実姉をこんなにも好きになる筈がない~危うい僕の変愛ログ~

ちゃかぽこねお

文字の大きさ
上 下
3 / 31

ep3:姉の肩を揉みたい

しおりを挟む
 窓際に置かれた自室の勉強机に向かい、宿題をしていると、後ろから部屋のドアをノックする音がした。時間は23時を過ぎた頃だ。

「ちょっと今、いい?」姉の声がした。
 Tシャツ短パン姿の姉が僕の部屋に入って来て、僕の部屋に置かれた小さな二人掛けのソファに座った。いつもは下ろしている髪をアップにして束ねている。風呂上がりなのだろう。髪が完全に乾いていないようで、キラキラと自然な光沢を発している。
「肩が凝っちゃって・・・」ソファに座った姉が、両腕を上に伸ばしストレッチを始めた。
「・・・優斗、また、ちょっと揉んでくれない?」
「もう直ぐ宿題終わるから、・・・それが、終わったらで、いい??」
「うん、いいよ」姉の弾ける笑顔が眩しい。僕はその笑顔が、大好きで愛おしく、そして、いつも少し切ない気持ちになる。

 少しすると、姉が僕の後ろに立っていた。
「私が揉んでもらう前に優斗の肩を揉んであげるね」
「いっ、いいよ。肩なんか凝ってないし・・・」
 姉の沙也加は、僕の言うことを無視して、肩を揉み始めた。洗いたてのシャンプーの香りが、姉の髪からフワりと漂う。
 僕の肩に手を掛けると姉の細長い指先が、ぐいぐいと僕の肩に入り込んでくる。なんだろう?これは痛気持ち良いってヤツか。
 
「どう・・・・?気持ちいでしょ・・・?」僕の背中に、体を押し付け、姉が耳元で囁く。鼻をくすぐるシャンプーの甘い香り、背中に当たる柔らかな姉の豊満な胸の感触、耳をくすぐられるような彼女の囁き声・・・。こんなの気持ち良くないわけがないじゃないか。僕は思わず答える。
「き、気持ち良いよ・・・。す、すごく・・・」

 宿題が終わったので、姉をソファに座らせた。僕は、ソファの後ろ側に回り、姉の肩に手を置く。姉は、髪をアップにしているので、うなじが良く見える。透き通るように白くて、とても美しく艶やかだ。そして、見下ろした僕の視線の先には、Tシャツの胸元から覗く、姉の豊満な胸の渓谷―――。

 昼間は小さな部屋に閉じ込められていた胸が、この時間は開放的に無邪気さを取り戻している。これも白くて美しく、そして本当に柔らかそうだ。いや、柔らかいに違いない。触ったことは無いけれど。僕は、姉の肩を揉むのが好きだ。そして、この景色とこの時間が何よりも愛しい。

「優斗、もっと強く揉んで・・・」
「あっ、うん。・・・こんな感じ・・・?」
「あぁぁ・・・。いいぃ。もっと、もっと強くして・・・」
「・・・・・・このくらい??」
「ああぁぁ・・・・・・。いいっ。凄く良い・・・優斗っ・・・あなた凄く上手よ・・・・・・あっ・・・・・・あぁぁ・・・・・・」




しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

友達の母親が俺の目の前で下着姿に…

じゅ〜ん
エッセイ・ノンフィクション
とあるオッサンの青春実話です

ママと中学生の僕

キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。

父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

四季
恋愛
父親が再婚したことで地獄の日々が始まってしまいましたが……ある日その状況は一変しました。

秘事

詩織
恋愛
妻が何か隠し事をしている感じがし、調べるようになった。 そしてその結果は...

職場のパートのおばさん

Rollman
恋愛
職場のパートのおばさんと…

お父さんのお嫁さんに私はなる

色部耀
恋愛
お父さんのお嫁さんになるという約束……。私は今夜それを叶える――。

私の推し(兄)が私のパンツを盗んでました!?

ミクリ21
恋愛
お兄ちゃん! それ私のパンツだから!?

落ち込んでいたら綺麗なお姉さんにナンパされてお持ち帰りされた話

水無瀬雨音
恋愛
実家の花屋で働く璃子。落ち込んでいたら綺麗なお姉さんに花束をプレゼントされ……? 恋の始まりの話。

処理中です...