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乳上?

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 今日もいろいろあったな。朝から不審者捕まえたと思ったら、道中襲われて、成り行きで炊き出しと治療。そしたら大量の信者が生まれた。奴隷を購入するのも一苦労だった。冒険者ギルドのシャールちゃんに癒されようと向かったら亜人の評判最悪でムカついたし。感情が動きすぎた。安らぎが欲しい。

 ということで。

 さて、夜だ。

 待ちに待った夜だ。うずうずしている。何でかって?

「御主人様、お待たせ致しました」

「お待たせ致しました……」

 ルーナとマイアが入ってくる。うほぉーひょ! これだよ。これを待ってたんだよ。一万年と二千年前から待ってたよ。

「マイアは初めてということなので、差し出がましいですが私も手伝わせて頂きます」

 ルーナは耳をピコピコ動かして頭を上げる。素っ気ない短パンとシャツだ。ただしモフモフの上半身からあふれんばかりのおっぱいがシャツの下から主張している。ルーナはなんだかんだで面倒見がいいのかな? マイアも緊張気味だし良かったかもしれない。

「ご、ご主人様。不束者ですが宜しくお願い致します……」

 マイアもお辞儀をする。

 ぶるるるるるんっ!

 マイアの恰好がえらいこっちゃ。えらいこっちゃ。あれだ、ネグリジェだ。しかも透けている。大事な部分が透けている。上と下も丸見えだ。最高だ。これ誰のだ? もしかして帰りの買い物で買ったのか? もしかしてカリンと選んだのかな。ということはカリンも……? いや、まてまて落ち着け。目の前の事態に対処しろ。

「うん、緊張しなくていいんだよ。優しくするからねえ」

 うっわ、自分で思った以上に気持ち悪い声が出た。仕方ないだろ、二人の超乳がいけないんだ。

 ルーナは溢れんばかりのたわわな果実だったけど、マイアは違う。もう溢れている。零れ落ちている。大洪水だ。溺れる、おぼれてしまう。ノアの方舟が必要だ。お乳上だ。乳神様だ。ええい、控えおろう、控えおろう! ここにおわす乳上をどなたと心得る! ええい、さがれーっ! さがれっ! 嫌ですうう! 下がりませぬうう! 絶対に下がりませぬううう! お乳上に拝謁させてください! 何卒、何卒! お、お乳上? どうぞそのご尊顔をば、お見せ下さいっ!

 うん、だめだな。本能をつかさどる部分がオークと同じくらいになっている。

「御主人様。マイアの食卓での失態を躾けておきました。ご覧下さい」

 ルーナがマイアの乳上を後ろから揉み掴む。

「はうっ」

 マイアがぴくん、と身体を震わせると乳上がふるふる震えた。

 じゅわっ。

「な、なんだと……」

 乳上の先っちょが白く滲んだ。薄いネグリジェ生地を貫通するほど濃い白濁が、ぽたりぽたりと滴り落ちる。

 なんてことだ。じゅんじゅんじゃねえか。

「さ、この無礼な搾乳奴隷に罰をお与え下さい……」

 ルーナは無表情でそんなことを口走る。そんな言葉どこで覚えてくるの?

「今更だけど、いいの?」

 果汁を滴らせる罪の果実を前に、僕の僅かに残った理性が行為を躊躇わせる。それを人は日和った、と呼ぶ。

「も、もちろんです。ご主人様は約束を守ってくれました。あんなに美味しいご飯、初めてでした。マイア、幸せでした。今度は私の番です。どうぞ召し上がってください。毎日ご主人様のために、栄養たっぷりのお乳作って待ってますからっ! お乳ぱんぱんに張らして待っていますからっ!」

 きっ、と覚悟を決めた表情のマイア。その後ろでゆっくり小さく頷くルーナ。これは君の入れ知恵かね? もっとやりたまえ。

「御主人様、私が支えますのでどうぞご満足いくまでご堪能下さい」

 むちぷるんっ、とルーナがずっしり重量級乳を持ち上げて僕に差し出す。重力に負けてだらしなくだらんと垂れている。ぐへへ、卑しく垂れおってからに。垂れおってからに。

「では失礼します」

 かぷり。

 たまらずむしゃぶりつく。すると人肌のほのかに甘い液体が口内にじゅわぁ、と染みだした。

 うんまあ。

 なんやこれ、旨すぎる。ストレートなミルクテイスト。あれだ、脂肪分たっぷりのハイエンド牧場絞りだ。頭バカになっちゃう。

「んっ」

 マイアが色っぽい声を出した。瞳をうるうるさせて僕を見る。

 プッツン。

 頭の中で乳が弾けた。弾けた乳で理性が溺死した。
 
「きゃっ」

 僕はマイアを抱きすくめてベッドに押し倒す。そのまま左乳大臣を吸い尽くす。あっまあっま。吸っても吸ってもいくらでも出てくる。けしからん、実にけしからん左乳大臣じゃ。罷免してくれようぞ。

「ご主人様ぁ……」

 マイアの蕩けた甘い声が僕の脳に滑り込み破壊する。我、吸い寄る混沌也。

 右手で右乳大臣を揉みしだく。ぬおっ、こっちはコリコリしてるぞ。なぜだ。左大臣は柔っこいのに。こっちは張りが強い。これは究明しなければなるまい。僕、冒険者だからな。

「はむっ」

「ああっ、そっちはっ」

 じゅんじゅわわわぁ。

 えっ、なにこれ。なんて複雑な味なんだ。まず最初に舌先を滑らかな乳の風がそよぐ。そのあと硬口蓋から軟口蓋にかけて、ほのかな酸味と苦味が滑っていく。若干のえぐみに困惑していると、さっぱり濃厚な乳風、第二波。しかも一回吸うだけで、二回三回と勝手にマイア乳がびたんびたん、のたうって迸ってくる。

 びゅーっ、しゅびーっ、じゅんじゅわしゅびびっ。

(この乳、動くぞ!)

 口内で縦横無尽に跳ね回るミルクの匂い。いや、マイアの香り。心が原始に還りそう。

 なんという活きの良さ。鮮度抜群産地直送。
 その間も左乳大臣をぎゅむぎゅむ絞っていく。

 一旦顔を上げ二つの乳大臣をまじまじと眺める。

 素晴らしい。

 決して形が良い訳じゃない。元が大きいのと、いくらか絞ったからかやや崩れている。だらんとだらしなく重力に甘えている様は、とっても怠惰。

 でも、それがいいのよ。

 そして歪に盛り上がった乳皿はやや黒ずんでおり、上品さなどまったく感じない。誠に下品である。さらに乳烏帽子は吸われたことによって、びよんびよんと弛緩して伸びている。口に含んで舌で転がし千切れるくらい吸い絞るとどぱどぱミルクが溢れてくる。

(ジャンゴさん、あんた、良い目しているよ)

 今後もあの店で購入しよう。「うふふ」と男奴隷のケツを揉みしだく姿が頭をよぎる。おえぇ。吐きそう。口直ししよう。

 乳大臣を思い切り真ん中に寄せて乳烏帽子を両指でつまみ上げる。

 ぷしゅっ。

「あっ、あーっ!」

「うわ、なんだっ」

 ぴゅー。

 天井に達する勢いでミルクが吹き上がった。うぉん、まるで獣人間欠泉だ。

「う、あぁ……」

 マイアは目を蕩けさせて恍惚の表情を浮かべている。だらんと口を開けて、真っ赤な舌が小刻みに震えていた。

 その口を塞ぎ、貪る。両手できちんと搾乳。一定のリズムでつまむと、ぴゅっぴゅっ、と乳が吹き出る。生暖かい液体が僕の腹に当たって、下に垂れていき僕の種巣棒をじっとり濡らす。あ、あかん。我慢できん。

「御主人様、御子息棒がお辛い様子。私がお慰めします。私の顔は見ずに、どうぞマイアを味わってください」

 御子息棒って。初めて聞いたよ。

 そう言うとルーナはマイアを抱え、がばっと布団みたく僕に被せる。おっぷ、乳圧がすごい。うわあ、マイアの弛みきった顔が間近だ。息が熱い。乳烏帽子からもじゅんじゅわじゅんじゅわお漏らし状態。これが肉布団というやつか? あと五枚くらい欲しいのだが?

「はうあっ」

 かぷり。

 不意に僕の御子息棒が暖かいものに咥えられた。ルーナだな。ううぅ、人間の口と全然違う。縦長だからめちゃくちゃ深いっ! 

 ぐっぽぐっぽ。じゅぼぼぼるる、ぼびゅっ。じゅるぶぶぶっ。

 うん、きっとどこかで水道詰まり直しているんだな。きっとその音だ。バキューム掃除しているだけだ。

「御主人様、腰を少し上げてください」

「こ、こう?」

 つぷ。

 うおっ、あつっ! ゆるっ。めっちゃゆるい。あーでもなんか新感覚。

 マイアの腰がびくびくんっ、と跳ねた。じゃぶじゃぶと乳も垂れ流しでミルキーウェイが出来上がっている。

 うあー、ぐずぐずに溶けてすごいことになっている。ゆるゆるだ。すごいなこれ。

「ふむ、だらしなく緩んでいますね。御主人様、きつくしますので躾る許可を頂けますか?」

 ルーナが無表情のまま中指を舐め、くいくい曲げる。いやいや、さすがにそっちは初日から飛ばしすぎでしょ。

「いや、これくらいで十分だよ」

「左様ですか。差し出がましい真似をしました」

 ルーナはそのまま僕とマイアのブリッジ部分に顔をうずめ、長い舌で舐め始める。ううっ、タマ転がしを始めてるよ。運動会だから。運動会だから。コロコロ優しい舌づかいだ。

「ひゅう……ひゅう……」

 マイアの顔はぐじゅぐじゅに緩みきって、舌を僕の胸にだらんと投げ出している。身体がゆさゆさ上下に揺れる度に、ミルキーウェイが溢れてしたたり、唾液が不規則に僕の顔を濡らす。

 もうミルクサーバーだな。そういう意味では僕も亜人の繁殖サーバーなので親近感が湧く。

 上は天国、下も天国。なーんだ。正解は僕だけ知っていればいい……。そしてベッドの上で、濃厚な天の川が幾重にもかかり、夜は更けていった……。うっ。
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