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シルキーのにゃまえ?
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シェルスは、教師代や護衛代は要らないと言う。
「住む場所と食事を提供してくれるそうなので」
神様とそう言う契約をしていると話す。
「ナッツさま、シェルスさまはこちらの客室に住み込みでナッツさまに色々教えてくださるそうですよ」
シルキーはナッツにわかりやすいように説明をした。
「客室・・・ミャーのお部屋じゃないならいいにゃ」
「ありがとう」
シェルスはシルキーの出したハーブティーを優雅に飲む。
「ところでシルキーとは種族の名前、ナッツが名前を付けてあげませんと」
「にゃまえ?」
ナッツはシルキーはシルキーだと思っていたので困った。名前は付けたことがない。
ナッツが知る名前はピッピちゃんとメゥちゃんだけである。
「にゃまえ・・・、んにゃ・・・あ、アキにゃん」
「アキ、ですか?」
ナッツはママが「夏は暑いねぇ、早く秋来ないかなぁ」って暑い日が続くとボヤいていたと思い出した。アキは良いものに違いないと思ったのだ。
「アキはニャツに次に来るんだにゃん!アキはいいものにゃよ」
「ナッツさま、嬉しいです。私はアキですね」
シルキー改め、アキは嬉しそうにはにかんだ。シェルスは微笑ましそうにみていた。
「シェルス!お部屋を選ぶにゃ!」
「おや、選ばせていただけるのですか?」
「三つあるから選べるんだにゃ!にゃ?アキはどこのお部屋にゃ?」
上はナッツのお部屋と客室で四部屋で、娯楽室があるだけだった。
「私は一階のキッチンの奥のお部屋ですよ。家事をするのに一番便利です」
「そう言うものかにゃ?」
便利なら良いのかと納得した。
「ではお部屋を選ばせていただきましょうか」
みんなで二階に上がって、全部の部屋を確認した。
薄い水色のカーテンと白い壁のヨーロッパ風な部屋、布類が緑系アースカラーでレンガ壁の部屋、木材を生かした山小屋のような部屋があって、シェルスはアースカラーの部屋を選んだ。
三部屋ともママが好きそうなコーディネートだとナッツは思った。ナッツの部屋も茶系アースカラーなのだ。
このお家がママが住んでみたかった憧れの家なんだとナッツは思った。
「落ち着きますね」
シェルスが褒めてくれるとママが褒められたみたいで嬉しいとナッツは尻尾を揺らした。
「浴室、お手洗いは一階で共用ですので」
「承知したよ」
アキとシェルスとで浴室とお手洗いを確認しているとシェルスは早口で何か言い始めた。
「なぜ用を足すのに座るのですか?なぜボタンで水がデマスカ!なぜ湯船に勝手に水が溜まって暖かいデスカ!」
「にゃ!?にゃ?」
あまりの勢いにナッツは困惑する。
人間用のお手洗いは使ったことがないけれど、お風呂はママに入れられていたのでなんとなく使い方を知っているし、あれが普通だと思っていた。
「にゃにか違ったにゃか?」
「大違いですよ!」
シェルスがなぜお手洗いにそんなに興奮するのかがわからないけれど、人間のお手洗いはうん○もおしっこも勝手に流れていくから便利だろうとナッツは思う。
ナッツのおトイレは人間のと違って、ママがスコップでお掃除しないと「バッチい」と理解していた。
「清潔にうん○が出来ればにゃんでもいいにゃよね」
「それはそうなんですけどね」
流れた先が何処でどうなってるか知りたいシェルスだった。
「ナッツ、私は早速お風呂を試してみたいのですが宜しいですか?」
シェルスは腰を屈めてナッツに質問する。
「んにょ?いいにゃ!お好きにするにゃよ。人間はお風呂好き!ミャーは知っているにゃ」
「人間ではなくエルフです。ケット・シーから見たら大差ないでしょうがね」
シェルスは笑いながら浴室に入って行った。
「ミャーはネコマターー!!」
ナッツは地団駄を踏んだ。
アキはナッツにオヤツを出してご機嫌を戻してもらうことにして食堂に誘った。
「にゃんぷちにゃ!にゃぁん!」
木の器に入ったオヤツと木のスプーンが用意されて、ちょっと首を傾げてから両手をパンっと合わせて叩く。
「二本足で歩く。手が使えるにゃね!ママの真似で食べるにゃ!楽しいにゃねぇ」
不慣れながらスプーンを握って、一生懸命掬う。
「にゃんにゃ!むじゅかしいにゃねぇ」
少ししかスプーンに乗せられず、ちょっと悔しいと思いつつ口に運ぶ。
「うまいにゃう!スプーンは口の周りが汚れにゃいにゃねぇ」
二本の尻尾をブンブン振って喜びを表すナッツをアキは嬉しそうに見る。
「アキはオヤツ食べにゃい?半分こ、するにゃよ?」
「うふふ、ありがとうございます。私は木の実や果物が好物なのでそちらはご遠慮しますね」
ナッツのおやつやご飯は魚とお肉が主で、ママが手作りしていたお野菜とお肉やお魚を使ったご飯に他に干し芋や野菜果物があった。
神様からは干し芋や野菜果物はアキとシェルスも食べなさいと言われている。
基本的には何をどうしようと、ナッツが許せば自由にして良いと言われている。
「ですのでこちらのお芋とイチゴを頂きますね」
「にゃ!それニャッツの分もにゃ!!」
ナッツは口にスプーンを咥えたまま、可愛い手をテーブルにペシペシとしてアキにお願いした。
「はい、一緒に食べましょう」
にゃんぷち半分子は出来なかったけど、一緒にお芋とイチゴを食べられて大満足なナッツだった。
「住む場所と食事を提供してくれるそうなので」
神様とそう言う契約をしていると話す。
「ナッツさま、シェルスさまはこちらの客室に住み込みでナッツさまに色々教えてくださるそうですよ」
シルキーはナッツにわかりやすいように説明をした。
「客室・・・ミャーのお部屋じゃないならいいにゃ」
「ありがとう」
シェルスはシルキーの出したハーブティーを優雅に飲む。
「ところでシルキーとは種族の名前、ナッツが名前を付けてあげませんと」
「にゃまえ?」
ナッツはシルキーはシルキーだと思っていたので困った。名前は付けたことがない。
ナッツが知る名前はピッピちゃんとメゥちゃんだけである。
「にゃまえ・・・、んにゃ・・・あ、アキにゃん」
「アキ、ですか?」
ナッツはママが「夏は暑いねぇ、早く秋来ないかなぁ」って暑い日が続くとボヤいていたと思い出した。アキは良いものに違いないと思ったのだ。
「アキはニャツに次に来るんだにゃん!アキはいいものにゃよ」
「ナッツさま、嬉しいです。私はアキですね」
シルキー改め、アキは嬉しそうにはにかんだ。シェルスは微笑ましそうにみていた。
「シェルス!お部屋を選ぶにゃ!」
「おや、選ばせていただけるのですか?」
「三つあるから選べるんだにゃ!にゃ?アキはどこのお部屋にゃ?」
上はナッツのお部屋と客室で四部屋で、娯楽室があるだけだった。
「私は一階のキッチンの奥のお部屋ですよ。家事をするのに一番便利です」
「そう言うものかにゃ?」
便利なら良いのかと納得した。
「ではお部屋を選ばせていただきましょうか」
みんなで二階に上がって、全部の部屋を確認した。
薄い水色のカーテンと白い壁のヨーロッパ風な部屋、布類が緑系アースカラーでレンガ壁の部屋、木材を生かした山小屋のような部屋があって、シェルスはアースカラーの部屋を選んだ。
三部屋ともママが好きそうなコーディネートだとナッツは思った。ナッツの部屋も茶系アースカラーなのだ。
このお家がママが住んでみたかった憧れの家なんだとナッツは思った。
「落ち着きますね」
シェルスが褒めてくれるとママが褒められたみたいで嬉しいとナッツは尻尾を揺らした。
「浴室、お手洗いは一階で共用ですので」
「承知したよ」
アキとシェルスとで浴室とお手洗いを確認しているとシェルスは早口で何か言い始めた。
「なぜ用を足すのに座るのですか?なぜボタンで水がデマスカ!なぜ湯船に勝手に水が溜まって暖かいデスカ!」
「にゃ!?にゃ?」
あまりの勢いにナッツは困惑する。
人間用のお手洗いは使ったことがないけれど、お風呂はママに入れられていたのでなんとなく使い方を知っているし、あれが普通だと思っていた。
「にゃにか違ったにゃか?」
「大違いですよ!」
シェルスがなぜお手洗いにそんなに興奮するのかがわからないけれど、人間のお手洗いはうん○もおしっこも勝手に流れていくから便利だろうとナッツは思う。
ナッツのおトイレは人間のと違って、ママがスコップでお掃除しないと「バッチい」と理解していた。
「清潔にうん○が出来ればにゃんでもいいにゃよね」
「それはそうなんですけどね」
流れた先が何処でどうなってるか知りたいシェルスだった。
「ナッツ、私は早速お風呂を試してみたいのですが宜しいですか?」
シェルスは腰を屈めてナッツに質問する。
「んにょ?いいにゃ!お好きにするにゃよ。人間はお風呂好き!ミャーは知っているにゃ」
「人間ではなくエルフです。ケット・シーから見たら大差ないでしょうがね」
シェルスは笑いながら浴室に入って行った。
「ミャーはネコマターー!!」
ナッツは地団駄を踏んだ。
アキはナッツにオヤツを出してご機嫌を戻してもらうことにして食堂に誘った。
「にゃんぷちにゃ!にゃぁん!」
木の器に入ったオヤツと木のスプーンが用意されて、ちょっと首を傾げてから両手をパンっと合わせて叩く。
「二本足で歩く。手が使えるにゃね!ママの真似で食べるにゃ!楽しいにゃねぇ」
不慣れながらスプーンを握って、一生懸命掬う。
「にゃんにゃ!むじゅかしいにゃねぇ」
少ししかスプーンに乗せられず、ちょっと悔しいと思いつつ口に運ぶ。
「うまいにゃう!スプーンは口の周りが汚れにゃいにゃねぇ」
二本の尻尾をブンブン振って喜びを表すナッツをアキは嬉しそうに見る。
「アキはオヤツ食べにゃい?半分こ、するにゃよ?」
「うふふ、ありがとうございます。私は木の実や果物が好物なのでそちらはご遠慮しますね」
ナッツのおやつやご飯は魚とお肉が主で、ママが手作りしていたお野菜とお肉やお魚を使ったご飯に他に干し芋や野菜果物があった。
神様からは干し芋や野菜果物はアキとシェルスも食べなさいと言われている。
基本的には何をどうしようと、ナッツが許せば自由にして良いと言われている。
「ですのでこちらのお芋とイチゴを頂きますね」
「にゃ!それニャッツの分もにゃ!!」
ナッツは口にスプーンを咥えたまま、可愛い手をテーブルにペシペシとしてアキにお願いした。
「はい、一緒に食べましょう」
にゃんぷち半分子は出来なかったけど、一緒にお芋とイチゴを食べられて大満足なナッツだった。
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