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二章
110話 チーズをたくさん買いました。
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馬は大きく速度も早いので先にいた他の馬車さんとかに避けて貰ったりしながら今夜泊まる街に到着。
カーデルって言うハンチェ侯爵領にある街らしい。
通常なら侯爵家ご挨拶した方がいいけど今回は領の端を通るだけなのでお手紙だけ。
王都からの街道に近いほうだから賑わいのある街なんだそう。
チーズが名産らしいのでいっぱい買って欲しいな~。どんなのがあるかな~。
馬車と馬を預けて街の中では大きめな宿に泊まる。今夜は宿でご飯だけどその前に少しだけお買い物する事に。
ジュリアスさまと私、ルルゥとアランとジェイクでお出かけ。
他のメンバーは自由時間だってなったんだけど、チェイスさんが仲間外れぇって拗ねてた。
「どうせアンタら飲むんでしょ~ゆっくりして来なさいな~」
え!良いなぁ。ここのお酒は何酒かな~。
「いくら俺たちでも護衛勤務中にしこたま飲めねえわ」
あら、チェイスさん意外に真面目だった。
ブツブツ言われつつ、宿を出てすぐ近くに商店街っぽい通りに出る。
野菜や果物、日用雑貨とかごく普通の店並びだけど、置いてある野菜や果物はちょっと種類が違うかな。赤い茄子とかあるよ。美味しいのかな?
「リーシャ、あそこがチーズの店だな」
おお、穴あきチーズの絵の看板。
お店を覗くと丸いチーズがたくさん置いてある。あと牛のジャーキーも。
棚には切り分けたチーズも置いてある。
種類なんて詳しくないけどラクレットやゴーダ、チェダーみたいなのとか、カッテージチーズ、マスカルポーネ、モッツァレラっぽいの。
グレーデンでもチーズは作ってるけど、地域の味はあるよね!
どうも青カビ系とか癖があるヤツはこの国にはないっぽい。この世界にかな?
近くに酪農してるところがあるんだろうけど、街中にはないっぽい。
チーズ屋さんもこの近辺の酪農家から仕入れて売ってたんだろうな。
「店主、味見ってできる?」
「はいよ~」
お皿にちょっとずつ切り分けてくれたので私も味見~。って今もジュリアスさまの抱っこです☆
「美味し~」
「ふむ。これは濃厚だな」
「お嬢ちゃん、可愛いね。これもどうぞ」
店主さんが木の実の味のチーズを出してくれた。これもおいし~♡
「あら?これはお酒の香りがするわ」
な、なんだってぇ!!?
「ああ、兄さんいい舌だね、それは酒で洗って熟成してるんでさー」
おおおお、おフランスのやつなのでは?私の分の味見には入れてくれてなかった。店主めぇ。木の実のも美味しかったぞ!!血涙。
「ほう、変わってるな。うまい」
「うわぁ、こっちのお土産にしようかな」
アランたちも幸せそうに食べてる。
「店主、とりあえずこの酒のと木の実の各50とあの丸いの10を買いたいのだが可能か?」
「ふぁっ!?」
ジュリアスさまが注文すると店主さん慌てて奥さんらしき人を呼んで、店番任せてルルゥと商談を始めた。
奥さん?もぽかーんとしてたけど、ちょっとしたら動き出した。
「あれまぁ、お客さん剛毅だねぇ」
「出来れば定期的に仕入れを寄越したい」
個人商店でグレーデンまで配達は無理だもんね。
「あれまぁ~?」
また奥さん?固まっちゃった。
「旦那さま、今回の分は持って帰ります?」
「そうだな。バッグに入るだろう」
店主さんがアセアセセ動きながらチーズを運んできた。
料金はなんと現金払い!まぁマジックバッグに入るしね。商業ギルドの口座引き落としも出来るらしいけど個人店だと現金が望ましいんだって。
「ぁりがとぅござっしたぁ」
店主さんテンパリすぎて口調が変わっちゃってた。
まぁ大口って言ってもすぐ仕入れに来れる人なら小分けで買うだろうし、ビックリだよね。
でも多分控えめに買ったと思う。本気出したら在庫根こそぎのはず。
リコッタとかマスカルポーネっぽいのも追加で買ってもらった。
アイテムボックスに入れれば日持ちの心配ないしね!
ワインにもブランデーにも合いそうな木の実のチーズ。香りが良くて美味しかったのでいつかお酒と共に味わいたいな~。
宿に戻ってニーナに着替えを手伝ってもらってから夕飯です。
主従は気にせずみんなで食べるよ。
チーズをかけたお肉や野菜とバケット、お野菜たっぷりスープで見た目は超美味しそう。
料理はチーズ自体の美味しさで美味しかったけど、スープは塩味だった。野菜はちょっと苦いめ。
あとお肉が乳臭い系。これは仕方ないやつだね。
食前酒みたいのだけ一杯私以外が飲んで、あとは遠慮してかお酒を飲まなかった。気を使わせて申し訳ない。でもみんなが飲んでたらちょっと切ないからね!
だけど、私が寝た後は飲んでも良いんだからね☆
みんなチーズが気に入ったみたいで幸せそうにチーズ伸ばしたりして食べてた。
前に行った街よりはチーズのおかげで印象がいいぞ。
ここは結構良い宿なのでお部屋にお風呂が付いてたのでジュリアスさまと入浴。
明日も早くに出るとのことですぐに就寝だよ。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
カーデルって言うハンチェ侯爵領にある街らしい。
通常なら侯爵家ご挨拶した方がいいけど今回は領の端を通るだけなのでお手紙だけ。
王都からの街道に近いほうだから賑わいのある街なんだそう。
チーズが名産らしいのでいっぱい買って欲しいな~。どんなのがあるかな~。
馬車と馬を預けて街の中では大きめな宿に泊まる。今夜は宿でご飯だけどその前に少しだけお買い物する事に。
ジュリアスさまと私、ルルゥとアランとジェイクでお出かけ。
他のメンバーは自由時間だってなったんだけど、チェイスさんが仲間外れぇって拗ねてた。
「どうせアンタら飲むんでしょ~ゆっくりして来なさいな~」
え!良いなぁ。ここのお酒は何酒かな~。
「いくら俺たちでも護衛勤務中にしこたま飲めねえわ」
あら、チェイスさん意外に真面目だった。
ブツブツ言われつつ、宿を出てすぐ近くに商店街っぽい通りに出る。
野菜や果物、日用雑貨とかごく普通の店並びだけど、置いてある野菜や果物はちょっと種類が違うかな。赤い茄子とかあるよ。美味しいのかな?
「リーシャ、あそこがチーズの店だな」
おお、穴あきチーズの絵の看板。
お店を覗くと丸いチーズがたくさん置いてある。あと牛のジャーキーも。
棚には切り分けたチーズも置いてある。
種類なんて詳しくないけどラクレットやゴーダ、チェダーみたいなのとか、カッテージチーズ、マスカルポーネ、モッツァレラっぽいの。
グレーデンでもチーズは作ってるけど、地域の味はあるよね!
どうも青カビ系とか癖があるヤツはこの国にはないっぽい。この世界にかな?
近くに酪農してるところがあるんだろうけど、街中にはないっぽい。
チーズ屋さんもこの近辺の酪農家から仕入れて売ってたんだろうな。
「店主、味見ってできる?」
「はいよ~」
お皿にちょっとずつ切り分けてくれたので私も味見~。って今もジュリアスさまの抱っこです☆
「美味し~」
「ふむ。これは濃厚だな」
「お嬢ちゃん、可愛いね。これもどうぞ」
店主さんが木の実の味のチーズを出してくれた。これもおいし~♡
「あら?これはお酒の香りがするわ」
な、なんだってぇ!!?
「ああ、兄さんいい舌だね、それは酒で洗って熟成してるんでさー」
おおおお、おフランスのやつなのでは?私の分の味見には入れてくれてなかった。店主めぇ。木の実のも美味しかったぞ!!血涙。
「ほう、変わってるな。うまい」
「うわぁ、こっちのお土産にしようかな」
アランたちも幸せそうに食べてる。
「店主、とりあえずこの酒のと木の実の各50とあの丸いの10を買いたいのだが可能か?」
「ふぁっ!?」
ジュリアスさまが注文すると店主さん慌てて奥さんらしき人を呼んで、店番任せてルルゥと商談を始めた。
奥さん?もぽかーんとしてたけど、ちょっとしたら動き出した。
「あれまぁ、お客さん剛毅だねぇ」
「出来れば定期的に仕入れを寄越したい」
個人商店でグレーデンまで配達は無理だもんね。
「あれまぁ~?」
また奥さん?固まっちゃった。
「旦那さま、今回の分は持って帰ります?」
「そうだな。バッグに入るだろう」
店主さんがアセアセセ動きながらチーズを運んできた。
料金はなんと現金払い!まぁマジックバッグに入るしね。商業ギルドの口座引き落としも出来るらしいけど個人店だと現金が望ましいんだって。
「ぁりがとぅござっしたぁ」
店主さんテンパリすぎて口調が変わっちゃってた。
まぁ大口って言ってもすぐ仕入れに来れる人なら小分けで買うだろうし、ビックリだよね。
でも多分控えめに買ったと思う。本気出したら在庫根こそぎのはず。
リコッタとかマスカルポーネっぽいのも追加で買ってもらった。
アイテムボックスに入れれば日持ちの心配ないしね!
ワインにもブランデーにも合いそうな木の実のチーズ。香りが良くて美味しかったのでいつかお酒と共に味わいたいな~。
宿に戻ってニーナに着替えを手伝ってもらってから夕飯です。
主従は気にせずみんなで食べるよ。
チーズをかけたお肉や野菜とバケット、お野菜たっぷりスープで見た目は超美味しそう。
料理はチーズ自体の美味しさで美味しかったけど、スープは塩味だった。野菜はちょっと苦いめ。
あとお肉が乳臭い系。これは仕方ないやつだね。
食前酒みたいのだけ一杯私以外が飲んで、あとは遠慮してかお酒を飲まなかった。気を使わせて申し訳ない。でもみんなが飲んでたらちょっと切ないからね!
だけど、私が寝た後は飲んでも良いんだからね☆
みんなチーズが気に入ったみたいで幸せそうにチーズ伸ばしたりして食べてた。
前に行った街よりはチーズのおかげで印象がいいぞ。
ここは結構良い宿なのでお部屋にお風呂が付いてたのでジュリアスさまと入浴。
明日も早くに出るとのことですぐに就寝だよ。
「おやすみ」
「おやすみなさい」
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