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商業ギルド『再び』
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「商業ギルドへようこそ」
商業ギルドに入ると、エリートっぽい男の従業員が対応してくれた。あからさまにジロジロ見てくる。品定めされているようで居心地が悪い。
「フン」
小さく鼻で笑った。うわあ。商業ギルドマジかよ。この前のことがあったばかりだぞ。
「フレイムベアの素材についてお話があるんですが、ギルドマスターいらっしゃいますか?」
「はあ?」
エリート従業員は馬鹿にしきった顔で、やれやれと、首を振る。
「おいおい、ここは詐欺師がくるところじゃないぞ。大人しく監獄へぐっぶほぉっ」「こ、これはケイ様。よ、よくいらしていただきましたっ」
あっ、この前最初に僕を担当してくれた若いお兄さんだ。エリート従業員を思いっ切り、グーで殴ったぞ。
背後からえぐりこむようなアッパーカットを二回。しかも一発目はみぞおちで顎を下げさせ、二回目で無防備な顎を撃ち抜いている。動きが素人のそれじゃない。
一瞬で意識を失いずるずると他の従業員に引きずられていく……。
「今のは?」
「王都から研修に来ている貴族の子息です。申し訳ございません。再教育します」
ぺこぺこと謝り倒される。再教育ってギルマス流なんだろうなあ。
「貴族ぶん殴って大丈夫なんですか?」
「ここはソルレオン王国一の迷宮商業都市デイライトです。肩書は役に立ちません」
誇らしげに宣言した。何気に初めてこの国の名前聞いた気がする……。どこかで聞いたっけ?
「すみません、お名前伺っても?」
何度か応対してくれてるしね。この人には盛大に溜息疲れたけど、さっきの貴族のバカ息子に比べたらずっとマシだ。
「失礼しました。ロイと申します。以前は大変なご無礼を。申し訳ございません。本日はどういったご用件でしょうか?」
慇懃な態度のロイさん。よかった。まともに相手してくれそうだ。
「えーと、追加でフレイムベアの毛皮を五枚と、同価値の素材を持ってきたので即金にしてもらえませんか?」
ロイさんは一瞬くらっと身体を傾かせたが、すぐに「ソファでお待ち下さい。部屋をご用意します」と言って去った。競歩選手みたいなスピードだ。商業ギルド職員って案外武闘派なんだなあ。
…………
……
「ケイ様。お待たせして申し訳ございません。ご用件を伺います」
例の激渋ギルマスと部屋で相対している。ちなみに他にはロイさんと、暫定副ギルマスのアルフィンさん(ぷるぷるしている)、ちょっと髪の毛が後退したおっさんがいる。
「さっきの貴族の人大丈夫ですか?」
軽い世間話のつもりだったんだけど、ギルマス以外の全員が顔を伏せてしまった。
「その件に関しては大変申し訳ございません。現在地下の研修場にて厳しい再教育を施しております」
なんだよそれ。おっかないな。
「いえいえ、それなら大丈夫です。
ロイさんからお聞きしているかもしれませんが、追加でフレイムベアの毛皮と同程度の価値と推測される素材を持ってきたので即金にしてもらえないでしょうか」
「聞いております。しかし、同程度の価値という根拠は何ですか?」
厳しい顔で質問してくるギルマス。
強さと肉の旨さ、あと絶死の森にいるからってだけなんだけど。ちょっと早まったかな。今更どうしようもないか。
「実際戦ってみて同じくらい強かったからですよ」
「たたかう……?」
ギルマスの表情が面白い。顔の厳しさが強くなって、さらに不思議そうな表情。あとのメンバーは……目を白黒させたり、明らかに挙動不審になったり。アルフィンさんは相変わらずぷるぷるしているが、度合いが強くなった。
「……フレイムベアと戦って生き残り、その毛皮を持ち帰ったと?」
倒したのは僕じゃないけどね。
「そうですよ」
「……そうですか」
失礼、とギルマスはかけていた眼鏡を外して目を揉んだ。今日はオシャレ眼鏡をしているのね。
「分かりました。まずは品々を拝見しても?」
「ええ、どうぞ」
ドサッドサドサドサ!
魔法の鞄から、フレベ、ダンボ、ブラサ素材を机に収まる範囲でぶちまけた。あ、毛根後退おっさんが目を丸くして驚いている。魔法の鞄が珍しいのかな。
「まだありますが、いったんこれで」
「畏まりました。アルフィン、ラーク、鑑定魔法を」
「はい……」
「了解しました」
おっさんの名前はラークというらしい。煙の嗜好品みたいだな。不健康研究員っぽいシュレアに似合いそうだ。
「……やっぱりフレイムベアなんだね。ボクは何も分かっていなかったんだ……」
フレベの毛皮を前にぶつぶつ、呟く暫定副ギルマス。ちょっと憔悴しているけど大丈夫かな。
「ダンプボア! それにブラッドサーペントだと! 実在したのか!」
ラークおっさんは頭をかきむしりそうな勢いで叫んでいる。それ以上むしっちゃだめだよ。
「ラーク、落ち着け。価値を報告しろ」
冷静なギルマス。手を組んで額を乗せている。冷静なトップがやるポーズだな。
「……価値は図りしれません。古い資料に、両方とも数百年前に現れ、近隣都市いくつかと小国を壊滅させた、という記録があるのみです。素材はおろか発見例も無いに等しいです」
「そうか。では、アルフィン、単純に訊こう。貴族共にいくらで売れると思う?」
いきなり話を振られてビクッとする暫定副ギルマス。生意気そうだった雰囲気は見る影も無い。
「ぼ、ボクは……」
「アルフィン、訊いているだけだ」
口調は厳しく聞こえるが、ギルマスは優しげに言った。はっ、暫定副ギルマスは顔を上げる。少し落ち着いたみたいだ。
「見栄っぱりの貴族ならいくらでも出すでしょう。フレイムベアより高騰する可能性が高いです。金貨百五十枚は下回らないかと」
「いや、希少性を考えたら二百行ってもおかしくないぞ」
「総額で朱金貨いきそうですね……はは」
「ロイ、惚けている場合じゃないよ。僕の後は君とラークにかかっているんだから」
「……恐縮です」
商業ギルドの面々が議論を始めてしまった。
ていうか、にひゃく……。シャイバードの唐揚げいくつ買えるんだろう……。
もう考えるのがめんどくさくなってきた。ぜんぶ鞄の中に有り余る程あるし。
それなりに貰って後の利益は商業ギルドに押し付けてしまおう。過分な富は身を滅ぼしそうだ。
「なら朱金貨一枚分のお金を下さい」
「それだけですか?」
ラークのおっさんが信じられないような顔で見てくる。マジかよ、そこそこ吹っかけたつもりだったんだけど。
「それは即金で今ください。後日オークションの一割を所望します」
「それだけなの? 何を考えているんだい?」
暫定副ギルマスが僕を睨みつける。完全に嫌われているよ。
「やめなさい、アルフィン……。
しかし、ケイ様。この者たちの言うことも確かです。貴方はもっと貰っていい。私どもとしましても、誠実に対応しようと考えております」
真摯な態度を崩さないギルマスは流石だ。でも、そんだけ貰えたら満足なんだよなあ。
「いえ、本当にけっこうですよ。
どうぞ儲けて下さい。その代わりと言ってはですが、何かと便宜を図って頂けるとありがたいです。後、出品者の情報は伏せて欲しいです。ああ、そうだ。今度新しく事業を始めるので、製品を買って下さい」
「ふむ……ケイ様。それでは対価になりません。本当によろしいのですか?」
「構いませんよ。今後とも仲良くお付き合いできたら、と思っていますので」
正直、もうややこしいことは終わらせて早く帰りたかった。僕の情報を開示しないのも面倒ごとを避けるため。絶死の森で異世界繁殖生活を送りたいんじゃ。
「分かりました。ご厚意を有り難く頂きます。ロイ、朱金貨一枚分の金を持ってこい。
さて、ケイ様。これは当商業ギルド、そしてオルスフィン商会として、ささやかながら友好の証です。お納めください」
ロイさんがすごいスピードで歩いていく。
そして、ギルマスは何かシックな万年筆をくれた。かっこいい。ペンはちょうど欲しかったから有り難い。
「これは?」
「これは魔法の筆です。いくら書いてもインクが無くなりませんし、書き心地もよく、書いた文字が消えることもありません。さらに、当家の家紋が刻まれているので、ちょっとした身分証にもなります」
おー、嬉しいな。元々はしがない根無し草だからね。身分証には飢えているのだ。
「ありがとうございます。大事にします」
「そうして頂けると何よりです」
「はあはあ、朱金貨一枚分です。お納めください」
ロイさんが高級そうな袋を持ってきた。ジャラジャラ、ちゃりんちゃりんとシルビアが泣いて喜びそうな音がする。
「ありがとうございます。それでは失礼いたします」
「おや、確認しなくてよろしいのですか?」
ギルマスが不思議そうに訊いてくる。
いや、いちいち数えるなんて面倒くさすぎるよ。
「そちらを信頼しておりますので」
「……なるほど。ケイ様には敵いませんな」
なにやら納得した様子。うーん、勘違いしているような気もするけど、まあいいや。それよりも、金貨の重みが半端じゃない。重量と言う意味では無く、価値の重さだ。これがセレブか。
「あ、あと二週間ほど留守にしますので。オークションのお金は適当な頃に取りに来ます。では」
「畏まりました。またのお越しを心よりお待ちしております」
ギルマスが深々とお辞儀してくれた。それに合わせてみんながお辞儀していく。
ていうか僕がギルドから出るまで、すべての職員がお辞儀してきた。やりづれぇー。
商業ギルドに入ると、エリートっぽい男の従業員が対応してくれた。あからさまにジロジロ見てくる。品定めされているようで居心地が悪い。
「フン」
小さく鼻で笑った。うわあ。商業ギルドマジかよ。この前のことがあったばかりだぞ。
「フレイムベアの素材についてお話があるんですが、ギルドマスターいらっしゃいますか?」
「はあ?」
エリート従業員は馬鹿にしきった顔で、やれやれと、首を振る。
「おいおい、ここは詐欺師がくるところじゃないぞ。大人しく監獄へぐっぶほぉっ」「こ、これはケイ様。よ、よくいらしていただきましたっ」
あっ、この前最初に僕を担当してくれた若いお兄さんだ。エリート従業員を思いっ切り、グーで殴ったぞ。
背後からえぐりこむようなアッパーカットを二回。しかも一発目はみぞおちで顎を下げさせ、二回目で無防備な顎を撃ち抜いている。動きが素人のそれじゃない。
一瞬で意識を失いずるずると他の従業員に引きずられていく……。
「今のは?」
「王都から研修に来ている貴族の子息です。申し訳ございません。再教育します」
ぺこぺこと謝り倒される。再教育ってギルマス流なんだろうなあ。
「貴族ぶん殴って大丈夫なんですか?」
「ここはソルレオン王国一の迷宮商業都市デイライトです。肩書は役に立ちません」
誇らしげに宣言した。何気に初めてこの国の名前聞いた気がする……。どこかで聞いたっけ?
「すみません、お名前伺っても?」
何度か応対してくれてるしね。この人には盛大に溜息疲れたけど、さっきの貴族のバカ息子に比べたらずっとマシだ。
「失礼しました。ロイと申します。以前は大変なご無礼を。申し訳ございません。本日はどういったご用件でしょうか?」
慇懃な態度のロイさん。よかった。まともに相手してくれそうだ。
「えーと、追加でフレイムベアの毛皮を五枚と、同価値の素材を持ってきたので即金にしてもらえませんか?」
ロイさんは一瞬くらっと身体を傾かせたが、すぐに「ソファでお待ち下さい。部屋をご用意します」と言って去った。競歩選手みたいなスピードだ。商業ギルド職員って案外武闘派なんだなあ。
…………
……
「ケイ様。お待たせして申し訳ございません。ご用件を伺います」
例の激渋ギルマスと部屋で相対している。ちなみに他にはロイさんと、暫定副ギルマスのアルフィンさん(ぷるぷるしている)、ちょっと髪の毛が後退したおっさんがいる。
「さっきの貴族の人大丈夫ですか?」
軽い世間話のつもりだったんだけど、ギルマス以外の全員が顔を伏せてしまった。
「その件に関しては大変申し訳ございません。現在地下の研修場にて厳しい再教育を施しております」
なんだよそれ。おっかないな。
「いえいえ、それなら大丈夫です。
ロイさんからお聞きしているかもしれませんが、追加でフレイムベアの毛皮と同程度の価値と推測される素材を持ってきたので即金にしてもらえないでしょうか」
「聞いております。しかし、同程度の価値という根拠は何ですか?」
厳しい顔で質問してくるギルマス。
強さと肉の旨さ、あと絶死の森にいるからってだけなんだけど。ちょっと早まったかな。今更どうしようもないか。
「実際戦ってみて同じくらい強かったからですよ」
「たたかう……?」
ギルマスの表情が面白い。顔の厳しさが強くなって、さらに不思議そうな表情。あとのメンバーは……目を白黒させたり、明らかに挙動不審になったり。アルフィンさんは相変わらずぷるぷるしているが、度合いが強くなった。
「……フレイムベアと戦って生き残り、その毛皮を持ち帰ったと?」
倒したのは僕じゃないけどね。
「そうですよ」
「……そうですか」
失礼、とギルマスはかけていた眼鏡を外して目を揉んだ。今日はオシャレ眼鏡をしているのね。
「分かりました。まずは品々を拝見しても?」
「ええ、どうぞ」
ドサッドサドサドサ!
魔法の鞄から、フレベ、ダンボ、ブラサ素材を机に収まる範囲でぶちまけた。あ、毛根後退おっさんが目を丸くして驚いている。魔法の鞄が珍しいのかな。
「まだありますが、いったんこれで」
「畏まりました。アルフィン、ラーク、鑑定魔法を」
「はい……」
「了解しました」
おっさんの名前はラークというらしい。煙の嗜好品みたいだな。不健康研究員っぽいシュレアに似合いそうだ。
「……やっぱりフレイムベアなんだね。ボクは何も分かっていなかったんだ……」
フレベの毛皮を前にぶつぶつ、呟く暫定副ギルマス。ちょっと憔悴しているけど大丈夫かな。
「ダンプボア! それにブラッドサーペントだと! 実在したのか!」
ラークおっさんは頭をかきむしりそうな勢いで叫んでいる。それ以上むしっちゃだめだよ。
「ラーク、落ち着け。価値を報告しろ」
冷静なギルマス。手を組んで額を乗せている。冷静なトップがやるポーズだな。
「……価値は図りしれません。古い資料に、両方とも数百年前に現れ、近隣都市いくつかと小国を壊滅させた、という記録があるのみです。素材はおろか発見例も無いに等しいです」
「そうか。では、アルフィン、単純に訊こう。貴族共にいくらで売れると思う?」
いきなり話を振られてビクッとする暫定副ギルマス。生意気そうだった雰囲気は見る影も無い。
「ぼ、ボクは……」
「アルフィン、訊いているだけだ」
口調は厳しく聞こえるが、ギルマスは優しげに言った。はっ、暫定副ギルマスは顔を上げる。少し落ち着いたみたいだ。
「見栄っぱりの貴族ならいくらでも出すでしょう。フレイムベアより高騰する可能性が高いです。金貨百五十枚は下回らないかと」
「いや、希少性を考えたら二百行ってもおかしくないぞ」
「総額で朱金貨いきそうですね……はは」
「ロイ、惚けている場合じゃないよ。僕の後は君とラークにかかっているんだから」
「……恐縮です」
商業ギルドの面々が議論を始めてしまった。
ていうか、にひゃく……。シャイバードの唐揚げいくつ買えるんだろう……。
もう考えるのがめんどくさくなってきた。ぜんぶ鞄の中に有り余る程あるし。
それなりに貰って後の利益は商業ギルドに押し付けてしまおう。過分な富は身を滅ぼしそうだ。
「なら朱金貨一枚分のお金を下さい」
「それだけですか?」
ラークのおっさんが信じられないような顔で見てくる。マジかよ、そこそこ吹っかけたつもりだったんだけど。
「それは即金で今ください。後日オークションの一割を所望します」
「それだけなの? 何を考えているんだい?」
暫定副ギルマスが僕を睨みつける。完全に嫌われているよ。
「やめなさい、アルフィン……。
しかし、ケイ様。この者たちの言うことも確かです。貴方はもっと貰っていい。私どもとしましても、誠実に対応しようと考えております」
真摯な態度を崩さないギルマスは流石だ。でも、そんだけ貰えたら満足なんだよなあ。
「いえ、本当にけっこうですよ。
どうぞ儲けて下さい。その代わりと言ってはですが、何かと便宜を図って頂けるとありがたいです。後、出品者の情報は伏せて欲しいです。ああ、そうだ。今度新しく事業を始めるので、製品を買って下さい」
「ふむ……ケイ様。それでは対価になりません。本当によろしいのですか?」
「構いませんよ。今後とも仲良くお付き合いできたら、と思っていますので」
正直、もうややこしいことは終わらせて早く帰りたかった。僕の情報を開示しないのも面倒ごとを避けるため。絶死の森で異世界繁殖生活を送りたいんじゃ。
「分かりました。ご厚意を有り難く頂きます。ロイ、朱金貨一枚分の金を持ってこい。
さて、ケイ様。これは当商業ギルド、そしてオルスフィン商会として、ささやかながら友好の証です。お納めください」
ロイさんがすごいスピードで歩いていく。
そして、ギルマスは何かシックな万年筆をくれた。かっこいい。ペンはちょうど欲しかったから有り難い。
「これは?」
「これは魔法の筆です。いくら書いてもインクが無くなりませんし、書き心地もよく、書いた文字が消えることもありません。さらに、当家の家紋が刻まれているので、ちょっとした身分証にもなります」
おー、嬉しいな。元々はしがない根無し草だからね。身分証には飢えているのだ。
「ありがとうございます。大事にします」
「そうして頂けると何よりです」
「はあはあ、朱金貨一枚分です。お納めください」
ロイさんが高級そうな袋を持ってきた。ジャラジャラ、ちゃりんちゃりんとシルビアが泣いて喜びそうな音がする。
「ありがとうございます。それでは失礼いたします」
「おや、確認しなくてよろしいのですか?」
ギルマスが不思議そうに訊いてくる。
いや、いちいち数えるなんて面倒くさすぎるよ。
「そちらを信頼しておりますので」
「……なるほど。ケイ様には敵いませんな」
なにやら納得した様子。うーん、勘違いしているような気もするけど、まあいいや。それよりも、金貨の重みが半端じゃない。重量と言う意味では無く、価値の重さだ。これがセレブか。
「あ、あと二週間ほど留守にしますので。オークションのお金は適当な頃に取りに来ます。では」
「畏まりました。またのお越しを心よりお待ちしております」
ギルマスが深々とお辞儀してくれた。それに合わせてみんながお辞儀していく。
ていうか僕がギルドから出るまで、すべての職員がお辞儀してきた。やりづれぇー。
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