113 / 764
二章
109話 ジュリアスさまは何気にヤキモチ焼きみたいです。
しおりを挟む
色々良いのかな?って思いつつ、王都を出発です。
「リーシャちゃんと二週間も会えないなんてぇ」
タウンハウスの門までお見送りに出て来てくださったお義父さまとお義母さまが半泣きです。
お世話になった使用人さんたちも「またのお越しを~」って寂しげでちょっと切ない。
オレイユの家を出た日とは比べようがない温かい気持ち。えへへ。
「母上、大物狩ってきますから」
んー?お土産買ってきますじゃなくて?
「そうね!海の魔獣も楽しみにしているわ」
「ワシも行きたいのぅ。リーシャちゃんの海の料理、気になるのぅ」
やっぱり魔獣を狩ることになってる。海獣?
タコってイカってそんな大きいの?葛飾北斎のタコくらい?海賊の映画のクラーケンみたいなのなの?あれって食べれるの?
「旦那さま!アタシがバッチリ買い付けしてきますから~」
ルルゥがバチコーンとウィンクしちゃってる。
王都出るまでは騎士服らしいけど行動は普段のになってる。ちょっと違和感☆
「ともかくリーシャちゃんだけは無事に連れ帰ってくるんじゃよ」
ええ~!?
「みんな強いから心配してないけどリーシャちゃんを怖い目に合わせちゃダメよぉ」
なんかフラグが立ったよう?
「では行ってきます」
最後にお義母さまが私の中身が出ちゃいそうなハグしてくれて、お義父さまも頭をポンポンしてくれて。
ジュリアスさまの抱っこで馬車に乗せられ。
内装がちょっと薄ピンクで枠組みとかは金の細工~。いつの間にか可愛くデコされている。なぜ!
私とジュリアスさま、ニーナ、サラ、メルの馬車2台と護衛さんたちは騎馬と言う貴族の旅行には少人数ならしい編成で出発です。
アランとジェイク、ルルゥ、チェイスさん、あとはこの旅行の護衛権を勝ち取った5人で、馭者さん交代しつつ行くそう。
前に王家の馬車で送ってもらった時は何が何やらで流されるままだったけど、今回は全部楽しみ!!
ジュリアスさまがずっと一緒だし。
パステルピンクが可愛い空間にジュリアスさまがデンっと座ってるのちょっと面白いんだけど、多分お義母さまの趣味だから仕方なし。
椅子はスプリングが効いてるし、浮力軽減もちゃんと作動していて、馬車が軽やかに動いてて音も静かだし超快適!!
「やっとくつろげるな」
ジュリアスさまが甘えるような声で私の肩に顔を埋める。
やっぱちょっとお疲れだったね。
王都にいる間、普段出来ない交流と私の問題で王宮にも行ってたみたいだし。
「少し寝ちゃいますか?」
「いや、せっかくリーシャとゆっくり出来るから起きていたい」
いつも通りの膝抱っこだけど、新婚旅行って言う特別感かなんか甘い雰囲気~。照れる。
「海に街に行く途中に二ヶ所寄り道だ。昔学園の遠征訓練で寄った森が良い場所だったからそこに行く」
絶景のデートスポットみたいな感じかな?
訓練に行ったってことは魔獣か何か出るんじゃ?
そんな話をしてたら王都の門を通過。馬車に紋章でスムーズに出られたみたい。
門はとっても大きくて、魔道具も仕込んであるから静電気みたいな不思議な魔力を感じた。前回は分からなかったことが分かるようになったのはちょっと嬉しいかも。
結界や魔物避けなど色々な仕掛けがされてるんだってジュリアスさまが説明してくれた。
壁も同じように魔力を練った頑丈な物らしい。王都にもそんなに魔物がくるのかと思ったら、昔に作られた物で今は滅多に襲われないと。
辺境領で魔物の発生源を管理したり、各地で王国騎士団が頑張ってるから王都に強い魔物は来ないらしい。スタンピードになる前に対処出来てるから王都近辺では大きな被害が長いこと起きてないそう。
王都以外は・・・どうなんだろうね?
しばらく馬車を走らせてると馭者席から声が掛かった。
「ルルゥさんが休憩をと。リーシャさまが好きそうな草原だそうです」
ジュリアスさまがすぐ止まるように行って街道を少し外れて停車した。
降りてみると確かに綺麗なお花が咲き乱れてる草原だった。
「リーシャちゃん、疲れてなぁい?ここ良い感じだからお休みしましょう♫」
すぐに簡易なテーブルセットが用意されて、お茶の用意を始める。
ルルゥたちはすでに騎士服の上着を脱いでベストみたいな軽い冒険者服に着替えてる。
馬車からもグレーデン家の紋章を外したけど、豪華すぎてどうみても貴族の馬車のまま。馬たちも立派だしね。
私はジュリアスさまからやっと下ろしてもらえてお花を観察。
白詰草っぽいヤツ。
これはグレーデンにも咲いてるので採らない。
でもたくさん咲いてるのは綺麗で好きな景色。
他にも食べられる草がいくつかあるんだけど、美味しいかどうかといえば判断に困る。あえて食べようと思うのはないかな?
あまり採取に欲を出すと旅程に響きそうだしね。
「ここは何もなし~?」
ルルゥがちょっと残念そう。
胡椒の木みたいなラッキーはそうそう無いみたい~。
「お茶の用意できましたよ」
ニーナがお茶とお菓子を並べてくれた。
蒼空の下でお花畑の中でお茶って贅沢だよね。
アランたちも一緒に座ってお茶。
「リーシャさま、これ美味しいです」
ジェイクがクッキー皿を私に差し出してくれる。
それをジュリアスさまが取って私の口に運ぶと言う。お家に外でまで餌付けしないでぇ!文句を言いたかったけど、ジュリアスさまも食べさせて欲しそうにしてるのでその視線に負けてクッキーを口元に運ぶ。
「うはー、独身男の前で残酷だなぁ」
チェイスさんが大笑いしてる。
「ジェイク、ジュリアスさまはこんななりでもヤキモチ焼きだから気をつけてねぇ☆」
くそう。ネタにしないで!
でもヤキモチなんだ。ちょっと嬉しいかも。
言われた本人は気にしてなさそう。
ふと座ってたそばの地面を見たら四葉があったので思わずゲット。
「あら?葉っぱ食べたいの?」
いや、なんでも食べるって思わないでぇ!
「これ、葉っぱが四つだったから」
「へぇ、珍しいの?」
「うーん?なんとなく?」
幸運のジンクスとかこの世界でも当てはまるのかわかんないので流しておこう。
ちょっとした悪戯心で雑な花冠を作ってルルゥに被せてあげた。
「あはは、ちょっと似合わないかも!!」
「ちょっと失礼ねぇ!!私にお花はに合うわよぉ」
ゴージャスな薔薇とかなら似合うけど、可愛い野花はなんか違ったよー。
私たちがふざけてるうちに片付けが済んだので再び馬車に。
「これ乾燥させたら栞にしてジュリアスさまにあげますね」
四葉を見せたらジュリアスさまが「ん?」ってなった。
「四葉は珍しくて見つけると幸運らしいだから取っておくんです」
「そうなのか?」
「ただのおまじないみたいな物ですよ」
そう言うと目を細めて笑って抱きしめてくれた。
「花冠より良い物がもらえたな」
あれ?実は拗ねてた!!?
「リーシャちゃんと二週間も会えないなんてぇ」
タウンハウスの門までお見送りに出て来てくださったお義父さまとお義母さまが半泣きです。
お世話になった使用人さんたちも「またのお越しを~」って寂しげでちょっと切ない。
オレイユの家を出た日とは比べようがない温かい気持ち。えへへ。
「母上、大物狩ってきますから」
んー?お土産買ってきますじゃなくて?
「そうね!海の魔獣も楽しみにしているわ」
「ワシも行きたいのぅ。リーシャちゃんの海の料理、気になるのぅ」
やっぱり魔獣を狩ることになってる。海獣?
タコってイカってそんな大きいの?葛飾北斎のタコくらい?海賊の映画のクラーケンみたいなのなの?あれって食べれるの?
「旦那さま!アタシがバッチリ買い付けしてきますから~」
ルルゥがバチコーンとウィンクしちゃってる。
王都出るまでは騎士服らしいけど行動は普段のになってる。ちょっと違和感☆
「ともかくリーシャちゃんだけは無事に連れ帰ってくるんじゃよ」
ええ~!?
「みんな強いから心配してないけどリーシャちゃんを怖い目に合わせちゃダメよぉ」
なんかフラグが立ったよう?
「では行ってきます」
最後にお義母さまが私の中身が出ちゃいそうなハグしてくれて、お義父さまも頭をポンポンしてくれて。
ジュリアスさまの抱っこで馬車に乗せられ。
内装がちょっと薄ピンクで枠組みとかは金の細工~。いつの間にか可愛くデコされている。なぜ!
私とジュリアスさま、ニーナ、サラ、メルの馬車2台と護衛さんたちは騎馬と言う貴族の旅行には少人数ならしい編成で出発です。
アランとジェイク、ルルゥ、チェイスさん、あとはこの旅行の護衛権を勝ち取った5人で、馭者さん交代しつつ行くそう。
前に王家の馬車で送ってもらった時は何が何やらで流されるままだったけど、今回は全部楽しみ!!
ジュリアスさまがずっと一緒だし。
パステルピンクが可愛い空間にジュリアスさまがデンっと座ってるのちょっと面白いんだけど、多分お義母さまの趣味だから仕方なし。
椅子はスプリングが効いてるし、浮力軽減もちゃんと作動していて、馬車が軽やかに動いてて音も静かだし超快適!!
「やっとくつろげるな」
ジュリアスさまが甘えるような声で私の肩に顔を埋める。
やっぱちょっとお疲れだったね。
王都にいる間、普段出来ない交流と私の問題で王宮にも行ってたみたいだし。
「少し寝ちゃいますか?」
「いや、せっかくリーシャとゆっくり出来るから起きていたい」
いつも通りの膝抱っこだけど、新婚旅行って言う特別感かなんか甘い雰囲気~。照れる。
「海に街に行く途中に二ヶ所寄り道だ。昔学園の遠征訓練で寄った森が良い場所だったからそこに行く」
絶景のデートスポットみたいな感じかな?
訓練に行ったってことは魔獣か何か出るんじゃ?
そんな話をしてたら王都の門を通過。馬車に紋章でスムーズに出られたみたい。
門はとっても大きくて、魔道具も仕込んであるから静電気みたいな不思議な魔力を感じた。前回は分からなかったことが分かるようになったのはちょっと嬉しいかも。
結界や魔物避けなど色々な仕掛けがされてるんだってジュリアスさまが説明してくれた。
壁も同じように魔力を練った頑丈な物らしい。王都にもそんなに魔物がくるのかと思ったら、昔に作られた物で今は滅多に襲われないと。
辺境領で魔物の発生源を管理したり、各地で王国騎士団が頑張ってるから王都に強い魔物は来ないらしい。スタンピードになる前に対処出来てるから王都近辺では大きな被害が長いこと起きてないそう。
王都以外は・・・どうなんだろうね?
しばらく馬車を走らせてると馭者席から声が掛かった。
「ルルゥさんが休憩をと。リーシャさまが好きそうな草原だそうです」
ジュリアスさまがすぐ止まるように行って街道を少し外れて停車した。
降りてみると確かに綺麗なお花が咲き乱れてる草原だった。
「リーシャちゃん、疲れてなぁい?ここ良い感じだからお休みしましょう♫」
すぐに簡易なテーブルセットが用意されて、お茶の用意を始める。
ルルゥたちはすでに騎士服の上着を脱いでベストみたいな軽い冒険者服に着替えてる。
馬車からもグレーデン家の紋章を外したけど、豪華すぎてどうみても貴族の馬車のまま。馬たちも立派だしね。
私はジュリアスさまからやっと下ろしてもらえてお花を観察。
白詰草っぽいヤツ。
これはグレーデンにも咲いてるので採らない。
でもたくさん咲いてるのは綺麗で好きな景色。
他にも食べられる草がいくつかあるんだけど、美味しいかどうかといえば判断に困る。あえて食べようと思うのはないかな?
あまり採取に欲を出すと旅程に響きそうだしね。
「ここは何もなし~?」
ルルゥがちょっと残念そう。
胡椒の木みたいなラッキーはそうそう無いみたい~。
「お茶の用意できましたよ」
ニーナがお茶とお菓子を並べてくれた。
蒼空の下でお花畑の中でお茶って贅沢だよね。
アランたちも一緒に座ってお茶。
「リーシャさま、これ美味しいです」
ジェイクがクッキー皿を私に差し出してくれる。
それをジュリアスさまが取って私の口に運ぶと言う。お家に外でまで餌付けしないでぇ!文句を言いたかったけど、ジュリアスさまも食べさせて欲しそうにしてるのでその視線に負けてクッキーを口元に運ぶ。
「うはー、独身男の前で残酷だなぁ」
チェイスさんが大笑いしてる。
「ジェイク、ジュリアスさまはこんななりでもヤキモチ焼きだから気をつけてねぇ☆」
くそう。ネタにしないで!
でもヤキモチなんだ。ちょっと嬉しいかも。
言われた本人は気にしてなさそう。
ふと座ってたそばの地面を見たら四葉があったので思わずゲット。
「あら?葉っぱ食べたいの?」
いや、なんでも食べるって思わないでぇ!
「これ、葉っぱが四つだったから」
「へぇ、珍しいの?」
「うーん?なんとなく?」
幸運のジンクスとかこの世界でも当てはまるのかわかんないので流しておこう。
ちょっとした悪戯心で雑な花冠を作ってルルゥに被せてあげた。
「あはは、ちょっと似合わないかも!!」
「ちょっと失礼ねぇ!!私にお花はに合うわよぉ」
ゴージャスな薔薇とかなら似合うけど、可愛い野花はなんか違ったよー。
私たちがふざけてるうちに片付けが済んだので再び馬車に。
「これ乾燥させたら栞にしてジュリアスさまにあげますね」
四葉を見せたらジュリアスさまが「ん?」ってなった。
「四葉は珍しくて見つけると幸運らしいだから取っておくんです」
「そうなのか?」
「ただのおまじないみたいな物ですよ」
そう言うと目を細めて笑って抱きしめてくれた。
「花冠より良い物がもらえたな」
あれ?実は拗ねてた!!?
637
お気に入りに追加
1,875
あなたにおすすめの小説
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!

今日も学園食堂はゴタゴタしてますが、こっそり観賞しようとして本日も萎えてます。
柚ノ木 碧/柚木 彗
恋愛
駄目だこれ。
詰んでる。
そう悟った主人公10歳。
主人公は悟った。実家では無駄な事はしない。搾取父親の元を三男の兄と共に逃れて王都へ行き、乙女ゲームの舞台の学園の厨房に就職!これで予てより念願の世界をこっそりモブ以下らしく観賞しちゃえ!と思って居たのだけど…
何だか知ってる乙女ゲームの内容とは微妙に違う様で。あれ?何だか萎えるんだけど…
なろうにも掲載しております。

聖女転生? だが断る
日村透
恋愛
生まれ変わったら、勝ち逃げ確定の悪役聖女になっていた―――
形ばかりと思っていた聖女召喚の儀式で、本当に異世界の少女が訪れてしまった。
それがきっかけで聖女セレスティーヌは思い出す。
この世界はどうも、前世の母親が書いた恋愛小説の世界ではないか。
しかも自分は、本物の聖女をいじめて陥れる悪役聖女に転生してしまったらしい。
若くして生涯を終えるものの、断罪されることなく悠々自適に暮らし、苦しみのない最期を迎えるのだが……
本当にそうだろうか?
「怪しいですわね。話がうますぎですわ」
何やらあの召喚聖女も怪しい臭いがプンプンする。
セレスティーヌは逃亡を決意した。
ぼっちな幼女は異世界で愛し愛され幸せになりたい
珂里
ファンタジー
ある日、仲の良かった友達が突然いなくなってしまった。
本当に、急に、目の前から消えてしまった友達には、二度と会えなかった。
…………私も消えることができるかな。
私が消えても、きっと、誰も何とも思わない。
私は、邪魔な子だから。
私は、いらない子だから。
だからきっと、誰も悲しまない。
どこかに、私を必要としてくれる人がいないかな。
そんな人がいたら、絶対に側を離れないのに……。
異世界に迷い込んだ少女と、孤独な獣人の少年が徐々に心を通わせ成長していく物語。
☆「神隠し令嬢は騎士様と幸せになりたいんです」と同じ世界です。
彩菜が神隠しに遭う時に、公園で一緒に遊んでいた「ゆうちゃん」こと優香の、もう一つの神隠し物語です。
無一文で追放される悪女に転生したので特技を活かしてお金儲けを始めたら、聖女様と呼ばれるようになりました
結城芙由奈@コミカライズ発売中
恋愛
スーパームーンの美しい夜。仕事帰り、トラックに撥ねらてしまった私。気づけば草の生えた地面の上に倒れていた。目の前に見える城に入れば、盛大なパーティーの真っ最中。目の前にある豪華な食事を口にしていると見知らぬ男性にいきなり名前を呼ばれて、次期王妃候補の資格を失ったことを聞かされた。理由も分からないまま、家に帰宅すると「お前のような恥さらしは今日限り、出ていけ」と追い出されてしまう。途方に暮れる私についてきてくれたのは、私の専属メイドと御者の青年。そこで私は2人を連れて新天地目指して旅立つことにした。無一文だけど大丈夫。私は前世の特技を活かしてお金を稼ぐことが出来るのだから――
※ 他サイトでも投稿中
婚約破棄されて辺境へ追放されました。でもステータスがほぼMAXだったので平気です!スローライフを楽しむぞっ♪
naturalsoft
恋愛
シオン・スカーレット公爵令嬢は転生者であった。夢だった剣と魔法の世界に転生し、剣の鍛錬と魔法の鍛錬と勉強をずっとしており、攻略者の好感度を上げなかったため、婚約破棄されました。
「あれ?ここって乙女ゲーの世界だったの?」
まっ、いいかっ!
持ち前の能天気さとポジティブ思考で、辺境へ追放されても元気に頑張って生きてます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる