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第一部 工房を追い出されました!?
第20話『薬師、自分の居場所を見つける』
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数日後、わたしたちは食中毒騒動を収めた立役者ということで、再び王宮へ呼び出されていた。
以前の謁見と違い、今度は国王陛下の前に四人仲良く並ぶ。
「ミラベル・ラステルク以下、エリン工房の従業者たちよ、このたびの活躍、見事であった」
「……勿体なきお言葉でございます」
「か、活躍だなんて、もう一生懸命で……」
「と、とと、とんでもございません……」
「あうあうあう……」
……さすがに陛下の前だとクロエさんやマイラさんでも緊張するようで、呂律が回っていなかった。当然、わたしもだけど。
「……エリンが三人になっているぞ。緊張するのはわかるが、お前たち、しっかりしろ」
頭を下げたまま国王陛下とやりとりする中、ミラベルさんが小声で言った。
……それにしても、この人の落ち着きようは一体なんなのだろう。
「そなたらには国から報奨金を出させてもらおう。加えて、一つ提案があるのだが」
そう言われて、わたしたちは顔を見合わせる。
「……エリン工房を我が国公認の薬師工房にしようと思うのだ」
そして続いた言葉に、わたしは耳を疑った。
国家公認ということは、王家直属の工房になるということ。
あのハーランド工房でさえ、国から依頼は受けていたものの、公認工房ではなかった。
国からそれだけの信頼を勝ち取るほどのことを、今回、わたしたちはやってのけたということだろうか。
「……国王陛下、恐れながら、質問よろしいでしょうか」
その時、ミラベルさんが挙手し、そう切り出した。
「よかろう。なんでも訊くがいい」
「国家公認の薬師工房というものは、少なくともここ数十年は存在していなかったはず。今回の功績があったとは言え、さすがに話が飛躍し過ぎでは?」
「その理由は単純だ。先日、エリン殿を王宮に迎え入れようと提案したところ、そちらの工房を抜けたくないと申した。ならばいっそ、工房ごと抱え込んでしまおうと思ったまでだ。我が国はそれほど、彼女の才能を高く買っているのだ」
国王陛下の口から出た言葉に、わたしは驚きを隠せなかった。
確かにこの方法なら、わたしは皆と離れることはない。けれど、まさか公認工房にしてくれるなんて思わなかった。
「ちょ、ちょっとエリンさん、王宮からお声がかかっていたって、本当なんですか?」
そんなことを考えていると、クロエさんが小声で訊いてくる。
……そういえばその話、皆にはしていなかった気がする。
わたしが頷くと、皆は揃って驚愕の表情を見せた。
「ど、どうして黙っていた……!」
「そうですよ。将来安泰じゃないですか……!」
「本当だよ、エリンさん……!」
「だ、だってその、皆と一緒にいたかったので……!」
思わず正直に答えると、彼女たちは押し黙ってしまう。
また変なことを言ってしまったかと戸惑うも、次の瞬間には穏やかな笑みを浮かべていた。
「……もちろん、工房の運営にかかわる十分な支援を約束しよう。公認工房の件、受けてはもらえぬだろうか」
そう問われ、ミラベルさんがわたしを見てくる。
皆と一緒にいられるのなら、わたしは特に異論はない。大きく頷いた。
「ミラベル・ラステルク以下、従業者一同、謹んでお受けいたします」
それを合図にするように言って、深々と頭を下げる。わたしたちも急いでそれに続いた。
「……そなたたちの協力に感謝する。そうと決まれば、早急に証明書の発行に取り掛からねばな。なにせ、随分久しぶりの出来事だ。認定式も盛大にやろうではないか」
「ご厚情、痛み入ります」
ミラベルさんに倣って再度頭を下げた時、あることに気づく。
……ちょっと待って。盛大に認定式?
それってつまり、大勢の人の前で紹介されるってこと?
それに、公認工房の看板薬師……なんてことになったら、それこそ挨拶とかさせられる可能性大!?
「……エリン、ものすごい汗だが、大丈夫か」
「い、いえ……だいじょばないです……」
これまた正直に答えるも、その言葉は汲み取ってもらえなかった。
「では、調印式の詳細は後日知らせるとしよう。そなたらもご苦労であった。今日のところは、もう下がってよいぞ」
最後に国王陛下から退出許可が出て、わたしたちは王宮を後にしたのだった。
「いやー、緊張したねー」
「そ、そうですね……はぁ……」
工房への帰り道。はしゃぐ皆をよそに、わたしは早くも不安でいっぱいだった。
「エリンさん、どうしたんです? せっかく公認工房になれたんです。もっと喜びましょうよ!」
隣を歩くクロエさんはそう言うも、わたしは手放しで喜べなかった。挨拶させられたらどうしよう……。
「おお……戻ってきたぞ」
そのまま妄想の世界に行きかけた時、知った声がして我に返る。
気づけばそこはエリン工房の前で、扉のところにグレガノさんとその家族がいた。
それを見たミラベルさんとマイラさんがわたしを守るように前に出てくれる。
「うちの工房に何か用ですか?」
「じ、実はその……エリンに話があってだな……」
凛とした態度で尋ねるミラベルさんの顔色をうかがうように話すグレガノさんは、ひどくやつれていた。先日の食中毒による影響もあるのだろうけど、それだけじゃない気もする。
そんな違和感の理由は、本人の口からすぐに語られることとなった。
彼によると、食中毒騒動が起こった時、当然ハーランド工房にも薬を求めて多くの人がやってきたらしい。
自分たちも対応しようとしたものの、家族揃って食中毒の症状が出てしまっていた。
そこで調合作業をマリエッタに丸投げした結果、我慢の限界を超えた彼女は職務を放棄し、逃げ出してしまったそう。
結局薬を提供できなくなったハーランド工房を人々は見限り、次々にエリン工房へと向かっていった……とのことだった。
「ただでさえ経営が厳しかったってのに、今回の騒動でハーランド工房の評判は地に落ちちまった。工房の信頼を回復させるには、ハーランド家の一人娘であるエリンに戻って来てもらうしかないんだ。もちろん、これまでのことは詫びる。頼む、このとおりだ」
そこまで一気に話すと、グレガノさんは人目もはばからず土下座をした。その背後にいたステラさんとエルトナも、それに続く。
まさかの行動に驚きながらも、わたしは数歩前に出る。
……伝えるべき答えは決まっていた。悩むまでもない。
「お断りします。わたしはここに、居場所を見つけましたので」
はっきりとそう言い放ち、自然と仲間たちの顔を見る。
その誰もが、わたしに向けて微笑んでくれていた。
「エリンさんは渡さないからね!」
「そうですよー。絶対渡さないです」
「ひぇっ」
その直後、マイラさんとクロエさんが左右から抱きついてきて、わたしは固まる。
「我々の工房は今後、この国の公認工房として活動する予定だ。その看板薬師を引き抜こうとは、勝手が過ぎやしないか?」
「こ、公認工房だと……!?」
続いてミラベルさんがその事実を突きつけると、彼らは完全に意気消沈。その背に哀愁を漂わせながら、いずこへと消えていったのだった。
◇
それから数日が過ぎた頃、ハーランド工房の経営者が夜逃げしてしまったという噂を、どこからか耳にした。
けれど、わたしは気にも留めなかった。
……もとい、気にする余裕なんてなかった。
「エリンさーん、お昼休みですよー! 食事の前に、また挨拶の練習をしましょう!」
「え、ま、またですか? 緊張、するんですが」
「我々の前に立つだけで緊張してどうする。認定式では、お前は大観衆の前で挨拶をするんだぞ」
来週に迫った公認工房の認定式。わたしはその場で、挨拶をすることが決まっていた。
……嫌な予感がしていたけど、やっぱり当たってしまった。
「原稿は用意できているのだし、あとはそれを読み上げるだけだ。楽なものだろう」
「ぜ、全然楽じゃないですよ!」
挨拶文の書かれた紙を手にしながら、思わず叫ぶ。もう何度も読み返しているので、紙はだいぶくたびれていた。
「以前よりは大きな声が出るようになっているし、大丈夫だろ」
「そーそー、エリンさん、気合と根性だよ!」
「当日のお召し物、良いものを見繕っていますからねー」
思わず頭を抱えるわたしを、皆が笑顔で見つめてくれている。
……人見知りなのは相変わらずだし、今後も色々と困難が待ち構えているだろうけど。
この人たちと一緒なら、きっと乗り越えられると思う。
今のわたしには、最高の居場所ができたのだから。
新しい工房での日々は、続いていく。
追放薬師は人見知り⁉ 第一部・完
以前の謁見と違い、今度は国王陛下の前に四人仲良く並ぶ。
「ミラベル・ラステルク以下、エリン工房の従業者たちよ、このたびの活躍、見事であった」
「……勿体なきお言葉でございます」
「か、活躍だなんて、もう一生懸命で……」
「と、とと、とんでもございません……」
「あうあうあう……」
……さすがに陛下の前だとクロエさんやマイラさんでも緊張するようで、呂律が回っていなかった。当然、わたしもだけど。
「……エリンが三人になっているぞ。緊張するのはわかるが、お前たち、しっかりしろ」
頭を下げたまま国王陛下とやりとりする中、ミラベルさんが小声で言った。
……それにしても、この人の落ち着きようは一体なんなのだろう。
「そなたらには国から報奨金を出させてもらおう。加えて、一つ提案があるのだが」
そう言われて、わたしたちは顔を見合わせる。
「……エリン工房を我が国公認の薬師工房にしようと思うのだ」
そして続いた言葉に、わたしは耳を疑った。
国家公認ということは、王家直属の工房になるということ。
あのハーランド工房でさえ、国から依頼は受けていたものの、公認工房ではなかった。
国からそれだけの信頼を勝ち取るほどのことを、今回、わたしたちはやってのけたということだろうか。
「……国王陛下、恐れながら、質問よろしいでしょうか」
その時、ミラベルさんが挙手し、そう切り出した。
「よかろう。なんでも訊くがいい」
「国家公認の薬師工房というものは、少なくともここ数十年は存在していなかったはず。今回の功績があったとは言え、さすがに話が飛躍し過ぎでは?」
「その理由は単純だ。先日、エリン殿を王宮に迎え入れようと提案したところ、そちらの工房を抜けたくないと申した。ならばいっそ、工房ごと抱え込んでしまおうと思ったまでだ。我が国はそれほど、彼女の才能を高く買っているのだ」
国王陛下の口から出た言葉に、わたしは驚きを隠せなかった。
確かにこの方法なら、わたしは皆と離れることはない。けれど、まさか公認工房にしてくれるなんて思わなかった。
「ちょ、ちょっとエリンさん、王宮からお声がかかっていたって、本当なんですか?」
そんなことを考えていると、クロエさんが小声で訊いてくる。
……そういえばその話、皆にはしていなかった気がする。
わたしが頷くと、皆は揃って驚愕の表情を見せた。
「ど、どうして黙っていた……!」
「そうですよ。将来安泰じゃないですか……!」
「本当だよ、エリンさん……!」
「だ、だってその、皆と一緒にいたかったので……!」
思わず正直に答えると、彼女たちは押し黙ってしまう。
また変なことを言ってしまったかと戸惑うも、次の瞬間には穏やかな笑みを浮かべていた。
「……もちろん、工房の運営にかかわる十分な支援を約束しよう。公認工房の件、受けてはもらえぬだろうか」
そう問われ、ミラベルさんがわたしを見てくる。
皆と一緒にいられるのなら、わたしは特に異論はない。大きく頷いた。
「ミラベル・ラステルク以下、従業者一同、謹んでお受けいたします」
それを合図にするように言って、深々と頭を下げる。わたしたちも急いでそれに続いた。
「……そなたたちの協力に感謝する。そうと決まれば、早急に証明書の発行に取り掛からねばな。なにせ、随分久しぶりの出来事だ。認定式も盛大にやろうではないか」
「ご厚情、痛み入ります」
ミラベルさんに倣って再度頭を下げた時、あることに気づく。
……ちょっと待って。盛大に認定式?
それってつまり、大勢の人の前で紹介されるってこと?
それに、公認工房の看板薬師……なんてことになったら、それこそ挨拶とかさせられる可能性大!?
「……エリン、ものすごい汗だが、大丈夫か」
「い、いえ……だいじょばないです……」
これまた正直に答えるも、その言葉は汲み取ってもらえなかった。
「では、調印式の詳細は後日知らせるとしよう。そなたらもご苦労であった。今日のところは、もう下がってよいぞ」
最後に国王陛下から退出許可が出て、わたしたちは王宮を後にしたのだった。
「いやー、緊張したねー」
「そ、そうですね……はぁ……」
工房への帰り道。はしゃぐ皆をよそに、わたしは早くも不安でいっぱいだった。
「エリンさん、どうしたんです? せっかく公認工房になれたんです。もっと喜びましょうよ!」
隣を歩くクロエさんはそう言うも、わたしは手放しで喜べなかった。挨拶させられたらどうしよう……。
「おお……戻ってきたぞ」
そのまま妄想の世界に行きかけた時、知った声がして我に返る。
気づけばそこはエリン工房の前で、扉のところにグレガノさんとその家族がいた。
それを見たミラベルさんとマイラさんがわたしを守るように前に出てくれる。
「うちの工房に何か用ですか?」
「じ、実はその……エリンに話があってだな……」
凛とした態度で尋ねるミラベルさんの顔色をうかがうように話すグレガノさんは、ひどくやつれていた。先日の食中毒による影響もあるのだろうけど、それだけじゃない気もする。
そんな違和感の理由は、本人の口からすぐに語られることとなった。
彼によると、食中毒騒動が起こった時、当然ハーランド工房にも薬を求めて多くの人がやってきたらしい。
自分たちも対応しようとしたものの、家族揃って食中毒の症状が出てしまっていた。
そこで調合作業をマリエッタに丸投げした結果、我慢の限界を超えた彼女は職務を放棄し、逃げ出してしまったそう。
結局薬を提供できなくなったハーランド工房を人々は見限り、次々にエリン工房へと向かっていった……とのことだった。
「ただでさえ経営が厳しかったってのに、今回の騒動でハーランド工房の評判は地に落ちちまった。工房の信頼を回復させるには、ハーランド家の一人娘であるエリンに戻って来てもらうしかないんだ。もちろん、これまでのことは詫びる。頼む、このとおりだ」
そこまで一気に話すと、グレガノさんは人目もはばからず土下座をした。その背後にいたステラさんとエルトナも、それに続く。
まさかの行動に驚きながらも、わたしは数歩前に出る。
……伝えるべき答えは決まっていた。悩むまでもない。
「お断りします。わたしはここに、居場所を見つけましたので」
はっきりとそう言い放ち、自然と仲間たちの顔を見る。
その誰もが、わたしに向けて微笑んでくれていた。
「エリンさんは渡さないからね!」
「そうですよー。絶対渡さないです」
「ひぇっ」
その直後、マイラさんとクロエさんが左右から抱きついてきて、わたしは固まる。
「我々の工房は今後、この国の公認工房として活動する予定だ。その看板薬師を引き抜こうとは、勝手が過ぎやしないか?」
「こ、公認工房だと……!?」
続いてミラベルさんがその事実を突きつけると、彼らは完全に意気消沈。その背に哀愁を漂わせながら、いずこへと消えていったのだった。
◇
それから数日が過ぎた頃、ハーランド工房の経営者が夜逃げしてしまったという噂を、どこからか耳にした。
けれど、わたしは気にも留めなかった。
……もとい、気にする余裕なんてなかった。
「エリンさーん、お昼休みですよー! 食事の前に、また挨拶の練習をしましょう!」
「え、ま、またですか? 緊張、するんですが」
「我々の前に立つだけで緊張してどうする。認定式では、お前は大観衆の前で挨拶をするんだぞ」
来週に迫った公認工房の認定式。わたしはその場で、挨拶をすることが決まっていた。
……嫌な予感がしていたけど、やっぱり当たってしまった。
「原稿は用意できているのだし、あとはそれを読み上げるだけだ。楽なものだろう」
「ぜ、全然楽じゃないですよ!」
挨拶文の書かれた紙を手にしながら、思わず叫ぶ。もう何度も読み返しているので、紙はだいぶくたびれていた。
「以前よりは大きな声が出るようになっているし、大丈夫だろ」
「そーそー、エリンさん、気合と根性だよ!」
「当日のお召し物、良いものを見繕っていますからねー」
思わず頭を抱えるわたしを、皆が笑顔で見つめてくれている。
……人見知りなのは相変わらずだし、今後も色々と困難が待ち構えているだろうけど。
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