62 / 701
一章
60話 初プロポーズ?と思いきや修羅場?
しおりを挟む
あらやだ、可愛い!!
って言ってる場合じゃなくて。
メグミの時でも体験した事が無い(悲)プロポーズに固まってしまったよ。
「あらぁ、アンドリューったらおませさんね!」
「ほほほ、甘酸っぱいわぁ!」
マールベリーさまとお義母さまの最強姉妹の迫力にはアンドリューくんも周りの男性陣もタジタジなご様子。
おじさんて言われてしまったジュリアスさま。まぁ従甥だからおじさんには違いないんだけど地味に凹んでる。
大丈夫!ジュリアスさまは若く見えるしワイルドイケメンだし素敵だよ!
「アンディ!あたちと結婚しゅるって言ったのに!!」
ん?メイミーちゃん!?
少年の幼気な心を傷付けないお断り文句を考えなくてはと思っていたらば!
小さなお手手とあんよをジタバタさせてアンドリューくんに突進です。
とりあえず周りにいる女の子口説くタイプだったのか~。
ちょっとドキバグしたりしなかったりしたのにぃ。
「アンディ、さいてぇ~」
さっきまでニコニコして可愛くお菓子を頬張っていたラーシュくんまで冷たい目でみてるよ。
どうやらグレーデン領で近隣に住まう幼馴染の間柄でもあるらしい。
大人たちも子供のすることに和んでたのに、アンドリューくんの両親とメイミーちゃんのお父様がちょっと怖い感じに。
「アンドリュー、ちょっとお話ししようか」
そのお父様が笑顔何かに笑ってない某個性派俳優みたいな技を披露してアンドリューくんは別室に運ばれた。アーメン。
あと6年くらい経ったら、カッコよく育ってるだろうからきっと素敵な彼女か奥さんが出来るよ。八股とか浮気はあかんよ~!
「あの年頃の子はちょっとモテたいのよねぇ!セリウスもよくメイド口説いてたわぁ」
「うちの息子もちょっお盛んだっったわねぇ!!」
ええ!!10歳児ってそんなだっけ?うーん?でも辺境の子達発育が良いもんねぇ。
アンドリューくんも私よりおっきかったしなぁ!
地味にセリウスさまの黒歴史が語られてるのお気の毒。
ジッとジュリアスさまを見上げたらちょっとワタワタして、
「いや、俺はそう言うことはあまり・・・」
って弁解しちゃってる。
子供の頃のジュリアスさまかぁ。ちょっと見たいな~。
メイミーちゃんはもう笑ってて、
「あたち、やっぱりおとにゃのおとこと結婚ちるわ!!お子ちゃまはもうこりぎょりよ」
ってお菓子を頬張ってて、みんなが大笑い。メイミーちゃんはアイドルだわ~。
ラーシュくんは再びクラウスさまのお膝でお菓子を食べてる。お子様とはいえさすが一族の男。有り得ない量が消えていってるよ!
他の席やブッフェの用意がしてあるテーブルもすごい回転率。
コックさんもメイドさんもフル回転だよ。
落ち着いたらご褒美オヤツ何か考えよう。って言っても結局コックさんが作るから休めないか?どうしようね?
「この料理がいつでも食べられるように料理屋か宿屋があればなぁ」
お義父さまの弟さんがお皿を眺めて呟いたら、
「コックさんをうちに修行に来させれば良い」
と気軽に答えて、それを聞いた他の親戚の人たちも「そんな簡単にレシピをくれるのか」って騒ついた。
「別に一族の者に出し惜しみはせん。まぁレシピを売ったりはダメだ。食材を枯渇させるのもダメじゃぞ」
今来てくれてるお義父さま側の親族の人たちは、グレーデンの領地に住んでて騎士も多いんだけど普段それぞれの土地で騎士団を率いてて、合同演習とかでうちの兵舎で食事をしたことがある騎士たちが、食事が良くなったと喜んでるのは知っていたものの、ここまで変化しているとは思ってなかったらしい。
「いや兄上、最近今まで以上に魔の森の魔物を狩り尽くす勢いだと聞いてますぞ」
「おかげさまで魔物の被害が減ってありがたいですがな」
あれ?お肉は魔の森産なん?
「魔の森はいつの間にやら増えて絶滅の心配がないから取り放題じゃ!はっは!」
元々お肉たくさん食べてたけど、今はさらに美味しく頂いちゃってるので、森の外に出てくる率がほぼ無いくらいなんだって。
いや。毎日あんなに狩って来ても減らないなんて魔の森すごいな!!
「畑のことはリーシャ殿のおかげだと聞いておる!!料理のことも食料のことも本当にありがたいことだ」
みなさん良い加減にお酒が効いてるようでどんどんループ気味に。
綺麗系お姉さんズもわりとキテるようでさっきまで楚々としてたのに肝っ玉母さんのようにバシィバシィと笑顔と笑い声、背中への平手が炸裂してる。
王都の貴族とかあんま知らないから比べようが無いんだけど、これはかなり様子が違うと思うんだ。
私はこー言う雰囲気が好きだし、畏まってるのは苦手だから、やっぱりこのグレーデン家に来られて良かったな♫
良い時間になった頃に子供たちは先にお休みなさいになって。
飲みたい人はずっと飲んでるってことで遅すぎない時間にジュリアスさまが、
「明日は出掛けるからもう寝よう」
って連れ出してくれた。
私も飲めたら朝まで飲みたい派なんだけど、まだ許可出ないからね。しょんぼり。
お風呂入ってニーナに軽くマッサージしてもらってから就寝。
今日は普通に添い寝。でも腕枕してもらって筋肉で程よい盛り上がりの胸元をがっちり掴んでみっちり密着。
良い夢見れそう!
-----------
リーシャはジュリアスさまにプロポーズをされた認識はないようです。
でも甘やかしと都度のデレ発言で幸せなので問題無しです。
って言ってる場合じゃなくて。
メグミの時でも体験した事が無い(悲)プロポーズに固まってしまったよ。
「あらぁ、アンドリューったらおませさんね!」
「ほほほ、甘酸っぱいわぁ!」
マールベリーさまとお義母さまの最強姉妹の迫力にはアンドリューくんも周りの男性陣もタジタジなご様子。
おじさんて言われてしまったジュリアスさま。まぁ従甥だからおじさんには違いないんだけど地味に凹んでる。
大丈夫!ジュリアスさまは若く見えるしワイルドイケメンだし素敵だよ!
「アンディ!あたちと結婚しゅるって言ったのに!!」
ん?メイミーちゃん!?
少年の幼気な心を傷付けないお断り文句を考えなくてはと思っていたらば!
小さなお手手とあんよをジタバタさせてアンドリューくんに突進です。
とりあえず周りにいる女の子口説くタイプだったのか~。
ちょっとドキバグしたりしなかったりしたのにぃ。
「アンディ、さいてぇ~」
さっきまでニコニコして可愛くお菓子を頬張っていたラーシュくんまで冷たい目でみてるよ。
どうやらグレーデン領で近隣に住まう幼馴染の間柄でもあるらしい。
大人たちも子供のすることに和んでたのに、アンドリューくんの両親とメイミーちゃんのお父様がちょっと怖い感じに。
「アンドリュー、ちょっとお話ししようか」
そのお父様が笑顔何かに笑ってない某個性派俳優みたいな技を披露してアンドリューくんは別室に運ばれた。アーメン。
あと6年くらい経ったら、カッコよく育ってるだろうからきっと素敵な彼女か奥さんが出来るよ。八股とか浮気はあかんよ~!
「あの年頃の子はちょっとモテたいのよねぇ!セリウスもよくメイド口説いてたわぁ」
「うちの息子もちょっお盛んだっったわねぇ!!」
ええ!!10歳児ってそんなだっけ?うーん?でも辺境の子達発育が良いもんねぇ。
アンドリューくんも私よりおっきかったしなぁ!
地味にセリウスさまの黒歴史が語られてるのお気の毒。
ジッとジュリアスさまを見上げたらちょっとワタワタして、
「いや、俺はそう言うことはあまり・・・」
って弁解しちゃってる。
子供の頃のジュリアスさまかぁ。ちょっと見たいな~。
メイミーちゃんはもう笑ってて、
「あたち、やっぱりおとにゃのおとこと結婚ちるわ!!お子ちゃまはもうこりぎょりよ」
ってお菓子を頬張ってて、みんなが大笑い。メイミーちゃんはアイドルだわ~。
ラーシュくんは再びクラウスさまのお膝でお菓子を食べてる。お子様とはいえさすが一族の男。有り得ない量が消えていってるよ!
他の席やブッフェの用意がしてあるテーブルもすごい回転率。
コックさんもメイドさんもフル回転だよ。
落ち着いたらご褒美オヤツ何か考えよう。って言っても結局コックさんが作るから休めないか?どうしようね?
「この料理がいつでも食べられるように料理屋か宿屋があればなぁ」
お義父さまの弟さんがお皿を眺めて呟いたら、
「コックさんをうちに修行に来させれば良い」
と気軽に答えて、それを聞いた他の親戚の人たちも「そんな簡単にレシピをくれるのか」って騒ついた。
「別に一族の者に出し惜しみはせん。まぁレシピを売ったりはダメだ。食材を枯渇させるのもダメじゃぞ」
今来てくれてるお義父さま側の親族の人たちは、グレーデンの領地に住んでて騎士も多いんだけど普段それぞれの土地で騎士団を率いてて、合同演習とかでうちの兵舎で食事をしたことがある騎士たちが、食事が良くなったと喜んでるのは知っていたものの、ここまで変化しているとは思ってなかったらしい。
「いや兄上、最近今まで以上に魔の森の魔物を狩り尽くす勢いだと聞いてますぞ」
「おかげさまで魔物の被害が減ってありがたいですがな」
あれ?お肉は魔の森産なん?
「魔の森はいつの間にやら増えて絶滅の心配がないから取り放題じゃ!はっは!」
元々お肉たくさん食べてたけど、今はさらに美味しく頂いちゃってるので、森の外に出てくる率がほぼ無いくらいなんだって。
いや。毎日あんなに狩って来ても減らないなんて魔の森すごいな!!
「畑のことはリーシャ殿のおかげだと聞いておる!!料理のことも食料のことも本当にありがたいことだ」
みなさん良い加減にお酒が効いてるようでどんどんループ気味に。
綺麗系お姉さんズもわりとキテるようでさっきまで楚々としてたのに肝っ玉母さんのようにバシィバシィと笑顔と笑い声、背中への平手が炸裂してる。
王都の貴族とかあんま知らないから比べようが無いんだけど、これはかなり様子が違うと思うんだ。
私はこー言う雰囲気が好きだし、畏まってるのは苦手だから、やっぱりこのグレーデン家に来られて良かったな♫
良い時間になった頃に子供たちは先にお休みなさいになって。
飲みたい人はずっと飲んでるってことで遅すぎない時間にジュリアスさまが、
「明日は出掛けるからもう寝よう」
って連れ出してくれた。
私も飲めたら朝まで飲みたい派なんだけど、まだ許可出ないからね。しょんぼり。
お風呂入ってニーナに軽くマッサージしてもらってから就寝。
今日は普通に添い寝。でも腕枕してもらって筋肉で程よい盛り上がりの胸元をがっちり掴んでみっちり密着。
良い夢見れそう!
-----------
リーシャはジュリアスさまにプロポーズをされた認識はないようです。
でも甘やかしと都度のデレ発言で幸せなので問題無しです。
632
お気に入りに追加
1,774
あなたにおすすめの小説
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!
三回も婚約破棄された小リス令嬢は黒豹騎士に睨まれる~実は溺愛されてるようですが怖すぎて気づきません~
鳥花風星
恋愛
常に何かを食べていなければ魔力が枯渇してしまい命も危うい令嬢ヴィオラ。小柄でいつも両頬に食べ物を詰めこみモグモグと食べてばかりいるのでついたあだ名が「小リス令嬢」だった。
大食いのせいで三度も婚約破棄されてしまい家族にも疎まれるヴィオラは、ひょんなことからとある騎士に縁談を申し込まれる。
見た目は申し分ないのに全身黒づくめの服装でいつも無表情。手足が長く戦いの際にとても俊敏なことからついたあだ名が「黒豹騎士」だ。
黒豹に睨まれ怯える小リスだったが、どうやら睨まれているわけではないようで…?
対照的な二人が距離を縮めていくハッピーエンドストーリー。
婚約破棄にも寝過ごした
シアノ
恋愛
悪役令嬢なんて面倒くさい。
とにかくひたすら寝ていたい。
三度の飯より睡眠が好きな私、エルミーヌ・バタンテールはある朝不意に、この世界が前世にあったドキラブ夢なんちゃらという乙女ゲームによく似ているなーと気が付いたのだった。
そして私は、悪役令嬢と呼ばれるライバルポジションで、最終的に断罪されて塔に幽閉されて一生を送ることになるらしい。
それって──最高じゃない?
ひたすら寝て過ごすためなら努力も惜しまない!まずは寝るけど!おやすみなさい!
10/25 続きました。3はライオール視点、4はエルミーヌ視点です。
これで完結となります。ありがとうございました!
婚約破棄されたら魔法が解けました
かな
恋愛
「クロエ・ベネット。お前との婚約は破棄する。」
それは学園の卒業パーティーでの出来事だった。……やっぱり、ダメだったんだ。周りがザワザワと騒ぎ出す中、ただ1人『クロエ・ベネット』だけは冷静に事実を受け止めていた。乙女ゲームの世界に転生してから10年。国外追放を回避する為に、そして后妃となる為に努力し続けて来たその時間が無駄になった瞬間だった。そんな彼女に追い打ちをかけるかのように、第一王子であるエドワード・ホワイトは聖女を新たな婚約者とすることを発表した。その後はトントン拍子にことが運び、冤罪をかけられ、ゲームのシナリオ通り国外追放になった。そして、魔物に襲われて死ぬ。……そんな運命を辿るはずだった。
「こんなことなら、転生なんてしたくなかった。元の世界に戻りたい……」
あろうことか、最後の願いとしてそう思った瞬間に、全身が光り出したのだ。そして気がつくと、なんと前世の姿に戻っていた!しかもそれを第二王子であるアルベルトに見られていて……。
「……まさかこんなことになるなんてね。……それでどうする?あの2人復讐でもしちゃう?今の君なら、それができるよ。」
死を覚悟した絶望から転生特典を得た主人公の大逆転溺愛ラブストーリー!
※最初の5話は毎日18時に投稿、それ以降は毎週土曜日の18時に投稿する予定です
悪役令嬢に転生したら手遅れだったけど悪くない
おこめ
恋愛
アイリーン・バルケスは断罪の場で記憶を取り戻した。
どうせならもっと早く思い出せたら良かったのに!
あれ、でも意外と悪くないかも!
断罪され婚約破棄された令嬢のその後の日常。
※うりぼう名義の「悪役令嬢婚約破棄諸々」に掲載していたものと同じものです。
すべてを思い出したのが、王太子と結婚した後でした
珠宮さくら
恋愛
ペチュニアが、乙女ゲームの世界に転生したと気づいた時には、すべてが終わっていた。
色々と始まらなさ過ぎて、同じ名前の令嬢が騒ぐのを見聞きして、ようやく思い出した時には王太子と結婚した後。
バグったせいか、ヒロインがヒロインらしくなかったせいか。ゲーム通りに何一ついかなかったが、ペチュニアは前世では出来なかったことをこの世界で満喫することになる。
※全4話。
婚約者に毒を飲まされた私から【毒を分解しました】と聞こえてきました。え?
こん
恋愛
成人パーティーに参加した私は言われのない罪で婚約者に問い詰められ、遂には毒殺をしようとしたと疑われる。
「あくまでシラを切るつもりだな。だが、これもお前がこれを飲めばわかる話だ。これを飲め!」
そう言って婚約者は毒の入ったグラスを渡す。渡された私は躊躇なくグラスを一気に煽る。味は普通だ。しかし、飲んでから30秒経ったあたりで苦しくなり初め、もう無理かも知れないと思った時だった。
【毒を検知しました】
「え?」
私から感情のない声がし、しまいには毒を分解してしまった。私が驚いている所に友達の魔法使いが駆けつける。
※なろう様で掲載した作品を少し変えたものです
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる