8 / 710
一章
7話 私のぽっこりお腹は栄養失調、幼児体型じゃなかった?
しおりを挟む
「はじめまして、リーシャさま。私はこの辺境伯領でお抱え医師をしているロジャーと申します。本日は軽く健診だけですので緊張しないでくださいね」
ちょっと冷たい印象のブルーアイでモノクル掛けてて銀髪を軽めに撫でつけたおそらく30代のイケオジがそっと触れてくる。声が大好きな○水さま。推せる・・・。
首や手首に手を添えられて軽い問診。多分だけど魔力を流されてサーチみたいなのをされたんだと思う。
先生の手が触れた時フワッと温かい感じがしたから。これで健康診断終わりって楽でいいね。
「深刻な疾患はなし。栄養状態が悪かったようなので胃に負担をかけないように徐々に慣らしていきましょう。当面は料理人に相談して決めて行くのでリーシャさまはしばらくは無理しない程度に食べれるものを増やしていってください。栄養面と魔力循環が良くなれば体の機能自体は安定しますが成長期が過ぎてますので身長が劇的に伸びるなどは言えません。」
淡々とズバッと○水さまの声でヤラレました。一生ロリっ子か。可愛いままでいられるかなぁ。
内臓に問題無いのは良かった。
多分ニーナが頑張って少ない食事でも最低限の栄養が摂れるように選んでくれてたんだ。
「リーシャちゃん、食事の前に私のむさい息子たちを紹介したいからついてきてちょうだい」
スノウリリィさまが私を抱き上げた。見た目は細くて淑女な感じなのに触れる場所がバッキバキに鍛えられてる。辺境って女性もマッスルしないと行けないのだろうか?
目の前にはちょっとばかり眩いマッチョたちがいる。
ファンタジーのボーイズなラブの御本で居たらヤバい。
クミちゃんが見たら鼻血出しながら踊り出すところだ。
雄っぱい祭り!
「セリウスークラウスーちょっと来てー」
スノウリリィさまに抱っこされてたどり着いた場所は訓練場でした。桃源郷はここにあった。クミちゃんに見せたい。
一服中なのか何故か半裸の集団が寛いでいる。みんなそれぞれ髪が乱れて息が切れてたりでなにこれ~。
そんなマッチョたちがスノウリリィさまにザッと跪いて挨拶しつつ腕の中にいる私に目を見開く。
「あ~れ~母上、その子なに~お嫁さんの妹?すっごい可愛いじゃん~」
雄っぱいの群れから間伸びした軽い感じの青年が出てきた。ルドガーさまの筋肉量をだいぶ減らした感じのルドガーさま似のお兄さん。筋肉育て中とみた。
「セリウス、この子がお嫁ちゃんよ~可愛いでしょう!リーシャちゃん、この子が次男のセリウスよ、むさいでしょう?」
いいえ、正直イケメンですよー。イケボですぅ。
お嫁ちゃんって言葉にちょっと騒ついたけど華麗にスルーされて会話してる。
ジュリアスさまにロリの風評被害が出ませんように。
セリウスさまは一瞬だけ目を瞬いたけど多少の情報は持ってたんだろうな。予想外な小ささなだけで。
「クラウスは兄上の嫁を見たいって早めに戻ってるよ。入れ違いだったね」
「そうなの~あ、リーシャちゃんみんなに挨拶していきましょう。今いる子たちはうちの若手なの。みんなグレーデンの大事な家族よ~」
やっと降ろして貰えて改めて桃源郷を見晴らす。イイ。
「はじめまして。リーシャと申します。いろいろ至りませんが皆さまにお役に立てるように頑張ります。よろしくお願いしますね」
軽くカーテシーしたら何か雄叫びとかしてるし崩れ落ちてる人もいる。
何なの?ちょっと首傾げたら今度はほとんどの人が四つん這いになった。
スノウリリィさまとセリウスさまも何故か海老反ってるの。怖。
そしてシャツの襟元を肌けたままのセリウスさまに抱き上げられて戻ることに。
独身22歳だった私は目の前の生雄っぱいに動揺しまくり。
スノウリリィさまは抱っこ変われ~ってやってるけど往復抱っこの予定だったの?すごい。
やっぱ私も鍛えないといけないのかな?
ちょっと冷たい印象のブルーアイでモノクル掛けてて銀髪を軽めに撫でつけたおそらく30代のイケオジがそっと触れてくる。声が大好きな○水さま。推せる・・・。
首や手首に手を添えられて軽い問診。多分だけど魔力を流されてサーチみたいなのをされたんだと思う。
先生の手が触れた時フワッと温かい感じがしたから。これで健康診断終わりって楽でいいね。
「深刻な疾患はなし。栄養状態が悪かったようなので胃に負担をかけないように徐々に慣らしていきましょう。当面は料理人に相談して決めて行くのでリーシャさまはしばらくは無理しない程度に食べれるものを増やしていってください。栄養面と魔力循環が良くなれば体の機能自体は安定しますが成長期が過ぎてますので身長が劇的に伸びるなどは言えません。」
淡々とズバッと○水さまの声でヤラレました。一生ロリっ子か。可愛いままでいられるかなぁ。
内臓に問題無いのは良かった。
多分ニーナが頑張って少ない食事でも最低限の栄養が摂れるように選んでくれてたんだ。
「リーシャちゃん、食事の前に私のむさい息子たちを紹介したいからついてきてちょうだい」
スノウリリィさまが私を抱き上げた。見た目は細くて淑女な感じなのに触れる場所がバッキバキに鍛えられてる。辺境って女性もマッスルしないと行けないのだろうか?
目の前にはちょっとばかり眩いマッチョたちがいる。
ファンタジーのボーイズなラブの御本で居たらヤバい。
クミちゃんが見たら鼻血出しながら踊り出すところだ。
雄っぱい祭り!
「セリウスークラウスーちょっと来てー」
スノウリリィさまに抱っこされてたどり着いた場所は訓練場でした。桃源郷はここにあった。クミちゃんに見せたい。
一服中なのか何故か半裸の集団が寛いでいる。みんなそれぞれ髪が乱れて息が切れてたりでなにこれ~。
そんなマッチョたちがスノウリリィさまにザッと跪いて挨拶しつつ腕の中にいる私に目を見開く。
「あ~れ~母上、その子なに~お嫁さんの妹?すっごい可愛いじゃん~」
雄っぱいの群れから間伸びした軽い感じの青年が出てきた。ルドガーさまの筋肉量をだいぶ減らした感じのルドガーさま似のお兄さん。筋肉育て中とみた。
「セリウス、この子がお嫁ちゃんよ~可愛いでしょう!リーシャちゃん、この子が次男のセリウスよ、むさいでしょう?」
いいえ、正直イケメンですよー。イケボですぅ。
お嫁ちゃんって言葉にちょっと騒ついたけど華麗にスルーされて会話してる。
ジュリアスさまにロリの風評被害が出ませんように。
セリウスさまは一瞬だけ目を瞬いたけど多少の情報は持ってたんだろうな。予想外な小ささなだけで。
「クラウスは兄上の嫁を見たいって早めに戻ってるよ。入れ違いだったね」
「そうなの~あ、リーシャちゃんみんなに挨拶していきましょう。今いる子たちはうちの若手なの。みんなグレーデンの大事な家族よ~」
やっと降ろして貰えて改めて桃源郷を見晴らす。イイ。
「はじめまして。リーシャと申します。いろいろ至りませんが皆さまにお役に立てるように頑張ります。よろしくお願いしますね」
軽くカーテシーしたら何か雄叫びとかしてるし崩れ落ちてる人もいる。
何なの?ちょっと首傾げたら今度はほとんどの人が四つん這いになった。
スノウリリィさまとセリウスさまも何故か海老反ってるの。怖。
そしてシャツの襟元を肌けたままのセリウスさまに抱き上げられて戻ることに。
独身22歳だった私は目の前の生雄っぱいに動揺しまくり。
スノウリリィさまは抱っこ変われ~ってやってるけど往復抱っこの予定だったの?すごい。
やっぱ私も鍛えないといけないのかな?
730
お気に入りに追加
1,792
あなたにおすすめの小説
我儘令嬢なんて無理だったので小心者令嬢になったらみんなに甘やかされました。
たぬきち25番
恋愛
「ここはどこですか?私はだれですか?」目を覚ましたら全く知らない場所にいました。
しかも以前の私は、かなり我儘令嬢だったそうです。
そんなマイナスからのスタートですが、文句はいえません。
ずっと冷たかった周りの目が、なんだか最近優しい気がします。
というか、甘やかされてません?
これって、どういうことでしょう?
※後日談は激甘です。
激甘が苦手な方は後日談以外をお楽しみ下さい。
※小説家になろう様にも公開させて頂いております。
ただあちらは、マルチエンディングではございませんので、その関係でこちらとは、内容が大幅に異なります。ご了承下さい。
タイトルも違います。タイトル:異世界、訳アリ令嬢の恋の行方は?!~あの時、もしあなたを選ばなければ~
三回も婚約破棄された小リス令嬢は黒豹騎士に睨まれる~実は溺愛されてるようですが怖すぎて気づきません~
鳥花風星
恋愛
常に何かを食べていなければ魔力が枯渇してしまい命も危うい令嬢ヴィオラ。小柄でいつも両頬に食べ物を詰めこみモグモグと食べてばかりいるのでついたあだ名が「小リス令嬢」だった。
大食いのせいで三度も婚約破棄されてしまい家族にも疎まれるヴィオラは、ひょんなことからとある騎士に縁談を申し込まれる。
見た目は申し分ないのに全身黒づくめの服装でいつも無表情。手足が長く戦いの際にとても俊敏なことからついたあだ名が「黒豹騎士」だ。
黒豹に睨まれ怯える小リスだったが、どうやら睨まれているわけではないようで…?
対照的な二人が距離を縮めていくハッピーエンドストーリー。
愛なんてどこにもないと知っている
紫楼
恋愛
私は親の選んだ相手と政略結婚をさせられた。
相手には長年の恋人がいて婚約時から全てを諦め、貴族の娘として割り切った。
白い結婚でも社交界でどんなに噂されてもどうでも良い。
結局は追い出されて、家に帰された。
両親には叱られ、兄にはため息を吐かれる。
一年もしないうちに再婚を命じられた。
彼は兄の親友で、兄が私の初恋だと勘違いした人。
私は何も期待できないことを知っている。
彼は私を愛さない。
主人公以外が愛や恋に迷走して暴走しているので、主人公は最後の方しか、トキメキがないです。
作者の脳内の世界観なので現実世界の法律や常識とは重ねないでお読むください。
誤字脱字は多いと思われますので、先にごめんなさい。
他サイトにも載せています。
十三回目の人生でようやく自分が悪役令嬢ポジと気づいたので、もう殿下の邪魔はしませんから構わないで下さい!
翠玉 結
恋愛
公爵令嬢である私、エリーザは挙式前夜の式典で命を落とした。
「貴様とは、婚約破棄する」と残酷な事を突きつける婚約者、王太子殿下クラウド様の手によって。
そしてそれが一度ではなく、何度も繰り返していることに気が付いたのは〖十三回目〗の人生。
死んだ理由…それは、毎回悪役令嬢というポジションで立ち振る舞い、殿下の恋路を邪魔していたいたからだった。
どう頑張ろうと、殿下からの愛を受け取ることなく死ぬ。
その結末をが分かっているならもう二度と同じ過ちは繰り返さない!
そして死なない!!
そう思って殿下と関わらないようにしていたのに、
何故か前の記憶とは違って、まさかのご執心で溺愛ルートまっしぐらで?!
「殿下!私、死にたくありません!」
✼••┈┈┈┈••✼••┈┈┈┈••✼
※他サイトより転載した作品です。
【完結】悪役令嬢だったみたいなので婚約から回避してみた
もふきゅな
恋愛
春風に彩られた王国で、名門貴族ロゼリア家の娘ナタリアは、ある日見た悪夢によって人生が一変する。夢の中、彼女は「悪役令嬢」として婚約を破棄され、王国から追放される未来を目撃する。それを避けるため、彼女は最愛の王太子アレクサンダーから距離を置き、自らを守ろうとするが、彼の深い愛と執着が彼女の運命を変えていく。
【完結】僻地の修道院に入りたいので、断罪の場にしれーっと混ざってみました。
櫻野くるみ
恋愛
王太子による独裁で、貴族が息を潜めながら生きているある日。
夜会で王太子が勝手な言いがかりだけで3人の令嬢達に断罪を始めた。
ひっそりと空気になっていたテレサだったが、ふと気付く。
あれ?これって修道院に入れるチャンスなんじゃ?
子爵令嬢のテレサは、神父をしている初恋の相手の元へ行ける絶好の機会だととっさに考え、しれーっと断罪の列に加わり叫んだ。
「わたくしが代表して修道院へ参ります!」
野次馬から急に現れたテレサに、その場の全員が思った。
この娘、誰!?
王太子による恐怖政治の中、地味に生きてきた子爵令嬢のテレサが、初恋の元伯爵令息に会いたい一心で断罪劇に飛び込むお話。
主人公は猫を被っているだけでお転婆です。
完結しました。
小説家になろう様にも投稿しています。
転生先が意地悪な王妃でした。うちの子が可愛いので今日から優しいママになります! ~陛下、もしかして一緒に遊びたいのですか?
朱音ゆうひ
恋愛
転生したら、我が子に冷たくする酷い王妃になってしまった!
「お母様、謝るわ。お母様、今日から変わる。あなたを一生懸命愛して、優しくして、幸せにするからね……っ」
王子を抱きしめて誓った私は、その日から愛情をたっぷりと注ぐ。
不仲だった夫(国王)は、そんな私と息子にそわそわと近づいてくる。
もしかして一緒に遊びたいのですか、あなた?
他サイトにも掲載しています( https://ncode.syosetu.com/n5296ig/)
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる