよう」
私はとりあえずソース無しで岩塩とワサビで味の確認。
ちょっとツーーン!!マジで辛めだ。ちょっとにしておいて良かった。でもちょっと野生の臭みがあるお肉をワサビの香りで中和?
「ッパ!ブゥ!ブェー」
惜しい!!パバブじゃない。
チェイスさんとジェイクが咽せた。
どうやらお皿に分けた一匙分を一気に付けちゃったみたい。一応説明したんだけど?
「もう!貴方達、本当思い切りが良いわねぇ」
「ふむ。これはなかなか癖になりそうだ」
ジュリアスさまが気に入ったみたいでお肉に葉っぱのお浸しを巻いて食べたりしてる。
『これ、そこな娘、我にもそれを食べさせてくれんかの?』
ん?
ちょっと聞いたことのない声が聞こえてきたよ?
_______
エール、お気に入り、しおり、ありがとうございます。
リーシャの重いところ考えてたら他のストーリーが遠くに行っちゃって困ってるので他のシリーズの流れを脳に呼び戻したいので、しばらくリーシャは食い意地と新婚旅行の明るい話で進む予定です。
お付き合い頂けると嬉しいです♪
まぁ基本的にジュリアスさまを下敷きにしてるんだけどね☆
「おはよう」
ハグとキスをしてからすぐにニーナを呼んでくれて洗顔とお着替え。
早めに出るから朝ご飯は断ってあるそう。
宿を出るとすでに馬たちと馬車が待機していて出発です~。
中にバスケットが置いてあって朝ご飯にありつけたよ。
ルルゥがタウンハウスで数食分作ってマジックボックスに入れてくれてたらしい。
「流石にずっと宿の料理は切ないからな」
毎食が塩味の焼いただけ系は辛い。昨日のチーズ料理は大当たりだったけどね。
「このサンドイッチに昨日買った柔らかめのチーズ合いそうです♪」
私は二つ食べただけで後はジュリアスさまのお腹に納まった。
馬車はしばらく街道沿いを走っていたんだけど、道が地面剥き出しになって来たあたりで外れはじめた。
「少し山に入るんだ」
話してくれてた絶景スポットに寄り道は山だったのね。
「途中から馬車は入れないから馬で入る」
グレーデンで見た魔の森とは違った明るい感じの森道を進んで少し登った辺りで停車した。
少し開けていて野営の後っぽい煤けた場所がチラホラ。
騎士さんたちが休憩用に簡易テントを組んだり馬を繋いでお世話をしてる。
「ではしばらく待っていてくれ」
護衛にはルルゥとチェイスさんと騎士の一人でアモンさんでニーナをチェイスさんの馬に同乗させて出発。
しばらく細い山道を登っていくと水の香りがして来たので沢があるのかなぁと思ってたらドンドン水音が激しくなって来たので滝かな?
道が開けてきたらまあまあな高さから流れ落ちてる滝が現れた。
ザザザザザザーーーッ!!
横幅が結構あるから水のカーテンみたいになってて。光加減も相待って幻想的な風景。
「わぁ・・・」
水面に舞う水飛沫も反射して虹みたいなのが現れてる。
「滝の裏に行こうか?」
ジュリアスさまに抱き抱えられて岩場を飛ぶように、霧状になった水の中を進んで滝の横?から洞窟みたいなってる滝の裏側に入った。
ここにはルルゥたちは付き添わないらしい。
「リーシャ、ここは綺麗だろう?」
滝を見上げてみたら光がいろんな方向から差し込んで乱反射してるみたい。
うっすらと森の木々も見えてファンタジーのアニメとかで観た妖精とか出てきそうな幻想的な風景。
音はうるさいけどね!
濡れたままの服は辛いのでジュリアスさまが〈温風〉で乾かしてくれた。
抱っこされたまま今度は奥の方に進む。
外からの光が届かなくなってきて少し不安に感じた頃、今度は壁や天井がキラキラ光ってる場所に着いた。
「綺麗・・・」
「これは淡蛍石と言って石自体はほんの少し光るだけで宝石としての価値はないんだが、ここでは密集しているからこれだけ光って見えるんだ」
価値ないんだ!!でも光る石が鍾乳洞みたいに育って伸びてるみたいでおっきいし綺麗なのにねぇ。
少しだとあまり光らないならランプにも出来ないから採石しないのかな。
「リーシャ、そこの草は母上が喜ぶからお土産に採って行くか?」
ん?
〈鑑定〉してみたらお肌が綺麗になる薬が出来るって!しかもレアだった。
もちろんいっぱい採取だよ。
「くしゅん」
「寒かったか?」
ジュリアスさまが慌ててマジックバッグからマントを出してぐるぐるに巻いてくれた。
乾かしても空気が湿ってるし、地面も壁から滲みてる水で割と濡れてるしちょっと冷えるかも?
採取も結構頑張っちゃったので外に向かうことに。
来た道を戻って行ってもう一回滝の裏の景色を楽しんでからまた岩場を移動してみんなの元に戻った。
「楽しめたぁ?」
ルルゥが何やらお肉を捌きながら聞いてきた。
「お肉どうしたの?」
「たまたま出会したのをチェイスが狩ったからオヤツに焼こうって思って」
採れたての猪っぽいのをオヤツに・・・。
ルルゥはサクサクと処理して、滝の影響が少ない水場で皮と内蔵を洗いに向かった。
「リーシャちゃん!ちょっと良い!?」
川縁からルルゥが呼ぶもんだからまたジュリアスさまに抱き上げられて運ばれる。
「どうした?」
「これ!これは食べられそうな気がするのよぉ☆」
指差された先には水場に青々と茂った葉っぱ。
もしかして?って鑑定したらば。
《パバブ・葉や根茎は食用。ピリピリした味。ワサビより辛め。初めて食べた人が「パバブッーッハブェウェェーと咽せたのでパバブと名付けられた」》
・・・地球の誰か、翻訳ありがとう?ヒデブじゃなくて良かったよ?
「ルルゥ、これ根っこからたくさん採って欲しなぁ」
「あら♡」
「胡椒の木くらいの素敵食材なの」
「「!!!!????」」
二人とも一瞬ピシャーンと電流受けたみたいになって、チェイスさんたちに採取を頼んだ。
「うへぇ、水つめてぇ!!」
チェイスさんは文句言いながらも結構なスピードで引き抜いていく。
ジュリアスさまも私を降ろしてから水辺に入って行った。
「これどうやって使うの?」
ルルゥが採取しながら聞いてきたので簡単に説明。
お刺身やステーキにちょっとつけて食べたりしか思いつかないけど。
葉っぱはお浸しっぽく食べる。
「へぇ、じゃあさっきのお肉で試してみましょうねぇ」
みんなで80%くらいの採取したら終了。
ホットプレートを出して温めてる間にルルゥがアモンさんのお手伝いで肉を切り分けてアランとジェイクが焼く。
パバブの根茎の皮を軽く剥いてチーズのおろし器で擦る。
サメ皮とかないからね。
ツーンとした匂いが漂ってきた。
みんなちょっと眉間に皺寄ったよ☆
葉っぱは湯通しして、ルルゥが持ってきたフリュアの実を煮詰めた醤油もどきで浸してもらって。
ステーキは岩塩で。
別皿にフリュアソースとパバブを乗せて。
本当は牛肉で試してみたかったけど、猪っぽいのもきっと合うはず。
「では食べてみよう」
私はとりあえずソース無しで岩塩とワサビで味の確認。
ちょっとツーーン!!マジで辛めだ。ちょっとにしておいて良かった。でもちょっと野生の臭みがあるお肉をワサビの香りで中和?
「ッパ!ブゥ!ブェー」
惜しい!!パバブじゃない。
チェイスさんとジェイクが咽せた。
どうやらお皿に分けた一匙分を一気に付けちゃったみたい。一応説明したんだけど?
「もう!貴方達、本当思い切りが良いわねぇ」
「ふむ。これはなかなか癖になりそうだ」
ジュリアスさまが気に入ったみたいでお肉に葉っぱのお浸しを巻いて食べたりしてる。
『これ、そこな娘、我にもそれを食べさせてくれんかの?』
ん?
ちょっと聞いたことのない声が聞こえてきたよ?
_______
エール、お気に入り、しおり、ありがとうございます。
リーシャの重いところ考えてたら他のストーリーが遠くに行っちゃって困ってるので他のシリーズの流れを脳に呼び戻したいので、しばらくリーシャは食い意地と新婚旅行の明るい話で進む予定です。
お付き合い頂けると嬉しいです♪
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