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モブときょうだい2
しおりを挟む「え…うん、なんていうか……娘?」
「どうして疑問なんですかオズ兄様!?」
「えー…」
だって色々事情が複雑だし?
「………娘?ふーん、そう?」
ジロジロと。遥がルクレツィアを頭の天辺から爪先まで品定めをするように見て……
「じゃあ姪っ子ちゃんだね」
ぱっと俺から離れてルクレツィアの手を取った。
「……なにこれ…めっちゃ可愛い……天使?」
そうだろうそうだろう。うちの娘は世界で一番可愛い。
淡々と呟くが、遥は可愛いものも綺麗なものも大好きだ。内心は大興奮とみた。
「お兄ちゃん、あたし、姪っ子ちゃんと遊んでくる」
「え…!?えっ、えっ!?ええ!?」
ルクレツィアの手を引いて。そう、SSSランク冒険者の力で強引に手を引いて、遥は出て行ってしまった。
「あー、じゃあ兄貴、オレもちょっとOHANASHIしてっくからよ」
え………
えええー…。
遼はテオに向かって「顔貸せ」と、顎で扉を指し示す。
……って、テオ。大人しくついて行かないでよ!?ちょっと!?
ええええええええええ……
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