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萩原繁殖

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独白される空想/inside

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 何もしなくていい自由と、何かしていい自由がある。僕達はいつもだいたいそこら辺で迷っている。だいたいは決断できない。決めたつもりになってるだけ。その決断は後の決断のための囮にすぎない。でも今僕は紛れも無く前者を勝ち得ている。なぜならこうして誰もいない公園でブランコに座っていられるから。漕がないよ。今はブランコを漕がない自由を選んでいる。
 僕の独白は大抵くだらない。意味も無く言葉を語り続けるか、語った言葉を無意味だと感じるか。そしてそのどちらの最後にも自嘲と空しさだけが残る。きっと吸い終わった煙草の吸殻を捨てるのに似てる。でもそうやって独白でもつづけていないと本当に何も残らなくなりそうで恐ろしいよ。語るべきものがなくなった時に僕はようやく沈黙に腰掛けられる。沈黙の賢者になりたいな。僕ならどんな沈黙でも楽しめる自信がある。沈黙の春を迎えてもいい。その前に沈黙の冬があるのなら。
 今の公園の静けさには誰も勝てまいよ。僕の足は動かな過ぎて突発性のエコノミー症候群にでもなりそうだ。
 でもそれを破ったのは僕自身だ。僕は立ち上がって歩くことにした。でもすぐに横になって砂にまみれた。しばらくそのまま天を仰いだ。寝転んだ景色の上方に、ちらちらと揺れるブランコが見える。でもそれ以上に雲が見える。そう言えば、雲が眠りに就いた時にようやく僕達は天使を見ることが出来る、と歌で聴いたことがある。ならいつまでもこうやっていて、雲がベッドに潜り込むときまで、天使が姿を現すまで待っていてもいいかもしれない。
 でもまぁ、それは今度にしよう。
 僕は起き上がる。
 なぜならそうすべき確固たる理由を見つけたから。
「ねぇ」
 と強めに声を出す。そして驚いた。大きな声を出すのは久しぶりな気がした。ただ、僕の声は届かない。あのぎんぶちめがねの女の子だ。彼女が公園の脇の道を走っている。とても晴れやかに笑っていた。そしてそのまま、どこかへ駆けてゆく。彼女の姿は僕の興味を大いに引く。その女の子は忙しいのか、我を忘れたかのように走り去ってゆく。僕はちゃんと意識を持って追いかける。僕の表情は今、とても豊かな笑顔だ。
 彼女の足は速かった。フィルムを早回ししているようだ。僕は見失わないように付いて行くのがやっとだった。彼女が道を右に曲がり、僕もくたくたになって右に曲がる。追いつけたかと思って彼女を見ようとすると、彼女が左に曲がった一瞬しか見えない。その繰り返しが何度か繰り返される。どんなに彼女を追いかけても僕の足では追いつけなさそうだな、とあきらめようとした。でもその少し後に僕の視界の端を彼女の姿がかすった。それは建物に入っていった。ひどく普通な病院だった。強調して強調しすぎることのないぐらい普通の病院だった。大きくて四角くて、すすけたコンクリートに覆われている。聳え立つ四角だ。
    病院のガラス扉を開けて中に入る。自動ではなくて手動だった。こういうタイプはいまどき珍しいのかもしれない。中にはあんまり人はいなかった。茶色い合成皮のソファでおじいさんが眠りこけていた。暇つぶし用の本が入っている棚がいくつかあり、その上に有名なアニメキャラクターのぬいぐるみが雑然と置かれていた。もちろんエイミーには劣る。そのぬいぐるみの目はまるで生きているかのように光がちらついていた。少し興味をそそられて顔を近づけてよく見てみると、それはテレビの映像が反射してそう見えているだけだった。ぬいぐるみの口角は笑うために半端に歪められていた。僕も真似をして口元をにュッと吊り上げた。ぬいぐるみの視線をたどるとテレビの前にたどりつく。テレビは何世紀も前のブラウン管式で、うすく埃が張り付いている。そしてテレビの内容はいつもどおり僕には関係ないことだった。
 そこで僕たちの関係は一旦途切れる。僕は彼女の姿を見失ってしまった。目を凝らして視界を広げても、ぎんぶちめがねのきらめきは見当たらない。病院のだだっぴろいホールが鎮座しているだけだ。おじいさんがこくりこくりと眠りこけ、本とぬいぐるみが音もなく呼吸している。なんだか僕まで眠くなってきた。本当に。
「何か用?」
 と声の音がする。それは僕を起こした。
「何かあるなら受付してからにしろよ」
 どうやらそれは奥のカウンターから発せられているようだ。そうだった。ここは病院だから受付があるんだ。なければおかしいものだ。
「受付?」
「あるんでしょ? 見舞いとか、面会とかが」
 もともと僕の目が悪いせいもあったが、ホール内は薄暗く、カウンターに近づかないとよく確認できなかった。
「いや、」
 と僕はしどろもどろになる。
「とにかくこっちで受付してからにしてくれない?」
 カウンターに近づき目を凝らす。声の主は人間だった。男性か女性かはわからない。髪は短いと思う。目はやや切れ長だ。口は不機嫌そうに閉じられている。顔立ちはかなり中性的だ。かなり、だなんておかしいけれど。服は看護服ではなく、普通の服を着ている。フードのついたパーカーだ。病院ってそんなにラフでいいんだっけ。
「私はいいんだ。看護服はいやなんだ」
 それで、とその人は言う。そしてパーカーの首下についている調節用の紐を引っ張る。いじっている。
「何か用ですか?」
「面会か見舞いがしたいんだ」
「悪いんだけど、原則的にはどっちかだけになってる」
「どっちの方がいいんだろう」
「あんたが会う人にとってはどっちの方がいいんだろう」
「わからない。僕には決められない」
「うざいなあ」
 その人はかったるそうに何か分厚い本を取り出し、ぱらぱらとめくり始める。
「もうなんでもいいよ。よく考えれば面会か見舞いかなんてどっちでもいい。面会でも、見舞いでも、会ってりんごの皮を剥いてやるならどっちでも同じことだ」
どうでもいいことだ、とパーカーの人は続ける。
「名前は?」
「僕の?」
「あんたの名前なんてそれこそどうだっていい。会いたい人の名前だよ。部屋の番号調べるから」
「ごめん、知らない」
「知らないって、」
 性別不明のパーカーの目がいよいよ不信の色に染まっていく。
「ぎんぶちのめがねをしていて髪は不揃いでさっきそこを走ってたんだ」
 パーカーがぱたんと本を閉じた。
「わかった。あんた不審者だ」
納得がいったようにパーカーは頷く。
「悪いけど不審者は通せないんだ」
「僕は不審者じゃないよ」
不信者かもしれないけど。
「ただ、その子に以前会ったことがあって、それで気になったんだ。ただそれだけなんだ。本当にそれだけなんだ」
「さっきよりは少しましになったけどやっぱりだめだ」
パーカーはカウンターで頬杖をする。
「大体仮にあんたが不審じゃなくても、相手の名前がわからなきゃどうしようもないだろ」
 パーカーは椅子に座りなおし、背もたれをきいきい鳴らす。
「うん……」
「もういいよ。誰にも言わないから帰れよ」
「ぎんぶちのめがねなんだ」僕は言う。「きらきらしているやつで、まるでそこに住みたくなるような」
「そんな眼鏡をかけている人はここにはいない」
「見渡す限り?」
「そお。そうだよ」
「ねえパーカー」
 パーカーの眉がぴくりと反射して顔が少しこわばる。こわばるということのはこわれるというわけではない。一瞬だけ太陽のきらめきの下にさらされるということなんだ。
「なんだって?」パーカーは言った。
「パー、カー」と僕は言う。
「なんだいそれは」
「君のなまえだよ」
「名前。それはちゃんとあるんだけどなぁ」
「でも僕は知らない。君の、なまえを知らないよ」
「そんなことないんだけどね」笑っている。「名前教えようか?」
「いらないよ」僕はいつの間にかカウンターに左肘をついてしゃべっていた。「もういいよ。帰るよ」僕はカウンターから離れることにする。
 あそうだ。そういえば。
「あれ、何か言うことがあったんじゃなかったっけ」
「いいや」僕は声帯につまずいた。わすれてしまった。

 僕はその病院を後にした。ガラス扉に触れて力を込めて押し開いた。そういえば消毒液のにおいで吐き気が込み上げていた。でもそれはさっきまでは気になっていなくて、今気になるようになったことだった。嘔吐のイメージが込み上げる。それは僕の食道をこじ開けて圧迫しようとする。あわてて手で口を押さえ蓋をする。空気の錠剤を口内に放り込む。前かがみになりながら、僕は背中が大きく痙攣していく分かっていく。セミの幼虫が孵化するようにノートルダムの奇形児のように背骨が広がっていく。ただの吐き気なのに。よたよたと、ふらあふらあってなりながら病院から遠ざかった。後ろが気になる。僕をこんな目に遭わす病院の存在が気がかりだ。振り返ろうか、でも、だめなんだ。そんなことしたら僕は瞬く間に嘔吐に囚われて腐敗人形になってしまうだろう。愛する僕を失うだろう。腐りついた心が地面に溶け落ち糸を引く光景を思う。そんなのプラットホームのチューインガムだ。迷惑な存在じゃないか。
 そうやって僕が葛藤していると、黒星さんが現れる。グラシアス。まるで彗星のように、グッドタイミング。
「こんなところにいたのか」
 彼は冷静に疲れていた。ぱりっと着崩していたスーツは埃だらけになってて、綻びもいくつか目立つ。でも顔立ちはいつもと変わらず、むしろ引き締まっているように見えた。
「そっちの用は済んだの?」僕は言った。
「済んだとも言えるし,そうとも言えない」
「へえ」
彼らしくない曖昧な言い方だった。普段の彼ならもっと愛のない言い方をする。
「まぁ、やつらはいくらでも沸いてくるからな。気泡を相手にしているような気分だよ」ちくしょう、と黒星さんは罵る。
「じゃあ仕事やめればいいじゃん」
「そうもいかない。この仕事はちゃんと各種手当てが充実しているんだ。やりようによっては休憩を多く取れるし、空いた時間には本も読める。自由なんだよ」
「俺は自由がいいんだ。好きな時に好きなことをする。こんなご時勢だけどそういうたいそうなものをもとめていたいんだよ。イェーイェー言って儲かる音楽家みたいにさ」
 それだけでいいんだよ。
「贅沢な理想だね」このご時勢に。
「誰かが好きだよって言わないと誰も嫌いだよって言えない」そして、そんなこともできなくなったなら、マッシュルームの肥やしにでもなってやるよ。
 そうだね、と僕はちゃんとうなずいた。
「ああ、別にそんなことはどうだっていい」と彼はうっとうしそうに言った。そして、「ほら」と顎で前方を指す。
「お前を家まで送る。それだけなんだからな」彼はいつも通り言い、どこからか調達してきたバスに乗り込む。僕も後に続く。ああ、このにおい。相変わらず吐きそうになる。僕はこの乗り物がやっぱり心底きらいだ。それが分かり、僕は僕を抱きしめる。
「気持ち悪いことしていないでとっとといくぞ」
 黒星さんはそう言い棄てる。ゴミ箱的発言だ。
 彼がエンジンをふかし、車内と車体が小刻みに揺れる。においと僕の嫌悪も揺れる。脳漿の一端がぴりりと辛くなり僕の視界が痒くなる。僕の家に向かおうとする黒星さんの背中をしばし見つめた後、僕はかねてから考えていたことを口にする。
「いいよ、今日は」と僕は言う。
「ああ?」黒星さんはきょとんと口を半開きにする。右足は半分アクセルにかかっている。
「今日は僕ん家じゃなくていいって言ったんだ」
 僕がそう言うと彼の顔色は見る見るうちに変わっていき「ほんとか」と信じられないような目で僕を見た。
「うん。別に」
「わかった」
 と彼はすぐにアクセルから右足を離し、車外へと転がるように出て行った。そして胸ポケットから携帯電話を取り出し、どこかへと電話をかける。GALAXY S 2は彼の大きな手にはいささか小さいような気がする。
 黒星さんはすぐに話し出す。電話の相手がすぐに出たからだ。たぶん以遠さんと話しているのだろう。それは黒星さんの口調で分かる。黒星さんには他にも上司がいるけど,中でも以遠さんはかなりシンプルな人だ.必要最低限の言葉でしか話してくれない。常に最小で最短だから最速なのだ。僕が初めて会った時はそうだったし、初めて会ったタイプの人間だった。そして苦手なタイプの人間だった。自身を自身で添削できる人間はどうも人間味に欠けていて、僕のタイプではない。
「往くぞ」
 10秒にも満たない会話だったろう。彼は電話を切った。黒星さんと以遠さんは僕の言わんとすることを把握し即座に対応した。プロっぽいね。さすがに。
「会社には大体20分くらいで着く」
「早いね」僕は素直に驚いた。
「俺の会社はどこにでもあるのさ」
 彼は右足でアクセルを踏みエンジンをふかす。そして僕を、僕の雇い主の元へと送り届ける。
 20分という半端な時間の中で僕は特に何もできなかった。バスの手すりに掴まり、黒星さんの荒っぽくも心地好い運転に身を任せる。とりあえずあのぎんぶちめがねのことを考えていたと思う。彼女はどこに向かってどこに消えて行ったのだろう。病院に向かっていったのは覚えている。あのどこまでも四角い病院。僕を異物として扱い、僕に嘔吐を与え、僕が排泄されたあの病院。パーカーにはなんとなく後ろめたさを感じていた。だって僕は粗雑だった。それぐらい僕にも分かる。銀色の手すりを握る手が湿り気を帯びる。僕のうすぼんやりとした思考は、下手な薪の煙のように白く濁ってまとまらない。なんとなく考えが決まりそうになると風に吹かれてどこかに去ってしまう。それを何度か繰り返して、やっとそれにも慣れた頃に車に、バスが止まった。ささやかな排気音が聞こえる。黒星さんの左足はブレーキを踏んでる。
「着いた?」
「着いた」
 僕はバスを降り、地に足をつける。会社を見上げる。
「会社」はあの病院に負けず劣らず普通の建物だった。窓があって壁があり、ヴぅんと空調設備の低い排気音が聞こえる。ただ、ちょっと驚いたのが、それは駅の近くにあるということだった。これじゃ中の人はやかましくて仕事どころじゃないだろうな。
「そんなことない。防音はしっかりしてるからな。外の音なんて聞こえない。別世界だよ」
 彼は、別世界だよ、という言葉にやや含みを持たせてそう言った。
僕はその言葉を無視して歩みを進める。会社の入り口の前には重たい大理石の塊があって、そこには「IRS」と(おそらく会社名が)無理やりスプーンでくりぬいたように文字が彫られていた。
「ずさんだなぁ」
「なにがだよ」
「こんなばればれなことして大丈夫なの?」仮にも世界を守っているんでしょ?
「別に」とぶしつけに彼は言う。「木を隠すなら森の中ってことだよ」
 いくぞ、と足早に彼は僕を追い抜かして会社の中に入って行った。僕もそれに続く。
 広いホールが僕たちを迎えた。床はつるぴかのリノリウム、天井は多角、真ん中には階段が、あとは適当にアイボリー色の無難な部屋が続いていた。この部屋は別に重要じゃない、そういう感じがひしひしと伝わってくる。
「階段をのぼる」
黒星さんが歩き出す。
「この先?」
「胸がどきどきするか?」
「なにをばかな」
「少しは緊張した方がいいぜ」
「それじゃなんだか負けたみたいだろ」
「緊張してるほうが分かりやすくていいのさ。互いに」
それはあんたたちの理由。
「お前のためにもなるけどな」
「それは僕が決めるよ」
「まだ子供のくせに」
「だまれよ」
「子供は決めるのが遅い」
「大人は決断が遅いよ」
「うるせえ」
「ばーか」
さぁついた。たのしかったろう?
 さあね。や、め、て。
「失礼します」
と黒星さんが言う。
「ああ」
 と部屋の奥から声がする。入り口からずっと奥に大きなテーブルがあった。上には何もない。机上の空論に適していそうだ。その後ろで足を組んで座っている人がいる。スーツを着て、きれいな格好をしている。スーツモデルをそのまま召喚したみたいだ。同時に猛烈な痛みが目を襲った。部屋には煙が充満していて、まるで世界中の狼煙を集めてきたみたいだった。しかし同時にかすかな糊のにおいがした。新築のにおいだ。この部屋はつくられたばかりなんだろう。僕はそれを一瞬で思考した。すごいだろう?
「おひさしぶりです」
「や、め、ろ」
 と声が言う。
「むにゃむにゃ笑うな気持ち悪い」
 声の主は僕を非難する。明らかにバリ罵詈だったけど、その人が言うと罵りではなく非難に聞こえる。悪意ほどプライベートではないが、感情がきちんと存在する言い方だ。
「以遠さん」
黒星さんが前に出る。
「さっさとやっちまいましょう」
 以遠さんはふっと息を吐き、口から煙が吐き出された。細めの指には茶色くて小さいタバコのようなものが挟まれている。吐き出された煙は黒星さんの顔にぶわぁとあたり、彼は顔をしかめる。
「またですか」
「いや違うんだ。タバコじゃない。葉巻だよ。リガシロだ」
 以遠さんはふっと息を吐き、この部屋をくゆらせる。
「あきらかに吸い過ぎですよ」
「いいんだよ。マナーは守ってる」
「換気ぐらいしてください」
「そんなことをしたら副流煙を楽しめないじゃないか」
 黒星さんは横に首を振る。
「それにため息をごまかせる。便利だよ」
 不憫な人だ。
僕はそして机の上でひときわ存在感を放っているものに言及する。
「この銃は?」
 それは西部劇の無精ひげを生やしたならず者が持っていそうな拳銃だった。リヴォルヴァー式ので、どでかい。およそ人を打つためにあるとは考えたくない代物だった。
「私のだよ」
「モデルガンですか」
「試してみるか?」
 僕は六回、空想に撃たれる。僕の笑顔に摩擦と回転による弾痕が穿たれた。
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