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一章
34話 お弁当デート。
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今日は待ちに待ったジュリアスさまとのデートです。
こっそりお弁当作ろうにも匂いか何かでバレてすぐ誰か来ちゃうから開き直って夜にキッチンを占領して
「これはデート用だからダメっ」
て宣言して作ったよ。みんながニヤニヤしてたけど気にしてたらこのお家ではやってけないしね!
ジュリアスさまもウロウロしてたし、ルルゥも締め出してたから恨めしそうだったけどニーナに手伝ってもらってなんとかバスケットいっぱいに作れた。
ちょっとだけ、ほんとにちょっとだけ残った卵焼きとローストビーフの端っことかミニハンバーグを差し出したらね、家族全員とルルゥ達コック勢の分なんて足りるわけなくじゃんけんで勝ち抜き戦になった。
付き合ってたら寝れなそうだったからジュリアスさまと早々に退散。
ご機嫌のジュリアスさまとぐっすり。
そうして朝の食卓でお義父さまとセリウスさまとクラウスさまが羨ましげにお弁当が欲しい~って言っていたけどスルー。
ジュリアスさまの馬は立派な体格の黒馬でサンダーって言うそうです。
イケメンでかっこいいお馬さんに、
「よろしくね」
と言ったら鼻でチュっとしてくれましたが体格差でよろめいちゃいました。
お弁当はアイテムボックスに入れてるので身軽です。
近くの草原に行くだけなので護衛はアランとジェイク、ジュリアスさまにはサークスさまだけと言う少人数。
ジュリアスさまにしっかり抱き込まれ、サンダーに乗るとすぐに出発です。
デートなので可愛らしい格好ですがいつもよりは軽装で下はカーゴパンツなので動きやすくて嬉しい。
馬上で風に吹かれている中、ジュリアスさまの胸元に身を寄せていると一緒に寝ている時とはちがう感触なのでちょっとドキドキ。
しばらく走っていくと景色が開けて一面の草原に出た。
広い!前世では別にキャンプとかアクティブなことに興味がある方じゃ無かったけどこれはテンション上がる!!
「リーシャ、ここから見えているあの辺りがグレーデンの屋敷で左にあるのが良く買い物に行く街だ」
お家と街以外にも森や岩場、あと小さな町が点在してるのが見える。
今いるところからは領地の三分の一くらいしか見えてないんだって。
でも結構使えてない土地が多いかなぁ?
お米やサトウキビの畑たくさん作れないのかな。
いかん!せっかくにデートでまた食べ物のこと考えてる。
「ジュリアスさま!あそこ!?あの辺りに見えてるのって海ですか?」
視界の端っこにちょっとだけ海っぽいのが見える気がする。もしかして海苔とか蟹とか海老手に入るかも!?
「そうだな。隣の領地には海がある」
隣かー。
ちょっぴり残念。遠そうだし。
「リーシャは海が好きなのか?」
「好き・・・見たことないから分からないけど魚とか食べたいです」
また食べ物の話になっちゃった!
「魚は痛むからこっちでは滅多に食べないんだ。式の後少し休みをとって海を見に行こうか」
なんと!!旦那さまは奥さんに激甘なタイプですか?
「新婚旅行!!素敵ですね。嬉しいです♫」
「新婚?旅行?」
あ、こっちには無さげ?
「結婚したばかりの夫婦が二人っきりで思い出を作る旅行です」
いや知らんけど!未体験だから!
ハネムーンベイビーが出来ちゃったらその後二人じゃ無くなるからかな?
「ほぅ、それは良いな」
馬のサンダーから下ろされてふと周りを見たら、サーキスさまとアランとジェイクが生温かい目で見てたよ。
食いしん坊の方の意味でね!
こっそりお弁当作ろうにも匂いか何かでバレてすぐ誰か来ちゃうから開き直って夜にキッチンを占領して
「これはデート用だからダメっ」
て宣言して作ったよ。みんながニヤニヤしてたけど気にしてたらこのお家ではやってけないしね!
ジュリアスさまもウロウロしてたし、ルルゥも締め出してたから恨めしそうだったけどニーナに手伝ってもらってなんとかバスケットいっぱいに作れた。
ちょっとだけ、ほんとにちょっとだけ残った卵焼きとローストビーフの端っことかミニハンバーグを差し出したらね、家族全員とルルゥ達コック勢の分なんて足りるわけなくじゃんけんで勝ち抜き戦になった。
付き合ってたら寝れなそうだったからジュリアスさまと早々に退散。
ご機嫌のジュリアスさまとぐっすり。
そうして朝の食卓でお義父さまとセリウスさまとクラウスさまが羨ましげにお弁当が欲しい~って言っていたけどスルー。
ジュリアスさまの馬は立派な体格の黒馬でサンダーって言うそうです。
イケメンでかっこいいお馬さんに、
「よろしくね」
と言ったら鼻でチュっとしてくれましたが体格差でよろめいちゃいました。
お弁当はアイテムボックスに入れてるので身軽です。
近くの草原に行くだけなので護衛はアランとジェイク、ジュリアスさまにはサークスさまだけと言う少人数。
ジュリアスさまにしっかり抱き込まれ、サンダーに乗るとすぐに出発です。
デートなので可愛らしい格好ですがいつもよりは軽装で下はカーゴパンツなので動きやすくて嬉しい。
馬上で風に吹かれている中、ジュリアスさまの胸元に身を寄せていると一緒に寝ている時とはちがう感触なのでちょっとドキドキ。
しばらく走っていくと景色が開けて一面の草原に出た。
広い!前世では別にキャンプとかアクティブなことに興味がある方じゃ無かったけどこれはテンション上がる!!
「リーシャ、ここから見えているあの辺りがグレーデンの屋敷で左にあるのが良く買い物に行く街だ」
お家と街以外にも森や岩場、あと小さな町が点在してるのが見える。
今いるところからは領地の三分の一くらいしか見えてないんだって。
でも結構使えてない土地が多いかなぁ?
お米やサトウキビの畑たくさん作れないのかな。
いかん!せっかくにデートでまた食べ物のこと考えてる。
「ジュリアスさま!あそこ!?あの辺りに見えてるのって海ですか?」
視界の端っこにちょっとだけ海っぽいのが見える気がする。もしかして海苔とか蟹とか海老手に入るかも!?
「そうだな。隣の領地には海がある」
隣かー。
ちょっぴり残念。遠そうだし。
「リーシャは海が好きなのか?」
「好き・・・見たことないから分からないけど魚とか食べたいです」
また食べ物の話になっちゃった!
「魚は痛むからこっちでは滅多に食べないんだ。式の後少し休みをとって海を見に行こうか」
なんと!!旦那さまは奥さんに激甘なタイプですか?
「新婚旅行!!素敵ですね。嬉しいです♫」
「新婚?旅行?」
あ、こっちには無さげ?
「結婚したばかりの夫婦が二人っきりで思い出を作る旅行です」
いや知らんけど!未体験だから!
ハネムーンベイビーが出来ちゃったらその後二人じゃ無くなるからかな?
「ほぅ、それは良いな」
馬のサンダーから下ろされてふと周りを見たら、サーキスさまとアランとジェイクが生温かい目で見てたよ。
食いしん坊の方の意味でね!
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