26 / 153
戦闘訓練・包囲戦(対ダークエイプ)
しおりを挟む
「ウキャーーーー!」
「ウッキウキ! ウッキウキャ!」
「ウキャキャウキャ!」
「ウキャァーッ! ウギャギャハァー!」
訓練のためにシュレアの樹渡りでダークエイプの群れにワープしてきた。
正直に言おう。
過去一ムカついてる。この猿たち、人を見るなり馬鹿にしきった態度だ。頭掻いたり、指差して笑ったり、変な顔して挑発したり。
ゆるせん。絶対に勝ってやる。
…………
……
ちょっと前にシュレアがダークエイプで訓練すると言った。気が進まなかったけど、野菜畑を作るためにはもっと力の使い方に慣れないといけないらしい。ならしかたないか……。
「ダークエイプはダイオークやマスキュラスと違い、森を立体的に動きながら爪や牙で攻撃してきます。中には石を投げてくる個体もいます」
それだけ聞くと、大したこと無さそうに感じる。所詮は猿だしね。
「非常に素早く、死角に入るように動くので人の眼では追えません。爪や牙も良く切れる刃物だと思った方がいいです。また見た目以上に防御力が高く、固い毛皮は弓矢も通しません。さらに必ず群れで移動し、連携を取ってきます。普通の冒険者ならただのエサですし、ベテラン冒険者でも撤退せざるを得ない相手です」
撤回。すごい厄介そうだ。眼で追えないってどんな速さだよ。
つまり、立体的に物凄いスピードで動く性格の悪い傭兵チームだ。
確かに力押しで何とかなったダイオークや、頭を使わないマスキュラスとは違う。
「そんな狡猾な相手にどうすればいいの?」
練喚攻では一体を追っている間に背後から攻撃されるだろう。
風魔法では木々や毛皮に防がれ、決め手に欠けるだろう。
「簡単ですよ、樹魔法なら」
あ、ちょっとドヤ顔した。どっかのCMにありそうなセリフだ。
…………
……
「樹縄!」
シュレアから教わった通り、周囲の木々に意識を向け魔力を流し込みイメージを伝える。
四方八方から蔦やら根っ子やらがダークエイプたちに向かって伸びていく!
シュルシュルシュルシュルッ!
シュバーッ! シュルシュルッ!
「ウキィ!?」
「ウギャェー!」
あっという間に万力のような触手たちに絡め取られ、なすすべもないダークエイプたち。呆気ないな。
いや……樹魔法がやばいんだ。一度イメージを伝えれば自動追尾してくれるのはでかい。逃げても一緒に追えばいいし。たとえ触手を数本どうにかしたところでほぼ無限に湧いてくる。
……あれ、樹魔法めちゃくちゃ強くない? 特に森林の中だと反則に近い強さだ。数の優位を物ともしない。
「それだけではないですよ。教えた通りにあれも使って下さい」
(……)
シュレアは例の木を苗にして抱えている。ちんまりとシュレアの腕の中に収まっていた。この子にも名前を付けないとな。
ていうか、もう勝負ついているけどやるのね。エグいな。まあ嫌いって言ってたし。
「ふぅ……樹睡香」
すると蔦の先からぱかっと綺麗な花が咲いた、かと思うと甘ったるい匂いが辺りを包む。もちろん、僕とシュレアには効かない。
「ウ……キ……」
「ウキュ……キュ…」
あれだけ騒がしくしていたダークエイプは見事に沈黙してしまった。心地良さそうに寝息を立てている。
おそろしい。
樹睡香はその名の通り、強烈な眠気を誘発する香りを発生させる。
なんて速効性のある催眠攻撃なんだ。範囲攻撃だから群れとか関係ない。毛皮は関係ないし嗅いだだけでアウトだ。
ちなみに、他にもバリエーションがあるらしい。麻痺させたり毒にさせたり。つまりは広範囲状態異常攻撃だ。やってみて分かるけどエグすぎる。練喚攻や風魔法とは別種のヤバさだ。
「さあ、止めを」
シュレアが無慈悲な宣告をする。生かしておく必要も無いけど、次の技もまた、躊躇う怖さなんだよね……。
(……)
ああ、でもこの子も期待している。もしかしたらダークエイプに迷惑掛けられたのかもしれない。ならいっか。ダークエイプ死すべし。慈悲は無い。
うわっ、寝ているダークエイプの顔を見てしまった。こいつら寝てても邪悪な顔してんなあ。
僕もいつの間にか影響受けていないか心配になって、シュレアの方を見た。
「いかがわしい目付きですね」
眉間にシワを寄せて嫌そうに距離をとった。むしろそういう目でしか見れないんだけど。ちょっと僕いかがわしい雰囲気作ってきます。
さて、覚悟決める時間も終わりだ。
「吸命」
ぶすり。
ぶすぶすぶすぶすっ。
眠ったダークエイプたちに無数の尖った触手が突き刺さる。しかし、深い睡眠状態のダークエイプ達は目を覚まさない。
「………………ウ………」
「………………」
「キ………………」
悲鳴を上げることなく干からびていく……うわ……やっぱり引くわ……。
生命力やら水分やらを根こそぎ吸われたダークエイプはカラカラに乾いて、最後は落ち葉のようにくしゃりと潰れて跡形も無くなった。
ひええええ。
「上出来ですね。木々たちも喜んでいますよ」
あっ、本当だ。
樹魔法に協力してくれて木々が、嬉しそうに葉を揺らす音が聞こえる。
さわさわ……。
さわわ……。
ざわざわ……。
風が語りかけます。
いや、木々だけど。
役に立てたならよかった、のかな? 死骸も残さず新たな生命の糧になったということで、ダークエイプたちには諦めてもらおう。
その後何回か包囲戦を繰り返した。
やればやるほど、森という限定空間において樹魔法は最強クラスなんだなと痛感した。
打撃力や破壊力があるわけじゃないけど、状況対応力に優れている。
探知、捕縛、睡眠による無効化、吸命して証拠隠滅……。あれ、暗殺向きすぎてない?
ゲリラ戦では無敵になれそうだ。
「こんなものでしょうか」
その日、何グループのダークエイプの群れを落ち葉にしたか分からない。夕方くらいにシュレアがそう言った。それでもこの森は広大だからまだたくさんいるんだろうけどさ。
そのくらいにはすっかり樹魔法の使い方にも慣れていた。魔法発動までの時間も短くなったし、朝よりも精密に運用できたように思う。
後半では木々よりも小さい草でも練習した。戦闘に使うのは難しいけど、草むしりの手間が省けるようになったかな。移動をお願いしたら、草たちがにょきっと地面から出て、整列して行進していったのには驚いた……。
そういえば森では使えるけど、街中でも使えるのかな?
「もちろんです。街中でもそこに草木があれば樹魔法は使えますよ」
ただ、森の中よりも運用効率は落ちるらしい。それでもかなり強いと思うけどね。
いやー、汗かいたな。
練喚攻や風魔法と比べて頭を使って集中することが多かったけど、知らない内に体へ負担がかかっていたようだ。
これは温泉に寄るしかない。
帰りにシュレアに言って温泉に寄ってもらった。
「ああ……」
目を閉じて息を漏らすシュレア。やはり温泉はいいよなあ。眼福だし。そのまま浄化マッサージをすると、嫌そうな目で気持ち良さそうにしていた。なんか個性的な表情だ。だめだ、むらむらしてきた。
そしてたっぷり繁ったよ。元からいろいろと繁ってたけど。シュレア結構密林なんだよね。もじゃもじゃ。それを頬でしょりしょりしょわしょわするのがすき。
相変わらず、すごい嫌そうな目付きだったのがよかった。でも枝角はぴかぴか光っているんだよね。うーん、結局どういう時に光るんだろうな。
シュレアと温泉でまったりしている時にふと気になって、周りの樹木の様子を窺ってみた。どうやら、この前浄化したおかげでかなり気分がよくなったらしい。ならよかったよ。
「かなり大きな魔素溜まりだったようですね。樹木たちの喜び方がすごいです」
ほんのり頬を上気させつつ、不機嫌そうに言った。うーん、僕にはまだ分からない。シュレアくらいにかると簡単に分かるようになるのかな。
辺りの日が落ちる頃、樹渡りしてもらって帰った。これ、渡る度に抱きすくめられるのは慣れなさそうだ……。
「ウッキウキ! ウッキウキャ!」
「ウキャキャウキャ!」
「ウキャァーッ! ウギャギャハァー!」
訓練のためにシュレアの樹渡りでダークエイプの群れにワープしてきた。
正直に言おう。
過去一ムカついてる。この猿たち、人を見るなり馬鹿にしきった態度だ。頭掻いたり、指差して笑ったり、変な顔して挑発したり。
ゆるせん。絶対に勝ってやる。
…………
……
ちょっと前にシュレアがダークエイプで訓練すると言った。気が進まなかったけど、野菜畑を作るためにはもっと力の使い方に慣れないといけないらしい。ならしかたないか……。
「ダークエイプはダイオークやマスキュラスと違い、森を立体的に動きながら爪や牙で攻撃してきます。中には石を投げてくる個体もいます」
それだけ聞くと、大したこと無さそうに感じる。所詮は猿だしね。
「非常に素早く、死角に入るように動くので人の眼では追えません。爪や牙も良く切れる刃物だと思った方がいいです。また見た目以上に防御力が高く、固い毛皮は弓矢も通しません。さらに必ず群れで移動し、連携を取ってきます。普通の冒険者ならただのエサですし、ベテラン冒険者でも撤退せざるを得ない相手です」
撤回。すごい厄介そうだ。眼で追えないってどんな速さだよ。
つまり、立体的に物凄いスピードで動く性格の悪い傭兵チームだ。
確かに力押しで何とかなったダイオークや、頭を使わないマスキュラスとは違う。
「そんな狡猾な相手にどうすればいいの?」
練喚攻では一体を追っている間に背後から攻撃されるだろう。
風魔法では木々や毛皮に防がれ、決め手に欠けるだろう。
「簡単ですよ、樹魔法なら」
あ、ちょっとドヤ顔した。どっかのCMにありそうなセリフだ。
…………
……
「樹縄!」
シュレアから教わった通り、周囲の木々に意識を向け魔力を流し込みイメージを伝える。
四方八方から蔦やら根っ子やらがダークエイプたちに向かって伸びていく!
シュルシュルシュルシュルッ!
シュバーッ! シュルシュルッ!
「ウキィ!?」
「ウギャェー!」
あっという間に万力のような触手たちに絡め取られ、なすすべもないダークエイプたち。呆気ないな。
いや……樹魔法がやばいんだ。一度イメージを伝えれば自動追尾してくれるのはでかい。逃げても一緒に追えばいいし。たとえ触手を数本どうにかしたところでほぼ無限に湧いてくる。
……あれ、樹魔法めちゃくちゃ強くない? 特に森林の中だと反則に近い強さだ。数の優位を物ともしない。
「それだけではないですよ。教えた通りにあれも使って下さい」
(……)
シュレアは例の木を苗にして抱えている。ちんまりとシュレアの腕の中に収まっていた。この子にも名前を付けないとな。
ていうか、もう勝負ついているけどやるのね。エグいな。まあ嫌いって言ってたし。
「ふぅ……樹睡香」
すると蔦の先からぱかっと綺麗な花が咲いた、かと思うと甘ったるい匂いが辺りを包む。もちろん、僕とシュレアには効かない。
「ウ……キ……」
「ウキュ……キュ…」
あれだけ騒がしくしていたダークエイプは見事に沈黙してしまった。心地良さそうに寝息を立てている。
おそろしい。
樹睡香はその名の通り、強烈な眠気を誘発する香りを発生させる。
なんて速効性のある催眠攻撃なんだ。範囲攻撃だから群れとか関係ない。毛皮は関係ないし嗅いだだけでアウトだ。
ちなみに、他にもバリエーションがあるらしい。麻痺させたり毒にさせたり。つまりは広範囲状態異常攻撃だ。やってみて分かるけどエグすぎる。練喚攻や風魔法とは別種のヤバさだ。
「さあ、止めを」
シュレアが無慈悲な宣告をする。生かしておく必要も無いけど、次の技もまた、躊躇う怖さなんだよね……。
(……)
ああ、でもこの子も期待している。もしかしたらダークエイプに迷惑掛けられたのかもしれない。ならいっか。ダークエイプ死すべし。慈悲は無い。
うわっ、寝ているダークエイプの顔を見てしまった。こいつら寝てても邪悪な顔してんなあ。
僕もいつの間にか影響受けていないか心配になって、シュレアの方を見た。
「いかがわしい目付きですね」
眉間にシワを寄せて嫌そうに距離をとった。むしろそういう目でしか見れないんだけど。ちょっと僕いかがわしい雰囲気作ってきます。
さて、覚悟決める時間も終わりだ。
「吸命」
ぶすり。
ぶすぶすぶすぶすっ。
眠ったダークエイプたちに無数の尖った触手が突き刺さる。しかし、深い睡眠状態のダークエイプ達は目を覚まさない。
「………………ウ………」
「………………」
「キ………………」
悲鳴を上げることなく干からびていく……うわ……やっぱり引くわ……。
生命力やら水分やらを根こそぎ吸われたダークエイプはカラカラに乾いて、最後は落ち葉のようにくしゃりと潰れて跡形も無くなった。
ひええええ。
「上出来ですね。木々たちも喜んでいますよ」
あっ、本当だ。
樹魔法に協力してくれて木々が、嬉しそうに葉を揺らす音が聞こえる。
さわさわ……。
さわわ……。
ざわざわ……。
風が語りかけます。
いや、木々だけど。
役に立てたならよかった、のかな? 死骸も残さず新たな生命の糧になったということで、ダークエイプたちには諦めてもらおう。
その後何回か包囲戦を繰り返した。
やればやるほど、森という限定空間において樹魔法は最強クラスなんだなと痛感した。
打撃力や破壊力があるわけじゃないけど、状況対応力に優れている。
探知、捕縛、睡眠による無効化、吸命して証拠隠滅……。あれ、暗殺向きすぎてない?
ゲリラ戦では無敵になれそうだ。
「こんなものでしょうか」
その日、何グループのダークエイプの群れを落ち葉にしたか分からない。夕方くらいにシュレアがそう言った。それでもこの森は広大だからまだたくさんいるんだろうけどさ。
そのくらいにはすっかり樹魔法の使い方にも慣れていた。魔法発動までの時間も短くなったし、朝よりも精密に運用できたように思う。
後半では木々よりも小さい草でも練習した。戦闘に使うのは難しいけど、草むしりの手間が省けるようになったかな。移動をお願いしたら、草たちがにょきっと地面から出て、整列して行進していったのには驚いた……。
そういえば森では使えるけど、街中でも使えるのかな?
「もちろんです。街中でもそこに草木があれば樹魔法は使えますよ」
ただ、森の中よりも運用効率は落ちるらしい。それでもかなり強いと思うけどね。
いやー、汗かいたな。
練喚攻や風魔法と比べて頭を使って集中することが多かったけど、知らない内に体へ負担がかかっていたようだ。
これは温泉に寄るしかない。
帰りにシュレアに言って温泉に寄ってもらった。
「ああ……」
目を閉じて息を漏らすシュレア。やはり温泉はいいよなあ。眼福だし。そのまま浄化マッサージをすると、嫌そうな目で気持ち良さそうにしていた。なんか個性的な表情だ。だめだ、むらむらしてきた。
そしてたっぷり繁ったよ。元からいろいろと繁ってたけど。シュレア結構密林なんだよね。もじゃもじゃ。それを頬でしょりしょりしょわしょわするのがすき。
相変わらず、すごい嫌そうな目付きだったのがよかった。でも枝角はぴかぴか光っているんだよね。うーん、結局どういう時に光るんだろうな。
シュレアと温泉でまったりしている時にふと気になって、周りの樹木の様子を窺ってみた。どうやら、この前浄化したおかげでかなり気分がよくなったらしい。ならよかったよ。
「かなり大きな魔素溜まりだったようですね。樹木たちの喜び方がすごいです」
ほんのり頬を上気させつつ、不機嫌そうに言った。うーん、僕にはまだ分からない。シュレアくらいにかると簡単に分かるようになるのかな。
辺りの日が落ちる頃、樹渡りしてもらって帰った。これ、渡る度に抱きすくめられるのは慣れなさそうだ……。
15
お気に入りに追加
1,412
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。

美人四天王の妹とシテいるけど、僕は学校を卒業するまでモブに徹する、はずだった
ぐうのすけ
恋愛
【カクヨムでラブコメ週間2位】ありがとうございます!
僕【山田集】は高校3年生のモブとして何事もなく高校を卒業するはずだった。でも、義理の妹である【山田芽以】とシテいる現場をお母さんに目撃され、家族会議が開かれた。家族会議の結果隠蔽し、何事も無く高校を卒業する事が決まる。ある時学校の美人四天王の一角である【夏空日葵】に僕と芽以がベッドでシテいる所を目撃されたところからドタバタが始まる。僕の完璧なモブメッキは剥がれ、ヒマリに観察され、他の美人四天王にもメッキを剥され、何かを嗅ぎつけられていく。僕は、平穏無事に学校を卒業できるのだろうか?
『この物語は、法律・法令に反する行為を容認・推奨するものではありません』
勇者一行から追放された二刀流使い~仲間から捜索願いを出されるが、もう遅い!~新たな仲間と共に魔王を討伐ス
R666
ファンタジー
アマチュアニートの【二龍隆史】こと36歳のおっさんは、ある日を境に実の両親達の手によって包丁で腹部を何度も刺されて地獄のような痛みを味わい死亡。
そして彼の魂はそのまま天界へ向かう筈であったが女神を自称する危ない女に呼び止められると、ギフトと呼ばれる最強の特典を一つだけ選んで、異世界で勇者達が魔王を討伐できるように手助けをして欲しいと頼み込まれた。
最初こそ余り乗り気ではない隆史ではあったが第二の人生を始めるのも悪くないとして、ギフトを一つ選び女神に言われた通りに勇者一行の手助けをするべく異世界へと乗り込む。
そして異世界にて真面目に勇者達の手助けをしていたらチキン野郎の役立たずという烙印を押されてしまい隆史は勇者一行から追放されてしまう。
※これは勇者一行から追放された最凶の二刀流使いの隆史が新たな仲間を自ら探して、自分達が新たな勇者一行となり魔王を討伐するまでの物語である※
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活
昼寝部
ファンタジー
この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。
しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。
そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。
しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。
そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。
これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。
【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。
三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎
長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!?
しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。
ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。
といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。
とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない!
フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

Sランク昇進を記念して追放された俺は、追放サイドの令嬢を助けたことがきっかけで、彼女が押しかけ女房のようになって困る!
仁徳
ファンタジー
シロウ・オルダーは、Sランク昇進をきっかけに赤いバラという冒険者チームから『スキル非所持の無能』とを侮蔑され、パーティーから追放される。
しかし彼は、異世界の知識を利用して新な魔法を生み出すスキル【魔学者】を使用できるが、彼はそのスキルを隠し、無能を演じていただけだった。
そうとは知らずに、彼を追放した赤いバラは、今までシロウのサポートのお陰で強くなっていたことを知らずに、ダンジョンに挑む。だが、初めての敗北を経験したり、その後借金を背負ったり地位と名声を失っていく。
一方自由になったシロウは、新な町での冒険者活動で活躍し、一目置かれる存在となりながら、追放したマリーを助けたことで惚れられてしまう。手料理を振る舞ったり、背中を流したり、それはまるで押しかけ女房だった!
これは、チート能力を手に入れてしまったことで、無能を演じたシロウがパーティーを追放され、その後ソロとして活躍して無双すると、他のパーティーから追放されたエルフや魔族といった様々な追放少女が集まり、いつの間にかハーレムパーティーを結成している物語!
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる