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二章
83話 お義母さまは私と同類のマッチョ好きです。
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朝のお茶タイムに、今日はお義母さまと二人になった。
「このミルフィーユ?は面白いわね~」
お義母さまがそう言ってホール食いをしているのを私はもう気にしない。
一緒に苺(っぽい味)のデコレーションケーキとナポレオンパイが鎮座していたとしても!!
このあとお代わりがやってくるとしても気にしてはいけない。
「はぁー♡幸せねぇ」
果物をたくさん入手したからケーキが食べたいなって思ってルルゥにお願いした。
もう生クリームもカスタードクリームもクレープもパイも何でも作れちゃうルルゥ達。フワッとしたイメージで良い感じに仕上げてくれるよ♪
「このロイヤルミルクティーも最高ね」
紅茶はミルクを入れることはあってもミルクで煮出すって言うのが無かったの。
ミルク自体があまり飲まれて無かったからね。牛乳はチーズとか加工するものってお貴族界隈の認識だったみたい。
「リーシャちゃん、うちの子達ってモテてないことはないのよ~」
ですよねー?
「まぁあの体格だから一瞬びっくりする子もいるのは確かよ?でも顔はいいし人も良いじゃない?親バカだけどねぇ」
「セリウスさまは人当たりが良くてカッコいいし、クラウスさまは貴公子みたいに綺麗ですね」
「でしょー?確かに辺境に住みたいって子はあまりいないけどねぇ」
あまり外に出て無かったから分からないけど、王都ってそんな素晴らしいかな?
義姉がお茶だ夜会だと着飾って出て行くのを見ても私はめんどくさそうって思ってた。
「・・・本命にはモテない?とか・・・?」
「本命?」
やば!前世?の表現はダメだった!
お義母さまがくきっと首を傾げちゃった。
「好みの人とか好きな人って意味です」
「ああ~」
うんうんって納得されたよ。
「あの子達の好みってよく分からないけどそう言うこともあるのかもねぇ」
「あの子達わりとシビアよお☆学生時代は楽しくやってたみたいだけどねぇ☆」
ほぼカラになったお皿を下げて貰ったらルルゥが新しいケーキを追加しつつ会話に入って来た。
「ぐいぐいって迫ってくる美女にコロッと落ちるタイプでも無いしモテない事にして結婚話避けてるんじゃなぁい?」
なんと!ジュリアスさまもそうだったのかな?
「あらぁ旦那さまのようにコロって落ちるのもアリじゃない?」
うむ?
「ふふ、私はルドガーさまの筋肉目当てでグイグイ行ったのよ~♡」
「ほえ・・・」
「王国騎士ってモテるのよねぇ。でも私からしたら厚みが足りなくって。辺境の立派な騎士さまがドンピシャでね?王国騎士団と辺境騎士団の合同演習で見かけたルドガーさまがカッコ良すぎて☆お顔もかっこいいでしょう?」
はい。ちょっと強面だけどキリッとした堀の深い綺麗なお顔です。
「友人達は体格が立派すぎて怖いって言うのだけど力強くて素敵じゃない?」
大いに同意。コクコクと頷いちゃう。
「旦那さまもモテないって思い込んでたけど、逞しい殿方を好む女性だっているわよねぇ」
「ここは筋肉の楽園です」
思わず口に出ちゃった。
「うふふ、ジュリアスを見る目でちゃんとわかってたわ~♡」
バレてた!!!
「でも王都のお嬢様が体格の良い男にビビるのも辺境暮らしを嫌がるのも普通だから奥様達は変人枠よぉ?」
マッチョ好きが変人だなんて失礼しちゃうよ。
「クラウスは私寄りになっちゃったからあまりがっしりは行かないだろうけど、強くなったのよ♫本人達が望めば伯爵位を譲って独立してくれてもいいんだけど、二人ともここで騎士として暮らしたいってねぇ」
お義母さま、ケーキが5台消えたよ・・・。
「大旦那さまもセリウスさまたちもデスクワークが嫌いだから自由な方がいいんじゃなぁい?若旦那さまだけ生真面目というか文武両道って感じ~☆」
あらジュリアスさま超有能!!
「まぁ!!旦那さまもセリウスもクラウスも文武両道よう!!ただやりたがらないだけで~」
ん?実力はあるのにしないってことかな?
「はいはい。奥様は相変わらず家族に甘いんだからぁ☆」
ジュリアスさまがそつなくこなせるから貧乏くじって事かな?でもセリウスさまも補佐してるみたいだし、兄弟でグレーデンを守るって方向みたいだし良いんじゃないかな?
「まぁ縁があれば突然出会うでしょ?楽しみねぇ♪」
確かに?私みたいに急に決まるかも??
「気の合う子が来ると良いわねぇ」
そんなことを言いながら6台目のケーキが消えたよ。
お昼食べた後は、完成したポムの小屋?檻?を覗きに行った。
アスレチック感満載の素敵な仕上がり。
ドーリーが監修したと満足気に報告された。
そんなことよりも!!!
なんでパステルブルーなモニパルがいるの?変態したの?増えたの?単為生殖?
なんで!!!????
「このミルフィーユ?は面白いわね~」
お義母さまがそう言ってホール食いをしているのを私はもう気にしない。
一緒に苺(っぽい味)のデコレーションケーキとナポレオンパイが鎮座していたとしても!!
このあとお代わりがやってくるとしても気にしてはいけない。
「はぁー♡幸せねぇ」
果物をたくさん入手したからケーキが食べたいなって思ってルルゥにお願いした。
もう生クリームもカスタードクリームもクレープもパイも何でも作れちゃうルルゥ達。フワッとしたイメージで良い感じに仕上げてくれるよ♪
「このロイヤルミルクティーも最高ね」
紅茶はミルクを入れることはあってもミルクで煮出すって言うのが無かったの。
ミルク自体があまり飲まれて無かったからね。牛乳はチーズとか加工するものってお貴族界隈の認識だったみたい。
「リーシャちゃん、うちの子達ってモテてないことはないのよ~」
ですよねー?
「まぁあの体格だから一瞬びっくりする子もいるのは確かよ?でも顔はいいし人も良いじゃない?親バカだけどねぇ」
「セリウスさまは人当たりが良くてカッコいいし、クラウスさまは貴公子みたいに綺麗ですね」
「でしょー?確かに辺境に住みたいって子はあまりいないけどねぇ」
あまり外に出て無かったから分からないけど、王都ってそんな素晴らしいかな?
義姉がお茶だ夜会だと着飾って出て行くのを見ても私はめんどくさそうって思ってた。
「・・・本命にはモテない?とか・・・?」
「本命?」
やば!前世?の表現はダメだった!
お義母さまがくきっと首を傾げちゃった。
「好みの人とか好きな人って意味です」
「ああ~」
うんうんって納得されたよ。
「あの子達の好みってよく分からないけどそう言うこともあるのかもねぇ」
「あの子達わりとシビアよお☆学生時代は楽しくやってたみたいだけどねぇ☆」
ほぼカラになったお皿を下げて貰ったらルルゥが新しいケーキを追加しつつ会話に入って来た。
「ぐいぐいって迫ってくる美女にコロッと落ちるタイプでも無いしモテない事にして結婚話避けてるんじゃなぁい?」
なんと!ジュリアスさまもそうだったのかな?
「あらぁ旦那さまのようにコロって落ちるのもアリじゃない?」
うむ?
「ふふ、私はルドガーさまの筋肉目当てでグイグイ行ったのよ~♡」
「ほえ・・・」
「王国騎士ってモテるのよねぇ。でも私からしたら厚みが足りなくって。辺境の立派な騎士さまがドンピシャでね?王国騎士団と辺境騎士団の合同演習で見かけたルドガーさまがカッコ良すぎて☆お顔もかっこいいでしょう?」
はい。ちょっと強面だけどキリッとした堀の深い綺麗なお顔です。
「友人達は体格が立派すぎて怖いって言うのだけど力強くて素敵じゃない?」
大いに同意。コクコクと頷いちゃう。
「旦那さまもモテないって思い込んでたけど、逞しい殿方を好む女性だっているわよねぇ」
「ここは筋肉の楽園です」
思わず口に出ちゃった。
「うふふ、ジュリアスを見る目でちゃんとわかってたわ~♡」
バレてた!!!
「でも王都のお嬢様が体格の良い男にビビるのも辺境暮らしを嫌がるのも普通だから奥様達は変人枠よぉ?」
マッチョ好きが変人だなんて失礼しちゃうよ。
「クラウスは私寄りになっちゃったからあまりがっしりは行かないだろうけど、強くなったのよ♫本人達が望めば伯爵位を譲って独立してくれてもいいんだけど、二人ともここで騎士として暮らしたいってねぇ」
お義母さま、ケーキが5台消えたよ・・・。
「大旦那さまもセリウスさまたちもデスクワークが嫌いだから自由な方がいいんじゃなぁい?若旦那さまだけ生真面目というか文武両道って感じ~☆」
あらジュリアスさま超有能!!
「まぁ!!旦那さまもセリウスもクラウスも文武両道よう!!ただやりたがらないだけで~」
ん?実力はあるのにしないってことかな?
「はいはい。奥様は相変わらず家族に甘いんだからぁ☆」
ジュリアスさまがそつなくこなせるから貧乏くじって事かな?でもセリウスさまも補佐してるみたいだし、兄弟でグレーデンを守るって方向みたいだし良いんじゃないかな?
「まぁ縁があれば突然出会うでしょ?楽しみねぇ♪」
確かに?私みたいに急に決まるかも??
「気の合う子が来ると良いわねぇ」
そんなことを言いながら6台目のケーキが消えたよ。
お昼食べた後は、完成したポムの小屋?檻?を覗きに行った。
アスレチック感満載の素敵な仕上がり。
ドーリーが監修したと満足気に報告された。
そんなことよりも!!!
なんでパステルブルーなモニパルがいるの?変態したの?増えたの?単為生殖?
なんで!!!????
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