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一章
9話 コックさんはオネェさん?
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筋肉のお胸の感触を初体験した私。
元のお部屋に運ばれてセリウスさまはお着替えに。
ロジャーさんはもう居なかった。残念。
「母上、リーシャ嬢の部屋なのですが」
ジュリアスさまが私をナチュラルにお膝に乗せる。膝抱っこ!
「あら結婚したんだから同室のが良いわねぇ。変な横槍が入ると面倒だから既成事実はあったほうがいいし。共寝しても体が安定するまで手は出さない、で良いかしら?」
見た目の変化を諦められたネ!
目力でジュリアスさまを威圧してるのがすごい。母には逆らえないと見た。
22歳の心でワイルドイケメンと同衾ってヤバくない?こっちが我慢する方になってるよ!どうしよう~。初めて会った日から一緒に寝るのハードル高いなぁ。
でもこのちびっ子ボディでは興奮しないよね。夫さん、申し訳ない。
「まぁウチに間諜が入るなんて無理だけど王命に背いてリーシャちゃんを嫁扱いしてないなんて言われたら暴れちゃうからね。言われない行動も必要なの~本当に王都の連中はめんどくさいわねぇ」
「オレイユの周りの奴らは陰湿だからのう。リーシャちゃんに利用価値があるとなったら必至に割り込もうとするじゃろうな」
心底めんどくさそうなお二人。
利用価値って王様の言ってた魔道具のこと?簡単な修理だったけどなぁ。
私にはわからないだけでリーシャすごかったのかな。
リーシャの記憶だと母の隠し部屋の中の方がすごかったんだけど。これバレない方がいいヤツ?
学園での勉強は最低限だし、人付き合いもほとんど無かったからこの世界の普通がわならないかも?
「そういえば、リーシャちゃんは錬金術や魔道具いじりをやるんじゃろう?屋敷内か離れかどっちがいいかのう?」
うあぁ、自分の実験室が持てるの?すごい!
「薬品や薬草の匂いが出ちゃうんで離れが嬉しいです」
火が使えるなら料理もできそう!
私自身はあまり錬金術とか興味ないけど記憶にあるからやってみるの面白そうだしね。
すごくニコニコが出ちゃったんだろうけど、ルドガーさまもジュリアスさまもハムスターでも見てるみたいなお顔になってるよ。
スノウリリィさまも。
「あとはのぅ、護衛騎士と侍女を二人ずつ付けるから明日紹介するぞ」
「ニーナは・・・」
外されちゃうのかと思って悲しくなったらルドガーさまが慌てて
「ニーナは専属じゃ、付ける二人はニーナの補佐じゃ」
良かった。ニーナは私の大事な人だから。
「ご飯できたって~」
セリウスさまより少し若めのそっくりボイスの青年が現れた。
なんていうかご両親のいいとこ取りした感じのストロベリーブロンドのイケメン。
やはり鍛えられてて細マッチョだけど甘い雰囲気で王都でモテてそうなの。
「あらクラウス~リーシャちゃんにご挨拶して~」
「はじめまして、クラウスだよ。義姉上だけど、僕はお兄ちゃんって呼ばれたいな」
いや夫の弟は年上でも義弟だよ?
うわぁって思ってたら後ろからやってきたセリウスさまがヘッドロックでクラウスさまを引きずっていった。男兄弟激しい。
そして皆様で食事に移動。今度はルドガーさまに抱っこされて。ガチマッチョのお胸は異次元。言葉が出ない。
辿り着いた食堂が無茶苦茶広い。
机の上には巨人族の祭りかってくらい肉が積んである。スープやサラダも有るけどパンも山になってるんだけど?
とりあえず6人で食べるのに、これ100人分くらいないかな!?
椅子に座ったらテーブルが高くて顔しか出せないの。あちゃーってなってジュリアスさまの膝抱っこ再び。
「はぁい!リーシャさま。はじめまして。コックのルルゥよ!今日はお腹に優しいメニューになってるけど後で好きなものとか教えてちょうだいねぇ~よろしく~」
席を移動することになった私の分を持ってきてくれてバチンとウインクしてくれる結構なマッチョさま。お顔は綺麗なイケメンでお声は少し野太い、喉仏あり、ちょっとシナを!
この世界にもオネェさまが!?
かっこよすぎてたまらん!
お声がお声が~。
そして私の食事は雑穀のシリアルみたいなの。ちょっとだけ甘み。サラダは葉物が柔らかめで生ハムみたいなのが乗ってる。
王都からの道中で食べたものより味に変化があるし美味しい。
「そんな鳥の餌みたいな量でお腹膨れるの?」
ってセリウスさまに聞かれたけど逆にそんなにお肉食べるの?って感じなんだけどすでに半分以上ない。
みんな食べ方が綺麗で音も立ててないのに早すぎてびっくり。
何よりスノウリリィさまがこの食事にお付き合いしてるから筋トレしてるんだなって理解した。これだけ食べたら消費しないとあの美は維持できない。
私もご飯たくさん食べれるようになったられ筋トレしよう!
ところでジュリアスさま、パンとかちょこちょこ口に持ってくるのやめて。
餌付け?
元のお部屋に運ばれてセリウスさまはお着替えに。
ロジャーさんはもう居なかった。残念。
「母上、リーシャ嬢の部屋なのですが」
ジュリアスさまが私をナチュラルにお膝に乗せる。膝抱っこ!
「あら結婚したんだから同室のが良いわねぇ。変な横槍が入ると面倒だから既成事実はあったほうがいいし。共寝しても体が安定するまで手は出さない、で良いかしら?」
見た目の変化を諦められたネ!
目力でジュリアスさまを威圧してるのがすごい。母には逆らえないと見た。
22歳の心でワイルドイケメンと同衾ってヤバくない?こっちが我慢する方になってるよ!どうしよう~。初めて会った日から一緒に寝るのハードル高いなぁ。
でもこのちびっ子ボディでは興奮しないよね。夫さん、申し訳ない。
「まぁウチに間諜が入るなんて無理だけど王命に背いてリーシャちゃんを嫁扱いしてないなんて言われたら暴れちゃうからね。言われない行動も必要なの~本当に王都の連中はめんどくさいわねぇ」
「オレイユの周りの奴らは陰湿だからのう。リーシャちゃんに利用価値があるとなったら必至に割り込もうとするじゃろうな」
心底めんどくさそうなお二人。
利用価値って王様の言ってた魔道具のこと?簡単な修理だったけどなぁ。
私にはわからないだけでリーシャすごかったのかな。
リーシャの記憶だと母の隠し部屋の中の方がすごかったんだけど。これバレない方がいいヤツ?
学園での勉強は最低限だし、人付き合いもほとんど無かったからこの世界の普通がわならないかも?
「そういえば、リーシャちゃんは錬金術や魔道具いじりをやるんじゃろう?屋敷内か離れかどっちがいいかのう?」
うあぁ、自分の実験室が持てるの?すごい!
「薬品や薬草の匂いが出ちゃうんで離れが嬉しいです」
火が使えるなら料理もできそう!
私自身はあまり錬金術とか興味ないけど記憶にあるからやってみるの面白そうだしね。
すごくニコニコが出ちゃったんだろうけど、ルドガーさまもジュリアスさまもハムスターでも見てるみたいなお顔になってるよ。
スノウリリィさまも。
「あとはのぅ、護衛騎士と侍女を二人ずつ付けるから明日紹介するぞ」
「ニーナは・・・」
外されちゃうのかと思って悲しくなったらルドガーさまが慌てて
「ニーナは専属じゃ、付ける二人はニーナの補佐じゃ」
良かった。ニーナは私の大事な人だから。
「ご飯できたって~」
セリウスさまより少し若めのそっくりボイスの青年が現れた。
なんていうかご両親のいいとこ取りした感じのストロベリーブロンドのイケメン。
やはり鍛えられてて細マッチョだけど甘い雰囲気で王都でモテてそうなの。
「あらクラウス~リーシャちゃんにご挨拶して~」
「はじめまして、クラウスだよ。義姉上だけど、僕はお兄ちゃんって呼ばれたいな」
いや夫の弟は年上でも義弟だよ?
うわぁって思ってたら後ろからやってきたセリウスさまがヘッドロックでクラウスさまを引きずっていった。男兄弟激しい。
そして皆様で食事に移動。今度はルドガーさまに抱っこされて。ガチマッチョのお胸は異次元。言葉が出ない。
辿り着いた食堂が無茶苦茶広い。
机の上には巨人族の祭りかってくらい肉が積んである。スープやサラダも有るけどパンも山になってるんだけど?
とりあえず6人で食べるのに、これ100人分くらいないかな!?
椅子に座ったらテーブルが高くて顔しか出せないの。あちゃーってなってジュリアスさまの膝抱っこ再び。
「はぁい!リーシャさま。はじめまして。コックのルルゥよ!今日はお腹に優しいメニューになってるけど後で好きなものとか教えてちょうだいねぇ~よろしく~」
席を移動することになった私の分を持ってきてくれてバチンとウインクしてくれる結構なマッチョさま。お顔は綺麗なイケメンでお声は少し野太い、喉仏あり、ちょっとシナを!
この世界にもオネェさまが!?
かっこよすぎてたまらん!
お声がお声が~。
そして私の食事は雑穀のシリアルみたいなの。ちょっとだけ甘み。サラダは葉物が柔らかめで生ハムみたいなのが乗ってる。
王都からの道中で食べたものより味に変化があるし美味しい。
「そんな鳥の餌みたいな量でお腹膨れるの?」
ってセリウスさまに聞かれたけど逆にそんなにお肉食べるの?って感じなんだけどすでに半分以上ない。
みんな食べ方が綺麗で音も立ててないのに早すぎてびっくり。
何よりスノウリリィさまがこの食事にお付き合いしてるから筋トレしてるんだなって理解した。これだけ食べたら消費しないとあの美は維持できない。
私もご飯たくさん食べれるようになったられ筋トレしよう!
ところでジュリアスさま、パンとかちょこちょこ口に持ってくるのやめて。
餌付け?
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