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二章
79話 獲物鑑賞会?
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起きたらお庭が騒がしい。
昨日のお片付けをしてるっぽい。
お疲れ様でっす。
ジュリアスさまと起き出して、着替えを手伝って貰って部屋を出るとアランとジェイクが待機してた。
チェイスさんは一応シフトが決まってるのでごねながら戻ったらしい。
「たった3日離れてただけだけど少し逞しくなってるような・・・?」
昨日はお肉祭りであまりじっくり見てなかったけど、何となく自信がついたかのような?筋肉も少し盛りっとしてるような?
「「・・・」」
何故か遠い目をする2人。
「ルークさまがお強いのは知っていましたが、ルーデウスさまもとんでもなかったです」
アランとジェイクがプルプルしてる。
まぁあんな大きい魔獣狩るのに付き合ってきたらきっと大変な思いをしたに違いない。
「良い訓練になったようだな!!」
ジュリアスさまったらこう言うとこお義父さまに似ちゃってる!!
森に採取に出かけてついでに狩って来たのが災害級って、付いて行った騎士さん達も冷や汗ものだよ。
朝ご飯にはセリウスさまたちも居て3日振りってだけなのにいつもの食卓になってちょっと嬉しい。
早速生春巻きとかパスタが出てる。
朝から重いとかは無いのよね!
「これはこうして食べるのじゃ」
ってパスタをスプーンにくるくるさせて説明しているお義父さまが可愛い。
そしてやっぱりゆっくり目になるセリウスさまとクラウスさま。
が、口に入れて咀嚼した途端ハイスピード。ソースが飛んでも気にしない方向にしたみたい。
あまり飛ばないんだけどね。何だろう、優雅が身についてるんだね。
生春巻きも大喜び。こっちは食べやすいのも加点かな。
「リーシャちゃん、私の留守中に新作だなんてイケズねぇ☆」
料理を運んできたルルゥがちょっといじけてた。そんなん言われたって食べたいものを食べたい時に作るのだよ!
食後にお庭で森の成果を披露された。
メンバーはジュリアスさまと私。セリウスさまとクラウスさま。サーキスさまとルルゥ。アランとジェイク。
お義父さまとお義母さま。
ハロルドとセバスチャン、ニーナは少し離れたところで見てる。
まずはフリュアとダムラ。山のように積まれた。森から消えたんじゃ無いのかしら?
ついでにまだ若いめの木も掘り返してきたらしい。どーんと並べられてる。
「・・・」
次にアラン達がテン上げ状態で出してくれたのは、巨大なパイナップル?アロエ?
「これは食べたことのないものですがリーシャさまならきっと美味しく調理してくれるかと!!」
めっちゃ熱い眼差しを送られた。
《鑑定》で軽く見たら、
〈デレム・抗酸化作用有。しゃりしゃりした食感。軽い酸味と甘味を持つ〉
っておおよそパイナップルっぽいのかな?
〈カヤン・消炎、抗菌効果有。モキュッとした歯応え。味はしない〉
こっちもほぼアロエ?サボテン?
どっちも食用にできる。
「デザート向きみたい?」
そう伝えたら大喜び。主にお義母さまが☆
ルルゥが出してきた手のひらサイズの木の実は、
「これはモラと一緒で毒扱いなんだけど、もしかしたら使えるのかなって?」
言いつつ渡してくれたので見てみると。
〈ボム・辛い。肉料理に合う。粒々を噛むとさらに辛い。マスタードな味〉
おい!鑑定!!やっぱ地球人だろ!?
「ルルゥ、これハンバーガーとかに合うよ」
ホットドッグやアメリカンドッグと言いたいところだけど、ウインナーがまだね。皮無しのハンバーグみたいなのでも良いんだけど。
そうして何種類も出してくれた実の中に微妙な物もあったけど大体食用可だった。
ワサビはなかった。無念。
バスケットボールくらいの実のなかにオリーブオイルっぽいのがあったよ。癖のない油ゲット~。
「これの本体ちょっと臭かったんだよね~粘っこいしー」
セリウスさまがツバキ油っぽいのが入ってた実を出してくれて、ヘアオイルにしたら良さげだち思ったら、大きなラフレシアみたいな花が弾丸みたいに飛ばしてくるそうで、安定した入手は無理そう。
こんなデカい玉投げてくるなんて嫌な花だよ。
そしてルルゥとサーキスさまがメインと言わんばかりにデカい魔獣をどんどん出してくる。
そのマジックバック大容量だね!
「おお、土竜に炎竜にゴールデンシープか」
A級やB級をほぼ無傷で狩ってきてる。一撃って事かな?
「ひさびさに激ったわぁ♡」
「単騎で出られる機会は久しぶりでしたのでつい」
「久々にルルゥがカッコよかったよー」
「あらー私はいつでもカッコいいわよぉ」
「ルークは相変わらず怖かったよ」
移動入れて3日でこんな成果を上げてくるなんてとんでも無いよね!
アラン達が思い出したのか灰になってるよ。
「しかしのう、魔の森の植物を植えるのは少し問題じゃのう」
「だめですか?父上」
「離れの周りで小型の魔獣が現れての」
説明を聞いたみんなは結局少し離れた空き地にフリュアなど植えて、定期的に調べるってことになった。
とりあえず、アロエもどきをフルーツとヨーグルトで食べて貰った。
私はナタデココとかあまり好きじゃなかったから、みんなはどうかな?って思ったにだけど、面白い食感だと喜んでくれた。
サボテンサラダやステーキみたいなのにもできそうだからルルゥにあやふやレシピを伝えたよ。
一通り戦利品を確認して格納場所を決めて、みんなそれぞれ仕事?に行った。
昨日のお片付けをしてるっぽい。
お疲れ様でっす。
ジュリアスさまと起き出して、着替えを手伝って貰って部屋を出るとアランとジェイクが待機してた。
チェイスさんは一応シフトが決まってるのでごねながら戻ったらしい。
「たった3日離れてただけだけど少し逞しくなってるような・・・?」
昨日はお肉祭りであまりじっくり見てなかったけど、何となく自信がついたかのような?筋肉も少し盛りっとしてるような?
「「・・・」」
何故か遠い目をする2人。
「ルークさまがお強いのは知っていましたが、ルーデウスさまもとんでもなかったです」
アランとジェイクがプルプルしてる。
まぁあんな大きい魔獣狩るのに付き合ってきたらきっと大変な思いをしたに違いない。
「良い訓練になったようだな!!」
ジュリアスさまったらこう言うとこお義父さまに似ちゃってる!!
森に採取に出かけてついでに狩って来たのが災害級って、付いて行った騎士さん達も冷や汗ものだよ。
朝ご飯にはセリウスさまたちも居て3日振りってだけなのにいつもの食卓になってちょっと嬉しい。
早速生春巻きとかパスタが出てる。
朝から重いとかは無いのよね!
「これはこうして食べるのじゃ」
ってパスタをスプーンにくるくるさせて説明しているお義父さまが可愛い。
そしてやっぱりゆっくり目になるセリウスさまとクラウスさま。
が、口に入れて咀嚼した途端ハイスピード。ソースが飛んでも気にしない方向にしたみたい。
あまり飛ばないんだけどね。何だろう、優雅が身についてるんだね。
生春巻きも大喜び。こっちは食べやすいのも加点かな。
「リーシャちゃん、私の留守中に新作だなんてイケズねぇ☆」
料理を運んできたルルゥがちょっといじけてた。そんなん言われたって食べたいものを食べたい時に作るのだよ!
食後にお庭で森の成果を披露された。
メンバーはジュリアスさまと私。セリウスさまとクラウスさま。サーキスさまとルルゥ。アランとジェイク。
お義父さまとお義母さま。
ハロルドとセバスチャン、ニーナは少し離れたところで見てる。
まずはフリュアとダムラ。山のように積まれた。森から消えたんじゃ無いのかしら?
ついでにまだ若いめの木も掘り返してきたらしい。どーんと並べられてる。
「・・・」
次にアラン達がテン上げ状態で出してくれたのは、巨大なパイナップル?アロエ?
「これは食べたことのないものですがリーシャさまならきっと美味しく調理してくれるかと!!」
めっちゃ熱い眼差しを送られた。
《鑑定》で軽く見たら、
〈デレム・抗酸化作用有。しゃりしゃりした食感。軽い酸味と甘味を持つ〉
っておおよそパイナップルっぽいのかな?
〈カヤン・消炎、抗菌効果有。モキュッとした歯応え。味はしない〉
こっちもほぼアロエ?サボテン?
どっちも食用にできる。
「デザート向きみたい?」
そう伝えたら大喜び。主にお義母さまが☆
ルルゥが出してきた手のひらサイズの木の実は、
「これはモラと一緒で毒扱いなんだけど、もしかしたら使えるのかなって?」
言いつつ渡してくれたので見てみると。
〈ボム・辛い。肉料理に合う。粒々を噛むとさらに辛い。マスタードな味〉
おい!鑑定!!やっぱ地球人だろ!?
「ルルゥ、これハンバーガーとかに合うよ」
ホットドッグやアメリカンドッグと言いたいところだけど、ウインナーがまだね。皮無しのハンバーグみたいなのでも良いんだけど。
そうして何種類も出してくれた実の中に微妙な物もあったけど大体食用可だった。
ワサビはなかった。無念。
バスケットボールくらいの実のなかにオリーブオイルっぽいのがあったよ。癖のない油ゲット~。
「これの本体ちょっと臭かったんだよね~粘っこいしー」
セリウスさまがツバキ油っぽいのが入ってた実を出してくれて、ヘアオイルにしたら良さげだち思ったら、大きなラフレシアみたいな花が弾丸みたいに飛ばしてくるそうで、安定した入手は無理そう。
こんなデカい玉投げてくるなんて嫌な花だよ。
そしてルルゥとサーキスさまがメインと言わんばかりにデカい魔獣をどんどん出してくる。
そのマジックバック大容量だね!
「おお、土竜に炎竜にゴールデンシープか」
A級やB級をほぼ無傷で狩ってきてる。一撃って事かな?
「ひさびさに激ったわぁ♡」
「単騎で出られる機会は久しぶりでしたのでつい」
「久々にルルゥがカッコよかったよー」
「あらー私はいつでもカッコいいわよぉ」
「ルークは相変わらず怖かったよ」
移動入れて3日でこんな成果を上げてくるなんてとんでも無いよね!
アラン達が思い出したのか灰になってるよ。
「しかしのう、魔の森の植物を植えるのは少し問題じゃのう」
「だめですか?父上」
「離れの周りで小型の魔獣が現れての」
説明を聞いたみんなは結局少し離れた空き地にフリュアなど植えて、定期的に調べるってことになった。
とりあえず、アロエもどきをフルーツとヨーグルトで食べて貰った。
私はナタデココとかあまり好きじゃなかったから、みんなはどうかな?って思ったにだけど、面白い食感だと喜んでくれた。
サボテンサラダやステーキみたいなのにもできそうだからルルゥにあやふやレシピを伝えたよ。
一通り戦利品を確認して格納場所を決めて、みんなそれぞれ仕事?に行った。
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