23 / 765
一章
21話 ピザ釜完成。
しおりを挟む
毎日たくさん甘やかされて可愛がられて好きなことしてって、もうダメ人間まっしぐらになりそうな日々。
今日は離れの庭にピザ釜を作りたいなって人を貸してもらって、材料も揃えてもらって。
図面を見せて説明するとサクサクっとレンガと石と石膏で形作っていく。
手際の良さにびっくりしてると彼らは行軍先で野営ように仮設テントや簡単な拠点を作る騎士さんたちだった。
乾かしたりで数日掛かると思ってたら魔法で乾燥してもらえて。
あっという間に仕上がりそうだったので、作業途中にアランたちにお願いして大麦と小麦の粉と酵母ちゃん、ベーコンとチーズとトマトっぽいやつとお芋のマッシュとルッコラっぽい葉っぱ、木の実の油とかとか持ってきてもらった。
「来ちゃった♡」
ルルゥが他のコックさん二人連れてニッコニコで着いてきちゃった。まぁ予想はしてたよ。
離れの厨房はまだ完成ではないけど使えるのでピザ生地を捏ねたり野菜切ってもらったりした。
トマトソースがあった方が美味しいだろうけどそこまで一気に出来ないので今日は手抜きの簡単なんちゃってピザだよ。
買ってもらった香辛料の中に黒胡椒があったしちょっとしたアクセントになるよね。
ハチミツとチーズのおやつピザも好きなんだけど今日はマッチョな体力自慢の兄さんたちにお礼のピザなので。
いい加減コンソメ味とか欲しいなぁ。時間かけてコトコトするならやっぱり離れの改装完了を待った方がいいかな?
鍛冶屋さんに頼んだ鍋とか鉄板も届いてるし、着々と離れが充実していってる。
お庭でパーティは本邸のが良いかな?
バーベキューみたいなのは騎士の人たち慣れてるから楽しくないかな?
「リーシャちゃん、楽しそうねぇ」
ルルゥが立派な上腕二頭筋を生かしてピザ生地をバァン!って打ち付けてる。まぁパン生地と同じ感じだよね。
この筋肉ならうどんやラーメンも軽々打ってくれそう。よだれ出ちゃう!
ルルゥってすごく綺麗な顔なの。ジュリアスさまたちもカッコいいし美形だけどなんて言うのかな?綺麗すぎちゃう?
口元のほくろも色っぽいし。声も少しハスキーでね。理想的なオネエ。
ポーってのぼせそうな見た目なのにオネエ口調なので「おおう」って現実に戻してくれる。
でも女っぽさはないから不思議な塩梅。
それなのに筋肉までご立派で料理人としての体力筋力申し分ささそうで羨ましいなぁ。
「ご飯ってなんか楽しいじゃないですか?美味しいもの食べれて、みんなが喜んでくれて楽しいです」
って言ったら、ルルゥが目をパチクリさせて。
「そうねぇ、楽しいわね」
ウフフって笑って生地をパァン!
一緒に来てくれたニックスとベンが野菜とか準備してくれて。
ピザ釜が完成したので薪を入れて火をつけてもらう。耐火性とか心配だったけどパン釜や暖炉に使われてる材料だから大丈夫みたい。
簡易なテーブルとか用意してもらってお皿とか全部ニーナとサラとメルがしてくれた。
ピザを成形してもらって油塗ってチーズやベーコン、葉っぱを乗せたのとマッシュポテトやチーズ、ベーコンを乗せたものを用意して次々焼いてもらう。
いざ最初の一枚と思ったら、予想通りお義父さまが待機!しかもクラウスさまもいた!
切り分けて一切れずつ。と言っても釜作りは四人で料理人3人、アランとジャック、サラとメル、ニーナと私なので足りないよぅ!
お義父さまとクラウスさまを差し置いて食べれる強者はルルゥくらいねって事でまずは一枚目をお二人に。
それからは焼ける合間にそれぞれプチ争奪戦。いつの間にやらエールの樽が置いてあって。
私もこっそり飲めないかな?ってチャンスを窺ってたけど男性陣が樽抱え込み状態で無理だった。とほほ!
ピザに感激したみんなが超盛り上がりすぎて本邸に何度も材料取りに行くもんだから結局ジュリアスさまとお義母さまも来ちゃって夕飯まで離れで食べることに。
ピザ釜は本邸と訓練場にも作ることになっちゃった。
ルルゥにはお肉の薄切り焼いたのとか焼いた生地に果物とカスタードクリーム乗せるだけのも美味しいって伝えたら次の朝にはお義母さまの朝食がおやつピザてんこ盛りになってた。よく考えたら普通にパン釜で焼けるやつだったなぁ。
「リーシャちゃん、大好きよ!ありがとう~」
って、幸せそうなお義母さまを見られたので結果的に満足です。
そんなお義母さまを見てジュリアスさまがポンポンって頭撫でてくれたし、また美味しいもの作りたいな。
今日は離れの庭にピザ釜を作りたいなって人を貸してもらって、材料も揃えてもらって。
図面を見せて説明するとサクサクっとレンガと石と石膏で形作っていく。
手際の良さにびっくりしてると彼らは行軍先で野営ように仮設テントや簡単な拠点を作る騎士さんたちだった。
乾かしたりで数日掛かると思ってたら魔法で乾燥してもらえて。
あっという間に仕上がりそうだったので、作業途中にアランたちにお願いして大麦と小麦の粉と酵母ちゃん、ベーコンとチーズとトマトっぽいやつとお芋のマッシュとルッコラっぽい葉っぱ、木の実の油とかとか持ってきてもらった。
「来ちゃった♡」
ルルゥが他のコックさん二人連れてニッコニコで着いてきちゃった。まぁ予想はしてたよ。
離れの厨房はまだ完成ではないけど使えるのでピザ生地を捏ねたり野菜切ってもらったりした。
トマトソースがあった方が美味しいだろうけどそこまで一気に出来ないので今日は手抜きの簡単なんちゃってピザだよ。
買ってもらった香辛料の中に黒胡椒があったしちょっとしたアクセントになるよね。
ハチミツとチーズのおやつピザも好きなんだけど今日はマッチョな体力自慢の兄さんたちにお礼のピザなので。
いい加減コンソメ味とか欲しいなぁ。時間かけてコトコトするならやっぱり離れの改装完了を待った方がいいかな?
鍛冶屋さんに頼んだ鍋とか鉄板も届いてるし、着々と離れが充実していってる。
お庭でパーティは本邸のが良いかな?
バーベキューみたいなのは騎士の人たち慣れてるから楽しくないかな?
「リーシャちゃん、楽しそうねぇ」
ルルゥが立派な上腕二頭筋を生かしてピザ生地をバァン!って打ち付けてる。まぁパン生地と同じ感じだよね。
この筋肉ならうどんやラーメンも軽々打ってくれそう。よだれ出ちゃう!
ルルゥってすごく綺麗な顔なの。ジュリアスさまたちもカッコいいし美形だけどなんて言うのかな?綺麗すぎちゃう?
口元のほくろも色っぽいし。声も少しハスキーでね。理想的なオネエ。
ポーってのぼせそうな見た目なのにオネエ口調なので「おおう」って現実に戻してくれる。
でも女っぽさはないから不思議な塩梅。
それなのに筋肉までご立派で料理人としての体力筋力申し分ささそうで羨ましいなぁ。
「ご飯ってなんか楽しいじゃないですか?美味しいもの食べれて、みんなが喜んでくれて楽しいです」
って言ったら、ルルゥが目をパチクリさせて。
「そうねぇ、楽しいわね」
ウフフって笑って生地をパァン!
一緒に来てくれたニックスとベンが野菜とか準備してくれて。
ピザ釜が完成したので薪を入れて火をつけてもらう。耐火性とか心配だったけどパン釜や暖炉に使われてる材料だから大丈夫みたい。
簡易なテーブルとか用意してもらってお皿とか全部ニーナとサラとメルがしてくれた。
ピザを成形してもらって油塗ってチーズやベーコン、葉っぱを乗せたのとマッシュポテトやチーズ、ベーコンを乗せたものを用意して次々焼いてもらう。
いざ最初の一枚と思ったら、予想通りお義父さまが待機!しかもクラウスさまもいた!
切り分けて一切れずつ。と言っても釜作りは四人で料理人3人、アランとジャック、サラとメル、ニーナと私なので足りないよぅ!
お義父さまとクラウスさまを差し置いて食べれる強者はルルゥくらいねって事でまずは一枚目をお二人に。
それからは焼ける合間にそれぞれプチ争奪戦。いつの間にやらエールの樽が置いてあって。
私もこっそり飲めないかな?ってチャンスを窺ってたけど男性陣が樽抱え込み状態で無理だった。とほほ!
ピザに感激したみんなが超盛り上がりすぎて本邸に何度も材料取りに行くもんだから結局ジュリアスさまとお義母さまも来ちゃって夕飯まで離れで食べることに。
ピザ釜は本邸と訓練場にも作ることになっちゃった。
ルルゥにはお肉の薄切り焼いたのとか焼いた生地に果物とカスタードクリーム乗せるだけのも美味しいって伝えたら次の朝にはお義母さまの朝食がおやつピザてんこ盛りになってた。よく考えたら普通にパン釜で焼けるやつだったなぁ。
「リーシャちゃん、大好きよ!ありがとう~」
って、幸せそうなお義母さまを見られたので結果的に満足です。
そんなお義母さまを見てジュリアスさまがポンポンって頭撫でてくれたし、また美味しいもの作りたいな。
796
お気に入りに追加
1,876
あなたにおすすめの小説
【完結】捨てられた双子のセカンドライフ
mazecco
ファンタジー
【第14回ファンタジー小説大賞 奨励賞受賞作】
王家の血を引きながらも、不吉の象徴とされる双子に生まれてしまったアーサーとモニカ。
父王から疎まれ、幼くして森に捨てられた二人だったが、身体能力が高いアーサーと魔法に適性のあるモニカは、力を合わせて厳しい環境を生き延びる。
やがて成長した二人は森を出て街で生活することを決意。
これはしあわせな第二の人生を送りたいと夢見た双子の物語。
冒険あり商売あり。
さまざまなことに挑戦しながら双子が日常生活?を楽しみます。
(話の流れは基本まったりしてますが、内容がハードな時もあります)
聖女召喚されて『お前なんか聖女じゃない』って断罪されているけど、そんなことよりこの国が私を召喚したせいで滅びそうなのがこわい
金田のん
恋愛
自室で普通にお茶をしていたら、聖女召喚されました。
私と一緒に聖女召喚されたのは、若くてかわいい女の子。
勝手に召喚しといて「平凡顔の年増」とかいう王族の暴言はこの際、置いておこう。
なぜなら、この国・・・・私を召喚したせいで・・・・いまにも滅びそうだから・・・・・。
※小説家になろうさんにも投稿しています。

ぬいぐるみばかり作っていたら実家を追い出された件〜だけど作ったぬいぐるみが意志を持ったので何も不自由してません〜
望月かれん
ファンタジー
中流貴族シーラ・カロンは、ある日勘当された。理由はぬいぐるみ作りしかしないから。
戸惑いながらも少量の荷物と作りかけのぬいぐるみ1つを持って家を出たシーラは1番近い町を目指すが、その日のうちに辿り着けず野宿をすることに。
暇だったので、ぬいぐるみを完成させようと意気込み、ついに夜更けに完成させる。
疲れから眠りこけていると聞き慣れない低い声。
なんと、ぬいぐるみが喋っていた。
しかもぬいぐるみには帰りたい場所があるようで……。
天真爛漫娘✕ワケアリぬいぐるみのドタバタ冒険ファンタジー。
※この作品は小説家になろう・ノベルアップ+にも掲載しています。
ボロ雑巾な伯爵夫人、やっと『家族』を手に入れました。~旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます2~
野菜ばたけ@既刊5冊📚好評発売中!
ファンタジー
第二夫人に最愛の旦那様も息子も奪われ、挙句の果てに家から追い出された伯爵夫人・フィーリアは、なけなしの餞別だけを持って大雨の中を歩き続けていたところ、とある男の子たちに出会う。
言葉汚く直情的で、だけど決してフィーリアを無視したりはしない、ディーダ。
喋り方こそ柔らかいが、その実どこか冷めた毒舌家である、ノイン。
12、3歳ほどに見える彼らとひょんな事から共同生活を始めた彼女は、人々の優しさに触れて少しずつ自身の居場所を確立していく。
====
●本作は「ボロ雑巾な伯爵夫人、旦那様から棄てられて、ギブ&テイクでハートフルな共同生活を始めます。」からの続き作品です。
前作では、二人との出会い~同居を描いています。
順番に読んでくださる方は、目次下にリンクを張っておりますので、そちらからお入りください。
※アプリで閲覧くださっている方は、タイトルで検索いただけますと表示されます。
伯爵令嬢の秘密の知識
シマセイ
ファンタジー
16歳の女子高生 佐藤美咲は、神のミスで交通事故に巻き込まれて死んでしまう。異世界のグランディア王国ルナリス伯爵家のミアとして転生し、前世の記憶と知識チートを授かる。魔法と魔道具を秘密裏に研究しつつ、科学と魔法を融合させた夢を追い、小さな一歩を踏み出す。

こちらの異世界で頑張ります
kotaro
ファンタジー
原 雪は、初出勤で事故にあい死亡する。神様に第二の人生を授かり幼女の姿で
魔の森に降り立つ 其処で獣魔となるフェンリルと出合い後の保護者となる冒険者と出合う。
様々の事が起こり解決していく

無能と言われた召喚士は実家から追放されたが、別の属性があるのでどうでもいいです
竹桜
ファンタジー
無能と呼ばれた召喚士は王立学園を卒業と同時に実家を追放され、絶縁された。
だが、その無能と呼ばれた召喚士は別の力を持っていたのだ。
その力を使用し、無能と呼ばれた召喚士は歌姫と魔物研究者を守っていく。
異世界ゆるり紀行 ~子育てしながら冒険者します~
水無月 静琉
ファンタジー
神様のミスによって命を落とし、転生した茅野巧。様々なスキルを授かり異世界に送られると、そこは魔物が蠢く危険な森の中だった。タクミはその森で双子と思しき幼い男女の子供を発見し、アレン、エレナと名づけて保護する。格闘術で魔物を楽々倒す二人に驚きながらも、街に辿り着いたタクミは生計を立てるために冒険者ギルドに登録。アレンとエレナの成長を見守りながらの、のんびり冒険者生活がスタート!
***この度アルファポリス様から書籍化しました! 詳しくは近況ボードにて!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる