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一章
最後の休暇
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目が覚めて、コーヒー淹れて。
待ってる間に咥えタバコでトースターでパンを焼いた。
宿の食事があるけど、なんか柔らかいパンの気分だ。
朝は起きてこない客も多いとかで自由なので断りを入れなくて良い。
王都行きの荷物を確認することにした。
マジックバッグを持ってるとドットたちに思われているにしても手ブラでってのは他の連中にバレると面倒なので、似非リュックに多少は詰める。微妙な寝袋やランタン、竹筒水筒、皮袋、麻袋と携帯食。
人前で荷物を開けなければ問題無い。
武器やポーション類はやっぱすぐ出し入れしたいから無限収納に入れっぱだけど。
短銃と小型ナイフはジャケットの裏にしまっておく。
王都行くのに貴族や貴族の従者がたっぷり同行なので、衣装は比較的大人しめに調整して作った。
冒険者ルックと言い張ればなんとかなる・・・はず。
道中の食事は貴族と騎士隊とは別のはずなので、量は昨日準備したので足りるかね。
神様分が結構イッたのでもう少し作るか?
昼までピロシキのようなのタイプのパンをたくさん作った。具は色々。肉バージョンとあんこ。あんこは俺が食べたかった。人には出さないようにちょっとヒダつけておいた。
足りなかったら途中でこっそりポチッとしよう。出来れば良いがね。
昼飯を食べに出るかと〈ルーム〉を出ようとしたら、金髪だったことに気が付いた。危ない。ロン毛で良かった。
そして試す。俺は諦めが悪いぞ。
「ゴー○イチェンジ!!」
「一○奏上!」
「レディ、ボウ○ンジャー・・・」
・・・ボウケ○ジャーなら美少女戦士に近いだろうが!!!
ヒーローではうんともすんとも行かない。
だが俺は気が付いた。セリフ短く済むヒロインがいた事を。
「ハニーーーフ○ッシュ!!!」
あれ?ちょっとザワッと魔力が動いたのに止まったぞ。ちゃんとポーズ取ったのに。
あ!
「か、変わるわよ?」
なんてこった。なぜ厳しく設定してるんだ。女神たちよ。どんな嫌がらせだ。
白髪に変化したのでもう一声「メイクアップ」でサイドコーン・ローに。前回よりちょっと編み込みを変化させたぞ。
今日もイケメンだぞッと自己満足して、〈ルーム〉の外に出た。
宿の部屋をちょっとだけ乱しておく。
昼は屋台飯なので街に出る。賑やかだね。
そんなに腹は減ってないので、貝を焼いた物をいくつか。
新鮮って言うのはやっぱ大事だね。うまうま。欲を言えば、酒か醤油を垂らしたい。
魚売りの屋台を覗けば、朝漁れたのが並んでた。
「あ、ジェイルさん!」
ルカが屋台の中の一つで、店番をしていた。って事は一緒にいるのはお母さんか。
「ルカに仕事と酒をくれたのはアンタかい!大層な物をありがとう」
ルカに似て可愛らしいのに豪快に笑う。
「なに探してるんだい?」
「ん~、気になったのを買おうと思って」
クロダイ、クエのようなのを買った。
「じゃおまけにこれ持ってって。料理できるんだろう?」
一緒に網に引っかかっていたらしい雑魚を大バケツサイズ分もらった。
「あ、母さん、食べれないのもいるんだよ」
「そうだっけ?」
めっちゃ大雑把なお母さんらしい。
小ぶりな魚の中にアナゴ、ナマコ、カニとか入ってた。全部食べれちゃうやつ。海の中が気になる雑多さだよ。色々漁れるの良いね。カニは小ぶりな越前ガニっぽい見た目の。大きなカニ見た後じゃちょっと寂しいね。それを大きな麻袋に移した。
「ルカ、全部食えるからありがたくもらうよ」
「え?食べれるの!?」
どうもタコ、イカ、カニ、見た目が気持ち悪いと判断するものが嫌われてる。
なぜエビは良いのか?
「食べてみたい?」
お母さんとルカに断固拒否された。ナマコがあり得ないらしい。それ、くれたくせに。
「俺、明日ここ出てくからあえて良かったよ。またこっち来たら舟出してくれよな」
その時こそゆっくり釣りする。
「そっか。・・・その時はウチにご飯食べに来てよ」
「無事戻ってきますように。オーズのご加護を!」
お母さん、俺オーズの加護貰ってんだぜ?って言えないけど、祈ってくれて嬉しい。
「じゃ、またな」
ちょっと歩いて、影に入って荷物を無限収納に入れた。
ギルドに顔出しとくかとギルドに向かった。本当は近寄りたく無いんだけど、王都行きの依頼の最終確認に顔を出すように言われてる。
昼間のギルドは閑散としてる。
俺を見つけた受付の人が二階へどうぞってしてる。
お忙しいギルマスに説明して頂かなくても、受付さんで良いですって。
二階はちょっと騒がしかった。事務方が事後処理忙しいんでは?
案内されてギルマスの部屋に入るとアントスはやさぐれ姿勢で書類捌いていたよ。
-----------
今日はなぜか進まなくてこんな時間になっちゃいました。ごめんなさい。
待ってる間に咥えタバコでトースターでパンを焼いた。
宿の食事があるけど、なんか柔らかいパンの気分だ。
朝は起きてこない客も多いとかで自由なので断りを入れなくて良い。
王都行きの荷物を確認することにした。
マジックバッグを持ってるとドットたちに思われているにしても手ブラでってのは他の連中にバレると面倒なので、似非リュックに多少は詰める。微妙な寝袋やランタン、竹筒水筒、皮袋、麻袋と携帯食。
人前で荷物を開けなければ問題無い。
武器やポーション類はやっぱすぐ出し入れしたいから無限収納に入れっぱだけど。
短銃と小型ナイフはジャケットの裏にしまっておく。
王都行くのに貴族や貴族の従者がたっぷり同行なので、衣装は比較的大人しめに調整して作った。
冒険者ルックと言い張ればなんとかなる・・・はず。
道中の食事は貴族と騎士隊とは別のはずなので、量は昨日準備したので足りるかね。
神様分が結構イッたのでもう少し作るか?
昼までピロシキのようなのタイプのパンをたくさん作った。具は色々。肉バージョンとあんこ。あんこは俺が食べたかった。人には出さないようにちょっとヒダつけておいた。
足りなかったら途中でこっそりポチッとしよう。出来れば良いがね。
昼飯を食べに出るかと〈ルーム〉を出ようとしたら、金髪だったことに気が付いた。危ない。ロン毛で良かった。
そして試す。俺は諦めが悪いぞ。
「ゴー○イチェンジ!!」
「一○奏上!」
「レディ、ボウ○ンジャー・・・」
・・・ボウケ○ジャーなら美少女戦士に近いだろうが!!!
ヒーローではうんともすんとも行かない。
だが俺は気が付いた。セリフ短く済むヒロインがいた事を。
「ハニーーーフ○ッシュ!!!」
あれ?ちょっとザワッと魔力が動いたのに止まったぞ。ちゃんとポーズ取ったのに。
あ!
「か、変わるわよ?」
なんてこった。なぜ厳しく設定してるんだ。女神たちよ。どんな嫌がらせだ。
白髪に変化したのでもう一声「メイクアップ」でサイドコーン・ローに。前回よりちょっと編み込みを変化させたぞ。
今日もイケメンだぞッと自己満足して、〈ルーム〉の外に出た。
宿の部屋をちょっとだけ乱しておく。
昼は屋台飯なので街に出る。賑やかだね。
そんなに腹は減ってないので、貝を焼いた物をいくつか。
新鮮って言うのはやっぱ大事だね。うまうま。欲を言えば、酒か醤油を垂らしたい。
魚売りの屋台を覗けば、朝漁れたのが並んでた。
「あ、ジェイルさん!」
ルカが屋台の中の一つで、店番をしていた。って事は一緒にいるのはお母さんか。
「ルカに仕事と酒をくれたのはアンタかい!大層な物をありがとう」
ルカに似て可愛らしいのに豪快に笑う。
「なに探してるんだい?」
「ん~、気になったのを買おうと思って」
クロダイ、クエのようなのを買った。
「じゃおまけにこれ持ってって。料理できるんだろう?」
一緒に網に引っかかっていたらしい雑魚を大バケツサイズ分もらった。
「あ、母さん、食べれないのもいるんだよ」
「そうだっけ?」
めっちゃ大雑把なお母さんらしい。
小ぶりな魚の中にアナゴ、ナマコ、カニとか入ってた。全部食べれちゃうやつ。海の中が気になる雑多さだよ。色々漁れるの良いね。カニは小ぶりな越前ガニっぽい見た目の。大きなカニ見た後じゃちょっと寂しいね。それを大きな麻袋に移した。
「ルカ、全部食えるからありがたくもらうよ」
「え?食べれるの!?」
どうもタコ、イカ、カニ、見た目が気持ち悪いと判断するものが嫌われてる。
なぜエビは良いのか?
「食べてみたい?」
お母さんとルカに断固拒否された。ナマコがあり得ないらしい。それ、くれたくせに。
「俺、明日ここ出てくからあえて良かったよ。またこっち来たら舟出してくれよな」
その時こそゆっくり釣りする。
「そっか。・・・その時はウチにご飯食べに来てよ」
「無事戻ってきますように。オーズのご加護を!」
お母さん、俺オーズの加護貰ってんだぜ?って言えないけど、祈ってくれて嬉しい。
「じゃ、またな」
ちょっと歩いて、影に入って荷物を無限収納に入れた。
ギルドに顔出しとくかとギルドに向かった。本当は近寄りたく無いんだけど、王都行きの依頼の最終確認に顔を出すように言われてる。
昼間のギルドは閑散としてる。
俺を見つけた受付の人が二階へどうぞってしてる。
お忙しいギルマスに説明して頂かなくても、受付さんで良いですって。
二階はちょっと騒がしかった。事務方が事後処理忙しいんでは?
案内されてギルマスの部屋に入るとアントスはやさぐれ姿勢で書類捌いていたよ。
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今日はなぜか進まなくてこんな時間になっちゃいました。ごめんなさい。
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