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二章
護衛依頼中 2
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呼ばれて向かった建物の中の厨房は、レンガ釜と持ち込まれたらしき魔導コンロだった。
火加減は、紹介された調理人キリムに任せれば良いか。
執事と侍女がめっちゃ見張ってるのがやり難いが毒の心配とか色々あるんだろう。
ミシェルの栄養状態は改善されているだろうから、〈ルーム〉で用意しておいたみじん切り野菜をくたくたに煮込んで作る粉ミルク無しのパン粥を作って。
ダンジョンで収穫したりドロップした果物とカッテージチーズのフルーツサラダをおやつとしてご用意。
シルスファンはキリムの用意した食事を食べたとのことなのでフルーツサラダだけ。
ダンジョン産果物に驚愕されて、希少品だったと思い出した。
バナナ、桃、オレンジ、ブドウってよく食べる果物だから忘れてた。マンゴーは俺もそんな食べたことないけど。
「味見するか?」
あ、毒見?だっけ。
「滅相もない」
お高いから毒見しないとかダメじゃね?
「この前ダンジョンでいっぱい採ってきたからどうぞ?」
ミシェルたちにはカフェオレボウルサイズで味見(毒見)は小鉢に入れてみた。
キリムなんかはプルプルしてるけど、執事はちょっと眉をピクピクさせて、侍女は涎が出そうな状況で小鉢を受け取った。
果物は街の屋台でも売ってるけど、ダンジョン産は味が格段にいいらしい。
って言っても海ダンジョンの十階層までに採れたものが多いから、そこそこ仕入れられるだろう?
「このナヂバナーンは中々手に入りませんよ」
コングが落としてくれたんだっけ?
「こんなデカいの落ちたんだよ」
フサが五段くらいあって一本がそれなりのサイズだってのを手でサイズを表したら、
「そんなバカな・・・」
そこは「そんなバナナ」って言って欲しいけど、バナーンじゃダメか。
味見を済ませたのでミシェルのご飯は、ちょっとご機嫌になった侍女が運んで行った。
「ところで保存できるバッグか何かあるの?」
「マジックバッグのことですか?」
「そうそう」
結果はあるそうなので、数回分用意しようかと言えば、休憩時に都度作れば良いって。
ほーん。俺が面倒なんだけど、仕方ないか。
馬車の中でグズった時用にクッキーだけ執事に預けて、また変な顔をされた後、材料費と特別手当だと金貨一枚貰った。朝食一食分とお菓子で一万円、太っ腹だね。
ダンジョンの持ち帰り品の総売上金額は全部明細でたけど、素材いっぱいで種類多かったし、大金だったので一個一個確認してない。ザル勘定だがぶっちゃけ大剣士やネックレスとかだけで儲かってる。
ミシェルの食事時間を含めて、あと一時間ほど休憩だと言われて、俺は解放されたので、近場にいた騎士にトイレに行ってくると少し離れた木陰に向かった。
ふぃー。
さわやかサ○デーが脳内で流れる一瞬をすませて。
一本だけ吸う。
本当はビールも飲みたいけど。
腕のスマートウォッチがほんのりブルった。
チェックすると穴ウサギと穴キツネって小さい獲物だったので・・・頂きますか。
短銃でストーンバレット。
穴キツネは逃げたけど、穴ウサギはゲットした。命中率、悪いなぁ。
数打ちゃ当たる方式は、ダンジョン内かソロの時じゃないとダメだ。
穴ウサギを収納して解体してもらう。
ちょっと時間食ったので騎士に「ウ○コしてるのか」と思われてそうだが、仮にしたとしても生理現象なので気にしてはいけない。
牧場内の広場に出て、戻った旨を伝えてから、ドットたちの場所に戻った。
「お、おかえり」
ドットたちは周辺を警戒してたけど、何も無かったと笑う。
「休憩の度にご飯用意することになった」
「そりゃ、ジェイルの飯食べたらそうなるぞ」
褒められるのは嬉しいけどね。貴族と従者に囲まれてって落ち着かないよ。
「俺たちも早くジェイルのご飯食べたい」
「次が昼だろ?」
「今すぐ食べたいけどなぁ」
他の連中も交代で休憩は取ってるけど、食事まではしてないぞ。
「夜がかなり遅れそうだから昼はいっぱい食べたいな」
「肉肉ー、たくさん仕入れといた」
「卵も買ったぞ」
あ、卵売ってたんだ。
出発前の十五分休憩を貰ったので、ドットたちとみんなで森の手前まで行って、ドレイクと俺はタバコ、ドットとシャートとクレイバーは小用を。
馬車に戻るまでに、ピタパンに照り焼きチキンを入れた物をおやつに配った。
「ジェイル、好き」
「愛しちゃう」
オジサンの愛は要らない。
綺麗めのクールな美女に好かれたい。
ピタパンは立ち食いであっという間に胃袋に消えた。
お水代わりのワインを飲んで休憩おしまいだ。
次はクレイバーが貴族馬車の御者台に座る。
牧場から順番に馬車と騎馬が出ていくのを見送って、俺たちも続く。
「ここからはしばらくマシな揺れだ」
「マシ・・・」
振動が結構あるのにマシなんだ。
お仕事中なので居眠り禁止なのが辛い・・・寝れねぇけど。
騎馬と馬車のザッカザッカ、ガタゴトで弱い獣は出てこないので、開店休業中でトッカの村まで進んだ。
火加減は、紹介された調理人キリムに任せれば良いか。
執事と侍女がめっちゃ見張ってるのがやり難いが毒の心配とか色々あるんだろう。
ミシェルの栄養状態は改善されているだろうから、〈ルーム〉で用意しておいたみじん切り野菜をくたくたに煮込んで作る粉ミルク無しのパン粥を作って。
ダンジョンで収穫したりドロップした果物とカッテージチーズのフルーツサラダをおやつとしてご用意。
シルスファンはキリムの用意した食事を食べたとのことなのでフルーツサラダだけ。
ダンジョン産果物に驚愕されて、希少品だったと思い出した。
バナナ、桃、オレンジ、ブドウってよく食べる果物だから忘れてた。マンゴーは俺もそんな食べたことないけど。
「味見するか?」
あ、毒見?だっけ。
「滅相もない」
お高いから毒見しないとかダメじゃね?
「この前ダンジョンでいっぱい採ってきたからどうぞ?」
ミシェルたちにはカフェオレボウルサイズで味見(毒見)は小鉢に入れてみた。
キリムなんかはプルプルしてるけど、執事はちょっと眉をピクピクさせて、侍女は涎が出そうな状況で小鉢を受け取った。
果物は街の屋台でも売ってるけど、ダンジョン産は味が格段にいいらしい。
って言っても海ダンジョンの十階層までに採れたものが多いから、そこそこ仕入れられるだろう?
「このナヂバナーンは中々手に入りませんよ」
コングが落としてくれたんだっけ?
「こんなデカいの落ちたんだよ」
フサが五段くらいあって一本がそれなりのサイズだってのを手でサイズを表したら、
「そんなバカな・・・」
そこは「そんなバナナ」って言って欲しいけど、バナーンじゃダメか。
味見を済ませたのでミシェルのご飯は、ちょっとご機嫌になった侍女が運んで行った。
「ところで保存できるバッグか何かあるの?」
「マジックバッグのことですか?」
「そうそう」
結果はあるそうなので、数回分用意しようかと言えば、休憩時に都度作れば良いって。
ほーん。俺が面倒なんだけど、仕方ないか。
馬車の中でグズった時用にクッキーだけ執事に預けて、また変な顔をされた後、材料費と特別手当だと金貨一枚貰った。朝食一食分とお菓子で一万円、太っ腹だね。
ダンジョンの持ち帰り品の総売上金額は全部明細でたけど、素材いっぱいで種類多かったし、大金だったので一個一個確認してない。ザル勘定だがぶっちゃけ大剣士やネックレスとかだけで儲かってる。
ミシェルの食事時間を含めて、あと一時間ほど休憩だと言われて、俺は解放されたので、近場にいた騎士にトイレに行ってくると少し離れた木陰に向かった。
ふぃー。
さわやかサ○デーが脳内で流れる一瞬をすませて。
一本だけ吸う。
本当はビールも飲みたいけど。
腕のスマートウォッチがほんのりブルった。
チェックすると穴ウサギと穴キツネって小さい獲物だったので・・・頂きますか。
短銃でストーンバレット。
穴キツネは逃げたけど、穴ウサギはゲットした。命中率、悪いなぁ。
数打ちゃ当たる方式は、ダンジョン内かソロの時じゃないとダメだ。
穴ウサギを収納して解体してもらう。
ちょっと時間食ったので騎士に「ウ○コしてるのか」と思われてそうだが、仮にしたとしても生理現象なので気にしてはいけない。
牧場内の広場に出て、戻った旨を伝えてから、ドットたちの場所に戻った。
「お、おかえり」
ドットたちは周辺を警戒してたけど、何も無かったと笑う。
「休憩の度にご飯用意することになった」
「そりゃ、ジェイルの飯食べたらそうなるぞ」
褒められるのは嬉しいけどね。貴族と従者に囲まれてって落ち着かないよ。
「俺たちも早くジェイルのご飯食べたい」
「次が昼だろ?」
「今すぐ食べたいけどなぁ」
他の連中も交代で休憩は取ってるけど、食事まではしてないぞ。
「夜がかなり遅れそうだから昼はいっぱい食べたいな」
「肉肉ー、たくさん仕入れといた」
「卵も買ったぞ」
あ、卵売ってたんだ。
出発前の十五分休憩を貰ったので、ドットたちとみんなで森の手前まで行って、ドレイクと俺はタバコ、ドットとシャートとクレイバーは小用を。
馬車に戻るまでに、ピタパンに照り焼きチキンを入れた物をおやつに配った。
「ジェイル、好き」
「愛しちゃう」
オジサンの愛は要らない。
綺麗めのクールな美女に好かれたい。
ピタパンは立ち食いであっという間に胃袋に消えた。
お水代わりのワインを飲んで休憩おしまいだ。
次はクレイバーが貴族馬車の御者台に座る。
牧場から順番に馬車と騎馬が出ていくのを見送って、俺たちも続く。
「ここからはしばらくマシな揺れだ」
「マシ・・・」
振動が結構あるのにマシなんだ。
お仕事中なので居眠り禁止なのが辛い・・・寝れねぇけど。
騎馬と馬車のザッカザッカ、ガタゴトで弱い獣は出てこないので、開店休業中でトッカの村まで進んだ。
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