最近旦那の様子がおかしいのだけどこちらから関わる気はございません

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　朝、目覚めると共に侍女に仕度をしてもらっていると、部屋続きの隣室である旦那の寝室がどうも騒がしい。
　珍しく王都の邸から帰ってきたのだから少しは静かにできないのかしら、と冷めた気持ちで朝食に向かう。

　本来ならば家族揃って食事をとるのだろうが、先に食べ始める。文句を言ってきたらいつも居ないあなたが悪いと言い返してやろう。
　そういえば息子のカミーユとはいつ以来食事の席を共にしていないだろう。私の顔を不満そうに眺めていたから一緒に居なくて良いと言ってからか。乳母やメイドが気を回して良いように取り計らったのだろう。

　いつもの書類仕事を終わらせ一日が終わる。結局旦那と顔を合わせることは無かった。