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ベステルタ
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「ははぁ。なるほどそういうことね」
ベステルタは納得したように頷いた。
「あれ、あんまり驚かないの?」
「いえ、十分驚いたわ。でもそういう存在はこっちにも確認されてるの。紛れ人って言うのよ」
よかった。どうやら他にも同郷の人間がいるようだ。ということは文化レベルも高いかもしれない。意外と科学技術が発達してビルなんかもあるかもしれない。ごはんも美味しいといいのだが。よし、どこかの街で身上を明かして保護してもらおう。
「ただ、最後に紛れ人が確認されたのは何百年も前の話だし、すぐに処刑されて気付いたのはけっこう後だって聞いたわ」
前言撤回。もっとクールに行動しよう。
「ははは。ちなみにビルって知ってる?」
「何がおかしいのか分からないけど、ビルって言葉は聞いたことないわ」
文化水準も地球と同じでは無さそうだ。
「いちおう知りたいんだけど、紛れ人が元の世界に戻ったって話聞いたことある?」
「無いわね。私が知ってる限りではみんなこっちで死んだわ」
そっか。帰還は無理そうか。
ちょっと実感湧かないな。まだ両親や友達もいたし、奨学金の返済もあと少しあった。未練はある。でも、どうせ戻れないならこっちで好きに生きたいな。誰かのために生きるのは疲れるからね。自分のために生きよう。今度こそ、自分本位で。
「そっか。ありがとう。なるべくこっちで生きる道を探すよ。ちなみにここから人間の街って遠いのかな?」
「人間の徒歩で計算したらかなり遠いわよ。二か月くらいかかるんじゃないかしら?」
二か月……。それはちょっと無理だ。特に運動慣れしているわけでもないし、サバイバルのやり方なんて知らないし。知らない森の中、舗装されていない道を勘で歩き続けるなんて、どう考えても自殺行為だ。どうしたものか。
「何かスキルとかないの? これでも長く生きているから大抵のスキルは知っているの。紛れ人は特別なスキルを持っていると聞いたことがあるわ」
腕を組んで親切に教えてくれる。長生きなのか。年齢を聞いてみたいけどちょっと聞けない。見た目は二十歳過ぎって感じだけど。
ただ、目の前で揺れるその二つの丘、いや、山が目の毒すぎる。特に支えてないのになんでそんなに上向いてるの? いつまでも眺めていられるな。目に焼き付けよう。
「うっ。そのスキルっていうのはどうやったら確認できる?」
「ああそうか、あなた来たばかりだって言っていたもんね。分からないのも当然か。簡単よ。自分の心に向かって『ステータス』と念じれば頭の中に浮かぶはずよ」
よかった。異世界物によくあるやつだ。読んでてよかったライトノベル。
「ありがとう。『ステータス』」
すると脳内に文字が浮かびあがった。
氏名 種巣 啓
レベル 1
体力 10
魔力 10
腕力 10
精神 5
知力 30
器用 10
スキル
生活魔法
固有スキル
言語理解
頑健
浄化
やってみたはいいけど、どうなんだこれ。見た感じ標準なのか?精神ってメンタルのことだろうか。確かに僕はメンタル弱いけども。
スキル群の理解がちっとも進まない。
「どうだった?」
「とりあえず確認できたよ」
「わたしも見ていい?」
「え、見れるの?」
あかん、勝手に見れるならプライバシー駄々洩れじゃん。
「ケイの許可があればできるわよ。逆に無ければできないわね」
よ、よかった。僕のプライバシーは守られた。
「もちろん問題ないよ。どうぞ」
「ありがとう……、ぶっ!」
いきなり噴き出すベステルタ。なんか、まずいことでもあったかな。ステータスが低すぎるとか? うわー、だとしたら泣ける。
「な、何かあった?」
「ち、ちがうの。あなたのステータスを笑ったわけじゃないのよ。ただ、固有スキルが三つあるなんて聞いたことないから……」
「それって珍しいの?」
よくわからないスキルだけど、ある分マシってことかな?
「珍しいわよ。普通の戦闘系スキルが一つでも騎士団や冒険者組合から、非戦闘系なら商業ギルドや見合った組織から勧誘が来るわ。固有スキルなんて国が頭下げて迎えに来るわね」
おお、こういうところはチートっぽいな。
もう一回ステータスを確認する。
言語理解はそのままだろうな。このおかげで僕はベステルタと話せているわけだ。頑健はなんだろう。頑丈じゃないところを考えると、体も丈夫で健康ってことかな。そういえば確かに体が軽い。慢性的な首肩腰痛が無い!
「どうしたの急に躍り出して。ちょっと気持ち悪いわ」
「ごめん。実は体が軽くて節々の痛みが無いことに気付いたんだ。これってたぶん頑健スキルのおかげかなって」
目を細めて少し気持ち悪そうに僕を見ている。なんだか新しい扉が開けそうだ。
「ああ、そういうこと。それならまぁ、分かるわね」
得心したように頷く。その度にばいん、ばいん。うう、そろそろ前屈みにならないと厳しいかも。
「そ、そうだ。ベステルタ。スキルの詳細は分かる?」
あからさまに話題をそらす。情けないが仕方ない。僕の男としての尊厳のためだ。
「ふーん、ちょっと待ってね。えっと言語理解はそのままね。言語が理解できるようになるスキル。かなりレアね。言語を持っているなら意思疎通できるんだから」
そうやって聞くとかなりの能力だな。とりあえず意思疎通できるってのは大きい。変な話そこら辺の犬とか、いるか分からないけどドラゴンとも話せるかもしれないってことでしょ?
「頑健はたぶん頑丈スキルの上位互換だと思うわ。頑丈スキルは防御力と体力が上がるスキルだったはず。でも頑健な訳だから健康にも影響がありそうね。病気にかかりづらかったりとか。固有スキルの特徴に普通スキルの効果を複数持つというのがあるから、そこら辺でしょうね。生き抜くためのスキルね」
おおよそ考えていたことと同じだった。これは要検証だな。現時点では全体的に体が丈夫になって、健康にもなると。よく考えたらとてもありがたいスキルだな。体が本当に軽いし。地味に便利だ。
「浄化は……何かを浄化するんでしょうね」
すこし悔しそうに言う。何か知っているかもと思ったけど知らなかったか。うーん、毒とか穢れを浄化するってことかな。意味の範囲が広くてわからないぞ。とりあえず、毒が邪魔な場面で使ってみることにしよう。
ふふ、ベステルタはまだ悔しそうだ。なんか自然にお姉さんムーブしていたから、新鮮な感じだ。
「ふふ」
「何気持ち悪い顔で笑ってるのよ」
「いや、ベステルタが可愛いなって思ってね」
にやりと僕はキメ顔で言った。この時僕はどうかしていたとしか思えない。たぶん目の前の理想の人外娘がいて、固有スキルのことで舞い上がって、ベステルタが綺麗だったからいろいろおかしくなっていたんだろう。普段そんなイケメン発言するような人生送ってなかったし、フツメンに毛が生えた程度の顔面レベルだ。
「ちょっと、正気?」
「何が?」
「わたしが可愛いって言葉よ。そういえば最初綺麗とか言ってたけど。その言葉の意味わかってるの? 言語理解スキルがうまく働いていないのかしら」
「失礼な。正気だし、本気でそう思っているよ」
この時の僕をほんとにぶん殴ってやりたい。せめてこの先の運命が避けられないにしても、もう少し言い方あっただろうって。
「ケイ、あなた、これからどうするの?」
唐突に話が変わった。なにこれ怖いんですけど。言外に有無を言わせない力があるんですけど。
なんかベステルタの表情が凄い。笑っているような、堪えているような、期待しているような。ゴゴゴゴゴ、と後ろの空気が震えているように見える。世紀末覇者かな?
「ちょうどそれも考えていたんだけど、正直お手上げなんだ。異世界に放り出されたばかりだし、行く当てもないし」
「ふぅん。それなら提案があるんだけど。ケイ、ここでしばらく暮らさない? さっきも言ったけど人の街はここから遠いし、あなた一人でこの森にいる魔獣たちを倒して進めるとは思えないわ。わたしたちからは最低限の衣食住と知識を提供してあげる」
あっそれは嬉しいな。ベステルタが僕を保護してくれるって事だろうか。しばらくここを拠点にする必要があるな。ん、たち?
「その代わり、わたしたちと繁殖してほしいの」
「は?」
唐突な繁殖宣言。
こうして僕の自由な? 異世界繁殖生活が始まった。
ベステルタは納得したように頷いた。
「あれ、あんまり驚かないの?」
「いえ、十分驚いたわ。でもそういう存在はこっちにも確認されてるの。紛れ人って言うのよ」
よかった。どうやら他にも同郷の人間がいるようだ。ということは文化レベルも高いかもしれない。意外と科学技術が発達してビルなんかもあるかもしれない。ごはんも美味しいといいのだが。よし、どこかの街で身上を明かして保護してもらおう。
「ただ、最後に紛れ人が確認されたのは何百年も前の話だし、すぐに処刑されて気付いたのはけっこう後だって聞いたわ」
前言撤回。もっとクールに行動しよう。
「ははは。ちなみにビルって知ってる?」
「何がおかしいのか分からないけど、ビルって言葉は聞いたことないわ」
文化水準も地球と同じでは無さそうだ。
「いちおう知りたいんだけど、紛れ人が元の世界に戻ったって話聞いたことある?」
「無いわね。私が知ってる限りではみんなこっちで死んだわ」
そっか。帰還は無理そうか。
ちょっと実感湧かないな。まだ両親や友達もいたし、奨学金の返済もあと少しあった。未練はある。でも、どうせ戻れないならこっちで好きに生きたいな。誰かのために生きるのは疲れるからね。自分のために生きよう。今度こそ、自分本位で。
「そっか。ありがとう。なるべくこっちで生きる道を探すよ。ちなみにここから人間の街って遠いのかな?」
「人間の徒歩で計算したらかなり遠いわよ。二か月くらいかかるんじゃないかしら?」
二か月……。それはちょっと無理だ。特に運動慣れしているわけでもないし、サバイバルのやり方なんて知らないし。知らない森の中、舗装されていない道を勘で歩き続けるなんて、どう考えても自殺行為だ。どうしたものか。
「何かスキルとかないの? これでも長く生きているから大抵のスキルは知っているの。紛れ人は特別なスキルを持っていると聞いたことがあるわ」
腕を組んで親切に教えてくれる。長生きなのか。年齢を聞いてみたいけどちょっと聞けない。見た目は二十歳過ぎって感じだけど。
ただ、目の前で揺れるその二つの丘、いや、山が目の毒すぎる。特に支えてないのになんでそんなに上向いてるの? いつまでも眺めていられるな。目に焼き付けよう。
「うっ。そのスキルっていうのはどうやったら確認できる?」
「ああそうか、あなた来たばかりだって言っていたもんね。分からないのも当然か。簡単よ。自分の心に向かって『ステータス』と念じれば頭の中に浮かぶはずよ」
よかった。異世界物によくあるやつだ。読んでてよかったライトノベル。
「ありがとう。『ステータス』」
すると脳内に文字が浮かびあがった。
氏名 種巣 啓
レベル 1
体力 10
魔力 10
腕力 10
精神 5
知力 30
器用 10
スキル
生活魔法
固有スキル
言語理解
頑健
浄化
やってみたはいいけど、どうなんだこれ。見た感じ標準なのか?精神ってメンタルのことだろうか。確かに僕はメンタル弱いけども。
スキル群の理解がちっとも進まない。
「どうだった?」
「とりあえず確認できたよ」
「わたしも見ていい?」
「え、見れるの?」
あかん、勝手に見れるならプライバシー駄々洩れじゃん。
「ケイの許可があればできるわよ。逆に無ければできないわね」
よ、よかった。僕のプライバシーは守られた。
「もちろん問題ないよ。どうぞ」
「ありがとう……、ぶっ!」
いきなり噴き出すベステルタ。なんか、まずいことでもあったかな。ステータスが低すぎるとか? うわー、だとしたら泣ける。
「な、何かあった?」
「ち、ちがうの。あなたのステータスを笑ったわけじゃないのよ。ただ、固有スキルが三つあるなんて聞いたことないから……」
「それって珍しいの?」
よくわからないスキルだけど、ある分マシってことかな?
「珍しいわよ。普通の戦闘系スキルが一つでも騎士団や冒険者組合から、非戦闘系なら商業ギルドや見合った組織から勧誘が来るわ。固有スキルなんて国が頭下げて迎えに来るわね」
おお、こういうところはチートっぽいな。
もう一回ステータスを確認する。
言語理解はそのままだろうな。このおかげで僕はベステルタと話せているわけだ。頑健はなんだろう。頑丈じゃないところを考えると、体も丈夫で健康ってことかな。そういえば確かに体が軽い。慢性的な首肩腰痛が無い!
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「ごめん。実は体が軽くて節々の痛みが無いことに気付いたんだ。これってたぶん頑健スキルのおかげかなって」
目を細めて少し気持ち悪そうに僕を見ている。なんだか新しい扉が開けそうだ。
「ああ、そういうこと。それならまぁ、分かるわね」
得心したように頷く。その度にばいん、ばいん。うう、そろそろ前屈みにならないと厳しいかも。
「そ、そうだ。ベステルタ。スキルの詳細は分かる?」
あからさまに話題をそらす。情けないが仕方ない。僕の男としての尊厳のためだ。
「ふーん、ちょっと待ってね。えっと言語理解はそのままね。言語が理解できるようになるスキル。かなりレアね。言語を持っているなら意思疎通できるんだから」
そうやって聞くとかなりの能力だな。とりあえず意思疎通できるってのは大きい。変な話そこら辺の犬とか、いるか分からないけどドラゴンとも話せるかもしれないってことでしょ?
「頑健はたぶん頑丈スキルの上位互換だと思うわ。頑丈スキルは防御力と体力が上がるスキルだったはず。でも頑健な訳だから健康にも影響がありそうね。病気にかかりづらかったりとか。固有スキルの特徴に普通スキルの効果を複数持つというのがあるから、そこら辺でしょうね。生き抜くためのスキルね」
おおよそ考えていたことと同じだった。これは要検証だな。現時点では全体的に体が丈夫になって、健康にもなると。よく考えたらとてもありがたいスキルだな。体が本当に軽いし。地味に便利だ。
「浄化は……何かを浄化するんでしょうね」
すこし悔しそうに言う。何か知っているかもと思ったけど知らなかったか。うーん、毒とか穢れを浄化するってことかな。意味の範囲が広くてわからないぞ。とりあえず、毒が邪魔な場面で使ってみることにしよう。
ふふ、ベステルタはまだ悔しそうだ。なんか自然にお姉さんムーブしていたから、新鮮な感じだ。
「ふふ」
「何気持ち悪い顔で笑ってるのよ」
「いや、ベステルタが可愛いなって思ってね」
にやりと僕はキメ顔で言った。この時僕はどうかしていたとしか思えない。たぶん目の前の理想の人外娘がいて、固有スキルのことで舞い上がって、ベステルタが綺麗だったからいろいろおかしくなっていたんだろう。普段そんなイケメン発言するような人生送ってなかったし、フツメンに毛が生えた程度の顔面レベルだ。
「ちょっと、正気?」
「何が?」
「わたしが可愛いって言葉よ。そういえば最初綺麗とか言ってたけど。その言葉の意味わかってるの? 言語理解スキルがうまく働いていないのかしら」
「失礼な。正気だし、本気でそう思っているよ」
この時の僕をほんとにぶん殴ってやりたい。せめてこの先の運命が避けられないにしても、もう少し言い方あっただろうって。
「ケイ、あなた、これからどうするの?」
唐突に話が変わった。なにこれ怖いんですけど。言外に有無を言わせない力があるんですけど。
なんかベステルタの表情が凄い。笑っているような、堪えているような、期待しているような。ゴゴゴゴゴ、と後ろの空気が震えているように見える。世紀末覇者かな?
「ちょうどそれも考えていたんだけど、正直お手上げなんだ。異世界に放り出されたばかりだし、行く当てもないし」
「ふぅん。それなら提案があるんだけど。ケイ、ここでしばらく暮らさない? さっきも言ったけど人の街はここから遠いし、あなた一人でこの森にいる魔獣たちを倒して進めるとは思えないわ。わたしたちからは最低限の衣食住と知識を提供してあげる」
あっそれは嬉しいな。ベステルタが僕を保護してくれるって事だろうか。しばらくここを拠点にする必要があるな。ん、たち?
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