ちびっ子ボディのチート令嬢は辺境で幸せを掴む

紫楼

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一章

12話 専属護衛さんとメイドさんが付いた!

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 おっはようございます。爽やかな朝です!
 目覚めたら筋肉の感触に包まれてました。筋肉枕が高すぎて脇に挟まって寝たみたい。

 起き上がってみたらナイスイケメンのフェイスが!これは破壊力があるよ。
 クミちゃんにラインしたい。

「っ・・・ぁあ、オハヨ」
 起こしちゃったみたい。
「おはようございます」

 新婚さん初の朝です!何もしてないけどちょっと気恥ずかしい。
 ジュリアスさまは頭をポンポンってしてくれてから私を持ち上げてベッドから降ろしてくれた。

 その後ニーナたちが入ってきて簡単なドレスワンピースを着せてくれてジュリアスさまも整えてから「よし」って抱っこされて運ばれちゃった。この家の人たちもう私のこと歩かせない気かな?

 食堂に着いたら一応私用と思われる椅子があったんだけどジュリアスさまはまた膝抱っこで座っちゃった。

 お義父さまとお義母さま(テレる)たちももう席についてて。
「ジュリアス、リーシャちゃんおはよう~」
 今日もお義母さまは綺麗です!

 どんどん食べ物が運ばれてくる。朝からとんでもない量が並んでるんですけど?
 朝食は食べない派のOL 22歳、目の前のことが理解できないんだけど。
 辺境の人たちは体が資本だから必要な量なのか。見てるだけで胃もたれ。

 私の前にはパンとゴロゴロ野菜のスープ。ありがたや。んん~塩とハーブを感じるコンソメが効いていない薄味。
 胡椒とかなんか絶対探そう。そこら中の薬草とか実をゲットして味を調べよう!酒飲みは濃い味が好きよ!

 朝食を終えたら幾分幼さのある少年たちがサーキスさまに連れられてきた。
「リーシャさまの護衛のアランとジェイクです。まだ騎士見習いですが腕は立ちますし歳が近い分話しやすいでしょう」

 サーキスさまが紹介してくれると二人は
「よろしくお願いします!!」
ってビシってなってる。ご家族に緊張しちゃってるよね~。

「こちらこそよろしくお願いしますね」
 長時間一緒に過ごすなら仲良くできたほうがいい。

「あとは専属メイドにサラとメルだ」
 壁際に控えていた少女を二人紹介された。
 多分私と同じくらいなんだけど身長はニーナより少し低いくらい。いいな。
「若奥様よろしくお願いします」
 ぬ?あーそっか。そうなるのか。

 ジュリアスさまを見上げると指で顔をコリコリ掻いてる。
「あー、まぁ仲良くやってくれ」
「サラ、メル、よろしくお願いしますね」
 私もテレちゃうよ。
 
「リーシャちゃん、お昼に仕立て屋が来るから午前中は離れ見てきてね。入り用のものがあったらハロルドに申し付けてね」
 食後のお茶はお義母さまの膝抱っこです。
 男性陣はお仕事や訓練に。

「離れは今は使ってないから好きに改造してもいいしお庭にも手を加えていいからね~」
 なんと!なんでもありだ。隠し部屋にあった道具とか出せそう。  
 隠し部屋を設置するのも良いのかな?

 こっそりハンバーグとかピザ作って食べたい。この世界に有るものかわからないものは表に出さないほうが良いよね?
 

 早速ニーナとアランとジェイクに付き添ってもらって離れに向かってみた。




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