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蘇芳 (本編7話の暴走)
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「そう言うわけであの女に構うなよ」
蘇芳が助左の元嫁についてそう切り捨てた。
「俺は不能らしいから相手に出来ねぇな?」
持ってた杯を置いて肩を竦める。蘇芳がトリに言った冗談を根に持っている事を忘れるな。
蘇芳はニヤッと笑って、
「俺もここ数年不能でな」
と返してくる。
「いやお前は仕込みやら手解きとか挨拶回りとか言ってやりまくってるだろうが」
堂々と嘘つきやがって!
「ああん?仕込みなんぞせんぞ。あんなもん自分とこの商品にいちいち手をつけてたら面倒になる。専門に任せた方が楽ってもんだ」
「情報なんかは最近は子飼いや若い衆が持ってきてくれるし楽になった」
蘇芳も銀時も裏周りに仲間や手下を使って色々やってる。銀時は町の番犬のような有様だ。
蘇芳の飲む勢いが早くて酒瓶がどんどん軽くなる。
「お前、そんな裏の話集めて何がしたいんだよ」
「別に。どこそこが仲がいい悪いってだけでも商売の流れが変わることがある。その程度の情報でも十分金が回るからな」
結構酒が進んでいるからか目が据わってきている。案外弱いんだよな。
蘇芳が少し酔っているのをみて、ちょっとした悪戯心が湧いた。
蘇芳を引き倒して局部を握り込んでやる。
もちろんそんな趣味はないんだが、不能扱いの意趣返し。こんだけ酔えば勃たんだろ?
そう思ったのに、ちょっと揶揄おうってさ。
なのにほんの少し袋を揉みカリ首を擦っただけで少しだけ張りが増した。
しかし下着越しでもちょっと不快。後悔した。そして一瞬で体勢が入れ替わり攻守交代してた。
「竜、お前軽い気持ちでやる悪戯じゃないだろ」
うん。ごめん。もうやめて。
「正直色事には飽きてるし面倒だとも思っている。でもたまには発散させたいし、人肌が恋しい時もある」
そうかよ。娼館行けばいいんじゃないか。
着物を肌蹴けさせられて蘇芳の手でアレとアレを同時に握り込まれてもう片方の手で背中を抱き込まれる。
思いの外熱い肌と力強さにびっくりしている合間に蘇芳の手が上下してゴリ、グリと互いのが主張しあって気持ちが良くなる。
「ひ・・・ぁ」
「迂闊に手を出せばもっと酷い目に遭うこともあえるぞ」
いや、まさか蘇芳が俺相手に手を出すなんて想像しねぇよ?
アレを握り込んでいる手が激しく上下されたり指先が先端をかすめたりして煽ってくる。
やっと手を外してくれたと思ったら腰をグッと引き寄せ、尻を広げられる。
「ちょっ・・・バカ!やめろ!」
「入れないよ」
「当たり前だ!」
ちょっとした悪戯がこんなことになるなんて!
必死に逃げようとする俺を余裕で抑え込んで足を抱えられて、蘇芳のアレを俺の裏筋に擦り付けられて、素股を強制してくる。
「ぅあ!・・・」
女にのし掛かられてってのはよくあったが男に抑え込まれてなんてまだガキだった頃・・・まぁちょっとな。いろいろあるんだけども。
漏れ出た先走りが俺の尻まで垂れてきて気持ち悪い。
それを尻穴に塗るように指を回されて。尻に何かされるのかとハラハラしていたらつぷりと指先を押し込まれた。
中を掻き回し指の腹で抜き差ししつつ前立腺を刺激される。
前もグリュヌリュっと擦られ続けてもう必死に蘇芳にしがみつくしか無かった。
「はぁはぁ・・・」
「なぁやっぱり入れてもいいか?」
「良くない!」
何でいきなり蘇芳が豹変したのかもわからん!
白濁を出し切って始末をしてから体重を乗っけてきた。
「ったく、俺だってお前と同じで下手に手を出すと面倒になるから適当にやり過ごしているのに酒入ってる時に煽るんじゃねぇよ」
ほぼ素っ裸で抱き込まれたまま。
「ああ、あったけぇな」
「そんな肌恋しいなら馴染みの姐さんでも抱きゃ良いじゃねぇか」
首元に顔を埋められ脇から胸へと大きな手で包み揉まれる。蘇芳のイチモツが再び硬くなって太腿に当たっている。
「馴染みの女も馴染みすぎると困るんだ。互いに情が湧くと仕事もしにくい。俺は仕事柄特定を作るのは良くねぇしな」
耳の後ろや顳顬まで隈無く吸われる。
「いずれは子供も要るんだろう?」
「俺には兄も姉も従兄弟たちも居るから別に?」
「なぁ?互いに発散できて人肌を堪能できる相手に俺は結構良い相手じゃないか?」
誘うように背筋から尾骶骨まで指の腹でつつぅと撫でられる。
「面倒でもなんでも女の柔らかさの方が癒してくれると思うがねぇ?」
「へぇ?竜は女に癒しを求めるのか?」
少し目を眇めて睨まれる。
「いや、もう求めたいほど女に幻想は抱けねぇな。でもわざわざ俺を抱くのもねぇわ」
「そうか?竜はそこらの女より相当美人だし肌も綺麗で体も引き締まっている。何より佇まいが良い。この柔らかくはないが張りのある筋肉も触り心地が良い」
真剣に口説くように身体中を撫で回されて口を吸われる。
酔ってる時に悪戯した俺が悪かったけど、あの程度で尻に危機が迫るなんて。
もう目的を遂げるまで離してくれなそうだし、諦めた。コイツは蔭間茶屋も持ってるし、無茶な目には合わないだろう。
蘇芳の首に抱きつけば、ニヤッと獰猛な笑みを見せて齧り付いてきた。
「無茶すんなよ!」
セーブが外れた蘇芳は身体中を吸い痕をつけて俺の感じるツボを見つけては執拗に攻める。
「ふっ・・・」
その間も指は尻穴を出入りして自分の先走りを塗り込んでいる。
この家、女を連れ込んだことが無いのかふのりや潤滑油が無いようだ。練香なんか塗られて尻から匂うのも勘弁だから仕方ない。
後から冷静になって後悔してもしらねぇからな。
「っう、入れるぞ」
嫌って言っても逃してくれねぇんだろ?
脚を肩にかけられて先端を差し入れられる。
ぐぅっと押しつけらてて広げられると蘇芳も俺もじわっと汗をかいて。
蘇芳の凶器は俺のより少しデケェからキツいに決まってる。
「キツいな」
なんとか半分くらい収まって息が収まってきた時に蘇芳が一気に腰を進めた。
「ぁ!ぅうう!」
物凄い圧迫感に俺は一気に血の気が引いたような気持ちになったが蘇芳が口を塞いで舌で喉奥を絡められてもう息が吸えない!って背中を叩いたが抜き差しが再開されただけで容赦なしだった。
もう離してほしい。
ずっと腰が浮いた状態で蘇芳の腕が背中を支えて俺の腰が逃げないようにされてる。
快楽から逃げたくても逃げられない。
「はっ、はぁ・・・蘇芳、くるし・・・」
やっと体位を変えてくれてホッとしたのにより密着したりより深く繋がったり、何度も前立腺のあたりが変わってたくさんイカされる羽目になって。
俺がもう何も出ない状況でも蘇芳は容赦がなくて何度も相手をさせられた。
これが絶倫というやつか。
しかも人生で一番やったし、気持ちよかった。
熟練の女達に仕込まれそれなりにやってると思っていたが俺は子供のお遊びぐらいのレベルだったな。この敗北感・・・いやでもこんなん無理。
体の始末と寝床の交換を蘇芳がしてくれて水差しの水を口移して飲ましてもらう。動けないから仕方ねぇ。
「竜、スッキリしたか?」
いや、お前がな?
蘇芳ががっちり抱き込んだまま一緒に寝た。
肌寂しくない夜はどのくらいぶりか。
朝までぐっすり寝た。
「あああ“ーーーーー!!!!」
何だこれ!全身吸い痕だらけ!首元も!
これきっちり合わせても襟で隠れないんだけど?
まだ寝てた蘇芳を蹴飛ばし起こして文句言った。
蘇芳が笑いながら、
「手加減も制限もなしでやれるってのは楽しいな」
って!!
いやどっちもしろよ?
逃げて帰りたかったんだがまだ全力で動けるほど足腰回復せず。
もうぜってぇやらせねえってプリプリ怒りながら夕飯まで世話になった。
蘇芳が助左の元嫁についてそう切り捨てた。
「俺は不能らしいから相手に出来ねぇな?」
持ってた杯を置いて肩を竦める。蘇芳がトリに言った冗談を根に持っている事を忘れるな。
蘇芳はニヤッと笑って、
「俺もここ数年不能でな」
と返してくる。
「いやお前は仕込みやら手解きとか挨拶回りとか言ってやりまくってるだろうが」
堂々と嘘つきやがって!
「ああん?仕込みなんぞせんぞ。あんなもん自分とこの商品にいちいち手をつけてたら面倒になる。専門に任せた方が楽ってもんだ」
「情報なんかは最近は子飼いや若い衆が持ってきてくれるし楽になった」
蘇芳も銀時も裏周りに仲間や手下を使って色々やってる。銀時は町の番犬のような有様だ。
蘇芳の飲む勢いが早くて酒瓶がどんどん軽くなる。
「お前、そんな裏の話集めて何がしたいんだよ」
「別に。どこそこが仲がいい悪いってだけでも商売の流れが変わることがある。その程度の情報でも十分金が回るからな」
結構酒が進んでいるからか目が据わってきている。案外弱いんだよな。
蘇芳が少し酔っているのをみて、ちょっとした悪戯心が湧いた。
蘇芳を引き倒して局部を握り込んでやる。
もちろんそんな趣味はないんだが、不能扱いの意趣返し。こんだけ酔えば勃たんだろ?
そう思ったのに、ちょっと揶揄おうってさ。
なのにほんの少し袋を揉みカリ首を擦っただけで少しだけ張りが増した。
しかし下着越しでもちょっと不快。後悔した。そして一瞬で体勢が入れ替わり攻守交代してた。
「竜、お前軽い気持ちでやる悪戯じゃないだろ」
うん。ごめん。もうやめて。
「正直色事には飽きてるし面倒だとも思っている。でもたまには発散させたいし、人肌が恋しい時もある」
そうかよ。娼館行けばいいんじゃないか。
着物を肌蹴けさせられて蘇芳の手でアレとアレを同時に握り込まれてもう片方の手で背中を抱き込まれる。
思いの外熱い肌と力強さにびっくりしている合間に蘇芳の手が上下してゴリ、グリと互いのが主張しあって気持ちが良くなる。
「ひ・・・ぁ」
「迂闊に手を出せばもっと酷い目に遭うこともあえるぞ」
いや、まさか蘇芳が俺相手に手を出すなんて想像しねぇよ?
アレを握り込んでいる手が激しく上下されたり指先が先端をかすめたりして煽ってくる。
やっと手を外してくれたと思ったら腰をグッと引き寄せ、尻を広げられる。
「ちょっ・・・バカ!やめろ!」
「入れないよ」
「当たり前だ!」
ちょっとした悪戯がこんなことになるなんて!
必死に逃げようとする俺を余裕で抑え込んで足を抱えられて、蘇芳のアレを俺の裏筋に擦り付けられて、素股を強制してくる。
「ぅあ!・・・」
女にのし掛かられてってのはよくあったが男に抑え込まれてなんてまだガキだった頃・・・まぁちょっとな。いろいろあるんだけども。
漏れ出た先走りが俺の尻まで垂れてきて気持ち悪い。
それを尻穴に塗るように指を回されて。尻に何かされるのかとハラハラしていたらつぷりと指先を押し込まれた。
中を掻き回し指の腹で抜き差ししつつ前立腺を刺激される。
前もグリュヌリュっと擦られ続けてもう必死に蘇芳にしがみつくしか無かった。
「はぁはぁ・・・」
「なぁやっぱり入れてもいいか?」
「良くない!」
何でいきなり蘇芳が豹変したのかもわからん!
白濁を出し切って始末をしてから体重を乗っけてきた。
「ったく、俺だってお前と同じで下手に手を出すと面倒になるから適当にやり過ごしているのに酒入ってる時に煽るんじゃねぇよ」
ほぼ素っ裸で抱き込まれたまま。
「ああ、あったけぇな」
「そんな肌恋しいなら馴染みの姐さんでも抱きゃ良いじゃねぇか」
首元に顔を埋められ脇から胸へと大きな手で包み揉まれる。蘇芳のイチモツが再び硬くなって太腿に当たっている。
「馴染みの女も馴染みすぎると困るんだ。互いに情が湧くと仕事もしにくい。俺は仕事柄特定を作るのは良くねぇしな」
耳の後ろや顳顬まで隈無く吸われる。
「いずれは子供も要るんだろう?」
「俺には兄も姉も従兄弟たちも居るから別に?」
「なぁ?互いに発散できて人肌を堪能できる相手に俺は結構良い相手じゃないか?」
誘うように背筋から尾骶骨まで指の腹でつつぅと撫でられる。
「面倒でもなんでも女の柔らかさの方が癒してくれると思うがねぇ?」
「へぇ?竜は女に癒しを求めるのか?」
少し目を眇めて睨まれる。
「いや、もう求めたいほど女に幻想は抱けねぇな。でもわざわざ俺を抱くのもねぇわ」
「そうか?竜はそこらの女より相当美人だし肌も綺麗で体も引き締まっている。何より佇まいが良い。この柔らかくはないが張りのある筋肉も触り心地が良い」
真剣に口説くように身体中を撫で回されて口を吸われる。
酔ってる時に悪戯した俺が悪かったけど、あの程度で尻に危機が迫るなんて。
もう目的を遂げるまで離してくれなそうだし、諦めた。コイツは蔭間茶屋も持ってるし、無茶な目には合わないだろう。
蘇芳の首に抱きつけば、ニヤッと獰猛な笑みを見せて齧り付いてきた。
「無茶すんなよ!」
セーブが外れた蘇芳は身体中を吸い痕をつけて俺の感じるツボを見つけては執拗に攻める。
「ふっ・・・」
その間も指は尻穴を出入りして自分の先走りを塗り込んでいる。
この家、女を連れ込んだことが無いのかふのりや潤滑油が無いようだ。練香なんか塗られて尻から匂うのも勘弁だから仕方ない。
後から冷静になって後悔してもしらねぇからな。
「っう、入れるぞ」
嫌って言っても逃してくれねぇんだろ?
脚を肩にかけられて先端を差し入れられる。
ぐぅっと押しつけらてて広げられると蘇芳も俺もじわっと汗をかいて。
蘇芳の凶器は俺のより少しデケェからキツいに決まってる。
「キツいな」
なんとか半分くらい収まって息が収まってきた時に蘇芳が一気に腰を進めた。
「ぁ!ぅうう!」
物凄い圧迫感に俺は一気に血の気が引いたような気持ちになったが蘇芳が口を塞いで舌で喉奥を絡められてもう息が吸えない!って背中を叩いたが抜き差しが再開されただけで容赦なしだった。
もう離してほしい。
ずっと腰が浮いた状態で蘇芳の腕が背中を支えて俺の腰が逃げないようにされてる。
快楽から逃げたくても逃げられない。
「はっ、はぁ・・・蘇芳、くるし・・・」
やっと体位を変えてくれてホッとしたのにより密着したりより深く繋がったり、何度も前立腺のあたりが変わってたくさんイカされる羽目になって。
俺がもう何も出ない状況でも蘇芳は容赦がなくて何度も相手をさせられた。
これが絶倫というやつか。
しかも人生で一番やったし、気持ちよかった。
熟練の女達に仕込まれそれなりにやってると思っていたが俺は子供のお遊びぐらいのレベルだったな。この敗北感・・・いやでもこんなん無理。
体の始末と寝床の交換を蘇芳がしてくれて水差しの水を口移して飲ましてもらう。動けないから仕方ねぇ。
「竜、スッキリしたか?」
いや、お前がな?
蘇芳ががっちり抱き込んだまま一緒に寝た。
肌寂しくない夜はどのくらいぶりか。
朝までぐっすり寝た。
「あああ“ーーーーー!!!!」
何だこれ!全身吸い痕だらけ!首元も!
これきっちり合わせても襟で隠れないんだけど?
まだ寝てた蘇芳を蹴飛ばし起こして文句言った。
蘇芳が笑いながら、
「手加減も制限もなしでやれるってのは楽しいな」
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