可愛いものは好きだけど【完結】

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　私たちが結婚して１０年経ちました。
　お父様もおじさまもまだまだお元気で領地を飛び回っております。
　離れか別宅に移るつもりでしたがお父様もシャルルもすごく反対しましたので同居のままです。

　私はグランディスさまと共に事業を拡大したり両領地の開拓を計画したりそれなりにやってきております。
　でも３人の子を授かったので実働はグランディスさまにお任せしていることが多いのです。頼れる旦那さまです。

　子供は長男のソルヴァンスが8歳になりました。お父様にそっくりで昔予想した通りの黒髪家族で少し笑ってしまいましたが、それでもやはり可愛いものです。
　次男はルーファス6歳。おじさまとおばさまのいいとこ取りです。ふわふわとしたシルバーブルーの髪なので物心がついた頃に私たちと似てないことを疑問に思ったようですが
「祖父母やご先祖さまの血があなたに繋がっているのよ、でもお目目がお母さまわたくしの色に似ているでしょう？」
と伝えたら安心したようです。
　そして長女のアヴェンジェリン4歳。私のお母様にそっくりで目の色はおばさま譲り。
　勝ち気でお転婆娘。グランディスさまが親バカになってしまって困ります。でもこの子のおかげでルーファスは悩みから真に解放されたようです。
　３人の子を両実家みんなで可愛がってくれて幸せです。

　ちなみにお腹にはまた素敵な天からの贈り物を預かっておりますがまだみんなには内緒です。来月のグランディスさまのお誕生日に伝えたいと思っておりますの。

　そしてシャルルは成長して可愛い天使から綺麗な大天使になりましたわ。心根も真っ直ぐで素敵な婚約者もおりますの。
　ふんわり砂糖菓子のような可愛さでシャルルと並ぶ姿は眼福です。

　お父様たちが頑張って下さるので先のことですが、フランシス家を継いでくれるようです。
　ですので、グランディスさまが２年前にお父様から伯爵位と領地を譲って頂きました。
　シャルルの成人を待ってそちらに移る予定でいますわ。大反対されそうですがお小姑は少し離れて接するのが良いのです。
　
　ソルヴァンスがうちの後を継ぎ、ルーファスがアルネス家を継ぐ予定でいます。

　長男の爵位が下になってしまいますが、ルーファスがおじさまたちの養子になった方が爵位に執着にある親戚や他所の貴族に妙な口撃に晒されないだろうと。
　誰に何を言われようが私達の大切な息子ですが分かっていても言われれば心が傷付きます。言われないことも大事なのです。

　養子と言ってもすぐにアルネス家に住むと言うこともなく学園卒業まではシャルルとソルヴァンスと共に両家を行き来します。おじさまは侯爵としても領主としても良き先達です。
　お父様も素晴らしいのですがやはりちょっと息子と孫達には甘いので、少し引いた立場で接してくれるおじさまには感謝してますわ。

　私の家には今幸せが詰まっておりますわね。


　幼い頃に可愛いからって婚約者を決めてしまいましたが、成長したら可愛いだけじゃダメでしたわ。

　でも可愛い子供たちができて優しくて素敵な旦那様と穏やかに暮らせて幸せです。
　
　また可愛い子供が増える予定ですが、何年かしたら今度は子供たちが可愛いを増やしてくれますわ。
　
　まぁ綺麗なものも好きなんですけどね。






　終わり。


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とりあえず終わりです。
行き当たりばったりでとっ散らかってしまいました。
お付き合いしてくださってありがとうございました。

グランディスの誕生日かマークのその後あたりを書くかどうかは悩み中。
　
クリスタニアが黒髪家族を思い描いてア○ムスファ○リーだとかしたくなって将来はモー○⚪︎シアになりたいとか書きたくなったけど転生とかじゃないので我慢。

んn年ぶりに頭の中から文章出そうとしても当時使ってた言葉とか出てこない。使わない脳は退化しちゃいますね。