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二章
護衛依頼中 7
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しばらく似たような行程で進んで、休憩、宿泊を挟んで、カジャルの街に着いた。
ポルドス出て二週間だ。
ケツが割れたよね。最初から割れてるけど、体感で四つくらいに。ドットたちのケツは鍛えられているようで、丈夫で羨ましい。
カジャルには領主邸があるので、リューラス侯爵とシルスファンとミシェル、従者たち、騎士隊はそちらに泊まる。
俺たち冒険者は、宿を用意してもらえた。
久々のベッドがある部屋だ~。
侯爵と罪人一行は一泊で、先に出発するんだけど、シルスファンとミシェルは疲労度が高いので三泊らしい。
強行軍は子供にはキツイよね。
三泊中は俺たちは自由行動になった。
カジャルの騎士や兵士がシルスファンとミシェルを護ってくれる。
宿が一人部屋じゃ無かったのが残念無念。
二人、三人で俺はドレイクと相部屋。
だがしかし、夜はドットたち四人はオネエチャンのお店に行くらしいので俺はフリーだ。
誘われたけど、行かないよ。
飲み屋のオネエチャン怖いし。
俺イケメンなのでモテたら大変じゃん?
なんてアホみたいなこと言ってみたけど、キャバとか行きたいタイプじゃないんだ。
昔は先輩に連れられて行ってたけど、そういう時は先輩にもホステスにも気を使わなくちゃだし。
俺はちょっと背伸びして渋いマスターのやってるバーが好きだった。
バーに行きたいなぁ。この世界の酒の種類を思えば、バーなんて無さげだ。スナックみたいなのはあるかも。
生き字引みたいなおかんママに叱られながら飲むって店。あったら面白い。
宿では朝晩の飯が出るので、俺の料理はお休みだ。
一応カジャルに寄ったってことで、冒険者ギルドには、ドットたちと顔を出した。
〈新月の雷光〉と一緒にいるから目立って仕方ない。
受付嬢はシャートが好きらしくて真っ赤っかだった。可愛いね。ちっ。
三日の滞在なので依頼は受けずにいようと思ったら、ドットたちが塩漬け依頼からカジャルの西の山に出てくるオルトロス狩りに行こうぜってって。磯○くんを野球に誘う感じだ。
「俺は休みたい」
「若いのに何枯れてるんだよ」
「そうですよ。新月さんたちにご指導いただける機会なんてラッキーじゃないですか」
四対一にさらにシャートへの点数稼ぎに受付嬢が加わるっていう、不利過ぎる戦いに負けて、明日は山に行く事になった。
「今日は一人でいるから放っておいてくれ」
「ホイホイ、明日朝食でなー」
お前ら、朝までオネエチャンのとこにいる気だな?
そこの受付嬢が意味深にシャートを見つめてるけど、さりげなくスルーだ。
仕事関係者に手を出さないのは無難だな。
ギルドで解散して、俺は商店街に向かう。
まずは薬屋だ。
タ・バ・コー。未知なるタバコをゲットせねば。
薬屋はギルドからそう遠くない場所にあった。
「ちわー。煙草、刻み五十と葉巻三本ください」
店員が座ってたので注文をした。
ついでに生薬の棚を見てみた。
山椒と生姜と八角とシナモン、あとはウコンみたいなどこも似た品揃えだ。
根っこや乾燥した実や皮。
肉料理に使う系は、薬屋に来た時はあらかた仕入れておく事にした。
何か作った時にこれを使ってるって言えるように。
「自分で調合するのかい?」
店員が聞いてきたので「そんな感じ」って返事。
料理に使うとか言えないもんなぁ。
ふと見ると棚にお茶が置いてあった。
「それは薬草茶だよ。二日酔いのと食べ過ぎのだ」
俺の視線に気付いた店員が説明してくれた。
薬草ブレンドなんだけど、片方は麦茶に近い気がする。
コーヒーが飲めない時の気休めになるそうだと買った。
「豪快に買ってくれるからおまけだよぉ」
喉のいいらしい水飴?をくれた。砂糖とかじゃなくて、植物とかの汁の甘みらしい。
割り箸みたいな棒にグルンッと巻きつけて「ほい」だったので、口に入れるしかないやつ。
駄菓子屋にあったな?懐かしい・・・あれはめっちゃ練って柔らかくするんだっけ?瓶に入ってるお土産の方に近いか。
味は、なんていうか薬って感じだ。甘いけどなんとも言えない匂いが鼻と喉に。
「ありがとう」
「まいどー」
買った物を麻袋に詰めて貰って、薬屋を出る。
荷物は、人混みを避けて、フードマントで影を作って、無限収納に入れた。
今の俺は割り箸を口に咥えて歩いている。飴、口ん中から減っていかないよ。大サービス過ぎるぜ。
街は今までの場所より少し発展したような。
街行く人のオシャレ度が上がっていたり建物が多かったり。
屋台の食べ物も若干お高くなっている。
野菜や粉、肉と調味料などを買おうと思ったら、大店?三階建てのお店の看板を見つけた。
アーノルド商会。
チラッと覗けば、庶民でもお買い物できてるっぽいので俺も入ってみよう。
あ、口に棒咥えたままじゃダメだ。
飴が無くなるまでしばらく、近くをブラブラ。
飴玉なら噛み砕けるのに水飴って何気に強敵だった。
なんとか食べ切って、スキットルの酒で口の中の味を飛ばした。
ポルドス出て二週間だ。
ケツが割れたよね。最初から割れてるけど、体感で四つくらいに。ドットたちのケツは鍛えられているようで、丈夫で羨ましい。
カジャルには領主邸があるので、リューラス侯爵とシルスファンとミシェル、従者たち、騎士隊はそちらに泊まる。
俺たち冒険者は、宿を用意してもらえた。
久々のベッドがある部屋だ~。
侯爵と罪人一行は一泊で、先に出発するんだけど、シルスファンとミシェルは疲労度が高いので三泊らしい。
強行軍は子供にはキツイよね。
三泊中は俺たちは自由行動になった。
カジャルの騎士や兵士がシルスファンとミシェルを護ってくれる。
宿が一人部屋じゃ無かったのが残念無念。
二人、三人で俺はドレイクと相部屋。
だがしかし、夜はドットたち四人はオネエチャンのお店に行くらしいので俺はフリーだ。
誘われたけど、行かないよ。
飲み屋のオネエチャン怖いし。
俺イケメンなのでモテたら大変じゃん?
なんてアホみたいなこと言ってみたけど、キャバとか行きたいタイプじゃないんだ。
昔は先輩に連れられて行ってたけど、そういう時は先輩にもホステスにも気を使わなくちゃだし。
俺はちょっと背伸びして渋いマスターのやってるバーが好きだった。
バーに行きたいなぁ。この世界の酒の種類を思えば、バーなんて無さげだ。スナックみたいなのはあるかも。
生き字引みたいなおかんママに叱られながら飲むって店。あったら面白い。
宿では朝晩の飯が出るので、俺の料理はお休みだ。
一応カジャルに寄ったってことで、冒険者ギルドには、ドットたちと顔を出した。
〈新月の雷光〉と一緒にいるから目立って仕方ない。
受付嬢はシャートが好きらしくて真っ赤っかだった。可愛いね。ちっ。
三日の滞在なので依頼は受けずにいようと思ったら、ドットたちが塩漬け依頼からカジャルの西の山に出てくるオルトロス狩りに行こうぜってって。磯○くんを野球に誘う感じだ。
「俺は休みたい」
「若いのに何枯れてるんだよ」
「そうですよ。新月さんたちにご指導いただける機会なんてラッキーじゃないですか」
四対一にさらにシャートへの点数稼ぎに受付嬢が加わるっていう、不利過ぎる戦いに負けて、明日は山に行く事になった。
「今日は一人でいるから放っておいてくれ」
「ホイホイ、明日朝食でなー」
お前ら、朝までオネエチャンのとこにいる気だな?
そこの受付嬢が意味深にシャートを見つめてるけど、さりげなくスルーだ。
仕事関係者に手を出さないのは無難だな。
ギルドで解散して、俺は商店街に向かう。
まずは薬屋だ。
タ・バ・コー。未知なるタバコをゲットせねば。
薬屋はギルドからそう遠くない場所にあった。
「ちわー。煙草、刻み五十と葉巻三本ください」
店員が座ってたので注文をした。
ついでに生薬の棚を見てみた。
山椒と生姜と八角とシナモン、あとはウコンみたいなどこも似た品揃えだ。
根っこや乾燥した実や皮。
肉料理に使う系は、薬屋に来た時はあらかた仕入れておく事にした。
何か作った時にこれを使ってるって言えるように。
「自分で調合するのかい?」
店員が聞いてきたので「そんな感じ」って返事。
料理に使うとか言えないもんなぁ。
ふと見ると棚にお茶が置いてあった。
「それは薬草茶だよ。二日酔いのと食べ過ぎのだ」
俺の視線に気付いた店員が説明してくれた。
薬草ブレンドなんだけど、片方は麦茶に近い気がする。
コーヒーが飲めない時の気休めになるそうだと買った。
「豪快に買ってくれるからおまけだよぉ」
喉のいいらしい水飴?をくれた。砂糖とかじゃなくて、植物とかの汁の甘みらしい。
割り箸みたいな棒にグルンッと巻きつけて「ほい」だったので、口に入れるしかないやつ。
駄菓子屋にあったな?懐かしい・・・あれはめっちゃ練って柔らかくするんだっけ?瓶に入ってるお土産の方に近いか。
味は、なんていうか薬って感じだ。甘いけどなんとも言えない匂いが鼻と喉に。
「ありがとう」
「まいどー」
買った物を麻袋に詰めて貰って、薬屋を出る。
荷物は、人混みを避けて、フードマントで影を作って、無限収納に入れた。
今の俺は割り箸を口に咥えて歩いている。飴、口ん中から減っていかないよ。大サービス過ぎるぜ。
街は今までの場所より少し発展したような。
街行く人のオシャレ度が上がっていたり建物が多かったり。
屋台の食べ物も若干お高くなっている。
野菜や粉、肉と調味料などを買おうと思ったら、大店?三階建てのお店の看板を見つけた。
アーノルド商会。
チラッと覗けば、庶民でもお買い物できてるっぽいので俺も入ってみよう。
あ、口に棒咥えたままじゃダメだ。
飴が無くなるまでしばらく、近くをブラブラ。
飴玉なら噛み砕けるのに水飴って何気に強敵だった。
なんとか食べ切って、スキットルの酒で口の中の味を飛ばした。
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