ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

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一章

29話 キックボードで暴走しちゃった☆

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 今日はやっと?教師の方が到着されるそうで。夕方にはお会いできるそう。
 お義父さまが「良かったのぅ」ってニコニコ。セリウスさまは「勉強か~」って嫌そう。自分がする訳じゃないのに~。

 ジュリアスさまが今日も私に餌付けのようにちょっとずつパンを口元に。
 日常の事になっちゃってみんな温か~く見てくれて。恥ずかしい気持ちもどこかに飛んでったよ。慣れって怖い。

 食後にそのまま離れに行く事にした。 
 ホイッパーとジューサーとコンロを作りたい!
 って言っても私ってば結局楽ちんグッズ作ってまで料理する必要がないかも。マッチョコックさんたちが力技で熟しちゃうんだもの。
 アランに持ち運ばれて到着~。
 今日は食べ物じゃないので待機です~って伝えて、錬金術の道具を並べる。
 そういえば隠し部屋作ってない。たくさんの部屋が使い放題だしね。

 まずはミンサー作った時と同じく刃とか軸部分。金属と・・・術式展開して。
 
 同じような仕組みでジューサー、ホイッパーの大型とコンパクトなのを制作。
 風の魔法陣を彫った魔石をセット。
 ギュイーン!と動いた!!
 
 音に驚いてアランとジェイクが飛んできちゃった。ごめん。

 コンロは携帯用で嵩張らないのがいいのでホットプレートみたいな感じがいいな。ってホットプレートも欲しい。
 コンロはIHみたいな感じにしようっと。
 コイルと磁力・・・天板用の、素材をっと。天板の裏に熱伝導を調整できる魔法陣を彫り込んで。 
 これは普通の魔石を使い捨てで消費。
 コンロは6台作った。

 途中で簡単なサンドイッチを食べて休憩。

 ホットプレートは、出来立てパンケーキを食べたいなって事でさっきのコンロのを元に上にフライパンっぽいの取り外し式。
 食いしん坊多すぎなのでとりあえず5台。
 
 コンロとホットプレートは魔法陣を彫ったり描いたり出来る人なら簡単なはず。鍛治師さんや魔法具屋さんに丸投げできそう。

 んー、あとは何かなー。

 そうだ。キックボード。
 風の魔法陣彫った魔石使って。
 ボード部分、持ち手、車輪・・・錬成。
 車輪は安定をとって3個。ボードも幅広め。裏返して浮力と促進の魔法陣を彫って。
 持ち手部に風の魔法陣を彫った魔石。普通のでもイケるけど、スピード感が少し変わる。
 ついでにスケボーも。車輪は二つ。ふんふーん♬
 魔法陣付いてるから少年探偵も追いつけないスピード出せそうよ。運動神経的に無理だけど~。

 ニーナに言ってから、庭に出てキックボードボードに乗ってみる。

 アランたちがハラハラしてるけど。三輪で転けたりはしなーい!ビューン!

 ・・・早。こっわ!!
 加減の調整ミスった。スポーツカーでアクセル踏んで急発進みたいになった!
 ニーナたちのお顔が般若です!

 そっと降りてアイテムボックスにぽーい。証拠隠滅だ。

「・・・それはジュリアスさまに提出してください」
 ってアランが低い声で言った。聞いたことない低さ!
 隠滅は許されなかった。

 ・・・えっと。んんと。

 離れの中に戻ってぇ・・・ジューサー出してぇ。一応浄化してぇ。

 簡単に剥ける果物とちょっとお砂糖入れてぇ・・・牛乳入れてぇ!

「ミックスジューースゥウ!!」

 ててーん!

 呆れた顔をしているニーナたちに差し出・・・ん?

 ルルゥ!ジュースまで鼻が効くの!?

 みんなで美味しく飲んで。

 本邸に戻って、しこたま怒られた。
 賄賂効かず。
 ジュリアスさまとお義父さまから、キックボードでめっちゃ怒られてたら、教師さんが到着した。

「お久しぶりですじゃ。お元気そうじゃの」
「案外お転婆ですねぇ」

 ほっほと笑いながら現れたお二人の姿にびっくりした。

 



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