6 / 13
これはハーレムではない
しおりを挟む
目を覚ますとなんかふかふかな感触が足元にあって、なんだろうとウトウトしてたらなんかひんやりもする。
謎の感覚が・・・??
「うっぎゃあああああああああ!!!!」
「ふぎゃぁ!?」
「うにゃ!!?」
「・・・」
猫が二匹、毛を逆立てて俺を見てる。
なぜに猫・・・
って言うか!!!俺の布団にいるこの大蛇はなにぃ!!!!!!!?????
俺食われるの?ピンチ!?
「うるさい童よな」
蛇が喋った。
これは姉の拾って来たってやつの中の一人(人ではない)!!!????
びっくりしてると蛇も猫も人の姿になった。
猫は双子だった。うん。まぁ予想はしてた。
蛇は白い神に金眼の美人さんになったぞ。
「ミズメちゃん、ヘビのまんまじゃダメって言ったにゃ~」
「人間、おっきいヘビ苦手ですにゃ~」
そうだね。俺の腰のサイズ超えてる太さの蛇だと食われそうだし、いきなりはやばい。
って言うか、お前らもなぜ俺の寝床に入って来た。
「そもそも、なぜ俺のとこで寝てるんだ」
ほんと猫の姿でよかったよ。
メイド姿だったら途端に犯罪臭いから。
「えー、蘭さまといつも一緒だったにゃ」
「蘭さま、ずっといないから寂しいですにゃ」
可愛いけどダメだ。
「俺は猫は好きだけど犯罪者になりたくない」
ロリは今厳しいんだぞ。
「桔梗は二百歳だから合法にゃ」
「菖蒲は百五十三歳だから平気ですにゃ」
めっちゃ年上!!!
猫又だからそりゃそうだね。
「でもダメ」
あざとく上目遣いしてもダメ。
「妾は二千三百くらいだったからの、問題はないであろ?」
ミズメさんとやら、西暦超えて来た!
「そもそもお付き合いしてない女性は同衾ダメ」
「ほぅ?随分とお堅いのじゃのぅ」
姉さんの連れに手を出すとか後が怖いし。
あ、手を出さなければいいい?
んなわけあるか。
見た目は桔梗も菖蒲入ってめっちゃ可愛いし、ミズメさんは神秘的美女だぞ。
一緒に寝るとか拷問か。
ま、蛇と猫には流石に手は出さんけど、見た目を知っちゃってるんだぞ、ドキドキじゃね?
しっかし大蛇の姿でどうやって添い寝してたんだろ??
着替えて、食堂に向かえばすでに食事が用意されていた。
あずきちゃんは姿を見ててくれるかくれないかはその日の気分もあるみたい。
秘書がすでに食事を始めてた。
俺の朝飯は猫大好き定食に海苔がついてるやつだった。
メザシ入って体にいいけどさ。
ミズメちゃんは人前では食事をしないそうで、自分の部屋に戻って行った。
桔梗にこっそり聞いたら、おっきい卵とか害獣駆除されて来た天然物を丸ごと食べる感じらしい。
同席しない心遣いに感謝しかない。
人間の姿になれるんだから人間のメシも食べれないことはないんだろうけど、丸呑みしたいなら定食程度じゃ、満足感がないんだろうな。
一日一食らしい。
あの大きさだと一週間や一ヶ月に一回じゃないんだな。
おっそろしい食費がかかりそうだ。
魚だらけの定食は半分くらい桔梗と菖蒲に分けた。
二人も同じ定食だけど喜んでくれてよかったよ。
俺、普段はコンビニパンで済ましてるからあんま量いらんかったわ。
「大学行きたいんだけど」
秘書に声をかけると、ジロって見られて。
「免許はお持ちですか?」
って。もしかしてあの車運転しろとか言ってんの?無理だよ。外車怖いし、大学の駐車場に入れるのもヤバいっしょ。
「原付なら?」
そ。そもそも自動車免許はない。
だって俺の生活に車いらんし。維持費と保険とか考えたらおっそろしくて持てん。
「バイクはありますが原付じゃ乗れませんね。原付を買って来ますので今日はお送りします」
えー、あの車で大学乗りつけるとか嫌だけど。
ってバイク買ってくれるの。あっさり言う。この家見たら屁でもないんだろうけど!
準備して玄関に出たら、双子とミズメさんがお見送りしてくれた。
「早く帰ってきてにゃん」
いつも誰もいないアパートから出るだけだったから少し甘酸っぱい気持ちだ。
秘書に目線で急かされて車の方に向かえば。
何台もの高級車が並んでた。
「姉さんの趣味?」
「元は母君の父、ですかね。蘭さまは運転はさほど好きではありませんが私に運転させるのが好きなのです」
ほえ。運転手付きの暮らし。
彼女は昨日の赤いのじゃなく黒い車を選んだ。
「これなら目立たないでしょう?」
俺の心の内を読んでたのか皮肉っぽく言われたけどさ。
金持ちにはあんま差がねえのかもだけど!
高級車の黒ってさ。そこらに走ってる黒ことはかなり違う黒なんだぜ。
白って三千種類あるねん!みたいな感じだぞ。
めっちゃしっとり重厚な質感の黒。
誰の目から見ても美しい黒。
かと言って他のオープンカーとか黄色とか乗せられても困るから、ありがたく黒い車に乗った。
「おかえりの予定は?」
「んー、四時くらいに?」
そんなわけで素敵なエンジン音にちょっとばかり感動しながらドライブを終えると、ちょっとばかり騒ついてる中、大学の前に降りた。
謎の感覚が・・・??
「うっぎゃあああああああああ!!!!」
「ふぎゃぁ!?」
「うにゃ!!?」
「・・・」
猫が二匹、毛を逆立てて俺を見てる。
なぜに猫・・・
って言うか!!!俺の布団にいるこの大蛇はなにぃ!!!!!!!?????
俺食われるの?ピンチ!?
「うるさい童よな」
蛇が喋った。
これは姉の拾って来たってやつの中の一人(人ではない)!!!????
びっくりしてると蛇も猫も人の姿になった。
猫は双子だった。うん。まぁ予想はしてた。
蛇は白い神に金眼の美人さんになったぞ。
「ミズメちゃん、ヘビのまんまじゃダメって言ったにゃ~」
「人間、おっきいヘビ苦手ですにゃ~」
そうだね。俺の腰のサイズ超えてる太さの蛇だと食われそうだし、いきなりはやばい。
って言うか、お前らもなぜ俺の寝床に入って来た。
「そもそも、なぜ俺のとこで寝てるんだ」
ほんと猫の姿でよかったよ。
メイド姿だったら途端に犯罪臭いから。
「えー、蘭さまといつも一緒だったにゃ」
「蘭さま、ずっといないから寂しいですにゃ」
可愛いけどダメだ。
「俺は猫は好きだけど犯罪者になりたくない」
ロリは今厳しいんだぞ。
「桔梗は二百歳だから合法にゃ」
「菖蒲は百五十三歳だから平気ですにゃ」
めっちゃ年上!!!
猫又だからそりゃそうだね。
「でもダメ」
あざとく上目遣いしてもダメ。
「妾は二千三百くらいだったからの、問題はないであろ?」
ミズメさんとやら、西暦超えて来た!
「そもそもお付き合いしてない女性は同衾ダメ」
「ほぅ?随分とお堅いのじゃのぅ」
姉さんの連れに手を出すとか後が怖いし。
あ、手を出さなければいいい?
んなわけあるか。
見た目は桔梗も菖蒲入ってめっちゃ可愛いし、ミズメさんは神秘的美女だぞ。
一緒に寝るとか拷問か。
ま、蛇と猫には流石に手は出さんけど、見た目を知っちゃってるんだぞ、ドキドキじゃね?
しっかし大蛇の姿でどうやって添い寝してたんだろ??
着替えて、食堂に向かえばすでに食事が用意されていた。
あずきちゃんは姿を見ててくれるかくれないかはその日の気分もあるみたい。
秘書がすでに食事を始めてた。
俺の朝飯は猫大好き定食に海苔がついてるやつだった。
メザシ入って体にいいけどさ。
ミズメちゃんは人前では食事をしないそうで、自分の部屋に戻って行った。
桔梗にこっそり聞いたら、おっきい卵とか害獣駆除されて来た天然物を丸ごと食べる感じらしい。
同席しない心遣いに感謝しかない。
人間の姿になれるんだから人間のメシも食べれないことはないんだろうけど、丸呑みしたいなら定食程度じゃ、満足感がないんだろうな。
一日一食らしい。
あの大きさだと一週間や一ヶ月に一回じゃないんだな。
おっそろしい食費がかかりそうだ。
魚だらけの定食は半分くらい桔梗と菖蒲に分けた。
二人も同じ定食だけど喜んでくれてよかったよ。
俺、普段はコンビニパンで済ましてるからあんま量いらんかったわ。
「大学行きたいんだけど」
秘書に声をかけると、ジロって見られて。
「免許はお持ちですか?」
って。もしかしてあの車運転しろとか言ってんの?無理だよ。外車怖いし、大学の駐車場に入れるのもヤバいっしょ。
「原付なら?」
そ。そもそも自動車免許はない。
だって俺の生活に車いらんし。維持費と保険とか考えたらおっそろしくて持てん。
「バイクはありますが原付じゃ乗れませんね。原付を買って来ますので今日はお送りします」
えー、あの車で大学乗りつけるとか嫌だけど。
ってバイク買ってくれるの。あっさり言う。この家見たら屁でもないんだろうけど!
準備して玄関に出たら、双子とミズメさんがお見送りしてくれた。
「早く帰ってきてにゃん」
いつも誰もいないアパートから出るだけだったから少し甘酸っぱい気持ちだ。
秘書に目線で急かされて車の方に向かえば。
何台もの高級車が並んでた。
「姉さんの趣味?」
「元は母君の父、ですかね。蘭さまは運転はさほど好きではありませんが私に運転させるのが好きなのです」
ほえ。運転手付きの暮らし。
彼女は昨日の赤いのじゃなく黒い車を選んだ。
「これなら目立たないでしょう?」
俺の心の内を読んでたのか皮肉っぽく言われたけどさ。
金持ちにはあんま差がねえのかもだけど!
高級車の黒ってさ。そこらに走ってる黒ことはかなり違う黒なんだぜ。
白って三千種類あるねん!みたいな感じだぞ。
めっちゃしっとり重厚な質感の黒。
誰の目から見ても美しい黒。
かと言って他のオープンカーとか黄色とか乗せられても困るから、ありがたく黒い車に乗った。
「おかえりの予定は?」
「んー、四時くらいに?」
そんなわけで素敵なエンジン音にちょっとばかり感動しながらドライブを終えると、ちょっとばかり騒ついてる中、大学の前に降りた。
14
お気に入りに追加
25
あなたにおすすめの小説


ペットたちと一緒に異世界へ転生!?魔法を覚えて、皆とのんびり過ごしたい。
千晶もーこ
ファンタジー
疲労で亡くなってしまった和菓。
気付いたら、異世界に転生していた。
なんと、そこには前世で飼っていた犬、猫、インコもいた!?
物語のような魔法も覚えたいけど、一番は皆で楽しくのんびり過ごすのが目標です!
※この話は小説家になろう様へも掲載しています

テンプレな異世界を楽しんでね♪~元おっさんの異世界生活~【加筆修正版】
永倉伊織
ファンタジー
神の力によって異世界に転生した長倉真八(39歳)、転生した世界は彼のよく知る「異世界小説」のような世界だった。
転生した彼の身体は20歳の若者になったが、精神は何故か39歳のおっさんのままだった。
こうして元おっさんとして第2の人生を歩む事になった彼は異世界小説でよくある展開、いわゆるテンプレな出来事に巻き込まれながらも、出逢いや別れ、時には仲間とゆる~い冒険の旅に出たり
授かった能力を使いつつも普通に生きていこうとする、おっさんの物語である。
◇ ◇ ◇
本作は主人公が異世界で「生活」していく事がメインのお話しなので、派手な出来事は起こりません。
序盤は1話あたりの文字数が少なめですが
全体的には1話2000文字前後でサクッと読める内容を目指してます。

異世界でゆるゆるスローライフ!~小さな波乱とチートを添えて~
イノナかノかワズ
ファンタジー
助けて、刺されて、死亡した主人公。神様に会ったりなんやかんやあったけど、社畜だった前世から一転、ゆるいスローライフを送る……筈であるが、そこは知識チートと能力チートを持った主人公。波乱に巻き込まれたりしそうになるが、そこはのんびり暮らしたいと持っている主人公。波乱に逆らい、世界に名が知れ渡ることはなくなり、知る人ぞ知る感じに収まる。まぁ、それは置いといて、主人公の新たな人生は、温かな家族とのんびりした自然、そしてちょっとした研究生活が彩りを与え、幸せに溢れています。
*話はとてもゆっくりに進みます。また、序盤はややこしい設定が多々あるので、流しても構いません。
*他の小説や漫画、ゲームの影響が見え隠れします。作者の願望も見え隠れします。ご了承下さい。
*頑張って週一で投稿しますが、基本不定期です。
*無断転載、無断翻訳を禁止します。
小説家になろうにて先行公開中です。主にそっちを優先して投稿します。
カクヨムにても公開しています。
更新は不定期です。

料理の上手さを見込まれてモフモフ聖獣に育てられた俺は、剣も魔法も使えず、一人ではドラゴンくらいしか倒せないのに、聖女や剣聖たちから溺愛される
向原 行人
ファンタジー
母を早くに亡くし、男だらけの五人兄弟で家事の全てを任されていた長男の俺は、気付いたら異世界に転生していた。
アルフレッドという名の子供になっていたのだが、山奥に一人ぼっち。
普通に考えて、親に捨てられ死を待つだけという、とんでもないハードモード転生だったのだが、偶然通りかかった人の言葉を話す聖獣――白虎が現れ、俺を育ててくれた。
白虎は食べ物の獲り方を教えてくれたので、俺は前世で培った家事の腕を振るい、調理という形で恩を返す。
そんな毎日が十数年続き、俺がもうすぐ十六歳になるという所で、白虎からそろそろ人間の社会で生きる様にと言われてしまった。
剣も魔法も使えない俺は、少しだけ使える聖獣の力と家事能力しか取り柄が無いので、とりあえず異世界の定番である冒険者を目指す事に。
だが、この世界では職業学校を卒業しないと冒険者になれないのだとか。
おまけに聖獣の力を人前で使うと、恐れられて嫌われる……と。
俺は聖獣の力を使わずに、冒険者となる事が出来るのだろうか。
※第○話:主人公視点
挿話○:タイトルに書かれたキャラの視点
となります。

学年揃って異世界召喚?執行猶予30年貰っても良いですか?
ばふぉりん
ファンタジー
とある卒業式当日の中学生達。それぞれの教室でワイワイ騒いでると突然床が光だし・・・これはまさか!?
そして壇上に綺麗な女性が現れて「これからみなさんには同じスキルをひとつだけ持って、異世界に行ってもらいます。拒否はできません。ただし、一つだけ願いを叶えましょう」と、若干頓珍漢な事を言い、前から順番にクラスメイトの願いを叶えたり却下したりと、ドンドン光に変えていき、遂に僕の番になったので、こう言ってみた。
「30年待ってもらえませんか?」と・・・
→→→→→→→→→→→→→→→→→→→→
初めて文章を書くので、色々教えていただければ幸いです!
また、メンタルは絹豆腐並みに柔らかいので、やさしくしてください。
更新はランダムで、別にプロットとかも無いので、その日その場で書いて更新するとおもうのであ、生暖かく見守ってください。

家族に無能と追放された冒険者、実は街に出たら【万能チート】すぎた、理由は家族がチート集団だったから
ハーーナ殿下
ファンタジー
冒険者を夢見る少年ハリトは、幼い時から『無能』と言われながら厳しい家族に鍛えられてきた。無能な自分は、このままではダメになってしまう。一人前の冒険者なるために、思い切って家出。辺境の都市国家に向かう。
だが少年は自覚していなかった。家族は【天才魔道具士】の父、【聖女】の母、【剣聖】の姉、【大魔導士】の兄、【元勇者】の祖父、【元魔王】の祖母で、自分が彼らの万能の才能を受け継いでいたことを。
これは自分が無能だと勘違いしていた少年が、滅亡寸前の小国を冒険者として助け、今までの努力が実り、市民や冒険者仲間、騎士、大商人や貴族、王女たちに認められ、大活躍していく逆転劇である。

俺しか使えない『アイテムボックス』がバグってる
十本スイ
ファンタジー
俗にいう神様転生とやらを経験することになった主人公――札月沖長。ただしよくあるような最強でチートな能力をもらい、異世界ではしゃぐつもりなど到底なかった沖長は、丈夫な身体と便利なアイテムボックスだけを望んだ。しかしこの二つ、神がどういう解釈をしていたのか、特にアイテムボックスについてはバグっているのではと思うほどの能力を有していた。これはこれで便利に使えばいいかと思っていたが、どうも自分だけが転生者ではなく、一緒に同世界へ転生した者たちがいるようで……。しかもそいつらは自分が主人公で、沖長をイレギュラーだの踏み台だなどと言ってくる。これは異世界ではなく現代ファンタジーの世界に転生することになった男が、その世界の真実を知りながらもマイペースに生きる物語である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる