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第二章 名もなき古話の神々は、漂泊の歌姫に祝福を与ふ
尾の長すぎる怪鳥は、眠れぬ恋を啄み呪う(27)覚悟と無粋
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サラは、傭兵部隊の皆を守れるだけ守ってから、里に強制転移される前に、討ち死にするつもりでいたのだった。
けれども、二度と会えないと思っていた相手が、あっさりと目の前に現れたことで、サラの捨て身の覚悟はぐらぐらと揺らいだ。
(顔を見て別れを告げるほうが、何倍も苦しいなどと、知りたくはなかったな…)
これ以上、自分の事情にヒギンズを巻き込まないためにも、決別の言葉を口にしなければと焦るものの、なかなか思いが言葉にならず、サラは立ち竦むばかりだった。
けれども、そんな切ないサラの内面を察して言葉を選ぶようなヒギンズではなかった。
「巫術師の里は壊滅した。あとは暴走している魔物を蹴散らせば、今夜の仕事は終わりだ」
「にゃんにゃにゃにゃー(臨殿も焼け落ちたにゃ)!」
「壊滅…臨殿が、焼け落ちた…?」
サラは言われたことが全く理解できなかった。
「サラ、疲れているだろうが、あと少しだけ、共に戦ってくれないか。前線に転移してきた傭兵部隊は、私が防御障壁を張って守り切る。サラはその後方で、これを歌ってもらいたい」
ヒギンズは、女皇帝から預かってきた歌をサラに手渡した。
「これは……」
「女皇帝にいただいたのだ。よく分からんが、高い戦力が期待できる歌らしい」
ヒトマロが歌を横から覗いてにっこりした。
──ああ、その歌なら、みんな一緒に笑って勝てると思うよ。
「にゃにゃーにゃ(にゃーも一緒に大暴れするにゃ)!」
「しかし、皆を私の事情に巻き込むわけには…教授も、ミーノたちのことも…」
尻込みするサラの逃げ道を塞ぐかのように、ヒギンズは畳み掛けた。
「サラ、君の家門の事情は全て把握し、粉砕済みだ。臨殿とやらも、養い親どもも、くだらん陰謀を企んでいた者どもも、二度とサラを脅すことはない。ちなみに魔物暴走を引き起こしたのは他国の連中だ。一部の巫術師がそれを先読みで知って、サラの誘拐に利用するために情報を秘匿していた。サラが戦死したと思わせるために傭兵団を犠牲にしてから、巫術師たちで暴走を止める算段をしていたようだが、全員寝かせてきたから、我々であれを止めねばならん。というわけで、そろそろ前線に飛ぶが、用意はいいか?」
ヒギンズの身も蓋もない説明に、ミーノタウロスが「にゃんにゃー(デリカシーのかけらもないにゃ)」とつぶやいていたけれども、一番必要なことは、きちんとサラに伝わっていた。
「……私は、歌えばいいのだな、教授」
「そうだ。何も心配せずに、いつも通りに歌ってくれれば、全て終わる」
「分かった。行こう」
「皆で参りまショウ」
──終わったら、宴の準備をするよ。
「ぶにゃー」
「にゃー」
「ぴゃー」
長い夜に、終わりが近づいていた。
+-+-+-+-+-+-+-+-
〈あの世っぽい世界で開催されている、「ハメられちゃった皇子の会」の宴会場〉
おおあま
「お前、デカくなったなあ。最後に見た時は、まだちっこい子どもだったのに」
ながや
「お祖父様は、ちっともお変わりありませんな」
おおあま
「で、お前、ハメられちゃったんだって?」
ながや
「ふふ。色々ありましたけど、もういいんですよ。どんな立場の者にだって、平等に、きっちりと、完璧に、終わりが来るのですからね」
おおあま
「もういいって言うわりには、結構わだかまってないか?」
ながや
「そんなことはありませんよ。我が一家を滅ぼした某四兄弟が、デキモノだらけになって〈こちら〉に来たときは、盛大に歓迎と慰労の宴を開いたくらいには、明鏡止水の心境でしたからね」
おおあま
「遺恨ありまくりじゃねーか。で、四兄弟とは、その後は?」
ながや
「ときどき親睦会なんかもやってますよ。加害者だとか被害者だとか言ったって、もともと身内みたいなもんですからね」
おおあま
「そういやお前って、四兄弟の姉妹と結婚してたっけ」
ながや
「ええ。おかげで、彼女が産んだ子どもたちは生き延びましたよ。あの子たちは、お祖父様の曾孫であると同時に、お祖父様の兄上の曾孫ってことにもなりますかね」
おおあま
「うへえ、面倒くせえ…もう誰が何だろうが、どうでもいいな」
ながや
「でしょう? 昔の遺恨だのわだかまりだの、抱えてたって、つまらないだけですよ。それより楽しんだほうが勝ちって思いません?」
おおあま
「だな。あ、この肉うめえな」
ながや
「謎肉というものだそうですよ。現世からの献上品だそうで」
+-+-+-+-+-+-
*おおあま……大海人皇子。天武天皇。
*ながや……長屋王。天武天皇の孫。父親は高市皇子。藤原不比等の娘と結婚していたが、不比等の息子たちに追い込まれて自殺した。彼の屋敷跡地には、奈良そごう、イトーヨーカドー奈良店が建ったらしいが、閉店したとか。
*某四兄弟……藤原不比等の息子たち。武智麻呂、房前、宇合、麻呂。作者は密かに「藤原戦隊ヨンレンジャー」と呼んでいる。「長屋王の変」(729年)で、長屋王に国家転覆の疑いをかけて、自殺に追い込んだが、737年の天然痘の大流行で、全員そろって死亡してしまった。
*謎肉……サラの隣人が竜巻見舞いに持ってきてくれた肉。サラはそれを女皇帝(持統天皇)にお供えしていた。隣人(ヴィヴィアン・ウィステリア)は、拙作「災禍の令嬢ヴィヴィアンは、普通に無難に暮らしたい」の主人公。
けれども、二度と会えないと思っていた相手が、あっさりと目の前に現れたことで、サラの捨て身の覚悟はぐらぐらと揺らいだ。
(顔を見て別れを告げるほうが、何倍も苦しいなどと、知りたくはなかったな…)
これ以上、自分の事情にヒギンズを巻き込まないためにも、決別の言葉を口にしなければと焦るものの、なかなか思いが言葉にならず、サラは立ち竦むばかりだった。
けれども、そんな切ないサラの内面を察して言葉を選ぶようなヒギンズではなかった。
「巫術師の里は壊滅した。あとは暴走している魔物を蹴散らせば、今夜の仕事は終わりだ」
「にゃんにゃにゃにゃー(臨殿も焼け落ちたにゃ)!」
「壊滅…臨殿が、焼け落ちた…?」
サラは言われたことが全く理解できなかった。
「サラ、疲れているだろうが、あと少しだけ、共に戦ってくれないか。前線に転移してきた傭兵部隊は、私が防御障壁を張って守り切る。サラはその後方で、これを歌ってもらいたい」
ヒギンズは、女皇帝から預かってきた歌をサラに手渡した。
「これは……」
「女皇帝にいただいたのだ。よく分からんが、高い戦力が期待できる歌らしい」
ヒトマロが歌を横から覗いてにっこりした。
──ああ、その歌なら、みんな一緒に笑って勝てると思うよ。
「にゃにゃーにゃ(にゃーも一緒に大暴れするにゃ)!」
「しかし、皆を私の事情に巻き込むわけには…教授も、ミーノたちのことも…」
尻込みするサラの逃げ道を塞ぐかのように、ヒギンズは畳み掛けた。
「サラ、君の家門の事情は全て把握し、粉砕済みだ。臨殿とやらも、養い親どもも、くだらん陰謀を企んでいた者どもも、二度とサラを脅すことはない。ちなみに魔物暴走を引き起こしたのは他国の連中だ。一部の巫術師がそれを先読みで知って、サラの誘拐に利用するために情報を秘匿していた。サラが戦死したと思わせるために傭兵団を犠牲にしてから、巫術師たちで暴走を止める算段をしていたようだが、全員寝かせてきたから、我々であれを止めねばならん。というわけで、そろそろ前線に飛ぶが、用意はいいか?」
ヒギンズの身も蓋もない説明に、ミーノタウロスが「にゃんにゃー(デリカシーのかけらもないにゃ)」とつぶやいていたけれども、一番必要なことは、きちんとサラに伝わっていた。
「……私は、歌えばいいのだな、教授」
「そうだ。何も心配せずに、いつも通りに歌ってくれれば、全て終わる」
「分かった。行こう」
「皆で参りまショウ」
──終わったら、宴の準備をするよ。
「ぶにゃー」
「にゃー」
「ぴゃー」
長い夜に、終わりが近づいていた。
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〈あの世っぽい世界で開催されている、「ハメられちゃった皇子の会」の宴会場〉
おおあま
「お前、デカくなったなあ。最後に見た時は、まだちっこい子どもだったのに」
ながや
「お祖父様は、ちっともお変わりありませんな」
おおあま
「で、お前、ハメられちゃったんだって?」
ながや
「ふふ。色々ありましたけど、もういいんですよ。どんな立場の者にだって、平等に、きっちりと、完璧に、終わりが来るのですからね」
おおあま
「もういいって言うわりには、結構わだかまってないか?」
ながや
「そんなことはありませんよ。我が一家を滅ぼした某四兄弟が、デキモノだらけになって〈こちら〉に来たときは、盛大に歓迎と慰労の宴を開いたくらいには、明鏡止水の心境でしたからね」
おおあま
「遺恨ありまくりじゃねーか。で、四兄弟とは、その後は?」
ながや
「ときどき親睦会なんかもやってますよ。加害者だとか被害者だとか言ったって、もともと身内みたいなもんですからね」
おおあま
「そういやお前って、四兄弟の姉妹と結婚してたっけ」
ながや
「ええ。おかげで、彼女が産んだ子どもたちは生き延びましたよ。あの子たちは、お祖父様の曾孫であると同時に、お祖父様の兄上の曾孫ってことにもなりますかね」
おおあま
「うへえ、面倒くせえ…もう誰が何だろうが、どうでもいいな」
ながや
「でしょう? 昔の遺恨だのわだかまりだの、抱えてたって、つまらないだけですよ。それより楽しんだほうが勝ちって思いません?」
おおあま
「だな。あ、この肉うめえな」
ながや
「謎肉というものだそうですよ。現世からの献上品だそうで」
+-+-+-+-+-+-
*おおあま……大海人皇子。天武天皇。
*ながや……長屋王。天武天皇の孫。父親は高市皇子。藤原不比等の娘と結婚していたが、不比等の息子たちに追い込まれて自殺した。彼の屋敷跡地には、奈良そごう、イトーヨーカドー奈良店が建ったらしいが、閉店したとか。
*某四兄弟……藤原不比等の息子たち。武智麻呂、房前、宇合、麻呂。作者は密かに「藤原戦隊ヨンレンジャー」と呼んでいる。「長屋王の変」(729年)で、長屋王に国家転覆の疑いをかけて、自殺に追い込んだが、737年の天然痘の大流行で、全員そろって死亡してしまった。
*謎肉……サラの隣人が竜巻見舞いに持ってきてくれた肉。サラはそれを女皇帝(持統天皇)にお供えしていた。隣人(ヴィヴィアン・ウィステリア)は、拙作「災禍の令嬢ヴィヴィアンは、普通に無難に暮らしたい」の主人公。
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