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一章
59話 親族集合。とってもパワフルです!
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あう~。
ジュリアスさまもお義母さまもお義父さまもセリウスさまもクラウスさまも。
アラン達もサラ達も、サーキスさまも。
ハロルドやセバスチャンまで。
みんながじっとり見てくるやーん。
「別にアイテムボックスみたいに時空魔法で出来てる空間で大した事ないんです・・・よ?」
「・・・!?」
あれ?何故かみんな顎が外れそう。
「・・・今その隠し部屋はどうなっている?」
「自分の研究室も頂いてるので必要なくってまだ設置してないです」
部屋の中で研究しないならほぼ保管庫だしね。今は荷物全部アイテムボックスに入ってるけど。魔導書や錬金道具が主であとは謎な魔道具と資材が雑多に。全容は把握できてない。
「それはリーシャ以外は入れるのか?」
「許可したら入れるけどほぼ荷物置きだから面白くないですよ?」
みんながしばらく考え込んだ。
「うーん。部屋を作ったら、ニーナと俺だけでも許可してくれないか?リーシャが篭ったまま出て来ないかもと心配してしまうから」
ジュリアスさまがそう言うとお義父さまやセリウスさま達が「ずる~い」って声を上げるけど、誰でも入れたら隠し部屋じゃないし、魔力が安定しなくなって維持できなそうだからダメ。
「・・・触ったら危ないものもあるのでニーナだけで良いですか?」
ジュリアスさまが信用できないとかじゃないんだけど、魔力の質が違いすぎて魔力の濃いグレーデン一家は無理かな?
ニーナもそこそこ強い魔力を持っているけど系統が私と近いから誰か入れるならニーナかなぁって判断。
「・・・誰も入れないとかよりは良い」
とりあえず安心してくれたのでホッとしたよ。
「壁に設置する魔石で声掛けは出来るようにするんで籠り切らないですから」
やっと納得してくれてお話しおしまい。
「大旦那さま、旦那さま、お客様方が到着なさいました」
ハロルドが伝えに来たのでみんなで玄関ホールに出ました。
お義父さまの系列のグレーデン一族なマッスルズとお義母さまの系列のファビュラスな面々で視界がえらいことになるよ!
お子様達がワラワラとあちこちに興味津々な様子です。屋敷内で鬼ごっこが始まっちゃうかなと心配したけど貴族のお子様達なのでそこまで行動的じゃないみたい。
皆さんが軽い挨拶とハグを交わしてから、大広間に移動です。人数が多いから食堂は無理で、夜会風にブッフェスタイル。
と言ってもテーブルも椅子もかなり用意してあるのでまったりできる。
子供たち用のテーブル席もあるよ。
ジュリアスさまが改めて式に足を運んでくれてお祝いしてくれたお礼を言って乾杯!お食事会の始まりです。
私はジュリアスさまと一緒に顔を覚えてもらうためにご挨拶です。
「本当に可愛らしいお嬢さんね。ジュリアスったらやっとお嫁さんもらえて良かったわね~」
「あの美味い食事を考えたって?」
皆さん気さくでちびっ子な私を微妙な目で見ることもなく、ニコニコと可愛がってくれます。貴族特有な?慇懃無礼とか社交辞令とか遠回しにジャブとかそんな気配がないです(え、偏見?漫画の見過ぎ?失礼しました~)。
「うちの連中は間怠っこしいことが嫌いなんだ」
あれ?ジュリアスさま、心読んだ?!
「色々不安だったんだろう?」
って、頭ポンポンしてくれました。
「まぁ~あ!!スノウリリィーに聞いてはいたけど仲良しさんねぇ!」
この方はお義母さまのお姉様のマールベリーさま。お義母さまによく似てるけどさらに迫力が追加されてるの!ゴージャス!!
「お式のドレス、素敵だったわよー!!可愛いあなたの可憐さをよく引き出した洗練されたお衣装だったわぁ!!」
めっちゃ褒められてお尻がこそばゆい!!
「お姉様!!そうでしょう!今着てるドレスもみんなリーシャちゃんがアイデアを出してくれたのよ!!」
「まぁあ!その胸元のお花もそうなの!?」
お義母さまの胸元には摘み細工っぽくリボンで作ったバラのモチーフがたっぷり使われて華やかです。
ものすごい圧を感じるお二人にジュリアスさまもタジタジ。
「これはなんだ!!」
え?どうしたのって声の方を見たら、お料理を持ったまま固まってるおじ様。
「おお!美味いだろう!!」
どうやらお義父さまの弟がお料理に感動しているらしい。身内ばかりの席なので、味の調整なしの普段の味付けに戻っているので、お式の後のパーティよりさらに衝撃を受けたみたい。
さすがお義父さまの兄弟。声が大きいし、身体もおっきい。素晴らしい筋肉をお持ちだよ!
お子様達も嬉しそうにたくさん食べてくれる。
メイミーちゃんもラーシュくんもクラウスさまのお膝に乗って可愛く悶えながらお菓子を食べてる。クラウスさま、役得~!
「おい!お前、おじさんに飽きたら俺が嫁にもらってやるからな!!」
アンドリューくん(10)に公開プロポーズをされましたでござる!
ジュリアスさまもお義母さまもお義父さまもセリウスさまもクラウスさまも。
アラン達もサラ達も、サーキスさまも。
ハロルドやセバスチャンまで。
みんながじっとり見てくるやーん。
「別にアイテムボックスみたいに時空魔法で出来てる空間で大した事ないんです・・・よ?」
「・・・!?」
あれ?何故かみんな顎が外れそう。
「・・・今その隠し部屋はどうなっている?」
「自分の研究室も頂いてるので必要なくってまだ設置してないです」
部屋の中で研究しないならほぼ保管庫だしね。今は荷物全部アイテムボックスに入ってるけど。魔導書や錬金道具が主であとは謎な魔道具と資材が雑多に。全容は把握できてない。
「それはリーシャ以外は入れるのか?」
「許可したら入れるけどほぼ荷物置きだから面白くないですよ?」
みんながしばらく考え込んだ。
「うーん。部屋を作ったら、ニーナと俺だけでも許可してくれないか?リーシャが篭ったまま出て来ないかもと心配してしまうから」
ジュリアスさまがそう言うとお義父さまやセリウスさま達が「ずる~い」って声を上げるけど、誰でも入れたら隠し部屋じゃないし、魔力が安定しなくなって維持できなそうだからダメ。
「・・・触ったら危ないものもあるのでニーナだけで良いですか?」
ジュリアスさまが信用できないとかじゃないんだけど、魔力の質が違いすぎて魔力の濃いグレーデン一家は無理かな?
ニーナもそこそこ強い魔力を持っているけど系統が私と近いから誰か入れるならニーナかなぁって判断。
「・・・誰も入れないとかよりは良い」
とりあえず安心してくれたのでホッとしたよ。
「壁に設置する魔石で声掛けは出来るようにするんで籠り切らないですから」
やっと納得してくれてお話しおしまい。
「大旦那さま、旦那さま、お客様方が到着なさいました」
ハロルドが伝えに来たのでみんなで玄関ホールに出ました。
お義父さまの系列のグレーデン一族なマッスルズとお義母さまの系列のファビュラスな面々で視界がえらいことになるよ!
お子様達がワラワラとあちこちに興味津々な様子です。屋敷内で鬼ごっこが始まっちゃうかなと心配したけど貴族のお子様達なのでそこまで行動的じゃないみたい。
皆さんが軽い挨拶とハグを交わしてから、大広間に移動です。人数が多いから食堂は無理で、夜会風にブッフェスタイル。
と言ってもテーブルも椅子もかなり用意してあるのでまったりできる。
子供たち用のテーブル席もあるよ。
ジュリアスさまが改めて式に足を運んでくれてお祝いしてくれたお礼を言って乾杯!お食事会の始まりです。
私はジュリアスさまと一緒に顔を覚えてもらうためにご挨拶です。
「本当に可愛らしいお嬢さんね。ジュリアスったらやっとお嫁さんもらえて良かったわね~」
「あの美味い食事を考えたって?」
皆さん気さくでちびっ子な私を微妙な目で見ることもなく、ニコニコと可愛がってくれます。貴族特有な?慇懃無礼とか社交辞令とか遠回しにジャブとかそんな気配がないです(え、偏見?漫画の見過ぎ?失礼しました~)。
「うちの連中は間怠っこしいことが嫌いなんだ」
あれ?ジュリアスさま、心読んだ?!
「色々不安だったんだろう?」
って、頭ポンポンしてくれました。
「まぁ~あ!!スノウリリィーに聞いてはいたけど仲良しさんねぇ!」
この方はお義母さまのお姉様のマールベリーさま。お義母さまによく似てるけどさらに迫力が追加されてるの!ゴージャス!!
「お式のドレス、素敵だったわよー!!可愛いあなたの可憐さをよく引き出した洗練されたお衣装だったわぁ!!」
めっちゃ褒められてお尻がこそばゆい!!
「お姉様!!そうでしょう!今着てるドレスもみんなリーシャちゃんがアイデアを出してくれたのよ!!」
「まぁあ!その胸元のお花もそうなの!?」
お義母さまの胸元には摘み細工っぽくリボンで作ったバラのモチーフがたっぷり使われて華やかです。
ものすごい圧を感じるお二人にジュリアスさまもタジタジ。
「これはなんだ!!」
え?どうしたのって声の方を見たら、お料理を持ったまま固まってるおじ様。
「おお!美味いだろう!!」
どうやらお義父さまの弟がお料理に感動しているらしい。身内ばかりの席なので、味の調整なしの普段の味付けに戻っているので、お式の後のパーティよりさらに衝撃を受けたみたい。
さすがお義父さまの兄弟。声が大きいし、身体もおっきい。素晴らしい筋肉をお持ちだよ!
お子様達も嬉しそうにたくさん食べてくれる。
メイミーちゃんもラーシュくんもクラウスさまのお膝に乗って可愛く悶えながらお菓子を食べてる。クラウスさま、役得~!
「おい!お前、おじさんに飽きたら俺が嫁にもらってやるからな!!」
アンドリューくん(10)に公開プロポーズをされましたでござる!
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